保育士は結婚を機に転職すべき?後悔しないための結婚後の選択肢!
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保育士でも時期が来れば結婚することでしょう。ただ保育士の結婚の場合、OLなどは違って様々な問題が出てくることが多いです。働ける時間が制限されたり、妊娠すれば活動も制限されることも出てくるでしょう。
また退職するにもタイミングによっては園に多大な迷惑をかけてしまうことにもなりかねません。ですので結婚後は退職するのか働き続けるのか、働き続けるにしてもどんな勤務形態にならざるを得ないのかも考えておく必要があります。
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今から考えるべき保育士で結婚後の選択肢
保育士が結婚する、もしくは結婚目前という場合、保育士としては結婚後どうすべきか考える必要があります。選択肢としてはいくつかあります。
それぞれにメリット・デメリットがあり、望み通りいかないケースも出てきます。結婚する前から、その後の生活を想定してどうすべきか今のうちから考えておきましょう。
【1】同じ職場で働き続ける
結婚後も同じ職場で働き続けるメリットとしては以下の通りです。
- 慣れている職場なので働きやすい
- 子供や保護者、園にとっても変わりなく働いてくれるのでありがたい
- キャリアを積むことができる
- 産休・育休後も復帰しやすい
本来なら同じ職場で働き続けたいと思う方がほとんどでしょう。ただ、結婚後はそれがデメリットとなることもあります。起こりうるトラブル、デメリットは以下の通りです。
- 結婚後の引越しで通勤が難しくなる
- これまで通りの仕事内容なら夫や家族との関わりが少なくなる
- 妊娠したら安定期に入るまで、もしくはつわり等で活動・仕事が制限される
- そもそも産休・育休制度がなければ退職せざるを得ない
- 子供を作るタイミングが難しい
などがあります。
【2】他の園へ転職する
結婚してやむを得ず今の職場は退職しなければいけないというケースもあります。他の園へ転職することのメリットは以下の通りです。
- 自分のライフスタイルに合った保育園で働ける
- 保育士として違った経験もできる
- 引越し後の通勤が楽になる
- 産休・育休制度があれば、継続的に働き続けられる
- 同じ境遇の保育士がいれば気持ちが理解してもらえる
ただし、他の園に転職することはいろいろな不都合やデメリットがあるので確認しておきましょう。
- 条件に合う園や施設がなかなか見つからない
- 働いてみないと園や施設の内情がわからない
- 良好な人間関係を築くまで時間がかかる
- 役職やキャリアがリセットされてしまう
などがあります。
他の園に転職するのはためらってしまうね…。
そうですね。他の園に行くとなると、同僚や子供達とお別れすることになるので寂しさも出てきてしまうでしょうが、メリットもあるので考えましょう。
【3】結婚を機に退職する
結婚したら子供を産んでひとまず専業主婦になるという保育士の方もいるでしょう。園での仕事は肉体労働ですし、残業になることも多いです。妊娠して働き続けるにしても、身体への負担が大きいものです。妊活するにも退職が一番かもしれません。
また、子供ができればこれまで通り長時間労働もできなくなることもしばしばあります。また、子供の運動会やお遊戯会なども自分が勤める園と同じ日になることも多く、どうしても職場を優先せざるを得なくなり、子供との時間も少なくなります。
結婚をして保育士をやめる人ってどれくらいいるの?
実際に結婚を機に保育士をやめる方は、退職者の約3割を占めるそうです。
子育てと保育士の両立は難しいからやめてしまえばいいんだ!
ただ、退職しても保育士としての資格や経験があれば、子育てが一段落してからの再就職しやすくなりますので安心してください。
【4】正社員からパート勤務・時短勤務になる(転職も)
結婚してからも保育士として働く難しさは、勤務時間の長さがあります。保育士は残業も少なくなく、家族と過ごす時間も少なくなりがちです。保育園や幼稚園に預けるにしても送迎もあるため、これまで通りの勤務も難しくなります。
そんな時には正社員ではなくパート勤務や時短勤務に変えるという選択肢もあります。それであれば家族との時間も子供の送迎も可能になり仕事と家事・育児の両立もできるでしょう。ただ、今働いている園でその勤務形態が可能かわかりません。
もし無理な場合は、パート勤務・時短勤務が可能な園に転職する方法もあります。
結婚後も保育士を続けるならおすすめは「パート」
結婚後も保育士として働き続けたいと思う方は少なくありません。ただ現実として結婚すればこれまで通り正社員として働き続けるのが難しくなることも出てきます。そんな時はパートという選択肢もあります。パートのメリットは以下の通りです
- 家族との時間を十分に確保できる
- 子供の運動会やお遊戯会にも参加できる
- 子供のお迎え等のため定時で帰っても問題ない
- 妊娠した時も比較的退職しやすい
- 勤務時間が短いので、人間関係のトラブルも少ない
- 精神的・体力的な負担も軽減される
ただしパートとなれば、どうしても勤務時間も少なくなりますし、正社員ではないので給料面はダウンしてしまうでしょう。そして最初からの条件だからといっても、イベント前などの忙しい時に定時で帰るのは心苦しさもあります。
職場への結婚報告をするベストな時期・タイミング
結婚することが決まったら職場に結婚報告することになります。職場に結婚報告するにもベストな時期・タイミングがあるものです。また報告の際には入籍や結婚式の予定なども伝えるでしょうから、その時期も考えましょう。
結婚の報告はまずは園長から
結婚の報告はなんとなく仲の良い同僚から伝えたいものですが、まずは園長から先に伝えるのが望ましいでしょう。園を経営していく上では、退職するなら新しい保育士を探す必要もありますし、他の保育士との兼ね合いも出てくるからです。
そしてなにより本人ではなく、他の保育士から先に園長の耳に届いてしまうのがよくありません。
先に同僚に報告したいんだけど園長に報告が先なんだね!
園長は抜けたあとのことを考えないといけないから先に報告してもらわないと困るのだ。
また報告する意思があっても、園長としては結婚報告が上司である自分に報告がないと思ってしまうでしょう。
年度途中・途中退職は極力避ける
結婚報告そのものは、園長や保育園全体が忙しい時期を除けばいつでも構わないでしょう。重要になるのは、結婚して退職するつもりの場合です。一般的な会社なら、3ヶ月ほど前までに退職の旨を伝えればいいでしょう。
保育園でも原則として同じですが、年度途中・途中退職は園や保護者、そして子供たちに負担をかけてしまうことになります。ただでさえ保育士不足なのですから、急に辞められては困ります。早めに結婚報告をして退職なら年度変わりのタイミングにしましょう。
保育士は再就職しやすい職種
結婚しても保育士をやめたくないと思っていても、現実的に今の職場で働き続けるのは難しいケースもあります。また、妊娠・育児のために一時的に退職するものの子育てが一段落したら再就職したいという方もいるでしょう。
ただ退職して再就職できるのだろうか、またパートなど特殊な条件付きでの就職はできるか、という不安も少なからずあるはずです。ですが、今は多くの保育園で慢性的に保育士不足になっているため、他の職種に比べて再就職はしやすい職種です。
特に保育士としての実績があればより好条件で採用される可能性はあります。ただ勤続手当や役職手当などの手当ては少なくなる可能性もありますし、パート勤務や短時間勤務になればなおさらです。そういった点も頭に入れておく必要があるでしょう。
結婚後も働きやすい職場を転職で探す方法
本来なら結婚後も同じ保育園で働き続けたいと思うものでしょうが、現実的に難しいこともあります。転職せざるを得ないケースでも、できることなら働きやすい職場に転職したいと思うものでしょう。
特にパート勤務、短時間勤務などを希望する方、もしくは育休・産休が取れる職場に転職したいなど、事情がある方はなかなか思ったような職場が見つけられない場合もあります。また、引越しで地域が変われば職場の情報も入手しにくくなるでしょう。
そんな方は転職サイトを利用するのも一つの方法です。転職サイトは無料で利用できますし、希望条件に合った職場を見つけてくれます。
転職サイトなら次の職場を見つけやすいんだね!
そうです。また、次の職場だけでなく、結婚後の働き方について円満退職のアドバイスなどもしてくれるので、とても参考になるでしょう。
女性の多い職場だからこそ配慮を忘れずに
近年は男性保育士も増えてきているとはいうものの、まだまだ圧倒的に女性が多い職場です。園によっては、同じ境遇の保育士が多数在籍している場合もありますが、その一方で、結婚していない若い保育士が多い園もあります。
そうなると、仕事と家庭の両立の難しさを理解してもらえないこともあるでしょう。逆に、自分が残業をすることで同じ境遇の保育士にも負担をかけることもあります。女性が多い職場だからこそ、いろいろ配慮しなければいけない点もでてきます。
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まとめ
結婚は女性にとって人生最大のイベントです。好きになった男性と一緒になるわけですから喜びもひとしおでしょう。ただ保育士は慢性的な人材不足であり、残業も多い職種になり仕事と家庭の両立も難しい面があります。
そのため、結婚して短時間勤務にならざるを得ない方や、妊娠・出産のため転職・退職せざるを得ない方も出てきます。
一般的な会社なら、早めに伝えておけば寿退社も喜ばれるでしょうが、保育士の場合は結婚のタイミング、退職のタイミングも考えないといけません。
また妊娠してギリギリまで働くにしても活動が制限されることも出てきます。ですので、どのような形にしても、できるだけ園には迷惑をかけない形をとらないといけないでしょう。それを踏まえて結婚も進めていく必要があります。