他の職種から保育士へ転職するメリット・デメリット【全まとめ】
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待機児童問題解消のために国が力を入れて改善に乗り出している保育園不足。
新設保育園が続々認可されるなど、保育士の需要は今までにないほど高まっています。それに伴い今後保育士に転職を考える人も少なくはないでしょう。
しかし、違う職種から保育士へ転職することにはメリット・デメリットの両方があるので、この点についてはよく理解しておくことが大切です。
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違う職種から保育士に転職は資格を持っていれば可能
全く畑の違う職種から保育士に転職することは可能なのか、というと、もちろん無理なことはありません。
きちんと資格を持っていれば誰でも保育士として活躍していくことは可能です。
他業種を経験してきたからこそ保育に活かせるものももちろんありますから、思い切って転職をするのも一つの選択肢でしょう。
保育士においては体力や連係プレーといったことが非常に重要になり、こういった点に問題があるとなかなか仕事を全うしていくことは難しいですから、よく心得ておく必要があります。
また保育士の仕事というのは他業種とは全く異なるタイプの分野の仕事なので、普通の転職とはわけが違うということについても理解しておかなければなりません。
子供を相手にする仕事であり、新しくゼロからスタートしていく覚悟が無ければ務まらないので、こういった心構えも必要です。
違う職種から保育士で働く『3つのデメリット』
できないということはありませんが、やはり他業種からの保育士への転職というのは、当然デメリットとして浮き上がってくる問題もいくつかあります。
社会人としての経験は長くとも、新しい職種に飛び込むということは一からスタートをしていくことになりますし、働く条件なども様々違ってくるからです。
こういった点をよく理解しておかないと、働き始めてから苦労をしたり、失敗したなと感じることがでてきますから、気をつけなければなりません。
【デメリット1】新卒者との比較(体力面)
他業種からの転職で保育士になる場合、最も大きな問題となるのはやはり新卒者との差が浮き彫りになるという点でしょう。
特に大きいのは体力面の問題です。やはり若さと体力というのは切っても切り離せないものですが、年齢が上になればなるほど、この点にキツさを感じるようになります。
有り余る体力をこれでもかと発散させて遊びまわる園児の相手というのは相当な体力を消耗しますから、ここでバテてしまう人というのは意外と少なくありません。
そのため、果たして自分が乗り切れる体力を持っているかどうかということについては、あらかじめきちんと見極めておく必要があるでしょう。
【デメリット2】年下が先輩になる
保育士は体力が必要であるぶん、現役で働いている人は若い世代が非常に多いです。
特に二十代、三十代前半くらいまでの人が多いため、他業種からの転職となると、年下が先輩になるといったことも当たり前に出てくるでしょう。
仕事のできるできないに年齢は関係ありませんから、先に働いている人を先輩と仰ぐのは当然ですが、人によっては20代前半の年下に教えを乞うことを抵抗に感じることもあるでしょう。
この点において無理と感じる人の場合、保育士への転職は諦めた方が良いといっても過言ではありません。
キャリアを盾にバリバリやってきたプライドの高い人などは、特に難しくなってくるでしょう。
【デメリット3】給料が違う
近年は保育士の給料についても少しずつ上昇傾向にありますが、基本的にはまだまだ薄給の現状を脱出できてはいません。
金額自体が良かったとしても、保育士の労働量から考えると割に合わないというようなことは多々ありますから、こういった点についてはよく理解しておく必要があるでしょう。
保育士の仕事は非常にやりがいを感じられるものではありますが、それだけでは食べていくことはできませんし、やはり見合う給料を受け取ることができなければモチベーションも維持できません。
賞与なども園によって大きな差がありますから、納得した上で働けるよう努められるようにしてください。
下手をするとやりがい搾取で働かされてしまうこともあるので、転職先については充分慎重に検討していく必要があります。
【職業別】違う職種から保育士で働くメリット
全く違う職種への転職というのは様々な不安が募るものですが、もちろんそれはそれでメリットとなる部分もあります。
他業種を経験してきたからこそ得られるノウハウ、役に立つスキルというのも当然ありますから、一からの保育士への転職というのも、考え方次第で前向きに捉えていくことができるでしょう。
【メリット1】接客業や営業職で働いた経験
前職が接客業や営業職といった場合、やはり高いコミュニケーション能力のスキルが役に立ってくるでしょう。
保護者との連絡や子供に関する情報共有も仕事の一環となりますから、こういった点でも接客・営業で培われたスキルというのは大いに活躍してくれます。
前職がこれらの職種という人の場合、やる気があればかなり転職の成功率は高くなってきますので、前向きに臨んでいくべきといえるでしょう。
保育士の仕事はこれらのスキルを持っていればこつこつ地道に培っていけることが多いので、前職としては最適の仕事とも言えます。
【メリット2】事務職の経験
保育士の仕事においてはパソコンのスキルというのがとても大切になってきます。
保育だよりや年間の計画書、各行事のお知らせの配布物など、様々なものを作成していかなければなりません。
エクセルやワードといった事務ソフトを使いこなすのは必須とも言え、そういった点で考えると、前職が事務であったという人の場合は経験がとても生きてくるでしょう。
逆にこれらのスキルが全くないといった場合、新しい環境、新しい仕事、さらに覚えなければいけないスキルとかなり負担が大きくなってきます。
事務職では無いにしても、パソコンの操作のスキルは必ず求められることになるので、最低限身に着けておく必要があるでしょう。
【メリット3】製造業や作業系の仕事の経験
保育士の仕事は基本的にある程度決まったパターンの繰り返しになるため、こういったことを考えると製造業や作業系の仕事からの転職というのも、意外と向いていると考えられます。
子供を相手にする全くの他業種ではあるものの、仕事のやり方を覚えてしまえばあとは特定のパターンで日々同じことを黙々と行っていけば良いため、馴染んでしまえば苦無く働いていくことができます。
保育士は社会性やモラル・コミュニケーション能力が大切
保育士の仕事はただ子供の面倒を見て楽しく一緒に遊んでいれば良いというものではありません。
情緒が育つ時期の子供の面倒を見るわけですから、必要に応じて褒めたり叱ったりと、保護者に近い役割を果たしていくことも必要です。
そういった場合にはやはり大人としてのモラルがとても大切になってくるでしょう。
社会性・モラル・コミュニケーション能力という社会人として当たり前のスキルをきちんと身に着けていないと、保育士の仕事を立派に勤め上げることはできません。
その3つの能力と経験を活かして転職に臨めるようにしましょう。
特に子供においては非常に純粋な目で大人を見てくることになるので、こういった人間性の面で欠ける部分がでてくると、好かれなくなってしまうといった問題も出てきます。
早く仕事を覚えるならアルバイトという方法もある
子供との接触を重点に置き、単純に保育士としての仕事に打ち込んでいきたいというのであれば、まずはアルバイトから始めていくのも一つの方法です。
この形をとるのであれば、より早く保育士としての仕事を覚えていくことができますから、転職組においても非常に良い経験を積んでいくことができるでしょう。
他の事務作業や残業などに煩わされることなく、保育の仕事に専念していくことができるので、スタートの切り方としてはとても良い方法です。
保育の仕事だけをしたいからずっとアルバイトの形で働き続けるという選択肢を取ってしまうとスキルアップを目指すことはできないので、この点については心得ておく必要があります。
保育士の求人を探すなら専門の求人サイトがおすすめ
保育士の求人については、専門の求人サイトがあるのでこちらを利用するのが一番でしょう。
地域のハローワークなどでももちろん探すことはできますが、専門の求人サイトを利用した方がより充実した情報を得ることができます。
待遇はもちろんのこと園の雰囲気などこと細かに知ることができるため、とても有意義に求人チェックを行っていけます。
生活県内の近隣の保育園の情報についてとても密な情報収集が行えますから、こういった点においてもとても役に立つと言えるでしょう。
保育士転職なら「保育ひろば」がおすすめ
(画像出典:保育ひろば公式サイト)
保育士への転職においては、保育ひろばという求人サイトを利用するのがおすすめです。
このサイトは全国各地の保育士の求人情報が多数掲載されており、また常に最新の情報を得ることができます。
既存の保育園はもちろん新設保育園のオープニングスタッフの求人も充実しているため、自らと同じように一から始まる園で働いてみたいといった人にとってもより良い求人を探すことができるでしょう。
他業種からの転職となるとやはり求人の見極めも難しく、どうしていいか解らないという人も多いでしょうから、その点コンサルタントの力を借りられるというのは非常に大きいでしょう。
保育士未経験者は面接に注意
どのような職種においても転職の際には必ず面接が行われますが、保育士というのは信頼が第一の世界であるため、他業種よりも非常に慎重に面接が行われます。
保育士の評判が悪ければ園そのものの評判に関わり、翌年の入園者数にも影響を及ぼし、経営をも左右することになるからです。
できるだけ経験豊富で信頼できる保育士を採用したいと思うのも当たり前ですし、そうなると、経験の無い他業種転職組というのは非常に不利な状況になってきます。
そのため、保育士未経験者は面接の際には、少しでも信頼を勝ち取ることができるよう、あらゆる対策を取っていく必要があります。
清潔感のある印象の良い見た目に尽くすことはもちろん、社会人として円滑なコミュニケーションが取れるところなどを積極的にアピールしていく必要があります。
そのため、未経験をカバーして魅力をアピールできるように徹していくことが大切です。
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まとめ
他業種からの保育士の転職については、その人のやる気次第でいくらでも成功することができる、と言えます。
保育士はコミュニケーション能力と社会人としてのモラルや社会性が備わっていれば、努力によって成功を収めていきやすい仕事だからです。
保育の仕事以外に行わなければならない事務も多々ありますし、それはそれで保育とは別のスキルを求められることになりますから、この点については心得ておくことが必要です。
また保育士として転職に成功できるかどうかは、求人の探し方にもかかってきます。特に未経験での転職となると求人内容の見極めが難しくなってきますから、この点は慎重にならなければなりません。
コンサルタント付きの専門の求人サイトを利用することでスムーズに求人探しを行えるようにもなりますから、こういったものを賢く利用してより良い転職を叶えられるようにしましょう。