「保育士に転職したい…独学で試験は合格できる?」おすすめ勉強方法

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一般的な企業は人手をどんどんカットする方向になっている中、保育士は人手不足が叫ばれています。こうした現状を考慮して転職先に保育士を選ぶ人も少なくありません。ただ保育士として転職して、正職に就くには資格が必須です。

国家資格である保育士資格を取得しないと、正規での雇用はありません。そのため保育士資格取得に向けて勉強する人も多くいます。

一般的には専門学校や短大、大学などで学ぶイメージですが、最近では通信教育などを利用した独学での学習も多くなっているそうです。そこで独学で保育士資格の勉強をする方法を調べてみました。

【2024年日】
保育士転職の最新情報

今月は保育士さんが転職活動を開始するのに絶好のタイミングです。なぜならこの時期は、転職市場の最繁忙期を超え、保育園側も採用に力を入れる時期だからです。

一方で条件が良い保育園は求人数が限られているため、できるだけ早く転職活動を開始すべきです。

実際に保育士の私が利用した転職サイトが『保育士ワーカー』と『マイナビ保育士』です。

私は東京在住なので一番役に立ったのが『マイナビ保育士』でした。関東圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)にひときわ強い保育士専門の転職サイトとして有名です。

その他の地域にお住いの方におすすめなのは保育士ワーカー。こちらは関東圏含め、全国に対応した保育士転職サイトです。

『マイナビ保育士』『保育士ワーカー』は一般に公募しない"非公開求人"もあります。転職を考えている方はもちろん、今は転職できなくても登録だけはして情報を逃さないようにしましょう。

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「保育士試験を独学で合格できる?」試験の基礎知識から合格率まで

パソコンを見ながら悩む女性

そもそも保育士の試験は、独学でも合格できるものなのでしょうか。そこで保育士試験の基礎的な知識から、合格率について詳しく調べてみました。これから転職をしようと考えている人は、一度この数字を見て確認してみるといいです。

試験の基礎知識から合格率まで

保育士試験の大まかな概要

チェックポイント

では大まかな保育士試験の内容を確認していきましょう。

  • 試験は春と秋の年に2回行われている
  • 試験の内容は学科と実技の2つある
  • 学科試験は2日間で合格すると、実技試験に進める
  • 学科試験は9科目あり、1科目につき60分の試験
  • 合格ラインは60点
  • 教育原理と社会的養護については1科目50点満点各科目30点で合格
  • 9科目すべて合格しないと実技試験に進めない
  • 1度にすべての学科試験を合格しなくても良い
  • 1度合格すると3年間は次の試験で免除される

などが代表的なものです。9科目もあるため試験料を支払う余裕がある場合は、一度の試験で半分の合格を目指すといいでしょう。残り半分は次の試験で合格を目指す形でも問題ありません。

保育士資格の試験を受験する資格

タブレットと並べられたビジネス道具

転職をするために保育士の資格取得を目指すのなら、先ずは資格試験を受ける条件を確認しておきましょう。残念ながら保育士の資格試験は、誰もが受けられる条件にはなっていません。

  • 大学卒業
  • 大学を中退または、在学中の場合は62単位を修得、修得見込み
  • 短大卒業
  • 短大卒業見込みである
  • 2年以上通う専門学校を卒業
  • 2年以上通う専門学校を卒業見込みである
  • 平成3年3月31日以前に高校を卒業
  • 平成8年3月31日以前に高校の保育科を卒業
  • 高校卒業した後に児童福祉施設にて2年以上、かつ2880時間以上の実務経験がある
  • 中学卒業後に児童福祉施設にて5年以上、かつ7200時間以上の従事経験がある

このうちいずれか1つを満たしていれば問題ありません。平成3年3月31日以前の高校卒業者は、保育に携わっていなくても受験資格があります。生年で言うと昭和47年以前の人が対象です。

保育士試験の合格点&合格率

メモをする手

次に保育士試験の合格点と合格率を確認しましょう。合格点ですが、これは先述したように学科試験では1科目100点満点で60点となっています。

ただし教育原理と社会的養護のみは2科目で100点満点です。1科目50点で、30点で合格になります。ここで1つ注意したいのは、いずれも30点以上を取得しないと合格にならない点です。

ここに注意!
例えば教育原理40点、社会的養護20点でも合計すると60点になりますが、合格となるのは教育原理のみなので注意しましょう。

合格率は以下の通りです。

2014年度 19.3%
2015年度 34.3%
2016年度 25.8%
2017年度 21.6%
2018年度 19.7%

厚生労働省が発表している数字です。難関資格ほどの数字ではありませんが、簡単に受かる試験でもありません。

保育士試験を独学で受けるメリット・デメリット

保育士試験を独学で受けるメリット・デメリット
メリット デメリット
保育科に通わなくてもいい 実技試験の対策が難しい
費用を安く抑えることができる セルフマネジメントが難しい
仕事をしていても自分のペースで勉強できる 最新情報を自分で追う必要がある

次に保育士試験を独学で受けるメリットとデメリットについて考えてみます。独学で受けることのメリットは多いですが、その反面でデメリットになる部分も存在します。ですので両方の点を勘案して決めるといいでしょう。

保育士試験を独学で受けるメリット

ガッツポーズをする保育士

では保育士試験を独学で受けるメリットから考えます。

  • 保育科に通わなくてもいい
  • 費用を安く抑えることができる
  • 仕事をしていても自分のペースで勉強できる

この3つが代表的でしょう。保育士の資格は保育学科に通っていなくても受験できるのが特徴です。大学や短大、専門学校に通っている学生であれば、在学中でも資格取得ができます。

社会人になって保育士への転職を考えていても、学校に通う必要がないのは大きな魅力でしょう。また費用が安くなるという点も大きいです。

ワンポイント
学校に通う場合は年間に100万円ほどの費用がかかります。通信制の大学でも、30万円~50万円程度はかかるでしょう。ですが通信教育などであれば、平均して10万円以下で受けられます。自分のペースで学習が進められるのもポイントです。

保育士試験を独学で受けるデメリット

考える保育士

反対に保育士試験を独学で受けるデメリットも考えてみましょう。

  • 実技試験の対策が難しい
  • セルフマネジメントが難しい
  • 最新情報を自分で追う必要がある

独学で保育士資格を目指すのに難しいのが実技試験です。通信制大学では実技試験対策のためのスクーリングが用意されていたり、通信教育の講座だと別途有料の実技試験対策講座があります。これらを利用するのも1つの方法でしょう。

また独学は自分のペースで学習を進められますが、逆に言えばすべての管理を自分でしなくてはいけません。そのためセルフマネジメントをする能力が低いと、途中で挫折してしまう可能性も高いでしょう。

保育士資格の試験は5年前の過去問でも古いと言われます。それだけ最新情報を得る必要があるのです。特に子供の虐待や制度関連の問題は近年のニュースから出題されることもあります。

《全5ポイント》保育士試験を独学で受ける方におすすめしたい勉強法

チェックポイント

最後に保育士試験を独学で勉強する時に、おすすめしたい勉強方法を紹介していきます。ポイントになるのは5つです。この5つの方法をしっかりと押さえておけば、学科試験にも期待ができるでしょう。

サービス業は大きく分けて『6つの職種』がある

【ポイント1】過去問や予想問題を何度も解く

本を持つ女性

保育士の資格試験で最も効果的なのは、過去問や予想問題集を繰り返し解いていくことです。基礎的な学習を終えた後の話ですが、テスト前ににはしっかりと練習をこなしておきましょう。

前段で説明したように保育士の資格試験は、最新の情報から出題される傾向が強いです。そのためニュースなどにも目を通すようにしてください。

最近だとフリマアプリなどで、過去の問題集などが安く販売されています。ですが情報の古いものは参考になりません。

  • よく間違える問題をリストアップ
  • リストアップした問題を繰り返し解く

といったことを行うと、より効果的な学習ができます。スマホを使っている場合は、ホーム画面に問題を表示するようにしておくと、いつでも頭に入れておけるでしょう。

【ポイント2】テキストや問題集は最新版を選ぶ

パソコン使う女性

独学で保育士の試験を勉強する時には、テキスト選びも重要です。特に考えておきたいのは、最新のものを選ぶようにすることでしょう。

古い問題集は参考にできないケースも少なくありません。そのため最新の物を必ず選んでください。

  • 文字が多いもの
  • イラストが多いもの

などのようにテキストによって内容が異なります。この時に自分にあったものを選ぶようにしてください。解説はしっかりしている方がいいのか、それとも分かりやすい方がいいのかなどが目安になります。

【ポイント3】量をこなして問題を解く

指をさす保育士

独学で保育士資格を目指す時のポイントは、とにかく量をこなすことです。中には記憶力が良い人がいて、一度解いた問題は忘れないということもあるでしょう。ですが多くの人は結果を出すために、量をこなす必要があります。

それだけ多くのテキストが必要になると言うわけではありません。同じ問題集でもいいので、何度も繰り返し解くようにするといいでしょう。そうすることで解き方も理解できますし、回答時間そのものも短くできます。

【ポイント4】あらかじめ間違える箇所を見つける

面接を受けている女性

独学で勉強をしている場合、どうしても陥りがちなのが完璧に解こうとする点でしょう。保育士の資格試験では100点満点で60点、50点満点だと30点を取れば合格できます。ですので完璧を目指す必要はありません。

最初に問題全体に目を通してみて、分からなそうだなという問題は後回しにて先に分かるところから回答していくといいです。この判断をするためにも、テキストの量をこなしておく必要があるでしょう。全科目満点をとる必要はないので、ある程度の割り切りができるように訓練してください。

【ポイント5】実技対策をする

転職に悩む女性

独学で保育士の資格試験を受験する時の難関が実技試験です。

  • 音楽表現
  • 造形表現
  • 言語表現

の3つの中から2つを選んで受験することになります。実は実技試験のみの合格率を見ると、例年8割を超える数字があります。ですので難しく捉える必要はありません。例えば音楽表現はコンクールではなく、飽くまでも子供に聞かせることが前提です。

ですので難しい曲を弾く必要はありません。簡単な楽曲を選んでも問題ないのです。これは言語表現や造形表現でも同じになります。これが正解というものはないので、動画などを探して対策を行うといいでしょう。

もし不安があるのなら通信教育の講座を使うのも1つの方法です。保育士資格の講座と合わせて、別途有料の実技試験対策講座が用意されているケースも多いので、そちらを上手に利用してください。

まとめ

保育士試験の勉強

保育士に転職をするために独学で勉強する方法についてでした。保育士は正職に就くためには資格が必須です。ただ受験資格が比較的に緩めになっているので、学校には通わず独学で勉強をして合格する人も少なくありません。

独学で保育士の資格を取得する方法としては、通信教育の講座を受講したり、販売されているテキストを購入するのが一般的です。また最近では通信制の大学を利用する人も多いので、自分にあった方法を選択してください。

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