保育士“50代“平均給料は?年齢・性別・キャリアアップ・公私立で比較

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50代の保育士さんはライフプランを改めて考え直す時期です。

管理職になってキャリアアップしようという人、体力面などの理由から退職や自分に適した園や働き方で転職しようという人、しばらく家にいたけれどこれから復帰しよういう人など様々でしょう。

まず、50代の転職ということについては、年齢的に難しいということは決してありません。経験やノウハウを持つ保育士を求めている園ならたくさんありますから、そういう園を探すことがポイントになります。

転職する場合、労働条件とお給料のバランスが気になるかもしれません。管理職のキャリアアップにチャレンジする場合にも、園によって手当の反映のされ方が大きく異なります。

どのような転職目的であれ、様々な園を比較することが重要ですが、その前段階として一般的な平均給料を把握しておくことも大切です。

この記事では50代にスポットをあてて平均給料を見ていきます。詳細を把握できるように性別、年齢別、公立私立、施設形態、都道府県ごとの給料などについても挙げていきます。ぜひ参考にしてください。

50代の保育士の平均給料(気になる箇所をクリック)
【2024年日】
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今月は保育士さんが転職活動を開始するのに絶好のタイミングです。なぜならこの時期は、転職市場の最繁忙期を超え、保育園側も採用に力を入れる時期だからです。

一方で条件が良い保育園は求人数が限られているため、できるだけ早く転職活動を開始すべきです。

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【年齢別・性別】による保育士の平均給料とボーナス(賞与)

タブレットと並べられたビジネス道具

まずは年齢別、性別による平均給料とボーナスを見てみましょう。男性と女性を別にまとめておきます。

ここに挙げる月給とは手取りではなく税込みであり、基本給のほかに職務手当や家族手当、時間外勤務や休日出勤などの超過労働給与も含まれています。

ワンポイント
これから紹介する情報は厚生労働省の統計調査をもとに、端数を調整した数値になっています。

50代の女性保育士の平均賃金

女性保育士の平均賃金
年齢 月給 ボーナス 年収
20~24歳 18万5000円 35万2000円 257万3000円
25~29歳 19万8000円 55万5000円 293万9000円
30~34歳 20万9000円 54万8000円 306万2000円
35~39歳 21万9000円 63万円 326万9000円
40~44歳 23万4000円 71万2000円 351万8000円
45~49歳 23万3000円 67万円 347万5000円
50~54歳 24万7000円 68万8000円 365万3000円
55~59歳 27万円 84万8000円 409万8000円
60~64歳 28万5000円 78万8000円 420万5000円
65~69歳 29万9000円 74万6000円 434万2000円
70歳~ 39万2000円 164万4000円 635万1000円

(参照:厚生労働省「平成26年賃金構造基本統計調査」)

厚生労働省の統計調査によると、50代前半の平均月給は約24万円、50代後半は27万円という結果になっていました。一般的なサラリーマンの場合、40代から給料が大幅にアップしだし、50代前半頃にピークを迎えると言われています。

保育士の場合、月給についていえば20代、30代、40代とほぼ賃金に変わりがないように見えます。ただ、年収で見た場合、50代後半などは値が高くなっています。

どうして年収で見た場合、高くなっているの?

主任保育士や園長など役職のついた保育士の数が増え、平均収入を引き上げているのでしょう。

男性保育士の平均賃金

男性保育士の平均賃金
年齢 月給 ボーナス 年収
20~24歳 19万3000円 27万8000円 260万4000円
25~29歳 21万3000円 60万4000円 317万1000円
30~34歳 24万4000円 71万8000円 365万3000円
35~39歳 29万4000円 109万1000円 462万5000円
40~44歳 35万9000円 115万6000円 547万円
45~49歳
50~54歳 32万7000円 102万6000円 495万5000円
55~59歳 33万6000円 84万円 487万5000円
60~64歳 28万5000円 34万8000円 377万1000円
65~69歳 56万7000円 197万4000円 878万2000円
70歳~ 24万5000円 105万9000円 399万9000円

(参照:厚生労働省「平成26年賃金構造基本統計調査」)

女性保育士の平均給料と比較した場合、男性の方が高い結果となっています。とはいえ、男性保育士の割合はかなり少なく、統計の母数が小さいですから、その計算上、平均年収が高くなっているようです。

この統計を見る限り、40代~50代の男性保育士の多くが、管理職についていることが考えられます。

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【キャリアアップ】するといくら?主任保育士や園長など管理職の平均給料

公立保育士 私立保育士
一般の保育士 28万円 26万2000円
主任 51万9000円 39万7000円
施設長 59万4000円 52万9000円

(出典:保育士バンク!「保育士の給与事情。平均給料や、今後の賃金引き上げについて」)

50代になって園長や主任保育士などキャリアアップをしたいと考えている人もいるでしょう。

一般の保育士さんと比べると、やはり役職につくと給料が大幅にアップしますが、公立と私立でも大きな違いがあります。公立保育士の方が私立よりも給料が高いことが分かります。

これを年収に換算したとき、公立では平均700万円程度、私立認可保育園だと525万円程度だといわれています。ただし、資金が豊富な私立の保育園や、人気がある保育園の場合であれば、園長で年収1000万円を稼ぐ人もいるそうです。

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どちらの園にせよ、現状、役職の席が埋まっており、なかなか実現できそうにないという人もいるでしょう。園によっては家族経営などの理由から、キャリアアップの余地がない場合もあるでしょう。

そういう場合、キャリアアップができる園へ転職するのが現実的な選択ですが、求人選びの際は、公立や私立の違いといった観点からも比較するといいでしょう。

今すぐキャリアアップしたくなったらどうすればいいの?

すぐにキャリアアップしたいという人は一度、保育士専用サイトに相談し、キャリアアップの求人を教えてもらうといいでしょう。

【公立と私立・施設形態】による保育士の給料比較

保育園

ここでは公立の保育園と私立認可保育園の給料の違い、さらには施設の種類による給料比較をしていきます。

保育士専用サイトである『保育士バンク!』のデータをもとに端数は調整した数値を挙げていきます。

公立保育士と私立保育士の給料

公立保育士 私立保育士
平均月給 28万円 26万2000円

先にも触れましたが、公立保育士は地方公務員ということあり、私立の保育士よりも平均給料は高めの結果になっています。

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施設形態による保育士の給料

月給
公立保育園 28万円
私立認可保育園 26万2000円
認定こども園(私立) 24万2000円
小規模保育(A型) 23万2000円
事業所内保育(A型) 21万1000円

施設形態についてですが、以下のような施設のことを言います

  • 認定こども園とは幼稚園と保育園を合わせた施設
  • 小規模保育(A型)とは園児定員19名以下で、職員資格は全員保育士という施設
  • 事業所内保育とは企業が自社の従業員の子どもや地域の児童を対象に設置した施設(複数の形態あり)

園児数の少な目な小規模保育の施設では運営規模も小さくなるので、その分、給料は低めになっています。また、会社が設置する事業所内保育の場合には、運営補助金が認可保育園と比べて少ないために、給料も低めになるようです。

施設形態の給料だけで見ると、公立保育園が1番魅力的に見えますが、もちろん働くことは給料だけではありません。50代になって体力的につらくなってきたから、業務の負担が少なめの職場で働きたいという人もいるでしょう。

転職をお考えの人は、自分に合った職場環境や労働条件で、かつ、なるべく給料の高い園を見つけるような視野で取り組むのがいいでしょう。

【都道府県別】による保育士の平均年収ランキング

地域別 平均年収
全国 332万5000円
北海道
北海道 287万円
東北
青森県 264万円
岩手県 276万円
宮城県 298万円
秋田県 314万円
山形県 259万円
福島県 243万円
関東
茨城県 305万円
栃木県 299万円
群馬県 295万円
埼玉県 308万円
千葉県 337万円
東京都 369万円
神奈川県 333万円
北陸/甲信越
新潟県 294万円
富山県 287万円
石川県 335万円
福井県 276万円
山梨県 285万円
長野県 301万円
東海
岐阜県 268万円
静岡県 320万円
愛知県 372万円
三重県 310万円
関西
滋賀県 317万円
京都府 351万円
大阪府 347万円
兵庫県 356万円
奈良県 321万円
和歌山県 382万円
中国
鳥取県 286万円
島根県 311万円
岡山県 308万円
広島県 297万円
山口県 308万円
四国
徳島県 279万円
香川県 295万円
愛媛県 323万円
高知県 315万円
九州/沖縄
福岡県 330万円
佐賀県 220万円
長崎県 331万円
熊本県 281万円
大分県 293万円
宮崎県 291万円
鹿児島県 293万円
沖縄県 260万円

(出典:厚生労働省「平成27年度保育士等に関する関係資料」)

保育士の給料は都会が高くて、田舎の方が安いというイメージを持つ人も多いですが、厚生労働省の調査ではそうでない結果が出ています。

全国平均年収の高い順からあげてみると

  1. 和歌山県:382万円
  2. 愛知県:372万円
  3. 東京都:369万円
  4. 兵庫県:356万円
  5. 京都府:351万円

と1位は和歌山県になっています。意外といえば失礼になりますが、給料と地域の関係はそう単純ではないようです。

東京は3位、そのほか大阪などの地方都市は上位にはランクインしていません。一方、年収を低い順からあげてみると

  1. 佐賀県:220万円
  2. 福島県:243万円
  3. 山形県:259万円
  4. 沖縄県:260万円
  5. 青森県:264万円

となっており、ワースト1位の佐賀県は和歌山県と162万円の差額です。もちろんワースト入りしている地域が特別、その賃金の水準で生活が成り立つだとか、労働量などが著しく少ないとかといった理由もないはずです。

ただ、これはあくまでも平均ですので、どの地域にも、園によって待遇に差があります。

キャリアアップで手取りを上げる方法について

保育士の年収(出典:厚生労働省「『保育士数』と『保育士の年収』の推移」)

50代の保育士の場合、キャリアアップといえば園長へのチャレンジが多いでしょう。園長になるためには保育士としての経験が重要になります。

経験年数については厳密なきまりがあるわけではなく、求人ごとに、経験が何年以上あること、という条件が設定されていることが多いです。

加えて、主任やクラス担任、副園長などのポジションをどのぐらいの期間勤めていたのかという点も合わせて考慮されます。

おそらくすでに園長になれる条件を満たせている人がほとんどでしょうが、問題は今の環境で働きつづけて園長になれるかどうかです。

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通常、園長になるプロセスは、ずっと同じ園に勤め続け、サブリーダーからリーダーへ、そして主任から園長へ、というふうにキャリアを積み重ねていくのが一般的です。

ただ、園長の席は一つの園で1つだけですし、年功序列の体質が強い園もありますし、親族経営しているところでは園長になることは不可能という園もあります。

思うようにキャリアアップできないと悩んでいる人もいらっしゃいますが、近年、転職という方法で園長のチャンスをつかみやすくなっています。

系列の園を全国展開するような社会福祉法人も増加しているため、新規開設にあたって園長を募集している求人もたくさんありますし、将来的な園長候補の求人も多く見かけるようになっています。

園長や主任など役職につきたいと考えている人は保育士専門の転職サイトでまずはどのような求人があるのか相談してみるのもいいでしょう。

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まとめ

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今回は50代の保育士の平均給料についてまとめました。50代、とくに50代後半になると管理職につく保育士が多くなるため、平均給料は高くなりやすい傾向です。また、管理職になる場合、公立と私立では、公立保育園の方が給料が高いことが分かりました。

これから園長や主任などキャリアアップを目指したい人で、今の園ではなかなかなれそうにない環境の場合、転職という方法でキャリアアップに挑戦するのも一つの手です。

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