保育士を”半年で転職する人”が遭遇するデメリット&今後の対策!
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小さな子供たちと密に接する必要がある保育士という仕事は、やりがいや充実感のあるお仕事の一つと言えるでしょう。体力や精神力も必要ですし、それだけでなく専門的知識も求められることから簡単になれる仕事ではありません。
このように保育士というのは非常に大変な職業ですから、保育士になるにあたり熱意や高い志を持ち合わせている人がほとんどです。しかしながら、そのような人であったとしてもわずか半年程度で転職を考えてしまう人も多いです。
たった半年程度で辞めたくなるのにはそれ相応の理由があるでしょう。しかしながら早期退職にはデメリットも少なからずありますので、売り手市場の保育士といえども、早すぎる退職の場合には熟考しきちんと対策を考えることも大切です。
早期退職でも転職エージェントに頼ればスムーズに問題なく転職できるのでおすすめですよ!
保育士を半年で退職・辞める理由
保育士になるにあたってはただ何となく生活のために始めるというよりは、子供が好きなど仕事に対してプラスの感情を持って従事する人が多いです。保育士という仕事そのものに憧れを抱いているというケースもよく耳にするでしょう。
そんな好きでなった保育士という職業を半年足らずで嫌になってしまう原因は一体何なのでしょうか?理由は人にもよりケースバイケースではあるでしょうが、しっかりと理由を見つめ直すことも今後をより良いものにするためには必要です。
【理由1】なんとなく辛くて辞めたい(慎重に考える)
保育士を辞めたい理由はさまざまでしょうが、後悔しないためには一度整理してしっかりと理由を考えることが必要です。辞めたい理由によってはすぐにでも転職すべき場合もありますし、とどまった方がメリットは大きいこともあるからです。
辞めたい理由がただ何となく辛いからという場合には、慎重に考えとどまることも視野に入れた方がいいでしょう。なぜかといいますと、何となく辛いという場合には保育士になって理想と現実とのギャップがそう感じさせている場合が多いからです。
理想と現実のギャップというのは保育士に限ったことではなく、どの職業でも少なからずあるでしょう。
【理由2】人間関係(いじめ・パワハラ・モラハラ)
仕事内容が原因なのではなく、人間関係が原因で辞めたい場合には、辞める決断というのも必要になってくるかもしれません。
事実、いじめやパワハラ、モラハラなどが原因で体調を崩したり鬱になってしまう人は少なくありません。
健康であってこその仕事ですから、その健康を損なうような事案が発生しているのであれば退職もやむをえないでしょう。
特に職場で以下のような扱いを受けている場合には状況を客観的に考える必要があります。
- 明らかなイジワルをされる
- 絶対に終わらない量の業務を押し付けられる
- みんなの前で見せしめのように注意される
- 無視をされたり仲間外れにされる
どうせ辞める覚悟であるのならば、上の立場の園長などに現状を訴えるのも一つの手ではあります。
園長に訴えてみるのもひとつの方法なんだね!
話は聞いておくが、改善をする気なんてないぞ。文句があるなら辞めてしまえばいいんだ!
園長に訴えてみても改善されないようであれば、職場を変えるのは正当な手段ですから堂々と退職しましょう。
保育士を半年で退職・辞めるのはおすすめしない
保育士を半年で辞めることにした場合、その短さも気になりますし年度途中であることも気がかりなのではないでしょうか?確かにあまりに早すぎる退職は、自分自身のキャリアに傷をつけてしまう可能性があります。
ですからきちんとした理由なく、職務が面倒などの理由で半年で退職してしまうことは、あまりおすすめはできません。
しかしながらパワハラやモラハラなどの被害に合われていたなど、正当な理由があるのであればこの限りではありません。半年で退職してしまったとしても、理由をしっかりと述べられるのであれば次の職場も見つかります。
年度途中で辞めた場合、クラスはどうなっちゃうの?
途中で担任が辞めても、保育園はしっかりと後任を用意するでしょうからこれに関しても心配はいりません。
保育士を半年で辞める場合の『4つのデメリット』
保育士を1年にも満たない半年で辞める際には、少なからずデメリットも発生します。ですから半年ほどで辞めるかどうかを悩んでいるのであれば、まずはこのデメリットをしっかりと理解しておかなければなりません。
もちろんデメリットがあるからといって、必ずしもそこにとどまらないといけないわけではありません。デメリットを理解して尚且つ辞めることに意義を見いだせるかどうかを検討することが、後悔しないためには大事です。
【デメリット1】転職の希望を打ち明ける時
半年ほどで転職の希望を主任や園長などの上司に打ち明ける場合、気まずさを感じることが多いです。通常保育園の場合、4月からの年度初めをスタートとし1年間は担任を続けるという、暗黙の縛りのようなものがあります。
そのため1年の区切りの際に退職を申し出るのであればそこまでではないのですが、半年という年度途中の場合には渋られる可能性が高いでしょう。もちろん労働者の権利として、いつ退職をしても自由なのは大前提です。
【デメリット2】周りの目が冷たくなる
半年ほどで転職をする場合、退職の意を示した後に周りの目が冷たくなる可能性が高いです。年度末であれば区切りとしてスムーズに退職を受け入れられる場合が多いですが、年度途中となると難色を示されることがほとんどです。
やはり年度途中の退職は、保育園としても負担が大きく、同僚にも少なからず迷惑をかけることになるでしょう。余裕がなくなってしまい、急に冷たい目で見られる事案というのも意外と多いものなのです。
とはいえ半年ほどで辞めたい場合、すでに人間関係に悩まれている方が大半でしょう。今更多少周囲が冷たくなったとしても、案外耐えられるかもしれませんし、それよりも早く辞められるメリットの方が大きい可能性もあります。
【デメリット3】面接で不利になる可能性
半年ほどで退職を希望した際には、周りの目が冷たくなるなどのデメリットがあるでしょう。とはいえ前の職場におけるデメリットに関しては、正直一過性のものですから、その時だけ耐えればよいと言えばよいのです。
しかしながら半年で辞めたことが、退職後も響いてくる場面があり、それが面接時です。なぜ半年で辞めたのか面接時に深く追求される可能性は大いにありますから、きちんと理由を述べられるようにしておく必要があります。
【デメリット4】新しい職場で働き始めてからも…
半年ほどで保育園を辞めて転職した場合の影響が、新しい職場にも及ぶことがあります。これから転職するにあたっては、前の職場のネガティブなことよりも転職した後のデメリットをしっかりと踏まえておくべきかもしれません。
半年で辞職したという事実を、新しい職場に隠しておくのは難しくむしろきちんと告げたうえで転職した方がよいです。とはいえ半年で辞めたことが同僚に知られると、警戒されよそよそしく接してくる人も中にはいるかもしれません。
また別の保育園に行ったとしても、前の保育園の職員と研修などで会ってしまう可能性もあるでしょう。交流がある同じ地区の保育園ではなく、少し離れた場所の保育園に転職した方が、後腐れがなくて済みます。
転職時の気まずさを減らすのにやるべき3つのこと
転職することを決めて職場に告げた後の気まずさは、何も保育士に限ったことではなくどんな職場においても同じです。後わずかで辞める人と、これからもその職場で働く人では温度差が生じるのはある意味当然のことです。
とはいえ退職が完了するまでの期間、居心地悪く過ごすのは避けたいものです。辞めることを告げた後の過ごし方によって、多少は気まずさを減らすことができますので、メンタルを保つためにも参考にしてみましょう。
【1】仕事を最後までやり抜く&引き継ぎを丁寧に
転職が決まった後でも、以下のことをしっかりとおこなうことで印象は変わってきます。やる気がないと思われてしまうと、余計周囲からのあたりが強くなる危険性があるため、やるべきことを全うしましょう。
- 通常の業務をしっかとこなす
- 引継ぎは後任に分かりやすいよう丁寧におこなう
- 後任がやりやすいような引継ぎ内容を考える
- 手を抜いているように見られないよう機敏にこなす
- 積極的に業務をおこなう
- 責任もって仕事をおこなう姿勢をみせる
【2】退職する話を必要以上に話さない
退職する旨が決まった時には、気持ちが軽くなりついその話を仲のよい同僚などにしてしまいがちです。しかし必要以上に退職の話をするのは、以下のような思わぬトラブルに繋がる可能性があるため避けておくのが無難です。
- 自分が伝えた相手以外にも話が広まる危険性がある
- 知らなかった人は嫌な気持ちになるかもしれない
- 職員のみならず保育園の保護者などに話が漏れてしまう危険が高まる
- 退職を知った途端に態度が変わる人もいる
【3】保護者の挨拶は一人ずつ行う
保育園を退職することが決まった後も、やらなければならないことは沢山残っています。その中の一つとして、これまでお世話になった保護者方への挨拶があるのですが面倒でも一人ずつきちんと行うのがベターです。
保育園を辞めたとしても、近隣の保育園に転職した場合には兄弟時がそちらの保育園を利用している場合もあるでしょう。狭い世の中ですから意外なところで関わりがあったりするため、最後の挨拶はしっかり行った方がよいです。
保育士が辛い・限界なら退職する勇気を!
保育園や小中学校のような、1年単位で担任を任される教職の場合ですと、年度途中には非常に辞めづらいものがあるでしょう。暗黙の了解として1年間は全うするものという風習が、どこの保育園でも少なからずあります。
とはいえ世の中には年度途中で退職し、担任を辞める人だって山ほどいます。責任ある職業ですからいい加減に辞めるのはダメですが、どうしても辛く限界を感じているのであれば辞めるのは決して悪いことではありません。
年度途中で辞めてしまうのは大迷惑だから我慢をしろ。
そうだよね。年度途中で辞めるのって責任感じてどうしても躊躇しちゃうんだ。
途中でも気にすることはありません。保育士は体力も精神力も使う過酷で負担が大きい仕事ですから、病気になってしまう前に辞めるのは間違いではないのです。
自分自身を見失ってしまう前に、今の職場を離れる勇気というのも時には必要になるでしょう。
在職中から転職活動を始める(転職サイト活用)
過激なパワハラやいじめの被害に合っていて今すぐにでも辞めたい場合にはこの限りではありませんが、可能であれば在職中から転職活動を始めましょう。その理由として、以下のようなメリットがあるからです。
- 次が決まっていると金銭面での心配がない
- ブランクが少ないため仕事内容を忘れずに済む
- 慌てずに探せるため自分にとって有利な職場を見つけられる
- 無職の期間がないため精神的な焦りを軽減できる
- 早く次を見つけなきゃというプレッシャーを感じずに済む
ただでさえ忙しい保育士の方が転職活動を始めるにあたっては、転職サイトを有効活用するようにしましょう。上手に利用することでスムーズに日程調節できたり、楽に良い転職先を見つけられるなど活用度が高いです。
早期退職でも問題なし!転職するなら転職エージェントを使おう
まとめ
半年ほどで保育園を退職し転職するにあたっては、期間の短さはもちろんのこと年度途中ということがネックになってきます。そのため保育園側から引き留めがあったりなど、退職が難航してしまう可能性も否めません。
また年度途中の退職は保育園側の負担が増えるのはもちろんのこと、同僚にも負担がかかることから人間関係に問題が発生することもあります。ですから半年ほどで退職をする際には、慎重に行動することが求められます。
とはいえパワハラやいじめの被害などに合っている場合には、環境を変えることは自分を守るために必要なことです。退職におけるデメリットを理解したうえで、出来るだけ不利益を被ることのないように上手に転職しましょう。