生活できる?地方から上京して保育士に転職をする『7つのメリット』
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東京で保育士に転職したいと思っていても、やはり地方から上京するのは何かと不安と思う人は少なくないでしょう。そもそも保育士の給料で物価も高い東京で一人暮らしなどできないのでは、と諦めている人もいます。
不安ばかりかもしれませんが、地方から上京して保育士に転職することでのメリットがいくつかあるのです。ここではその中でも大きな7つのメリットをまとめています。上京したいと思っている保育士は参考にしてみてください。
地方から上京して保育士に転職をする『7つのメリット』
地方から上京して保育士に転職する際には以下の7つのメリットがあります。
【メリット1】東京都の保育士は平均年収が高い
東京都で保育士が働くメリットとして大きいのが給料です。保育士は給料が少ないというイメージがありますが、地域差も大きくなります。参考までに平成30年度の保育士の平均年収は以下のようになります。
第1位 | 東京都 | 434.1万円 |
---|---|---|
第2位 | 京都府 | 409.8万円 |
第3位 | 千葉県 | 397.2万円 |
第17位 | 大阪府 | 347.6万円 |
第30位 | 佐賀県 | 333.2万円 |
第46位 | 茨城県 | 315.3万円 |
第47位 | 山形県 | 312.4万円 |
このように東京都は全国で一番保育士の給料が高いという状況です。2位の京都府と比べても年収で25万円も違いますし、最も年収が低い山形県と比べれば120万円も違ってくるのです。
単純計算になりますが、もしも山形県から東京都に転職したならば月給で約10万円もアップするということです。
【メリット2】求人件数が多い
前述のように給料が高くても就職できなければ意味がない、と思う人もいるでしょう。ですが、東京都は給料が高いだけでなく求人件数も非常に多いのです。
参考までに某大手求人サイトの保育士求人数は以下の通りです。
第1位 | 東京都 | 2,280件 |
---|---|---|
第2位 | 神奈川県 | 1,533件 |
第3位 | 大阪府 | 1,258件 |
第10位 | 茨城県 | 253件 |
第15位 | 栃木県 | 139件 |
第47位 | 高知県 | 5件 |
求人サイトごとに特徴が違うのであくまで参考ではありますが、実際にほとんどの求人サイトで東京都の求人数は最も多くなっています。
【メリット3】上京サポートをしてもらえる
東京都で保育士に転職する場合、面接を受けるにも引っ越しするにもお金がかかってしまうものです。地方から上京する人は引っ越し費用も高額になるでしょうし、いろいろと準備しなければいけないものもあります。
少なく見積もっても、敷金・礼金などを含めると数十万円はかかってしまうものです。ですが、そういった人向けに東京都や各自治体、保育園でも以下のようなさまざまな上京サポートをしています。
- 引っ越し費用を全額支給
- 面接時の交通費を全額支給
- 敷金・礼金を全額補助
- 転職祝い金を支給
- 家具や家電をそろえる準備金を支給
すごいサポートを受けられるんだね!
上京する人はこういったサポートを受けられるので、それほどお金の面を気にせずに上京できるのが魅力です。
【メリット4】借上げ社宅制度利用できる
上京して保育士として働く場合に不安なのはやはり家賃面です。東京都の家賃は非常に高いことは周知の通りで、いくら東京都は保育士の年収が一番高いといっても、それが家賃に消えてしまうようでは意味がありません。
ですが保育士が上京するメリットとして、保育士宿舎借り上げ支援事業を利用できるという点があります。
これはまさに大きな問題となっている待機児童問題を解消するための支援です。これを受ければ月に上限8.2万円まで支給されるので、ほぼ家賃負担がなく生活できるということになります。
【メリット5】人気求人である小規模の園が増えている
保育園と言っても園児が100人以上の認可保育園もあれば、6名から19名の小規模認可園、企業で働く人の子供を預かる企業内保育園などもあります。それぞれメリット・デメリットがありますが、保育士に人気があるのが小規模な保育園です。
小規模保育園だと1人1人の園児にしっかり向き合えますし、行事なども小規模なので仕事も比較的楽だったりするからです。東京は人口が多いので園児数が多い保育園が多いと思いがちですが、実際は小規模保育園が増えているのです。
そのため、小規模保育園で働きたいという保育士はその希望が叶う可能性が高いです。もちろん地方でも小規模保育園はありますが、人気求人ですし、求人数も少ないのでなかなか求人が見つけられません。
【メリット6】最新の保育情報・先進的なプログラムが魅力
保育園によっていろいろとその保育園独自のサービスを提供しているものです。子供にどのような保育サービスを提供していけばいいのか、それぞれの保育園で検討を重ねています。
東京都は共働き世帯が多いため、特にさまざまなニーズにこたえられる保育が求められているのです。そのため保育園でも保育士にいろいろな研修を提供したり、先進的なプログラムを取り入れたりしています。
もちろん地方でもいろいろな研修は行われていますが、やはり東京都のほうがより進んでいる傾向にあります。ですので、保育士としてスキルアップしたいと思っている人は、地方の保育園で働くよりもそういったチャンスがあります。
【メリット7】キャリアアップを狙える
東京都では待機児童問題が深刻になっており、その解消のため多くの保育園が開園しています。平成30年度から31年度にかけては、実に1,582の保育所が開園しているのです。
つまり単純の開園した数だけ新しい主任や園長が必要というわけです。そのため、保育士としての経験がしっかりあれば、若くても主任や園長として採用される可能性はあります。
地方だと新しく開園する保育園は少ないですし、園長や主任になりたくても辞めるのを待つことになるので、なかなかキャリアアップできません。
東京に上京して保育士の給料で一人暮らしはできるのか
東京に上京して保育士としてやっていきたいと思っていても、現実問題として保育士の給料で一人暮らしができるだろうかと思う人も少なくありません。確かに東京都の保育士の給料は高いといっても、物価そのものが高ければ、結局やっていけないのではと不安に思うものです。
東京都は物価が高いとはいうものの、実際に地方と大きく違うのは家賃くらいのものです。しかも家賃に関しては前述のように保育士は家賃補助がありますから、働く保育園によっては家賃がかからない場合も多くなります。
そのため、地方で一人暮らしをするよりも上京して一人暮らししたほうが金銭的な余裕は出てくるでしょう。もちろん東京は遊ぶところも多いので出費も多くなるかもしれませんが、それさえ抑えれば問題なく一人暮らしできます。
上京して保育士転職を成功させるなら”転職サイトを利用する”
上京して保育士になるのはメリットがたくさんあります。とはいっても、それは転職する保育園によっても異なります。給与面やサポート体制についても保育園によって異なりますから、入職してからこんなはずじゃなかった、なんてこともあります。
また地方と東京では生活スタイルもまるで変ってしまうこともあるので、地域のことが分からないとそれだけで不安になるものです。ですので、上京して保育士転職を成功させるなら、保育士転職サイトを利用するといいでしょう。
保育士転職サイトなら給与面や待遇についてのサポートもしてくれますし、地域のこともしっかりアドバイスしてくれます。何度も足を運んで保育園や地域のことを調べることも難しいですから、そういったサポートもしてくれる人がいるのはとても心強いでしょう。
まとめ
上京して保育士を目指すのは不安がいっぱいかもしれません。ですが給与面だけでなく、保育士としてのスキルアップのためにも、地方で働く保育士にとって上京して働くことはたくさんのメリットがあるのです。
とはいっても、やはり保育園もピンからキリまでありますから、やはり転職する保育園選びは非常に重要になります。
上京する不安と言えば、まさにこの保育園選びだけといっても過言ではありませんから、転職サイトなどを利用して選ぶのが望ましいでしょう