「幼稚園教諭一種と二種は3つの違いがある」保育士と比較してみた!

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幼稚園の先生はどの人も同じと思いがちですが、厳密に言えば3つの免許があり、その中でも一般的なのが一種と二種です。ここでは幼稚園教諭一種と二種の大きな違いとなる3つのポイントを解説しています。

もし一種と二種どちらの取得を目指すべきか悩んでいる人は参考にしてみてください。また幼稚園教諭の他にも保育士の資格もあります。

同じようなイメージのある仕事ですが幼稚園教諭と保育士では大きな違いがあるのでチェックしてみてください。

【2024年日】
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幼稚園教諭の一種と二種の違いは大きく分けて『3つ』

チェックポイント

幼稚園教諭と言っても免許には一種と二種があります。厳密に言えば幼稚園教諭の免許には、さらに専修免許状もありますが、ここでは一種と二種の違いを解説しています。主に以下の3つの違いがあります。

幼稚園教諭の一種と二種の違いは大きく分けて『3つ』

【違い1】卒業する学校が違う

タブレットと並べられたビジネス道具

幼稚園教諭の一種と二種では、まず卒業する学校が以下のように異なります。

幼稚園教諭一種免許状 4年制大学卒業
幼稚園教諭二種免許状 通信課程を含む専門学校や短大卒業

つまり幼稚園教諭養成課程を修了し卒業すれば一種、短大や専門学校なら二種というわけです。そのため、大学受験時に一種を取得するか二種を取得するかが決まってくるのです。

基本的に、一種を取得したいのなら4年制大学、二種でいいというなら短大や専門学校を選ぶといいでしょう。また短大や専門学校を卒業したら二種しか取れないと思うかもしれませんが、その後でも指定の大学などで学べば一種を取得することもできます。

そのため、厳密には卒業する学校が同じでも最終的に一種免許の取得が可能です。

【違い2】給料や待遇が違う

退職金の計算

幼稚園教諭の一種と二種では給料や待遇に違いがあります。簡単に言えば一種免許のほうが給料が高くなっています。ただ厳密に言えば給料の違いは初任給に差が出るということであり、同じ年齢で比較したら必ずしも一種のほうがはるかに高いとは言い切れません。

それは一種と二種では同じ年齢で比較した場合に経験年数に若干差が出るからです。一種を取得するには4年制の大学を卒業しなければいけませんが、二種だと短大です。そのため、大学3年生の時には短大卒はすでに初任給をいただいている事になります。

4年制大を卒業した人が1年目の時には二種の人は3年目ということになり、若干給料が上がっているケースも多いです。ただそれでも一種のほうが高くなることも多いですし、1年目の幼稚園教諭のほうが給料が高いとやりきれない気持ちにもなるでしょう。

【違い3】将来性が違う

指をさす女性

幼稚園教諭の一種と二種では将来性にちょっと違いが出てきます。一般企業でも高卒と大卒では出世コースが違うといいますが、幼稚園教諭でも同じことが言えます。二種だと多少の出世はあっても園長になることはできません。

将来的に園長になれるのは一種以上の免許がある幼稚園教諭となります。園長になれば給料も多くなるでしょうから、そういった面からみて将来的にも給与面で一種と二種では差がついてしまうことが多いのです。

また将来的に幼稚園教諭ではなく他の教育関係の企業に転職したいという時でも、4年制大学を卒業している一種免許を取得している人のほうが選択肢の幅が広くなります。

ワンポイント
もし将来的に出世したいという目標があるなら、一種免許取得を目指したほうがいいでしょう。

就職する際は幼稚園二種で問題なし

質問をする面接官

就職のことを考えると、幼稚園教諭二種よりも幼稚園教諭一種を取得したほうがいいのではと思うかもしれません。ですが、一般の幼稚園教諭として幼稚園で働くのであれば、幼稚園教諭二種で問題ありません。

むしろ就職しやすさを考えると、幼稚園教諭二種のほうが給料が安く済むので保育園側では採用しやすいという面もあります。実際に幼稚園の先生として働くのであれば、仕事内容は一種も二種も変わりありません。

それならば給料が安く、そして若い幼稚園教諭二種の人を雇ったほうがいいというわけです。もちろんそれは幼稚園によって異なりますから一概には言えませんが、幼稚園教諭二種だからと言って幼稚園での仕事に制限があるということはないので、二種で問題ないのです。

働きながら二種から一種に切り替え可能

50代女性の面接

とりあえず幼稚園教諭二種を取得していたが、やっぱり将来的には園長にもなりたいし、転職することを考えたら幼稚園教諭一種にしておけばよかった、と後悔する人もいるでしょう。ですが、幼稚園教諭二種の人でも働きながら一種に切り替えることもできるのです。

二種から一種に免許を切り替えるには、二種免許を取得した後、幼稚園教諭として5年以上の勤務実績があり、各自治体が定める養成機関で所定の単位を取得する必要があります。

ですので、二種を取得してからでも、働きながら一種に切り替えできるのです。そのため、幼稚園教諭二種を取得したものの、園長を目指したいと思ったら働いきながら一種の免許を取得して園長になることができます。

一種か二種か迷っている人はとりあえず二種でもいい?

そうですね。切り替えられるので一種か二種か迷っている人はとりあえず二種を選んでもいいでしょう。

【比較】保育士と幼稚園教諭を比較してみた

チェックに指差し棒

保育士と幼稚園教諭は何となく同じような仕事と思うかもしれません。また最近は幼稚園と保育園の機能を持つ認定こども園が増えてきており、両方の資格を取得したいと思う人もいます。ここでは保育士と幼稚園教諭の違いを比較しています。

【比較】保育士と幼稚園教諭を比較してみた

【平均給料】保育士と幼稚園教諭を比較

保育士

保育士と幼稚園教諭では幼稚園教諭のほうが圧倒的に給与が高いというイメージがあるかと思います。保育士と幼稚園教諭を平均給料で比較してみると、以下の通りです。ちなみに2018年の厚生労働省統計による月給と年間賞与の比較になります。

保育士 平均月給23万9,000円 年間賞与70万円
幼稚園教諭 平均月給24万1,000円 年間賞与70万6,000円

これで比較するとやはり幼稚園教諭のほうが平均給料は高いことがわかります。ですがそれでも大きく差があるわけではなく、年間の給与総額でも3万円程度しか差がないことになります。

そのため保育士と幼稚園教諭では、給料の違いはほとんどないともいえるでしょう。ただ、これはあくまで平均ですので、雇用形態や公立・私立でも大きく異なります。

給料明細と電卓
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【仕事内容】保育士と幼稚園教諭を比較

面接をする女性

保育士と幼稚園教諭の仕事内容は、就学前の子供を預かるという点では同じですが、厳密にいうと以下のような違いがあります。

働く場所 保育士:保育園、企業内保育所、児童養護施設など 幼稚園教諭:公立・私立幼稚園
預かる時間 保育士:原則8時間 幼稚園教諭:4時間
預かる子供の年齢 保育士:一般的に0歳児から5歳児 幼稚園教諭:満3歳から
活動内容 保育士:保育がメイン 幼稚園教諭:勉強と運動を取り入れた活動

このように幼稚園教諭は学校教育法を基にしており、あくまで教育が根底にあります。そのため保育士を管轄するのは厚生労働省なのに対し、幼稚園教諭は文部科学省の管轄となっているのです。

なんとなく就学前の子供と遊ぶというイメージがありますが、根本的に仕事の内容が違っているのです。

【資格内容】保育士と幼稚園教諭を比較

メモを書く

保育士と幼稚園教諭は資格も全く違うもので、どちらが上位資格ということではありません。保育士と幼稚園教諭の資格は以下のようになります。

保育士 保育士資格
幼稚園教諭 第1種免許状、第2種免許状、専修免許状

またこれらの資格を取得する方法も異なります。保育士になるには、以下の2つの方法があります。

  • 年に2回実施される保育士資格試験に合格する
  • 厚生労働大臣が指定する大学や養成施設にて所定の単位を取得し卒業する

そして幼稚園教諭になるには、免許によって以下のような取得方法となります。

第1種免許状 4年制大学で幼稚園教諭養成課程を修了し卒業する
第2種免許状 短大・専門学校を卒業する
専修免許状 4年制大学を卒業後、大学院にて修士課程を修了する

まとめ

幼稚園の看板

このように幼稚園教諭といっても3つの種類があります。とはいっても、一般の幼稚園の先生として働くだけであれば一種でも二種でも変わりはありません。ただ同じような仕事と思われがちな保育士とは資格も厳密な仕事内容も変わってくるのです。

ですので、まずは保育士になるか幼稚園教諭になるかによって、高校を卒業した後の進路が変わってきます。ここで紹介した比較を参考にして選んでもいいでしょう。もし幼稚園教諭になるのであれば、とりあえず二種を取得するのも1つの方法です。

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