失敗する人が続出中!?保育士の転職で失敗する原因と対策方法【事例】
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転職を考える保育士はたくさんいます。そして保育士は現在人手不足で求人数も多いため、転職をしようと思えば比較的簡単に転職先が決まるんです。けれども転職をすると必ずしも良いことがある、という訳ではありません。
保育士の中には転職が失敗してしまい、転職をしたことを後悔している人がいるのも事実です。ではなぜ転職に失敗してしまうのでしょうか。転職に失敗する理由を事例を紹介しながら説明をしていきたいと思います。
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保育士の転職を失敗した事例を3つ紹介
まずは、実際に保育士として転職をしたけれども後悔をしている、転職活動で失敗したと感じた人の3つの事例を紹介していきます。
【事例1】保育士の転職失敗談
求人を見るうえでは給与面も良いし綺麗で大きくて、とても良い保育園のように感じられました。事前に面接でお伺いしたときも、素敵な保育園だと感じて転職を決めたんです。
けれども実際に働いてみるととても忙しかったです。なんと、私が勤務を始めた月には2人辞めて、翌月にもまた1人辞めて、どんどん人が減っていったんです。けれどもこの激務状態では仕方がありません。勤務日数も週6勤務、持ち帰りの残業もありました。
遅番もあり変則勤務状態で体は休まりません。確かに給与面は悪くはないのですが、この勤務時間だと割に合わないです。あと何年働けるか、体力が追いつくか、転職をしたくても時間が足りるかどうかもわからず不安な日々を過ごしています。
【事例2】保育士の転職失敗談
結婚をきっかけにもう少し緩く働きたいなと思って転職活動をしました。パートではないものの、そこまで激務ではない職場です。長年ある老舗の私立保育園ということで安心して働き始めたのですが、給与も減り、勤務時間はさほど変わっていません。
家族の時間を大切にしたくて働き始めたのにそこまで勤務時間も変わらない、転職したせいで給与も低くなったので悪いことばかりです。保育士の求人は本当にたくさんありました。そして転職さえすれば環境を変えることができると思っていたんです。
でも保育士の求人の中にはブラック保育園もたくさん紛れているし、求人を掲載しているということは人手不足でやめる人も多い保育園の可能性が高いんです。だからこそ、慎重に選ばないと良い転職先には巡り合えないんだなって実感しました。
【事例3】保育士の転職失敗談
残業が少ない、休みが取れる、月給が上がる、という部分を重視して転職活動をしました。確かに悪い保育園ではなかったのですが、残業が少ないというのは持ち帰りの仕事が多いというだけでした。自宅での仕事が毎日のようにあるため帰っても休むことができません。
あとは月給は上がったもののボーナスが出ないため、年収面では下がってしまいました。ボーナスの有無、サービス残業や持ち帰りの仕事の有無も、よく見極めてから転職活動をしなければいけないんだなと実感しました。
なんとか仕事はこなしていますが、結構人の入れ替わりが激しい職場なので転職活動に踏み切れません。子供はかわいいものの、毎日疲れていて仕事を全うすることができているか不安です。
保育士の転職を失敗してしまうよくある原因
保育士が転職をするうえで重要なのが、希望条件と情報収集です。転職をするとなると様々なことを考えるはずです。理想は給与が高くて休みもしっかりと取れて、といった感じでしょうが、すべてを満たす求人はなかなかないでしょう。
また求人にすべて真実が書かれているとも限りません。だからこそ、希望条件の優先順位をつけることが大切です。まずは何のために転職をするのか、自分の転職活動についてよく見なおしてみましょう。
続いて情報収集です。やはり情報収集をしなければ意味がありません。幸い保育園の多くはホームページを持っていて、ホームページをチェックすることで、ある程度の保育園の雰囲気を知ることができます。
事前にしっかりと情報を収集してから保育園を決めるようにしましょう。求人情報には記載されていないことを知るのも、成功させるためのポイントの一つです。
保育士の転職を成功させるための『5つの対策方法』
転職を成功させるためには事前の対策が大切です。実際に働いてみないとわからない部分も多いですが、働く前から知れる情報もたくさんあります。
本当に良い職場で働くために、転職を成功させるために、できることはたくさんあります。ではどんなことから始めるべきなのでしょうか。
【方法1】自分の希望を明確に決める・重視するポイント
まずは自分の希望を明確に決めましょう。今の職場の不満点、一番変えたい部分を見つめなおしてみてください。方針なのか、給与なのか、休日なのか、残業なのか、どこを重視するべきかランクをつけることはとても大切です。
もちろんすべて理想通りの求人を見つけるのが理想ですが、いつまでたっても理想の求人が見つからなければいつまでも転職活動が長引いてしまいます。そのため、できるだけランクを明確にする必要があります。
給与が高いけれども年間休日が少ない職場、方針に惹かれるけれども給与面が不安な職場など、求人を見ていると様々な違いが見えてくるはずです。求人を見ていくうえで重視するポイントを見つけることで、理想の求人を見つけやすくなるはずです。
【方法2】気になったところは情報収集をする
情報収集はとても大切です。特に気になった部分はしっかりとチェックをしましょう。年間休日が多い職場でも、休日に出勤をする可能性はあります。有給休暇がしっかりと取れるかどうかもわかりません。こういった部分は自分自身ではなかなか知ることはできないでしょう。
ただし、保育園自体の口コミをチェックすることで、ある程度知ることができるかもしれません。保育園に通わせている保護者の口コミから、どんな保育園か情報をチェックしてみてはいかがでしょうか。
また、保育園のホームページに記載されている行事一覧から、どれだけの行事があるのかチェックをすることも大切です。行事がたくさんある保育園は魅力的かもしれませんが、その分休日出勤や事前の準備が大変な可能性もあります。
このように、できる範囲でよいので事前に情報をチェックしてみましょう。それだけでも随分と変わってくるはずです。
【方法3】職場の見学(保育園見学)を利用する
最近は事前に園見学ができる保育園が増えています。園の求人の応募する前に保育園の見学をすることができれば、実際に働いてみたいかどうかわかるはずです。
園見学を行っている保育園は、それだけ自分の園に自信のある保育園、やましいことのない保育園である可能性が高いです。逆に事前の園見学を断られた場合は注意をしましょう。ただし、防犯のために園見学を行っていない保育園もあります。
園見学を行うことで、保育園の日常を知ることができます。ホームページや外観だけではわからないことを知ることができます。実際に保育園の中に入り、職員や園児の顔を見て会話をすることでイメージは随分と変わってくるでしょう。
スタッフ同士の雰囲気や仕事の忙しさなどもわかってくるかもしれません。園見学は数時間程度しか見られないことがほとんどです。
それだけで保育園の本質を知ることはできませんし、本当に雰囲気を知るだけになってしまうでしょう。それでも、見学をすることはとても大切です。転職活動を成功させたいのであれば必ず園見学をしてください。
【方法4】保育園の職場の雰囲気も確認しておく
職場の雰囲気を知ることはとても大切です。もちろん、実際に働いてみてその場に入ってみないとわからないことは多いです。ほかの人とはうまくやれていても、自分とは合わないという人も出てくるかもしれません。また、保護者と合わない場合も出てくるでしょう。
ただし事前の職場の雰囲気を知ることはとても大切です。少しでも違和感を感じたら、その保育園への転職を今一度考えなおしてみることをおすすめします。一番雰囲気がわかるのは面接でしょう。
面接をするのは園長先生や副園長先生など、保育園の雰囲気を作るために欠かせない人たちです。こういった人たちと接して雰囲気を知ることで、保育園全体の雰囲気を察することができます。
【方法5】第三者からの意見も参考にする
意外と役に立つのが第三者からの意見です。これは同業者でもいいですし、近隣に住んでいる人、保護者、全く保育園とはかかわりのない友達でも問題ありません。
求人や保育園のサイトなどを見せてどういう意見を持つのか、もしくはもともと持っている情報からどんな保育園なのかを意見をしてもらうといいでしょう。そうすることで、以下のようなアドバイスがもらえるでしょう。
- 同業者であればどんな保育園なのか同業者視点での意見をもらえる
- 近隣に住んでいる人であれば保育園の情報を教えてもらえる
- 全く保育園とかかわりのない友人だとしても転職についてのアドバイスをもらえる
自分とは全く違った目線でのアドバイスをもらうことができるので、新しい目線で保育園を見ることができます。また、自信のない人は保育士転職サービスなどに登録をしてコンシェルジュと相談をしながら転職活動をするのもいいでしょう。
逐一相談に乗ってくれますし、自分の気になった部分にアドバイスをしてくれることもあるでしょう。気になった保育園について相談に乗ってくれる場合もありますし、園見学の仲介などをしてくれる場合もあります。
このように第三者を交えて転職活動をすることで、別の目線からの意見を聞くことができるんです。
本当に今の職場(保育園・幼稚園)をやめるべきか見直す
転職活動で失敗をする人は少なくはありません。特に保育士から保育士への転職は仕事内容自体はそこまで変化はないです。ただし環境や条件が変わるため、失敗をするとさらに辛くなってしまうでしょう。
仕事の内容に変化がないのであれば、転職をしなければ良かったと後悔をすることも多いはずです。だからこそ転職活動をするときは、まずは本当に転職をするのかどうか考えなおしてみてください。
実際に転職活動をして成功をした人もいます。給与も上がり休日もとれるようになり、待遇も良くなったと感じる人もいます。しかし転職を成功させるためには、しっかりと事前に情報を収集して本当にここの保育園でいいのか考えることが必要です。
情報収集は大切です。大手企業であれば、働いていた人の口コミから真実を知ることができるでしょうが、保育園の場合はそうもいきません。その分求人内容、園のホームページ、そして園見学をすることで保育園の内情をある程度知ることができます。
もちろん転職活動をしていく中で、自分にあった保育園に巡り合うことができるかもしれません。そのためもし転職活動をするときは、納得のいく保育園を見つけるようにしてください。
給料がすごく良い、年間休日数がとても多い、といった一部分だけを見て決めないようにしましょう。また本当に今の保育園から転職をしてもいいのかを考えることも大切です。
転職をするとすべてがリセットされます。最初からとなるので、そういったデメリットも考えたうえでの転職活動をすることが大切です。
保育士をやめた後のリスクは大丈夫か考える
転職をするうえで気になるのがやめた後のリスクです。転職活動は、働きながらする人もいれば、仕事を辞めて少し落ち着いてから始める人もいます。もし仕事を辞めてから転職活動をする場合は、やめた後のリスクも考慮しつつ転職活動をしてください。
保育士は求人がたくさんあるから転職先はすぐ決まる、と言われていますが、自分の理想の求人と出会える保証はありません。実際に焦って転職活動をして失敗したという人はたくさんいます。
仕事を辞めてからの転職は、確かに時間も自由で余裕があっての転職活動になるかもしれませんが、金銭的にも精神的にも余裕が失われていく場合もあるでしょう。だからこそリスクを考慮しての転職をすることが大切です。
働きながら転職活動をする場合もあります。しかし、仕事が忙しいとなかなか転職活動をすることができないかもしれません。また、忙しくて面接に行くことができない、新しい求人をチェックできない、という場合もあるでしょう。
保育園によっては保育士不足で、せっかく転職先が決まったのに退職をすることができないという場合もあります。辞める数か月前に話しておくことで退職はできるはずですが、退職ができるかどうかのタイミングを見計らっての転職活動をすることも大切です。
働きながらの転職、辞めてからの転職、どちらにもリスクはあります。そういった部分を考慮したうえで転職活動を進めましょう。
後悔しない転職にしたいなら転職エージェントを使おう
まとめ
転職をしたいと思う人はたくさんいます。実際に保育士としてはたらいていて、別の保育園に転職をする人はとても多いです。ただし転職にはメリットだけではありません。保育士として転職をした人の中には失敗をした人もたくさんいます。
だからこそ事前にしっかりと情報収集をして後悔のない転職活動をしましょう。転職活動はもちろん、新しい保育園に馴染むことも、業務を覚えることも、労力を使います。転職に失敗したからといってまたすぐに転職活動をすることはなかなかできないはずです。
そのため、今後ずっと働き続けられるような良い保育園の求人を見つけることが大切です。保育士の求人はタイミングが重要です。自分が転職活動をしているときにタイミングよく自分の理想通りの求人が出てくるとも限りません。
だからこそ、良い求人を見つけるように転職活動は事前にしっかりと調査し、タイミングを見極め、少しずつ着実に始めることをお勧めします。