保育士を”1年で転職する人”が遭遇するデメリットと対策方法!
※当ページには広告が含まれています。
保育士は日常的に子供と接することが出来る職業のため、子供好きの方は保育士に憧れる人も多いでしょう。とはいえ保育士の仕事内容は子供のお世話をするだけではなく、事務仕事や保護者対応など多岐に渡ります。
また保育士の仕事は体力や気力も必要な大変な仕事のため、熱意を持っていざ働いてみても1年が終わる頃には辞めたいと感じるケースも多いです。1年で転職を希望する場合には、どうするのがベストなのかを学んでいきましょう。
早期退職でも転職エージェントに頼ればスムーズに問題なく転職できるのでおすすめですよ!
保育士を1年目で退職・辞める主な『5つの理由』
保育士になるために学生の頃から専門の学校に通ったりと、志を持って準備してきた人がほとんどのはずです。そんな憧れの職業である保育士に就いたにも関わらず、1年で退職を考えてしまう理由は一体何なのでしょうか?
【理由1】保育士に向いていない(失敗・ミス・動けない)
保育士が1年で転職を考えてしまう理由の一つとして、保育士に向いていないと感じてしまった場合があるでしょう。例えば些細な失敗やミスで周囲に迷惑をかけてしまい、落ち込んで自信をなくしてしまう人も多いです。
保育園という環境は、小さな子供を相手にする場所のため、命に係わる危険性とも隣合わせです。そのため小さなミスが命取りになることもあるため、経験不足の1年目の場合には先輩に注意されることも日常茶飯事でしょう。
またどんな風に動いたらよいのか分からないというのも、1年目特有の悩みで誰もがぶち当たる壁でもあります。上手くいかない日が多すぎて自己肯定感がどんどん損なわれてしまうため、退職が頭をよぎってしまうのです。
【理由2】仕事量が多い&給料が安い(待遇面)
1年で保育士を辞めたいと感じる理由として、仕事量が多く給与が安いことから割に合わないと感じてしまう点もあげられます。保育士の給与の低さに関しては、社会的な問題として指摘されていますし大半の人が知っています。
給与が安いことを知ったうえで、要は覚悟のうえで保育士になったとしても、あまりの仕事量の多さから職業そのものに魅力を感じなくなってしまうこともあるでしょう。実際給与が低いと、以下のような不都合が生じます。
- 自分の仕事を正当に評価してもらえていないと感じる
- モチベーションが上がらずやる気がおきない
- 生活面で犠牲を強いられることになり、仕事に集中できない
- 切り詰めた生活になったり、そもそも生活自体が成り立たない
【理由3】いじめ・パワハラ・モラハラなどの人間関係
保育士というのは得てして忙しく、大変な仕事であるのは間違いありません。そのため働いている職員に余裕がなくなり、いじめやパワハラなどが生じやすく、それが原因となり1年で辞めてしまいたいと思う人も少なくないです。
また保育園で働く職員は女性が中心となりますので、人間関係のいざこざが発生しやすいです。仕事内容が退職理由なわけではなく、このようないじめやパワハラ、モラハラが原因の場合は、より深刻な状況とも言えるでしょう。
精神的に過酷な職場で働く状況ですと、心身共に疲弊してしまいますし体調を崩す可能性も多いにあります。人間関係で悩んでいる際には、追い詰められてまともな判断が出来なくなってしまう前に対処することが求められます。
【理由4】うつ・体調不良
保育士という仕事は非常にハードで、満足に休憩を取れない日もざらにあります。また残業なども多いですし、時には自宅に持ち帰って制作物の作成にあたるなんということもあり、充分な休息により身体を休めることが難しいです。
このようにとても忙しい仕事のため、体調面に不調をきたしてしまう人も多くいます。特にまだ仕事に慣れていない1年目の方ですと、予想以上に大変な現実に、体調面だけでなく精神面で悪影響が出ることもあります。
うつや体調不良になってしまった際には、やはり自分の身体第一で治療にあたる勇気が大事でしょう。
【理由5】結婚(寿退社)・妊娠
保育士1年目であったとしても、結婚や妊娠が理由で退職を考えている人もいるでしょう。保育園で働いている職員は結婚適齢期の女性が多いですから、こういった問題での退職は案外身近なものだったりします。
特に妊娠の場合には子供に接することが中心の仕事ですから、身体への負担を考えると退職した方がよいかもしれません。思いがけず子供とぶつかったりする危険性も高いですから、赤ちゃんに影響が及ばないよう注意しましょう。
正当な理由があれば保育士の退職は影響なし
保育士を1年で辞めることを検討している場合、気がかりなのはその期間の短さでしょう。一般的に保育士に限らずに1年で退職となると早いため、以下のようなデメリットがまずは思い浮かぶのではないでしょうか?
- 悪いイメージをもたれ転職がうまくいかない
- 家族や友人など周囲の人の目が気になる
- 1年で辞めたという事実が自分にとって自信の喪失になってしまう
確かに1年での退職が早いのは間違いありませんが、1年目での退職すべてが悪いわけでは決してありません。
むしろ正当な理由がある際には、1年目での退職が正しい判断である場合も多いに存在します。
正当な理由があったら1年目で退職をしても問題はないんだね!
そうです。きちんとした理由があっての退職であれば周囲も納得しますし、転職活動にも影響はそこまで及ばないでしょう。
今の環境で無理をするよりも新しい環境で頑張った方がよほど自分の為になるという可能性もあります。
保育士を1年で退職・辞める『3つのデメリット』
1年での退職というのは、保育士でなくても世間的には早すぎる退職になりますのでデメリットも少なからずあります。
問題なのはデメリットを知らずに何となく辞めてしまうことですから、まずはデメリットを知りましょう。
【デメリット1】転職の希望を打ち明ける時
転職の希望を打ち明けるにあたり、1年目での場合など早すぎる退職の時にはかなりの確率で気まずさを感じる可能性が高いです。ベテランの先生が辞めるのと異なり、理由を深く探られるものと思っておいた方がいいです。
理由を聞かれた時に、例えば病気療養のようなやむを得ない事情がある場合には事なきを得るでしょう。しかしながら理由があいまいな時には、快く退職を受け入れてもらえない可能性もあるためしっかりと準備をしましょう。
【デメリット2】周りの目が冷たくなる
保育士を1年で退職するにあたってのデメリットとして、周りの目が冷たくなるという可能性があることを心得ておきましょう。もちろん退職を告げた際に周囲がどのような反応をするかは、その人自身によるところが大きいです。
とはいえ来年度はいないことを知った瞬間に、態度が冷たくなるような人も中にはいます。これまで仲良くしていた同僚であっても急に態度がよそよそしくなる危険性もありますので、退職を告げるタイミングは非常に重要です。
しかしながら周りの目を気にしていてはいつまでたっても退職できません。1年目で辞める時ならず、何年も勤めたにも関わらず冷たくなるような職場も少なからず存在しますので、開き直ってしまうことも時には必要でしょう。
【デメリット3】面接で不利になる可能性(今後の影響)
今の職場におけるデメリットは、言ってしまうと辞めてしまえば関係ない話ではあるため、過剰に気にする必要はないでしょう。しかしながら辞めた後で発生するデメリットに関しては、よく考えたうえで退職を決めるべきです。
保育士を1年で辞めた後に生じる一番心配しなければならないデメリットは、転職活動において不利になる点です。1年という短さでの退職の場合、やはり面接先としては何か理由があるのか気にするのが普通です。
1年で退職をしたという事実は、どうしてもネガティブな印象をもたれやすいですからその点に関しては覚悟をしなければなりません。
1年で辞めてしまったようなやつを採る気にはならんな!
やっぱり1年で辞めてしまうような人って印象は強いんだね…。
1年で辞めたからといって転職先が絶対に見つからない訳では決してないです。正直、足枷にはなってしまうものの、それを補えるようにやる気をしっかりと上手にアピールすることができれば転職先は見つかります。
世の中には1年足らずで退職したとしても、次を見つけられた人は山ほどいるから安心してください。
転職時の気まずさを減らすのにやるべき『3つの辞め方』
どうせ転職するのであったとしても、転職時の独特の気まずさを減らしたいのは人間の心理として当然です。ポイントを押さえ上手に立ち振る舞うことができれば、精神的な負担も少しは軽減できますので辞める際の参考にしましょう。
【1】仕事は年度末までやり抜く&引き継ぎを丁寧に
年度末での退職の場合、一つの区切りであることから辞めるうえでのタイミングとしてはベストです。そのため、しっかりと年度末まで仕事をやり抜くことができれば、残された人への負担は最小限に抑えることが可能です。
ですからしっかりと年度末まで仕事をやり抜く姿勢を見せ、引継ぎをきちんとおこなうことが気まずさを減らすために大切です。負担をかけまいとしている様子をアピールし伝われば、周囲の人も自然と優しくなります。
【2】退職する話を必要以上に話さない
問題を起こさずスムーズに退職するためには、退職する話は同僚などに必要以上に言わないように心がけましょう。といいますのも、退職話をすることで以下のようなデメリットが生じ、気まずくなってしまう可能性があるからです。
- 今の職場に不満があるように伝わる
- すでに気持ちが辞めた後に向いているように伝わる
- 仕事に対してやる気がないと思われてしまう
このように退職の話をすることはデメリットの方が大きく、いい加減に仕事をしていると捉えられてしまう危険性があります。
【3】保護者の挨拶は一人ずつ行う
退職するにあたって行わなければならない業務の一つとして、保護者への挨拶があげられます。退職する旨を伝えるのは気まずさが伴いますが、挨拶は一人ひとりに丁寧におこなうことが社会人のマナーとしても大事です。
既に退職をする職場であったとしても、街中などで偶然保護者の方に会う可能性もあるでしょう。きちんと挨拶をしておくことは、自分の退職するうえでの負担を軽減するためには重要ですから、真摯に取り組みましょう。
辛い・しんどい…限界なら我慢せず転職を!
保育士1年目での転職は、ベテランの保育士が転職する場合とは異なり、転職活動が難航する可能性が高いです。転職にあたってのリスクはあるものの、どうしても辛い場合には限界になる前に転職する決断も必要でしょう。
毎日がしんどく苦しい中で働き続けることは、肉体的にも身体的にもダメージが大きいものです。過酷な毎日を過ごすうちにうつ病になってしまったり、体調を崩してしまったりなど取返しのつかないことになる危険性もあります。
毎日大変だけど、だからといって転職する勇気もないんだよね。今の職場環境が改善されるのが一番良いんだけどね。
職場環境を改善するなんて、たったひとりの力では不可能だ!今のまま残業して休みなく働け!
残念ながら職場環境を改善するというのはひとりではどうしようも出来ない場合がほとんどです。
一方環境さえ変わってしまえば、自分の能力を存分に発揮できる場合もありますので、勇気をもって転職というのは大事な選択肢です。
在職中から転職活動を始める(転職サイト活用)
なるべく有利に転職先を見つけるためには、在職中から転職活動をスタートさせることが望ましいです。在職中に転職活動をおこなうのは大変ですが、次が決まっているという安心感は精神的な余裕を生みます。
忙しい保育士の方が在職中の転職活動の負担を少しでも軽減させるためには、転職サイトの利用が望ましいです。転職サイトを上手に活用することで以下のメリットが得られますので、積極的に使いましょう。
- 情報量が多く沢山の転職先候補を知れる
- 自分に合った転職先をピックアップしてくれる
- 転職にあたってのサポートが受けられる
- 退職にあたっての手続きなどを教えてくれるサイトもあり便利
- 悩み相談などを受けられるサイトもあるため、転職先を見つけるのに役立てられる
早期退職でも問題なし!転職するなら転職エージェントを使おう
まとめ
保育士に限らず1年目での転職というのは世間的には短い期間での転職にあたるため、次の転職先を見つけるのが難しいというデメリットがあります。しかしながらしっかりした理由があれば、転職先は見つけられるものです。
ですから辛い気持ちを抱えながら無理して働くよりも、デメリットを理解したうえで転職する方が自分の人生にとって有意義かもしれません。一旦気持ちを整理し、メリットとデメリットを天秤にかけたうえで判断しましょう。
1年目での退職の場合には区切りがよいため、しっかりと年度末まで仕事をおこなえば残された人への負担は軽減できます。きちんと仕事をする姿勢を見せれば、現在の職場で気まずい思いをせずに残り時間を過ごせるでしょう。