「保育士しんどい…」転職するか悩み中だけどどうすれば?不安の解決法
※当ページには広告が含まれています。
転職しようか悩んでいる保育士さんは多いのではないでしょうか。そんな時、本当に転職していいのか、転職できるのかと迷ったり不安になったりします。
結論からいえば、後悔のない転職ができるか、無事に選考を通過して転職できるかはその人次第です。
一般的な話として例えば、保育士から他の仕事に転職しようとしても採用されないとか、年齢的に手遅れだとかいった意見を聞いたことはないでしょうか。
また、他の園への転職についても「どこの園も一緒」といった話を耳にしたことがあるかもしれません。もちろん、そういう経験をした人がいるのも確かです。
しかし、その個人がどのように転職活動をするかによって、結果というのはまったく違っているのも事実です。要するに、上手に転職できた人もいます。こういったことも踏まえて、今から保育士さんの転職不安に関するお話をしたいと思います。
保育士から他の仕事に転職するのは難しい?
保育士から別の仕事へと転職を考えたとき、本当に転職できるのか?と不安になってしまいます。
まずは実際に転職経験のある方の話を見てみましょう。
もうすぐ30の独身女です。
20から24まで保育士でした。
24の時に辞めて、1年発起でプログラマーになりました。
25で再就職でしたが、本当に大変でした。
面接官には
「・・・子どもをあやす事しかできないですよね?」
「・・・一般企業って何だか分かりますか?」
「・・・パソコン触れますか?」
といわれた事もあります。
正直「まだ25!大丈夫!何とかなる!」と思っていたので、この質問は未だにつらい物があります。
一般企業の選考の際、未経験の壁は大きいという印象があります。しかし、これは保育士に限った話ではありません。仮に一般企業で働いたことのある人でも、まったく違う職種への転職活動では簡単にはいかないことが多いようです。
そのため見方によっては「未経験の壁」というのを気にしても仕方がないともいえます。相手の立場になれば、保育士しかしたことのない人がうちの会社でどう活躍できるのか?と気になるのも無理はありません。
しかし、会社の面接というのは「その業務ができるかどうか」だけを選考しているわけでもありません。技能も経験も、一定期間の時間さえ設ければ身につけられるものです。
即戦力を求めている会社であれば話は別ですが、そうでない場合、「将来的にうちの会社に貢献してくれる人物か?」というのを見てくれています。
それをアピールすることは保育士の経験を通してでもできます。このへんは、選考での自分の見せ方次第です。
ミスマッチな職種、ミスマッチな求人を避ける
ここまでの話から分かるように、転職がうまくいくかどうかは、どのような仕事につきたいか、どのような会社にエントリーするかで事情がまったく違ってきます。
「なんとなく事務職で…」「とりあえずこの会社に応募してみよう」といった態度で転職活動をすると、未経験の壁にぶつかって、ある意味、余計な苦労を感じることになってしまいます。
早く辞めたいからといって「なんとなく」「とりあえず」の転職は危険なんだね!
自分の適性にあった仕事、今の自分でも選考に通過する可能性がある求人をまずはじっくり探してみることが大切です。
保育士からの転職が難しい年齢は?
保育士から転職するときには20代前半など早い時期の方がいい?20代後半や30代では難しい?そんな風に悩んだこともあるかもしれません。
dodaの調査によれば、転職成功者の平均年齢は「31.7歳」というデータが出ているようです。男性は平均32.6歳、女性は平均29.8歳という内訳になっています。
この表からも分かるように20代での転職が最も多く、続いて30代の割合が大きいです。
一般的に若い年齢の方が採用されやすいといわれていますが、もちろん、選考では年齢を見ているだけではありません。また、20代の転職者が多いということは同じ年代のライバルが多いということでもあります。
ただ、あまり年齢というものを気にし過ぎる必要はないかもしれません。近年では30代以降の転職活動も活発な動きを見せていますし、「〇〇歳以上は採用されない」といったこともありません。
そのため転職活動においては「自分の適性にあった仕事、今の自分でも選考に通過する可能性がある求人をじっくり探してみること」に加えて、「選考の対策」をしっかり準備しておくことも重要です。
20代保育士からの転職
20代での転職の場合、30代40代よりも年齢が選考に影響しなさそうだという気持ちになるかもしれません。しかし、保育士の仕事についても経験も浅く、選考の際、「これまで何をやってきたか」をアピールしにくいという一面もあります。
たとえば未経験職種への転職だとしても、自分をアピールするのはこれまでの経験を通してになります。これをいかに上手にアピールできるかが選考でのポイントになります。
また、自己分析によって自分の強みをはっきり把握しておくことも大切です。転職活動に際しては、徹底的に選考の準備をするように心がけましょう。
30代保育士からの転職
30代の方は未経験の壁に加えて、年齢的な壁も感じやすいかと思います。
しかし、長年の保育士経験から別の仕事にも活かせる能力というのは必ずあるはずですので、これまで培ってきた保育士の経験をフィードバックし、その力を一般化することが重要になってきます。
例えば管理職やそれに近い立場で働いてきた方なら、その経験により身につけた管理能力は他の仕事でも活かせるはずです。
選考は、アピールの見せ方で全然印象が違ってきますから、どのようにアピールすれば自分の魅力が伝わるかをしっかり考えて選考に臨みましょう。
他の保育園への転職はどうなの?
転職により、給与が若干下がるのは仕方ないことかと思いますが、基本給が5万円以上も下がってでもその保育園に行きたいと思いますか?
私事ですが、この度転職する保育園がありまして、研修初日に労働条件が提示されたのですが、基本給がその法人の最低ラインでした。
経験はまったく加味されておらず(保育歴10数年・管理職経験あり)、処遇改善Ⅱや、その他手当で辛うじて総支給額が21万円でした。
ちなみに、賞与は前職が年間3.5ヶ月分、転職先が年間2ヶ月分です。
その他、給与以外で気になる点もいくつか見られ、保育園の立地や建物の状態(平屋建のフラットな園です)が良いのが唯一の救いなのですが、その思いだけで働くことが出来るのかと悩んでいます。
他の園へと転職するときにも「後悔しないだろうか?」と不安になって、この先の転職活動を大変さを考えたら今のまま働く方がいいかもしれないと悩んでしまうこともあります。
こういう不安を抱くすべての方が、というわけではありませんが、転職しようか考えているとき、「明確な目的意識」と「確実性の高い手段」を持っていないと不安が大きくなりやすいです。
なぜ転職したい?明確な目的意識を持とう
今の職場に不満を感じるから辞めて他の園へ移りたいというのは転職希望者の全ての人が抱いている気持ちです。
この気持ちというのは転職を考えるきっかけに過ぎないのですが、ずっとこの気持ちだけで求人を探し始め、選考を受け、新たな園で働きだす方もたくさんいらっしゃいます。
しかし、これでは転職活動全体を通して「これでいいのか?」と悩みやすいです。というのも、自分が次の園に何を求めているのか?がはっきりしていないからです。
次の園に何を希望するか、次の園でどのように働きたいかをあまり深く考えず、いざ求人を探しはじめます。当然、何を選択すればいいか迷ってしまいます。
それでとりあえず良さげな園を探して応募します。給料は今とそれほど変わらないが、立地や労働条件がまあまあ良さげ。とにかく今の職場から解放されたいという思いで応募。
ところが無事に採用され、しばらく働いているうちに自分が転職活動をしているときに想定していなかった「不満」が出てきて後悔する…というケースは案外に多いです。
明確に転職の目的意識を持っていた場合、求人探しでも履歴書作成でも面接の応答でも、ブレがないので余計な不安や迷いはなくなります。
転職しようか悩んでいる方はまず、今の園を辞めてどうしたいのか?を具体的に考えてみることをおすすめします。
確実性の高い手段で転職活動をする
後悔しない転職において、明確な目的意識を持つだけでは足りません。というのも、自分の希望を実現するための手段がなければどうにもならないからです。
先に紹介した知恵袋の方の話に「研修初日に労働条件が提示されたのですが、基本給がその法人の最低ラインでした。」と書いてありました。
具体的にどのような方法を使ってこの園を選ぶに至ったのかは不明ですが、具体的な労働条件が明らかになったのが研修初日となっています。
例えば転職の際、保育士の転職サイトを使っていれば、求人に応募する段階から詳しい労働条件について知ることができますし、給料の交渉も転職サイトのスタッフが代理で行ってくれます。
こういった確実性の高い手段を利用することで、あとになってから迷うこともなくなります。自分がこういう園で働きたいと具体的に考えることができたら、それを実現できる方法を使って転職活動を始めましょう。
転職への不安は「どのように転職活動をするのか」を徹底すれば解消される
冒頭でも話したように、転職は失敗する者もいれば成功する者もいます。また、苦労する人もいれば、案外に簡単にできた人もいます。
一般論として「転職は即戦力を求められているから、保育士から未経験職種への転職は難しい」だとか「他の園へ行っても、結局は今と変わりない」とかいった話がよくされ、実際にそういう場合もあります。
しかし、すべてがそうではありません。仮に、即戦力を求められないケースが例外的であり少数だとしましょう(現実はそうでもないのですが)。
しかし、例外の少数だったとしても、この社会にどれほどの求人があるのかを想像すれば、その少数は個人にとっては少数ではないというのが分かるかと思います。「一般的に言って」という意見はあまり参考にする必要はないかもしれません。
ただ、これにしても、どのように転職活動をするかによって「やっぱり難しいんだ」という結果になってしまう可能性もあります。
方法にこだわらなかったために転職に苦戦したり後悔したりしてしまうことが多いので、必ずどのように転職を行うのかを吟味し工夫しましょう。
別な言い方をすれば「転職活動の仕方」にこだわれば、余計な不安や苦労も感じにくくなるということです。
そのためにもまずは「明確な目的意識」と「確実性の高い手段」を心がけましょう。また、いざ選考が始まれば「自分の見せ方」もしっかり対策していかなければなりません。
転職に関する不安というのはちょっとした心がけひとつで解消されるものなので、ぜひこれを機に自分の姿勢について改めて見つめ直してはどうでしょうか。
まとめ
今回は保育士さんの転職不安に関する話とその解決法についてお話ししました。保育士から別の仕事へと転職を考えたとき、本当に転職できるのか?と不安になってしまいます。しかし、「未経験の壁」というのを気にしても仕方がありません。
会社の面接というのは「その業務ができるかどうか」だけを選考しているわけでもありません。即戦力を求めている会社であれば話は別ですが、そうでない場合、「将来的にうちの会社に貢献してくれる人物か?」というのを見てくれています。
それをアピールすることは保育士の経験を通してでもできます。このへんは、選考での自分の見せ方次第です。
「なんとなく事務職で…」「とりあえずこの会社に応募してみよう」といった態度で転職活動をすると、未経験の壁にぶつかって、ある意味、余計な苦労を感じることになってしまいます。
自分の適性にあった仕事、今の自分でも選考に通過する可能性がある求人をまずはじっくり探してみることが大切です。
他の園へと転職するときにも「後悔しないだろうか?」と不安になって、この先の転職活動を大変さを考えたら今のまま働く方がいいかもしれないと悩んでしまうこともあります。
転職しようか考えているとき、「明確な目的意識」と「確実性の高い手段」を持っていないと不安が大きくなりやすいです。自分がこういう園で働きたいと具体的に考えることができたら、それを実現できる方法を使って転職活動を始めましょう。