保育士への転職に『ハローワーク』と『転職サイト』どっちがおすすめ？

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ハローワークとは国が運営する職業紹介所

ハローワークは転職サイトの中でも特に有名なところだと思います。正式名称は公共職業安定所といい、国によって運営されている職業紹介所です。

国が運営している、ということで安心して利用をすることが出来るという方も多いでしょう。ハローワークは企業から求人の掲載を待つのはもちろん、求人の新規開拓も行っています。また、ハローワークでは出来ることが沢山あります。

ハローワークでできること

一般的な求人の紹介はもちろん、相談窓口で求人や転職就職活動について相談をすることが出来たり、自己分析サポートをしたり、履歴書の書き方をサポートするなど、転職活動の支援にも力を入れています。

ハローワークが運営する職業訓練校に通うことが出来たり、相談や案内を聞いたり、面接対策を行ったり、紹介状の発行も行ってくれます。そのため、あらゆる就職活動のサポートをしてくれる機関がハローワークなのです。

また、雇用保険の資格変更などの手続き、失業給付金受給手続き、各種助成金支給手続きなども行える場所なので、仕事をやめたらまずはハローワークに行くという人が多いのではないでしょうか。

ハローワークと転職サイトの違い

ハローワークも転職サイトも、どちらも求人を掲載しているサイトです。どちらでも転職対策を支援してくれたりサポート業務を行ったり、さまざまな支援をしてくれます。

ハローワークは国が運営している、転職サイトは企業が運営しているという違いがありますが、実はそれ以外は多くの違いはありません。ただし転職活動に関する支援はハローワークのほうが様々なことに対応してくれています。

もちろん転職サイトでも、履歴書の添削や面接指導、さまざまな転職活動のサポートは行ってくれます。一度登録をすればさまざまな求人を見ることが出来ますし、気軽に転職活動をすることが出来ます。

ハローワークでの転職をおすすめしない『4つの理由』

国が運営しているから、有名だから、という理由でハローワークを利用して転職活動を行う人も多いでしょうが、ハローワークは転職活動にはおすすめしません。

確かにハローワークは手軽、身近にある、職員がサポートしてくれるなどのメリットがありますが、デメリットのほうが多いんです。ハローワークで転職活動をするとどんなデメリットがあるのでしょうか。

【理由1】ブラック保育園が存在する

保育園の中にはブラック保育園が存在します。ギリギリの経営状況で運営をしていてサービス残業は当たり前、激務で安月給ととても劣悪な環境となっています。

そんなブラック保育園の求人も掲載されている可能性が高いのが、ハローワークなんです。なぜかというと、ハローワークは無料で求人を掲載することが出来ます。

しかしハローワークはできるだけ費用を削減したい、ハローワークだから頻繁に求人を掲載する必要がある、という点から出来るだけ無料で使えるハローワークのみを使っています。そのため、ハローワークで転職活動をするとブラック求人に行き当たる可能性が高いんです。

【理由2】保育内容がわかりづらい

保育園といっても様々な方針があります。一般的な求人サイトには、どんな業務内容なのか、どんな方針なのか、どれだけの時間帯やどんな雰囲気で働くのかなどが細かく掲載されていることが多いでしょう。

しかしハローワークの求人には、保育士の求人は保育としか書かれていません。具体的にどんなことをして、どんな方針の保育園で、どのような活動をするのかを求人だけで知ることが出来ないのです。

もちろん自分自身で調べることは出来ますが、ハローワークの求人は保育内容がとてもわかりにくいんです。

【理由3】仕事時間が違う

ハローワークでは、実際に働いてみたら求人内容と仕事内容が違った、勤務時間が違った、などの報告が多数見受けられます。

実際にハローワークを利用して転職活動をした人の中には、求人内容と仕事時間が違ったという場合も多いそうです。

激務がイヤで転職活動をしたのに、実際に働いてみたらもっと激務だった、勤務時間が長かった、ということも十分にありえます。実際の求人内容と異なる場合が多いのが、ハローワークの求人なんです。

【理由4】ハローワークの職員は保育に関する知識がない

ハローワークの職員は様々な仕事を紹介しています。そのため、保育に関する知識はありません。営業職から製造業まで本当に沢山の仕事の紹介を行っているので、保育士の仕事といっても基本的なことしかわからないんです。

そのため、いざ保育士の転職について相談をしたとしても、ハローワークの職員側は詳しく知らないんです。こんな園で働きたい、こんな方針の園を探している、などと相談をしても、専門的なことを相談することは出来ないでしょう。

保育士として専門的なことを相談したり、踏み入った相談をしたいのであれば、ハローワークの職員はあまり頼りにならないかもしれません。

保育士の転職をハローワークでするメリット

ハローワークはデメリットもありますが、メリットもあります。まず、掲載求人数が多いところです。ハローワークは求人掲載が無料なのでとりあえず掲載をしている、という企業も多いでしょう。

そのため、大手企業も中小企業もまずはハローワークに求人を出すというところが多いんです。転職サイトには掲載していない零細企業の求人もあります。さまざまな求人を見ることが出来るのは、転職に良い影響をもたらしてくれるでしょう。

また、ハローワークでは転職のサポートを無料で受けることが出来ます。そのためハローワークで転職活動をしなくても、さまざまな支援を受けてみるのは良いかと思います。

ハローワークには働き手に応じた窓口が存在する

ハローワークにはマザーズハローワークなど、働き手に応じた窓口を用意しているところもあります。マザーズハローワークは育児中のお母さん向けの窓口で、キッズスペースが完備されていたり、子育て中でも働きやすい職場を紹介して貰えたりします。

ブラック求人が多い、という印象がありますが、ハローワークは利用者が多いからこそ、いい求人がすぐに消えてしまう場合が多いんです。そのためタイミング次第ではとてもいい求人に出会える可能性があります。

また、地元求人に強いので、地元の保育園で働きたいと思っている人にとってはいいでしょう。ハローワークで転職活動をする場合は、自分自身でいい求人と悪い求人を見分ける力が大切なのです。

保育士の転職はハローワークよりも転職サイトがおすすめ

ハローワークにもメリットはありますが、やはり転職活動を行うのなら転職サイトをおすすめします。転職サイトのほうがハローワークに比べると厳選した求人になるかもしれません。しかし、その分質の良い求人が揃っている可能性が高いんです。

無料で掲載できるハローワークと違い、転職サイトは広告料を支払って求人を掲載しています。それだけ良い人材を求めている保育園が揃っているということなのです。良い人を雇うにはどうしてもお金が掛かります。

お金をかけて求人を掲載しているからこそ、ある程度資金に余裕があり、良い人材を求めている保育園ということになるでしょう。出来れば転職サイトを上手く活用しながら転職活動を行ってみてください。

優良転職サイトを選ぶときのポイント

転職サイトといってもさまざまなサイトがあります。もし保育士として転職活動をしたいのであれば、保育士専門の転職サイトをおすすめします。最近は、保育士の求人のみを掲載した転職サイトも増えています。

なぜ専門のサイトがいいのかというと、求人数がとても多く、スタッフ側も保育士の転職支援に慣れているからです。保育士専門転職サイトは全ての求人が保育士のものです。

一般の求人サイトだと、まずはフィルターで保育士以外を省く必要がありますが、その必要はありません。保育士だけの求人から、給与や雇用形態など自分の希望通りの求人を検索することが出来ます。

キャリアコンサルタントが支援してくれることも

キャリアコンサルタントが支援をしてくれるサイトも沢山ありますし、多くの保育士の転職をサポートしてきた人たちなので、きっと保育士ならではの転職の悩みを聞いてくれるでしょう。

保育士の転職に役立つアドバイスもしてくれるはずです。条件を伝えれば求人を見つけ次第連絡をくれるので、働きながらでも転職活動がしやすいです。また、転職サイトは相性があります。

コンサルタントとの相性が良ければ、円滑に転職活動を進めることが出来ます。そのため、複数の転職サイトに登録をして、自分に合うサイトを見つけることをおすすめします。

失敗しない転職にしよう！理想の職場探しは転職エージェントに相談

まとめ

転職といえばハローワーク、という印象があるかもしれませんが、転職サイトもおすすめです。ハローワークにも良いところは沢山ありますが、悪いところが目立つサイトです。

その点転職サイトであれば、保育士の転職に関する知識を持ったスタッフが多数在籍していて、保育士の面接の話や実際の保育士の転職体験談なども知ることが出来るかもしれません。

求人掲載は有料ですが、転職をする側は無料の場合が多いので、是非いくつかの保育士転職サイトに登録をして、転職活動をしてみてください。