【必ず知っておきたい】保育士の転職で得られるメリット&デメリット
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転職をするうえで考えるのがメリットデメリットでしょう。もちろん今の職場がつらくてすぐにでも辞めたい、と思う人も多いでしょうが、辞めることでどれだけのメリットが得られるのか、辞めることでデメリットはあるのかどうかが気になるという人もいるはずです。
では、保育士は転職をすることでメリットを得ることができるのでしょうか。逆に転職をしたことでデメリットは出てくるのでしょうか。
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保育士の転職を考えるタイミングは大きく3つ
転職経験のある保育士は沢山います。保育士として働きはじめた職場でずっと働き続ける、という人はなかなかいないようです。特に20代のうちに転職をする人が多く、転職回数は1回から3回までが多いといわれています。
保育士が転職を考える理由で多いのが大きく分けて以下の3つがあります。
- 人間関係
- 保育方針
- 自分自身の変化
まず第一に人間関係です。これは職場の人とだけではなく、保護者との人間関係も出てくるようです。人間関係で転職を考えるのは、保育士だけではありません。
しかし保育士はほとんどの職員が女性ということもあり、合わない人がいると相当大変な思いをするはずです。そして保護者からの理不尽なクレームなどが原因で辛くなり転職を考える人も多くいます。
続いて保育方針に関してです。保育園の方針はほとんどが運営側が決めています。保育園ごとにさまざまな特性があるので、合う合わないは出てくるでしょう。
- 子供を自由に育てたいのか
- しっかりと教育をしたいのか
- 行事はどれだけあって
- 保護者はどれだけ参加して
上記の方針などさまざまな部分で関わってきます。そういった部分が合わないと働きにくいと感じるはずです。
条件面がネックで転職を考える人も多いでしょう。まず、条件面というと以下のものが挙げられます
- 給与
- 休日
- 残業
求人などの記載とは全く違った条件で働く場合も珍しくありません。ボーナスがない、残業が続く、持ち帰りやサービス残業ばかりなど、保育士は激務かつ安月給のところも多いのです。
こういった条件面を変えたくて転職をする人はたくさんいます。忙しくて仕事ばかりの毎日を送っていると、どうしても転職活動を考えてしまうのでしょう。
最後に自分自身の変化です。結婚や出産をきっかけに働き方を変えたいと思う方、パートだったけれども正社員を目指したいと思う方、体力面が不安で少し休みたいと思った方など、さまざまな理由があるかと思います。
もちろん今住んでいる場所から遠くに引っ越したい、上京したい、逆に地元近くに帰りたいなどの理由で転職をする場合もあります。働き方、勤務地などを変えたいために転職活動を考えるようです。
保育士の転職によって得られる『5つのメリット』
転職をすることで得られるメリットはたくさんあります。転職はメリットを得るために行う人がほとんどです。では転職をすることでどんな風に変わることができるのでしょうか。
【メリット1】給与が良くなる&キャリアアップも
まず第一に給与面の向上です。保育士は安月給と言われていますが必ずしもそういう訳ではありません。保育士の給与は保育園側が決めているので、給与を高めに設定している保育園もあります。
今まで残業手当が出なかったという人は、残業手当が出る保育園に変えるだけでも大幅な給与アップにつながるはずです。もちろん他にもボーナスが出るようになった、手取りが増えた、各種待遇が良くなったという場合もあります。
またキャリアアップのために転職活動を行う人も増えています。転職自体でキャリアアップができる場合もあるでしょうし、保育園側がキャリアアップに力を入れていてさまざまな支援をしてくれる場合もあるでしょう。
キャリアアップをすることで各種手当がついてさらに給与アップが見込めます。
【メリット2】休みが増える
保育士は安月給ともいわれていますが、それ以上に休みがないともいわれています。しかし転職をすることで休日が増えたと感じる人は多いようです。
保育園は方針によって、土日に行事が多かったり休日保育に力を入れているところも多いです。また、人手が足りないせいで休日出勤が多い、有給休暇が取れない、という場合もあります。
しかしある程度人手が足りている保育園や、休みの日はしっかりと休日を取ることができる保育園、有給休暇をきちんと消化できる保育園であればトータルの休日を増やすことができます。
保育園のすべてが激務でサービス残業ばかり、という訳ではありません。人手がある程度足りている保育園であれば分業ができるので、激務になる必要がないのです。
【メリット3】園の保育方針とあった場所で働ける
保育園は保育園によってさまざまな方針があります。保育園のホームページに記載されていることも多いですが、実際に働いてみてから初めて知ることも多いでしょう。そのため、方針が合わずに転職を考える場合もあります。
保育園によっては厳しいところもあれば、しつけよりも楽しさを重視するところもあるでしょう。自分の考え方と合わない保育園だと、働いていて辛いと感じることも多いはずです。
転職をするうえで、方針を重視して選ぶことで自分に合った環境の保育園を探すことができます。
【メリット4】新しい保育スキルが身につく
保育園によってさまざまな方針があります。英語教育に力を入れていたり、放課後教室が充実している場合もあるでしょう。転職をすることで新しいスキルを身につけることができる場合もあります。
例えば小規模保育園で働いていた人が通常の保育園で働くことで、年齢が上の世代との付き合い方を学ぶことができます。
逆に通常保育園から小規模保育園に転職をすることで、0歳児から2歳児までの保育スキルを高めることができます。このように、転職をして違う場所で働くことで新しい技術を身につけることができるようになるのです。
【メリット5】人間関係をリセットできる
人間関係がきっかけで転職を考える人はとても多いです。特に同僚と合わないと仕事がつらいと感じてしまうのではないでしょうか。そんなとき転職をすることで人間関係をリセットすることができます。新しい職場で新しい人間関係を築くことができるんです。
もちろん新しい職場になれるまでは大変かもしれませんが、人間関係で悩んでいた人にはとてもメリットに感じるのではないでしょうか。
保護者と合わない場合は数年待つことで解決をする場合もありますが、同僚と合わない場合は解決策もなかなか見いだせないでしょう。転職は逃げではありません。人間関係に悩んだときに転職をする人はたくさんいます。
保育士の転職による『3つのデメリット』
保育士の転職はメリットだけではなくデメリットもあります。そのためデメリットも考えた上での転職活動をしましょう。
もしかしたら転職をすることで悪い方向に進んでしまうかもしれません。デメリットを上回る転職になるように頑張りましょう。
【デメリット1】新しく人間関係を作らなければいけない
やはり重要なのが人間関係です。転職をすると全く知らない人たちの間に入っていかなければいけません。転職先で必ずしも良い人だけに出会えるとも限りません。人間関係がきっかけで転職をした場合は、人間関係の良さそうな転職先を考えるでしょう。
しかし面接や求人だけでは、自分にあった良い人間関係を築ける職場なのかどうかは全くわかりません。実際に接してみないとわからないことばかりなのです。そのため、人間関係に関しては難しい部分でしょう。
改善できる場合もありますし、悪くなってしまう場合もあります。また、転職したてのころはどうしても気を使ってしまいます。また年下の上司ができるかもしれません。そういった部分でうまくやれるかどうかが転職の失敗成功のカギなのではないでしょうか。
【デメリット2】今より仕事が増えるかもしれない
転職をして必ずしも仕事量が減るという訳ではありません。求人を出しているところは、人手が足りないからこそ求人を出して新しい人を雇おうと思っているのです。
もちろん自分が入って人手が不足が解消されるという場合もありますが、必ずしも解消されるという訳ではありません。特に激務の現場で退職者が出たため求人を出したところは、一人補充されても激務は変わらないでしょう。
求人票には勤務時間などが記載されているとは思いますが、必ずしも守られているという分けではありません。そのため実際に働いてみないとどれだけの仕事量なのか、今の職場よりも仕事の量が減るのかどうかはわからないままです。
【デメリット3】給与が低くなるかもしれない
転職をするということは、新しい職場でまた新人として一から働くということになります。
もちろんある程度のキャリアがあり経験者ということで優遇される部分もあるかもしれませんが、新しい職場ではあくまで新人です。
そのため、もともとの職場よりも給与が低くなってしまう可能性もあります。また、ボーナスが出るか、残業代が出るかなどによっても変わってくるはずです。
求人票に残業について記載があったとしても、サービス残業ばかりで給与が増えないという場合もあるかもしれません。実際にどれだけもらえるかどうか、求人票からの予測をすることができますが、それでも最初の給料日まで明確にわかることはないでしょう。
また、有給休暇もリセットされて半年ほどは有給休暇を取ることができない、退職金が少なくなる、などのデメリットも出てきます。こういった部分も考えつつ転職活動もしましょう。
今の保育園にいるメリットはあるのか見直す
転職をするとき、まずはこのまま今の保育園で働き続けても大丈夫なのかどうかを考えましょう。転職をしたからといってすべてがうまくいくという訳ではありません。人間関係が問題なのであれば転職をすることで簡単に解決ができます。
ただし新しい職場でも必ずしも良い人間関係が築けるという訳でもないのです。新しく人間関係を築くことはとても大変です。もちろん給与面が改善される、激務じゃなくなる、ということもないでしょう。
よほど良い求人を見つけることができれば改善できるかもしれませんが、もしかしたら求人とは全く違った職場かもしれません。人手が足りずに今以上に環境が悪くなってしまうかもしれません。
まずは自分がなぜ転職をしたいのかどうか考えてみましょう。そして転職をすることで本当に解決できるのか、今働いている保育園で改善をすることはできないのか、様々なことを考えたうえで転職をすることをおすすめします。
また少しずつ転職活動をするのも良いでしょう。求人は一期一会です。良いと思った求人がすぐに掲載が終了してしまうかもしれませんし、ふとした瞬間に出会える可能性もあります。
もし転職活動をするのであれば、軽く転職したいなと考えている段階から求人票をチェックしてみることをおすすめします。本格的な転職活動は考えていなくても、求人を見るだけでも様々なビジョンを思い浮かべるはずです。
もし転職を考えるのであれば、求人票をチェックしながら現状と比較をしてみてください。
保育園の転職するならどの条件を優先するのか決める
転職をするうえで重要なのが条件です。すべてがすべて理想通りの求人はなかなかありません。そして実際に働いてみると想像と違ったということも多いでしょう。そのため、自分はどの部分を重視して転職をするのかどうかを見つめなおしてください。
給与面をアップしたいのであれば、多少仕事が忙しそうでも給与の高そうな、残業代もボーナスもしっかりと出る保育園を選んでください。
逆に休日がなくてつらいと感じているようであれば、シフト制でしっかりと休みが取れる、年間休日数がある程度確保できるようなところを選びましょう。働き方を変えてみるのも一つの手です。
保育園の方針や立地、人間関係を重視したいのであれば事前の調査が必要です。事前にどんな保育園なのか、どんな人が働いていてどんな方針を重視しているのかどうかをチェックしてみましょう。
もちろん実際に働いてみないとわからない部分も多いでしょうがホームページを見る、現地に行ってみるなどでわかる部分も出てくるはずです。
また事前見学ができる保育園もありますし、面接で保育園を訪れた時に同僚の雰囲気をチェックすることもできるはずです。保育士の勤続年数をチェックすることもおすすめします。
現在よりも年収がアップして休日も増えて、人間関係も良好な職場に転職で必ず出会えるということはありません。もし転職をしたいのであれば、自分の中の優先順位をはっきりとさせて求人をチェックするようにしましょう。
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まとめ
今働いている職場に不満があったときは、まずは少しだけ転職について考えてみてください。転職活動を始めるときは、ちょっと転職について考えてみる程度から始めてみることをおすすめします。
いろいろな求人を見て、今いる職場から離れるメリットデメリットを考えたうえで、本当に転職が良い方向に変えられるのか、現状を改善できるのかどうかを考えることはとても大切なことです。
もちろん、転職活動を進めることで自分を見つめなおすこともできるでしょう。転職活動は途中でやめることもできます。働きながらでも十分にできます。だからこそ、ちょっと求人を見てみることから始めて見てはいかがでしょうか。
どんな保育園が求人を出していて、給与面や待遇がどれだけ変わるのか、自分の働きたいと思える保育園はあるのかどうかを知るだけでもずいぶん考え方が変わってくるはずです。