男性保育士ならではの『悩みやメリット・給料事情』を解説!

男性保育士は年々増えつつあります。しかしまだまだ人数は少なく、たくさんの悩みを抱えている人も多いでしょう。

男性保育士にはどんな悩みやメリットがあるのでしょうか。そして男性保育士はどれだけの給料を貰っているのでしょうか。

男性保育士はどれくらいいるの?

男性保育士は保育士全体の3~4%ほどだといわれています。保育士、というと女性の職業を連想する人も多いでしょう。保育園の中には一人も男性保育士がいないところも少なくはありません。それだけ男性保育士は数が限られていて、男性保育士として働く人はとても少ないのです。

人数として換算すると男性保育士は1万人ほどいる、といわれていますが、働いていくうちに様々な環境が絡んで辞めてしまう男性も多いものです。保育士免許を持っている男性の数だけで言うならそれ以上の数になるでしょう。

男性保育士の平均年収

グラフと虫眼鏡

保育士の給与は男性だから、女性だからといって変わりありません。性別問わず給与が同じ場合がほとんどです。男性保育士の平均年収は350万円ほどだといわれています。

しかしこれはあくまで平均であり、年収200万円台の男性保育士のとても多く存在しています。また、保育士はなかなか給与が上がらない仕事です。昇給なども少なく、年々給与が上がっていくということもありません。

残業が多い仕事ではありますが、残業代が出ない保育園も多いといわれています。そのため男性に限らず、保育士はとても給与面で悩んでいる方が多いのです。

同年代の男性の平均年収と比較

パソコンで調べる男性

男性の平均年収は20代で350万円30代で450万円40代で550万円ほどだといわれています。年齢で細かく分けるともっと違いが出てきますが、だいたい年代ごとに100万円ずつ年収が上がっていく傾向があるでしょう。

一方、男性保育士だけに絞ると平均年収は年齢問わず前年代の平均で350万円となっています。これは一般職で働く20代男性と同じくらいの年収です。

男性保育士は離職率も高く、平均年齢は30歳前後です。その点を考えたとしても、同年代の男性と比べるととても給与の低い職業だということがわかります。

男性保育士の悩み

悩む男性

まず第一に、保育園は女性が多く働く職場です。女性の割合が高い職場はいろいろありますが、男性も女性も全く同じ仕事を変わらない給与で働く、という職場は限られています。

また、男性保育士が増えているとはいっても長年女性ばかりが働いてきた職場です。女性の中に入って働く、ということで悩みを抱える人も多いでしょう。

多くの保育園では、男性が働くための環境が整っていません。大人の男性が常に出入りする環境が作られていないので、着替えをする場所がない、トイレが女性と完全に共用で使いにくい、などの悩みを抱えている人は少なくはないでしょう。

「男性保育士」という職業に偏見も

「男性保育士」という職業に偏見を持っている方は少なくはありません。保育士は女性の仕事、という印象がある人はいます。そのような偏見があるのは同じ職場で働く職員であったり、保護者であったり、さまざまでしょう。

偏見を持っている人からすると、保育所に大人の男性が働いているというだけで変な目で見てしまうものです。男性保育士には自分の子供を触って貰いたくない、任せて大丈夫なのか不安に感じている、という方もいます。

もちろんそういう考えを持っている人は一部の人ではありますが、偏見をもたれているとどうしても働きにくく感じてしまうでしょう。このように、男性保育士はさまざまな悩みを抱えつつ働いています。

男性保育士が転職を考える理由

パソコン

保育士は新卒で入った職場に定年まで働く、ということはなかなかありません。転職を考える人はとても多いのです。中には数回の転職を重ねた末に、理想の職場に出会えたという人もいます。

では、男性保育士はなぜ転職を考えるのでしょうか。どんな理由が多いのでしょうか。

給料が安い

虫眼鏡とお金

第一に、給与面です。保育士はどうしても給与が低い職業です。何年働いてもなかなか給与が上がらないと、生活に不安を感じてしまい転職を考えるようになるでしょう。

特に男性であれば、出来るだけ多くの給与を貰いたい、家族を養っていくためには今のままの給与では暮らしていけない、などを考えるかもしれません。

ワンポイント
実際に働いてみると想像よりもずっと給与が低かった、残業代が全くでなかった、などの職場もあります。そのため今よりも良い給与のところで働きたいと思う人は多いのです。

保育士というだけで給与面は大幅なアップは期待をすることが出来ません。しかし、現状よりも出来るだけ給与面のいいところで働きたいと思うのも仕方ないことでしょう。

保育士は続けていても園長や施設長になれる可能性はほとんどありません。だからこそ現状の給与面を変えて解決したいと思うのでしょう。

仕事が忙しい

書類作成

保育士はとても忙しい仕事です。朝早くから働いて、夜まで仕事があります。時間帯もばらばらで、早番の場合は朝7時から仕事ということも珍しくはありません。

休憩らしい休憩もありません。もちろん交代で食事をすることが出来たり休むことは出来ますが、子供たちが寝ている間は連絡帳に記入をしたり、起きてしまった子の相手をしたりと休むこともなかなか出来ないのです。休憩らしい休憩がない、という保育園もあるでしょう。

仕事をしていて休憩がない、朝が早すぎる、勤務時間が長すぎる、というのは大きな問題です。せっかく残業をしても、朝早くから働いていても、全く残業代が出ない職場も珍しくはありません。だからこそ転職を考えるのでしょう。

将来性が不安

ビジネスマン

保育士に昇給はなかなかありません。役職手当がつくという訳でもなく、勤続年数が長くなったとしても、それに応じて年収が高くなるということもないでしょう。そういった点が不安に感じられるのかもしれません。

保育士の給与は女性を主体に考えられています。そのため男性であれば、給与面や将来性に不安を感じる方も多いはずです。

実際に女性で40代50代になっても保育士として働いている人は多く、復職をしたりパートやアルバイトとして働く人はいても、男性で40代50代まで保育士として働いている人、パートやアルバイトとして働いている人を見かける機会はなかなかないはずです。

男性保育士がいることのメリット

親指を立てるサラリーマン

男性保育士の数は限られています。また、園の方針で男性は雇わないと考えているところは少なくありません。しかし、男性保育士がいることでのメリットも多くあるのです。男性保育士がいる保育園には、どんなメリットがあるのでしょうか。

防犯面と力仕事

第一に、防犯面で強くなります。女性しか働いていない職場だと、どうしても防犯面が不安になるものです。特に保育園だと不審者に狙われる可能性も高いでしょう。しかし大人の男性が一人でも在籍しているとなると防犯面が高くなります。

保護者も職員も安心感を得ることが出来るでしょう。続いて力仕事です。やはり女性よりも男性のほうが力が強いですから、女性の負担になることを男性が代わってあげることで、仕事を分担して進めることが出来ます。

また力仕事や女性では難しい仕事を男性が引き受けることで、効率よく働くことが出来ます。事故防止にもなりますし、さまざまなメリットが得られるのです。男児の相手をしやすい、というのも男性ならではのメリットです。

男児の相手に向いている

少数の子供

特に男の子は4歳5歳になると活発な遊びを好みます。女性保育士では出来ないような活発な遊びに付き合うことが出来るのも、男性保育士ならではのメリットではないでしょうか。

また、屋外に遊びに行ったときに男児のトイレに付き添いやすいというのも男性保育士のメリットです。

ワンポイント
保育士とはいえ、男子トイレに付き添うことはなかなか難しいはずです。女性用トイレに男児用のトイレが付属していたり、付き添いやすいトイレがあるとも限りません。そういった部分をお任せ出来るのもメリットでしょう。

男性保育士がいることで、男性ならではの活動をすることが出来る、男女で仕事の分担が出来る、というのは大きなメリットです。保育園側も男性保育士を一人二人迎えることで大きなメリットを得ることが出来るのではないでしょうか。

もちろん男性保育士としての役割を一人の男性保育士に任せるのはなかなか大変なことでしょう。だからこそ、複数の男性保育士が働けるような環境、そして給与面や将来性を用意することはとても大切です。

男性保育士の給与を上げるためのポイント

グラフ

給与を上げるために転職活動をする男性保育士はとても多いです。しかし求人を見てもそこまで高収入が得られる保育士の求人はなかなかないでしょう。では、どうすれば今よりも給与を上げることが出来るのでしょうか。

まず、近年保育士の給与アップ対策が考えられています。今まではこれといった役職がなかった保育園も、職務分類別リーダー、副主任、主任といった役職が増えてきました。

そのため、該当する役職に就ければ、役職手当がつくことが多いのです。勤続年数や年齢に影響して増えていくので、男性保育士も働きやすい環境になってくるのではないでしょうか。

ワンポイント
自治体によっては、さまざまな給与アップ対策として給与上乗せの補助金や家賃手当てなどを充実させて保育士増加を図ろうとしています。そのため、将来的に男性保育士の給与も上がる可能性があるでしょう。

給与アップ対策の理由

虫眼鏡を除く女の子

なぜこのような対策を行っているのかというと、保育士は離職率が高く人手不足、しかし待機児童問題の影響で各地で保育園が増えているからです。きちんとした待遇、役職、将来性のある保育園だということをアピールして、保育士増加を目指しています。

自分自身で出来る対策としては、やはり公立の保育園を目指すことです。無認可の保育園は残業が多い、残業代が支払われない、という傾向が見られます。しかし、公立保育園は公務員なので給与が高いことが多く、私立保育園よりも安定して働くことが出来るでしょう。

また、公務員は勤続年数に応じて収入が増加していくので、どんどん給与が上がっていく、福利厚生が充実している、安定した仕事である、という安心感があります。

ワンポイント
長期働きたいと考えている、数十年後も保育士として働きたい、と考えている男性保育士は、是非公立保育園への転職を考えてみてください。

保育士に転職するときのアピールポイント

チェックポイント

給与の高い保育園や待遇の良いところ、公立のところはどうしても競争率が激しいです。そのため女性保育士に負けてしまう可能性があるでしょう。しかし男性保育士は、男性であることを存分にアピールして転職活動を行うことをおすすめします。

まず第一に、女性保育士との差別化を計ったアピールです。女性しか働いていない職場であればなおさら、男性だからこそ出来ることのアピールをするべきです。

体力があり、子供の遊びにも最後までしっかりと付き合うことが出来る、等のアピールをすることで、園側も男性を雇うメリットを考えることが出来るはずです。

男性保育士としてのメリットをアピールする

サラリーマン

男性保護者が相談しやすいというメリットもあります。保育園の送迎を行っているお父さんも増えていますし、シングルファザーとして頑張るお父さんも多いでしょう。同性として、同性の相談役になりやすいのは男性ならではです。

また、シングルマザーの親を持つ子供に父性を教えることが出来る、父親に似た立場で接することが出来るというのも、男性のメリットです。男性のほうがクレーム対応をしやすい、というのもメリットではないでしょうか。保育園はクレームを受けることが少なくありません。

保護者からのクレーム対応に悩んでいる方も多いでしょう。しかし男性であればいいにくい、対応しやすい、という点もあります。女性職員だと負けてしまいそうになるクレームにも、男性だからこそ対応できる、というのをアピールすることが出来ます。

男性保育士が働きやすい求人を検索する方法

虫眼鏡とボールペン

保育士の求人はさまざまな地域で常に出ています。しかし男性保育士が働きやすく、かつ待遇や給与面をアップするためには簡単な探し方では出来ません。

まずは、男性歓迎、男性保育士在籍、男性保育士活躍中などの文面が記載された求人を探すようにしましょう。

男性が一人も働いていない保育園に自分からアピールをするよりも、男性がすでに働いている、もしくは歓迎してくれている保育園のほうが働きやすく、転職活動もスムーズに進めることが出来ます。

ワンポイント
先輩の男性保育士がいれば、男性でも働きやすい環境が整っていたり待遇が良かったりする可能性も高いでしょう。検索ワードで男性保育士がいる、歓迎している、ということを重点的に調べてみてください。

次に出来るだけ沢山の求人を見ることです。やはり沢山の求人を見て、実際に面接に行かなければわからないことが沢山あります。

特に、聞きにくいことを聞いてもちゃんと答えてくれる保育園は良い印象があります。聞きにくいことをぼかすのではなく、残業代や残業について、男性保育士についてもしっかりと教えてくれる保育園を選ぶようにしましょう。

まとめ

虫眼鏡を除く女の子

男性保育士は増えている、とはいってもまだまだ珍しい部類です。そして男性保育士は離職率が女性よりも高く、給与面や待遇に悩んで止めてしまう人も少なくはありません。

しかしそれでは勿体ないと思いませんか。これからも保育園で働くために、将来的に男性保育士が働きやすい環境や社会を作るために、転職活動をして今よりも良い保育園を探しましょう。待遇が悪い、給与が安い、といっても全ての保育園が同じという訳ではありません。

男性保育士だからといって不利なことはありません。むしろ男性保育士にしか出来ないことをアピールして、武器にして、面接に挑んでください。そうすることで、今よりもより良い環境で働くことが出来るようになるはずです。

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