【完全保存版】大規模保育と小規模保育のメリット・デメリット
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大規模保育園と小規模保育園では、保育のやり方はもちろん、雰囲気や、求められるスキルもかなり違いがあります。
どちらもやりがいのある仕事ではありますが、人によってやりたい保育は異なりますから、一概にどちらがおすすめとは言えません。
規模による保育内容の違いはもちろん、園の方針によってもいろいろ違いはありますから、自分が働きやすくて、やりがいをもって保育できるのはどんなタイプの保育園なのか考えてから決めることが大切です。
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大規模保育園と小規模保育園の違い
大規模保育園と小規模保育園の最も大きな違いは、受け入れる子どもの人数です。
大規模保育園の場合は、年齢ごとにクラス分けがされているのが一般的で、それぞれのクラスに担任や副担任がついて集団で日々のカリキュラムを行います。
それに対して小規模保育園の場合は最大でも19人ですからクラス分けはなく、決まったカリキュラムを行うというよりは、ひとりひとりに合わせた保育を行います。
クラス分けはありませんが、待機児童の解消という目的もあり、0~2歳のみを預かる小規模保育園も多く、乳児がほとんどという点でも大規模保育園とはかなり違いがあるでしょう。
大規模保育園のメリット・デメリット
大規模保育は、いろいろな年代のたくさんの子どもたちに囲まれて仕事をすることにやりがいを感じることも多いでしょう。
活気があって子どもはもちろん保育士の人数も多いので働きやすい面もありますが、日々のカリキュラムや行事の準備・運営で体力的にも精神的にもハードな職場です。
具体的には、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
大規模保育園のメリット
大規模保育園のメリットは、やはり保育士としてのスキルアップにつながるという点です。
もちろん人数が少ないとスキルが上がらないわけではありません。
しかし、大規模保育園では毎日何十人もの子どもを相手に、日々のカリキュラムをこなし、盛大な行事を準備・運営するなど、小規模保育園ではできない業務を経験できます。
大規模保育園は小規模保育園に比べると当然保育士の数も多いので、先輩保育士から学んだり、自分とは違ったタイプの保育士を見て刺激を受けることもできます。
また、人数が多いことで、急な休みでも対応してもらいやすいなどのメリットもあるでしょう。
大規模保育園ならではのやりがい
もちろん行事などは大変ですが、子どもたちと一緒に行事の準備を行い、やり遂げた時の達成感は格別ですし、乳児から小学校入学前まで長く通う子どもも多いので、その成長する姿に感動することも多いです。
こうして子供たちの日々の成長を感じたり、行事での達成感を覚えたりできるのは、保育士としては最高のやりがいになるでしょう。
大規模保育園のデメリット
大規模保育園のデメリットは、まず体力的に負担が大きいことです。
一度に対応する子どもの数も多いですし、子どもの年齢も0歳から6歳までと幅広いので、一緒に走り回ったり運動をしたりと、体を使った保育も多くなります。
子どもの数が多いということで、連絡帳に記入するなどの事務作業も増えるため、毎日とても忙しく過ごすことになるでしょう。
七夕やクリスマス会といった季節のイベントから、親子遠足や敬老参観など保護者参加、さらに盛大に行われる運動会やお遊戯会などは、準備をするのも子供たちの練習をサポートするのも、本当に大変です。
保育士のやりがいにつながるところとはいえ、負担に感じるところも多いでしょう。
小規模保育園のメリット・デメリット
最近増えつつある小規模保育園は、0~2歳児に特化して、保育士を多めに配置することで、小規模ながらひとりひとりに向き合った保育ができる環境ができています。
保育士にとっても、行事や事務作業が少ないなど、負担が小さい反面、乳児保育についてはしっかりしたスキルが求められます。
小規模保育のメリットやデメリットにはどのような点があるのでしょうか。
小規模保育園のメリット
小規模保育園のメリットは、やはり少人数ということで、子どもひとりひとりに合わせた丁寧な保育ができるということにあります。
毎日の保育内容にも融通が利くので、決まったカリキュラムに沿うだけでなく、暑いから水遊びをしたりするなど臨機応変な対応ができたり、子どもの個性に合わせた過ごし方ができるところも多いのです。
保育士としても、アイデアを出してそれが採り入れられる機会も多くなりますから、工夫をした保育を楽しむことができます。
日々の保育に加えて行事の準備をするのは、保育士にとってはかなり負担になるところも多いです。
小規模保育園なら子供に集中できる
小規模保育なら行事の準備に手が取られることなく、目の前の子どもの保育に集中できるのは働きやすさのひとつになるでしょう。
子どもの数が少ないということで、事務作業もかなり少なくなりますし、会議や研修の数も大規模保育園に比べると少ないのもメリットになります。
特に乳児や赤ちゃんが好きな人にとっては、やりがいを感じやすい職場になるでしょう。
小規模保育園のデメリット
大規模保育園での盛大な行事や、大勢の子どもたちに囲まれる毎日にやりがいを感じていた人にとっては、小規模保育園での保育は物足りなく感じるかもしれません。
園庭がないところが多かったり、保育室もあまり広くないところが多いため、日々の保育にも工夫が求められます。
子どもの数が少ないということで、保育士も少数で運営しているところが多く、急に休まなければならなくなった時に、休暇を取りにくかったりといったデメリットがあるでしょう。
保育園選びをするときは転職前に園見学
保育士の資格があればどの保育園でも働くことが出来ますが、実際にどんな保育を行うのかは、勤務する園によってかなり違いがあります。
大規模保育園と小規模保育園では毎日の仕事の内容がずいぶん違いますし、同じ規模の保育園でも、園の方針によってかなり雰囲気は違います。
実際に足を運んでみれば、そこでどんな保育が行われているのか、子どもたちの雰囲気はどんな感じか、先生たちと仲良く出来そうかどうかなど、自分が働いた時のイメージがしやすくなります。
先生が気持ちよく働けないと、子どもたちも笑顔で過ごすことは出来ませんから、あまり急いで決めずに納得し働くことのできる保育園を探すのが良いでしょう。
大規模保育園と小規模保育園どちらが自分に合っているのか判断する
大規模保育園にも、小規模保育園にも、メリットやデメリットはありますから、どちらが自分に合っているのかを判断することは大切です。
もちろん人によって重視するポイントは違いますが、まずはライフスタイルに沿って考えてみましょう。
人数が少ない保育園で「休んでも大丈夫ですよ」と言われても、実際に休んだ時には同僚に大きな負担がかかってしまうので肩身が狭い思いをすることもあるでしょう。
こうした点はどうしようもないところですので、まずはライフスタイルから働きやすい職場を考えるのがおすすめです。
そういった点で問題ないとなれば、自分のやりたい保育ができるほうを選ぶのが良いのではないでしょうか。
それぞれのやりがいを考えて選ぶのも一つ
いろいろな子供たちと過ごし、小学校入学を控えて成長した姿で卒園していく子供たちを見るのにやりがいを感じるのであれば、大規模保育園がよいでしょう。
赤ちゃんのときに入園した子供が、歩くようになり、話すようになって、運動会で頑張る姿や、お遊戯会で演奏するなど、成長する姿には本当に感動を覚えます。
一方、乳児を中心とした保育になる小規模保育園は、赤ちゃんが好きな人にとっては最高の職場かもしれません。
人数が少ないのでひとりひとりに合わせて丁寧なケアができますし、事務作業なども少ないので保育に十分力を入れることができます。
体力的にも大規模保育園ほどの負担はありませんし、日々の保育も自分たちの意見を取り入れながら工夫して行うことができます。最も可愛らしいと言われる乳児の時代を重点的に保育できることに魅力を感じる保育士は少なくないでしょう。
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まとめ
大規模保育園にも、小規模保育園にも、メリット・デメリットはありますし、実際に働いてみるとかなり保育内容が違うことに驚かされるかもしれません。
もちろん園によって方針も違うので、規模だけで決めることは出来ません。
しかし、自分のライフスタイルややりたい育児を考慮しながらいくつかの保育園を見学し、自分が無理なく、やりがいをもって働くことができそうかを見て決めるのがよいでしょう。