【60代】保育士の平均給料は?年齢・性別・公立私立・地域で徹底比較

近年、60代の保育士さんが増えてきています。求人を見ても、60代(シニア)歓迎という募集が数多くあります。

年金受給年齢の引き上げによって再雇用などで働くことが今では一般的になりましたが、保育士資格の有無にかかわらず、保育園で働きたいという60代以上の人が増加傾向にあります。

保育士不足が社会問題とされるなか、経験豊富で、時間的にも融通がききやすい60代保育士を求める園がたくさんありますので、転職や復帰、未経験のチャレンジがしやすい現状と言えるでしょう。

60代以上の保育士さんの場合、経済的な理由よりも生活の充実を求めて働く人も多いですが、保育園の求人を探す際、給与をいっさい気にしない人は珍しいでしょう。

この記事では60代の平均給料にスポットをあてて見ていきます。詳細を把握できるように性別、年齢別、公立私立、施設形態、都道府県ごとの給料などについても挙げていきます。ぜひ参考にしてください。

60代の保育士の平均給料(気になる箇所をクリック)
【2019年日】
保育士転職の最新情報

今月は保育士さんが転職活動を開始するのに絶好のタイミングです。なぜならこの時期は、転職市場の最繁忙期を超え、新卒の研修が落ち着く保育園側も採用に力を入れる時期だからです。

一方で、条件が良い保育園は求人数が限られているため、できるだけ早く転職活動を開始すべきです。

実際に保育士の私が利用した転職サイトが『マイナビ保育士』と『保育ひろば』です。私は東京在住なので一番役に立ったのが『マイナビ保育士』でした。関東圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)にひときわ強い保育士専門の転職サイトとして有名です。

その他の地域にお住いの方におすすめなのは『保育ひろば』。こちらは関東圏含め、全国に対応した保育士転職サイトです。

『マイナビ保育士』『保育ひろば』は一般に公募しない"非公開求人"もあります。転職を考えている方はもちろん、今は転職できなくても登録だけはして情報を逃さないようにしましょう。

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【年齢別・性別】による平均給料とボーナス(賞与)

タブレットと並べられたビジネス道具

まずは年齢別、性別による平均給料とボーナスを見てみましょう。男性と女性を別にまとめておきます。

ここに挙げる月給とは手取りではなく税込みであり、基本給のほかに職務手当や家族手当、時間外勤務や休日出勤などの超過労働給与も含まれています。

ワンポイント
これから紹介する情報は厚生労働省の統計調査をもとに、端数を調整した数値になっています。

60代の女性保育士の平均賃金

女性保育士の平均賃金
年齢 月給 ボーナス 年収
20~24歳 18万5000円 35万2000円 257万3000円
25~29歳 19万8000円 55万5000円 293万9000円
30~34歳 20万9000円 54万8000円 306万2000円
35~39歳 21万9000円 63万円 326万9000円
40~44歳 23万4000円 71万2000円 351万8000円
45~49歳 23万3000円 67万円 347万5000円
50~54歳 24万7000円 68万8000円 365万3000円
55~59歳 27万円 84万8000円 409万8000円
60~64歳 28万5000円 78万8000円 420万5000円
65~69歳 29万9000円 74万6000円 434万2000円
70歳~ 39万2000円 164万4000円 635万1000円

(参照:厚生労働省「平成26年賃金構造基本統計調査」)

厚生労働省の統計調査によると、60代前半の平均月給は約28万円、60代後半は29万円という結果になっていました。

60代が他の年代よりも年収が高いんだ!どうして高くなっているの?

他の年代よりも年収が高いのは意外な感じもありますが、これは60歳を過ぎても継続して園長や主任保育士として働いているからかもしれません。

公立では60歳を定年とし、65歳までの再雇用制度があります。仮に園長をしていた保育士が65歳まで働くとしても、定年になるとその職を退き、別のポジションで働くことになります。

一方、私立はその園によって規定が異なるので、50代につづいて60代も園長として働ける環境もあります。この表の60歳以上の平均賃金を高くしているのは、私立の管理職につく保育士だと考えられます。

男性保育士の平均賃金

男性保育士の平均賃金
年齢 月給 ボーナス 年収
20~24歳 19万3000円 27万8000円 260万4000円
25~29歳 21万3000円 60万4000円 317万1000円
30~34歳 24万4000円 71万8000円 365万3000円
35~39歳 29万4000円 109万1000円 462万5000円
40~44歳 35万9000円 115万6000円 547万円
45~49歳
50~54歳 32万7000円 102万6000円 495万5000円
55~59歳 33万6000円 84万円 487万5000円
60~64歳 28万5000円 34万8000円 377万1000円
65~69歳 56万7000円 197万4000円 878万2000円
70歳~ 24万5000円 105万9000円 399万9000円

(参照:厚生労働省「平成26年賃金構造基本統計調査」)

女性保育士の平均給料と比較した場合、男性の方が高い結果となっています。とはいえ、男性保育士の割合はかなり少なく、統計の母数が小さいですから、その計算上、平均年収が高くなっているようです。

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【公立と私立・施設形態】による保育士の給料比較

保育園

ここでは公立の保育園と私立認可保育園の給料の違い、さらには施設の種類による給料比較をしていきます。

保育士専用サイトである『保育士バンク!』のデータをもとに端数は調整した数値を挙げていきます。

公立保育士と私立保育士の給料

公立保育士 私立保育士
平均月給 28万円 26万2000円

先にも触れましたが、公立保育士は地方公務員ということあり、私立の保育士よりも平均給料は高めの結果になっています。

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施設形態による保育士の給料

月給
公立保育園 28万円
私立認可保育園 26万2000円
認定こども園(私立) 24万2000円
小規模保育(A型) 23万2000円
事業所内保育(A型) 21万1000円

施設形態についてですが、以下のような施設のことを言います

  • 認定こども園とは幼稚園と保育園を合わせた施設
  • 小規模保育(A型)とは園児定員19名以下で、職員資格は全員保育士という施設
  • 事業所内保育とは企業が自社の従業員の子どもや地域の児童を対象に設置した施設(複数の形態あり)

園児数の少な目な小規模保育の施設では運営規模も小さくなるので、その分、給料は低めになっています。また、会社が設置する事業所内保育の場合には、運営補助金が認可保育園と比べて少ないために、給料も低めになるようです。

60代の保育士さんの場合、経済的な理由ではなく、働くことを楽しみたいという目的で求人を探す人が多くなるかもしれません。そういう面から、施設形態にこだわって求人内容をチェックするのもいいでしょう。

うーん。自分の希望にあう求人を見つけるのって大変そう…。

自分の要望に合った求人を見つけるのはなかなか大変ですから、保育士専門の転職サイトを使うことがおすすめです。園について、サポートスタッフに相談できるので、上手に見つけることが可能です。

【都道府県別】による保育士の平均年収ランキング

地域別 平均年収
全国 332万5000円
北海道
北海道 287万円
東北
青森県 264万円
岩手県 276万円
宮城県 298万円
秋田県 314万円
山形県 259万円
福島県 243万円
関東
茨城県 305万円
栃木県 299万円
群馬県 295万円
埼玉県 308万円
千葉県 337万円
東京都 369万円
神奈川県 333万円
北陸/甲信越
新潟県 294万円
富山県 287万円
石川県 335万円
福井県 276万円
山梨県 285万円
長野県 301万円
東海
岐阜県 268万円
静岡県 320万円
愛知県 372万円
三重県 310万円
関西
滋賀県 317万円
京都府 351万円
大阪府 347万円
兵庫県 356万円
奈良県 321万円
和歌山県 382万円
中国
鳥取県 286万円
島根県 311万円
岡山県 308万円
広島県 297万円
山口県 308万円
四国
徳島県 279万円
香川県 295万円
愛媛県 323万円
高知県 315万円
九州/沖縄
福岡県 330万円
佐賀県 220万円
長崎県 331万円
熊本県 281万円
大分県 293万円
宮崎県 291万円
鹿児島県 293万円
沖縄県 260万円

(出典:厚生労働省「平成27年度保育士等に関する関係資料」)

保育士の給料は都会が高くて、田舎の方が安いというイメージを持つ人も多いですが、厚生労働省の調査ではそうでない結果が出ています。

全国平均年収の高い順からあげてみると

  1. 和歌山県:382万円
  2. 愛知県:372万円
  3. 東京都:369万円
  4. 兵庫県:356万円
  5. 京都府:351万円

と1位は和歌山県になっています。意外といえば失礼になりますが、給料と地域の関係はそう単純ではないようです。

東京は3位、そのほか大阪などの地方都市は上位にはランクインしていません。一方、年収を低い順からあげてみると

  1. 佐賀県:220万円
  2. 福島県:243万円
  3. 山形県:259万円
  4. 沖縄県:260万円
  5. 青森県:264万円

となっており、ワースト1位の佐賀県は和歌山県と162万円の差額です。もちろんワースト入りしている地域が特別、その賃金の水準で生活が成り立つだとか、労働量などが著しく少ないとかといった理由もないはずです。

ただ、これはあくまでも平均ですので、どの地域にも、園によって待遇に差があります。

60歳以上の保育士求人・転職事情について

面談をしている女性

冒頭でも少しお話ししたように、現在、保育士として働きたい60代以上の人が増えています。

厚生労働省の調べによれば、保育士資格の有無にかかわらず、保育士を希望している新規求職者数が3,494人(28年度)で、前年度よりも12.1%も増加しています(厚生労働省「ハローワークにおける60歳以上の保育士に係る求人・求職状況について」)。

24年度から右肩上がりになっているので、保育士になりたいという60代の人はこれまらもまだまだ増加することが考えられます。

年齢制限・年齢不問の求人はどれくらいあるか?

(画像出典:厚生労働省「労働市場分析レポート」)

上の表は、保育士の求人における年齢制限ありの数と、年齢不問の数のグラフです。平成28年度の値を見ると、年齢不問の求人が10万件以上あり、年齢制限ありの求人はおよそ1万5千件ほどになります。

2種類の求人で数が大きく違っていますが、これは年齢不問の求人についてはパートタイムも含む値となっているからです。実際、パートとして働く60代保育士さんも多いでしょう。

60代になっても働きやすい職場とかあるのかな?

午前中のみの募集など自分の働きたい勤務時間に合った求人や、若手保育士のサポート役のような仕事がたくさんありますので積極的に働きやすい環境になっています。

無資格者歓迎の求人も多数

保育士のサポートをする保育補助という仕事があり、この業務であれば保育士の資格がなくても働くことができることになっています。

資格がないけど保育士として働きたいという人も、無資格者を募集している求人があるのでぜひチェックしてみてください。

ただ、自分の希望に合った求人を探すのは手間がかかりますし、何か不安な面も出てくるので、保育士専用の転職サイトを利用するのがおすすめです。

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まとめ

話をする60代の女性

今回は60代の保育士の平均給料についてまとめました。60代の保育士の場合、働き方が個人によって様々ですから、なかなか平均的な賃金を把握するのは難しいかもしれません。

近年、保育士不足が社会問題化されていますが、その状況に再雇用制度などが相まって、年齢不問の求人の増加とともに、保育士になりたい60代以上の新規求職者数が増加しています。

積極的に保育士になりやすい状況ですが、求人情報もたくさんあり、自分にマッチした園を探すのはなかなか大変です。とくに資格のない未経験者の場合、何かと不安も多いでしょう。

そういう場合には転職をスムーズにするために保育士専用の転職サイトを使うことをおすすめします。

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