保育園の非常勤とは?非常勤は4種類&常勤との違い!メリデメも解説

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保育士の働き方は、そもそも常勤が一般的でした。ですが最近では非常勤で働くという方法も出てきています。

ただ非常勤と常勤では何が違うのか分からないという人も多いでしょう。そこで保育園での常勤と非常勤の違いを、確認していきます。

他にも非常勤で仕事をするメリット・デメリットについて検証してみました。実は非常勤といっても幾つかの雇用形態があるので、自分にライフスタイルに合わせた働き方が可能です。

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保育園の非常勤とは”常勤以外を指す意味”

喜ぶ保育士

ではそもそも保育園の非常勤について考えてみます。非常勤とは常勤以外のすべてを指す言葉になります。つまり以下のような働き方すべてが、非常勤という形になっているのです。

  • 臨時職員や契約職員
  • 嘱託保育士
  • 派遣保育士
  • パートやアルバイト

大まかに分けるとこの4つの分類となっています。一昔前までは保育士の仕事は常勤ばかりでした。ですが近年ではこのように保育園での働き方も、多様化してきているのです。

ワンポイント
ちなみに保育士全体だと、非常勤職員の約45%もいるとのことです。

この数字を見ても、最近ではかなり一般的な働き方になってきています。当然ですが実力次第では、正規雇用になるケースも少なくありません。また現在は子育て中であるという人でも、アルバイトなどで復帰していくことも可能です。

【全4種類】非常勤保育士の種類一覧

チェックポイント

では保育園で非常勤として働く時の、雇用形態を確認してみます。

【全4種類】非常勤保育士の種類一覧

この4つが大きな分類になります。それぞれにメリットやデメリットがあるので、雇用形態の違いについて1つずつ確認をしていきましょう。

【1】臨時職員・契約職員

笑顔の30代女性

では保育園で非常勤で働く臨時職員と契約職員について解説してみます。臨時職員とは保育園で働く職員に欠員が出た時などに、補助として臨時的に雇用される職員です。

基本的に契約期間は1年程度で、契約終了前に更新するかどうかを決める形です。契約職員は予め期間のある労働契約を結んで、仕事をする人のことを意味します。

契約職員も1年程度が基本的な期間となります。臨時職員と同じく契約職員の場合も契約の更新次第です。メリットとデメリットは以下の通りになります。

臨時職員・契約職員の『メリット』
  • 長期的なブランクがあっても働きやすい
  • 用基準が正規雇用よりも甘いことが多いので希望の保育園で働きやすい
  • 契約更新のタイミングで円満退職できる

デメリットは以下の通りです。

臨時職員・契約職員の『デメリット』
  • 正規雇用と同じ仕事でも安定性がない
  • 次回の契約更新が確実にできる保証がない

以上のようなものがあります。

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【2】嘱託保育士

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一般的に嘱託という言葉は聞き馴染みがありませんが、保育園での非常勤では珍しくありません。通常は定年退職後も引き続き職場に残って、仕事をする人のことを指します。

ここに注意!
ただし保育園によっては、非常勤の保育士を嘱託職員とするケースもあるそうです。

ですので嘱託保育士を募集とする保育園があった場合は、どういった内容のものかを確認しておく方がいいでしょう。契約職員のような働き方になるのか、それともアルバイトやパートに近いのかなどです。

【3】派遣保育士

勉強をする女性

保育園で働く非常勤保育士にも派遣があります。つまり派遣保育士とは特定の保育園で働くのではなく、派遣会社に登録している保育士であると考えてください。

保育園で欠員があった時に、派遣会社から紹介があるというのが一般的です。そのため臨時職員的な立場であると考えて良いでしょう。

派遣保育士として働くメリットは以下の通りです。

派遣保育士の『メリット』
  • 短時間だけ働きたい、1月から4月まで働きたいなどの希望が通る
  • 派遣会社の方で条件にあう保育園を探してくれる
  • スキルアップ研修を無料で受講できる
  • アルバイトよりも給料は高め

反対にデメリットは次のようなものがあります。

派遣保育士の『デメリット』
  • 時給制であるためボーナスが出ない
  • 家庭の都合などで休む場合は給料に直結する
  • 同じ職場の契約期間は最長3年
  • 職員同士の懇親会には呼ばれない可能性がある

以上となっています。

【4】パート・アルバイト保育士

指をさす女性

最後に保育園でパートやアルバイト保育士として、非常勤で働くケースを考えてみましょう。基本的にパートやアルバイトというのは、時間を区切った働き方になります。

午前中の3時間だけ、夕方の4時間だけなどのような働き方になるでしょう。ではメリットから確認をしてみます。

パート・アルバイト保育士の『メリット』
  • 時間の融通がきく
  • 小さいお子さんがいても働きやすい
  • 60代の保育士でも仕事がある
  • フルタイムは難しくても短時間なら働きたい人に向いている
  • 残業がない

反対にデメリットも確認します。

パート・アルバイト保育士の『デメリット』
  • 比較的に給与が低い
  • 子供と直接関わる仕事の割合が低い
  • 時給での仕事なので休むと給与が減る

以上です。

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「非常勤保育士と常勤保育士」の3つの違い

チェックリスト

ここまで非常勤保育士として、保育園で働く方法を確認してきました。非常勤には4つの雇用形態がありましたが、次は常勤と非常勤ではどんな違いがあるのかについて、詳しく検証していきましょう。

「非常勤保育士と常勤保育士」の3つの違い

【1】仕事内容の違い

保育園の子供たち

非常勤の保育士と常勤の保育士では仕事内容にも違いが出てきます。どのような違いがあるのかは以下の通りです。

  • 常勤が担任、非常勤が副担任
  • 常勤が中心となり、非常勤は補助を行う
  • 保育園によっては子どもに関わることもある
  • 1つのクラス専属よりも複数クラス配属で補助が必要な場所で働く

といったような形です。保育園での仕事と言うと、やはり子どもに関わることが中心だと考えがちでしょう。ですが非常勤での働き方となると、原則として保育補助となります。保育補助とは遊びや食事の準備などが中心です。

他にすることとかある?

他にも食事の世話や後片付けなどを行います。ただし保育園によっては、常勤と同じような仕事に携わることもあるでしょう。この点については保育園次第となるので、勤務前に確認するのをおすすめします。

【2】給与体系の違い

グラフと虫眼鏡とお金

保育園で働く常勤と非常勤では給与体系も大きく異なります。

  • 常勤は固定給だが非常勤は時給
  • ただし臨時職員は固定給の場合もある
  • 非常勤はボーナスの支給がない
  • 大幅な昇給は非常勤だと難しい

基本的に常勤で保育園で仕事をする場合は固定給となっています。これに対して非常勤での仕事は、時給制であるのがほとんどでしょう。

例外的に臨時職員として雇われたケースで、固定給となる場合があります。それ以外は原則として時給制です。非常勤の中では派遣保育士の時給が高い設定ですが、大幅な昇給は望めません。

他にもボーナスの支給がありません。非常勤の場合はあっても寸志程度でしょう。そうした点で考慮しても、給与体系としては常勤ほど恵まれているとは言えません。

【3】働き方・勤務時間の違い

計画

保育園での常勤と非常勤には勤務時間による違いもあります。

  • 常勤は特別な事情を除けば1日8時間、週5日のフルタイム
  • 非常勤は勤務時間の自由度が高い
  • 日数も短くてもOK

といった形です。保育園での常勤は原則としてフルタイムで、園によっては残業もあるでしょう。その他方で非常勤の場合は自由度の高い働き方できます。

1日に3時間~4時間といった短時間でも問題ありません。また日数にしても週に1日でも大丈夫です。雇用契約を結ぶ前に保育園側と相談して、働く時間を自由に決められます。

これが保育園での非常勤の魅力です。自分のライフスタイルに合わせて、働き方を決めることができます。働き方としては自由度が高いので、子育て中の人や老後の働き口としても需要があるのです。

非常勤の保育士として働くメリット・デメリット

最後に保育園で非常勤の保育士として、働くメリットとデメリットについても確認していきましょう。前段でもメリットやデメリットについて触れましたが、こちらでは非常勤全体的なものとして検証してみます。

非常勤の保育士として働くメリット・デメリット
非常勤保育士で働く”メリット”

非常勤保育士で働く”デメリット”

常勤の保育士よりも責任のある仕事をしなくてすむ 給与待遇は常勤よりも劣ってしまう
働く時間の自由度がある 原則として昇給やボーナスがない
保護者と関わることが少ない 非常勤だと責任のある担任にはなれない可能性が高い
非常勤の保育士は採用のハードルが低い

非常勤保育士で働く”メリット”

ガッツポーズをする保育士

最後に保育園で非常勤保育士として働くメリットから考えます。

  • 常勤の保育士よりも責任のある仕事をしなくてすむ
  • 働く時間の自由度がある
  • 保護者と関わることが少ない
  • 非常勤の保育士は採用のハードルが低い

以上のようなものがあります。常勤の保育士として働くことを考えると、やはり大きなネックになるのが保護者との関わりです。

近年ではモンスターペアレントと呼ばれるような、無理をいう親御さんも少なくありません。そうした関わりが少なくできるのは魅力です。

また保育園で常勤として働いている場合、行事への参加などは必須です。ですが非常勤であるのなら、無理して付き合う必要はありません。つまり常勤のデメリット部分をなくせるのが、非常勤保育士のメリットでしょう。

非常勤保育士で働く”デメリット”

頭を抱える母親

次に保育園で非常勤保育士で働くことのデメリットも考えてみます。

  • 給与待遇は常勤よりも劣ってしまう
  • 原則として昇給やボーナスがない
  • 非常勤だと責任のある担任にはなれない可能性が高い

保育園で非常勤保育士で働く時に最大のデメリットが、給与待遇が悪いという点でしょう。働くことの自由度が高いため、ある意味では仕方がない問題かもしれません。

ただ多くの給与を欲しいと考えるのなら、非常勤よりも常勤保育士の方が有利になるでしょう。また先述したように非常勤の保育士は、責任のある立場にはつきにくいです。

保育園によって異なるのでしょうが、基本的に1人担任を任されることはありません。ただ園によっては同じような勤務内容を求められることがあるので、契約前に確認は必須です。

まとめ

保育士と子供

保育園で非常勤保育士として働くことについてまとめてみました。保育士の働き方も近年になって多様化しています。それが非常勤での勤務です。非常勤は以下の4つに分類できます。

  • 契約職員・臨時職員
  • 嘱託職員
  • 派遣職員
  • アルバイト・パート

いずれも非常勤保育士と分類されるのですが、待遇は少しずつ異なります。働くことの自由度は高いですが、その反面で給与待遇は良くありません。そのためメリットとデメリットをしっかりと把握するのが重要です。

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