【元保育士が告白】生の経験談からわかる壮絶なパワハラ&マタハラ事例
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保育士の辞める理由の一つに、上司(園長・主任・先輩保育士)によるパワハラが存在します。
どこの職場であっても人間関係で悩むことはあると思います。ですが、その中でも保育士は女性が多い職場であるため、女性特有のドロドロした関係で悩む保育士さんがたくさんいます。
「今もまさに、上司からのパワハラで悩んでる」そんな状況のあなたへ役立つ情報を解説するので、ぜひ読んでもらいたいと思います。
何より、あなた自身が一番大事なので、誰かに相談するなどして、一人で抱え込まないで下さいね。どうしても無理な場合はすぐ転職を考えて自分の身を守ってください。
保育士の主任&先輩からのパワハラ&マタハラ事例
事例を紹介する前にまずは大前提の話をします。パワハラに当てはまっているのか、まずは確認してください。
どこからがパワハラなの?保育士のパワハラってどんな状況?マタハラって?
パワハラ(パワーハラスメント)とは、社会的な地位の強い者による、自らの権力や立場を利用した嫌がらせのことです。何よりもたちが悪いのが、加害者側に自覚がなく指導だと思い込んでいることが多いんです。
ただ一つ言えるのは、パワハラは指導ではなく”いじめ”です。
一方、マタニティーハラスメントは、妊娠・出産に伴う労働制限・就業制限・産前産後休業によって業務上支障をきたすという理由で、精神的・肉体的な嫌がらせを行う行為のことを指します。
マタハラは、セクハラ(セクシャルハラスメント)・パワハラ(パワーハラスメント)に続く3大ハラスメントの一つと言われています。
それでは実際にどのような事例があるのか、以下4つの事例を踏まえて紹介していきます。
【事例①】保育士の主任・先輩・上司からのパワハラ
私の友人が保育園でのパワハラに悩んでいました。友人はとても明るく誰とでもすぐに仲良くなれるタイプの子でした。
働き始めた時も、主任や年上の先生とも楽しく仕事ができていると話していました。ある日園長と楽しく話している姿に嫉妬されたのかその日から、主任の態度が一変したそうなんです。
主任だけでなく、仲良くしていた先輩保育士にからもいじめにあったようでした。なんとなくは気づいていたようなんですが、ターゲットを一人決めては、いじめを行うような園だったようです。
そのいじめの内容というのもとても露骨で、挨拶をしても無視。職員室にいる時は、存在がないかのような扱いでその場にいるのがとても苦しかったと言ってました。
話を聞いてる私までとても辛く怖いと感じました。その友人は保育士を辞める事になり、あまりにも心が傷ついてしまい、保育士に復帰することができませんでした。ですが、他の仕事に転職して現在は楽しく働いています。
【事例②】園長もしくは副園長からのパワハラ
これは私の実体験に基づく情報です。園長といえば保育園での一番の権力者です。その園長との関係によって保育士としてやっていけるかも分かれると思います。園長は、現場にたって保育をしているわけではありません。
なので、無理のある保育内容などを平気で注文してきます。そして、それがこなせないと、現場の状況なども知ろうとせず頭ごなしに怒るなんて日常でした。
むしろ、自分の思ったように動けない保育士には、喋りかけもしません。本当なの?と思うでしょうがこれが現実です。
友人が働いていた園の園長は、自分で作ったものを保育士に売りつけてくる園長でした。例えば、クッキーを趣味で作っては一袋数百円で売るそうなんです。
それを買わないと今後園に居づらくなるようで、いつも無理して購入していたそうです。園長に媚びてる主任は何袋も購入してご機嫌取りをしていたと言っていました。
また、保育中に見回りをして評価をしている園長もいました。とても威圧的でびくびくして楽しく保育ができなくなります。
思いつきで怒ったりするので、いきなりロッカーが汚いと怒ったかと思えば、保育士に今すぐ拭くように指示して保育を中断させるは、子どもの前で怒鳴るので、怖がって子どもたちを動揺させることもありました。
何より、子どもの前で怒られて保育士としてのプライドも傷つけられてしまいます。こういった理不尽なパワハラを受けてるうちに、精神的に追いつめられることもあります。
また、園長や、主任といった目上の人から受けるパワハラは特に深刻にうけとめてしまいます。そういったことで体に不調が起こることもありました。
【事例③】園長・主任から保育士へマタハラ
これも私の実体験に基づく情報です。私が働いていた園は、20代の保育士が多く妊娠・出産の経験どころか結婚してる人も少なかったです。正直その為に妊娠に対する理解が、みんなあまりなかったかもしれません。
何より、園長が「子どもを作るのは順番だ」という人だったのでなんとなく「そうなんだなー」と思っていました。
ただ今まさに自分が結婚して、妊娠・出産をする立場になってからようやく園長の言ってたことはマタハラで最低なことだと気づきました。
当時の先輩保育士の方たちは、どれだけ傷ついてプレッシャーを感じていたのだろうかと思います。
何より保育園の園長が、妊娠をコントロールするなんてふざけた話です。先輩が年子で子どもを授かった時に「園長・主任に謝りに行く」って喋ってて衝撃でした。本来なら祝福されることなのに謝罪に行くなんて悲しい限りです。
【事例④】妊娠報告をしたら嫌がらせをうけた(マタハラ)
友人は、妊娠を報告した時に不妊治療をしている先輩保育士から嫌がらせを受けたようです。
私自身、不妊治療をしていたこともあったので、喜んであげられない辛さなど葛藤があったのではないかと、その先輩保育士がどんな気持ちだったのか少しわからないでもありません。
でもどんな理由があれ、いじめを容認できません。
友人は、重たい荷物を持たされたり、マラソン大会で最後尾を走ることを強要されたそうです。
周りが誰も止めに入ってくれないのが実情なんですよね。友人は何もあかちゃんに問題はなかったようですが、マタハラによって流産するなんて事例もあるそうです。
勇気はいることですが、できないことは「できない」「嫌です」とはっきり意思を伝えてください。黙って我慢していると、事態をさらに悪化させてしまうこともあると思います。
きっと同じようなことで悩む人を救うことにもつながると思うので、はっきりと、意思を伝えてみてください。
パワハラ&いじめをするのは保育士以前に”人間失格”
子どもたちと関わる保育士が、パワハラやマタハラ、いじめをしてるなんてそもそも人間としてどうかと思います。子どもたちにも平気で意地悪するんじゃないかと疑ってしまいます。
ただ、どの保育士さんも日々の保育のなかでの忙しさや、行事前などイベントの準備から疲れ、頼まれごとに追われて、ストレスを抱えて働いています。
そういったことから、先輩保育士自身にも余裕がなくなり、ついつい怒りの感情をこめてしまい優しく接することが出来なくなり、それからいじめに繋がっていくんだと思いんます。
だからといっていじめはダメです。子どもたちに、人との関わり・社会での生き方を教えていく側の人間がこんなことしてたら子どもたちも不信感を抱くと思います。
子どもたちは純粋で素直です。大人のことをお見通しです。大人の姿をしっかり見ています。その子どもたちの為にも、パワハラ&いじめを受けているあなた、我慢しないではっきり言って大丈夫です。
「辛いときは相談する」あなた一人で抱え込まないで
- 言い返したらクビになるんじゃないか?
- 言い返したらもっといじめがひどくなるんじゃないか?
こんな事を気にして働いていると、うつ病になったり自殺未遂を犯してしまったりと、取り返しのつかないことになったら大変です。
他にもあなたを必要としてくれる職場があります。職安や、手軽に探せる転職サイトなどもあります。今苦しい思いをしてる方がいたらぜひ一度利用してみてください。