【お悩みの方必見】保育士が悩む人間関係!悩みやストレスの対処とは
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人間関係は、保育士のもつ悩みのなかでも不動の1位と言われています。実際に、人間関係が原因で退職する人もいるほどで、苦手な同僚や先輩に頭を悩ませている人は少なくありません。
そんな悩みとどのように付き合いながら働けばよいのか、ストレスはどうやって解消していけばよいのかをまとめてみました。
保育士の仕事は人間関係が難しいのは仕方がない、と思って体を壊すまで我慢せずに、できる対策はして、それでも無理なら転職も視野に入れてもよいでしょう。
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疲れた…辞めたい…人間関係に悩む保育士はたくさんいる
人間関係は、保育士の持つ悩みの中でも最も多いと言われます。実際、アンケートによると70%もの保育士が人間関係で悩んだことがあると答えており、その厳しさが伝わるでしょう。
一般的に女性の多い職場は人間関係が難しいと言われますが、保育士も例外ではなく、先輩保育士からの厳しいチェックや、陰口を言う同僚などに悩むケースは多いです。
基本的に同じメンバーで行う仕事であり、外部の人と関わることがないのも人間関係を難しくしている要因のひとつであり、人間関係がうまくいかなくても否が応でも顔を合わせる環境であるというのがストレスにつながります。
保育という仕事自体は好きで、子どもと過ごすのは楽しいけれど、大人同士の人間関係が働きづらくしていることが多いのも保育士という仕事の特徴かもしれません。
【データ】人間関係が原因で保育士を退職した人を調査
保育士は、国家資格であり、全国的に保育士は不足気味であることから、保育園を変わるという形で転職する保育士は少なくありません。
もちろん家庭の事情など転職の理由は様々ですが、人間関係が原因での退職は、全体の25%程度だというアンケート結果も出ています。
つまり、保育士の4人に1人は人間関係の悩みが原因で退職しているのです。比較的転職しやすい職種とはいえ、辞めるくらいですから、人間関係のストレスはかなり大きいといってもよいでしょう。
実際のところ、70%もの保育士が人間関係の悩みを持っているということですから、どこに行ってもある程度ついてまわる悩みではありますが、どうしても合わない人はいるでしょうし、多少困った人がいても現状よりは良くなる可能性もあります。
人間関係のストレスが原因で、体調を崩したり、鬱になったり、ということもありますから、元気に働くために環境を変えるのは決して悪いことではありません。
子どもにとっては笑っている保育士のほうがよいに決まっていますから、無理せずに楽しく働くことができる保育園に転職するのもより良い保育につながるのです。
保育士が悩む人間関係のエピソード
人間関係の悩みといっても、いろいろなタイプの悩みがあります。保育士同士の関わりもあれば、保護者との関わりもあり、接する相手によって悩みも変わってきます。
もちろんそのすべてがうまくいかない、ということはないでしょうが、関わりづらい人がいる、というのはつらいものです。保育士が悩む人間関係にはどのようなものがあるのでしょうか。
保育士同士の人間関係
やはり多いのは、保育士同士の人間関係です。保育園では、1人で何人もの子どもを見なければいけないので、保育士はかなり忙しく、お互いの働き方が目に付くようになるとどうしてもイライラしてしまいます。
また、常に同じメンバーで顔を合わせて働くことになるので、相手の嫌なところが気になったり、気が合わない人でも避けることが出来ないというのもストレスに感じやすいポイントかもしれません。
保育士の間で派閥があったり、陰口を言い合ったりということも多く、攻撃的な人が1人いると全体がぎくしゃくしたりもするので、なかなか人間関係に全く問題がないという保育園も少ないのが現状でしょう。
小さい保育園だと苦手な相手から離れることもできず、かといって大規模保育園は派閥があって大変、というのもよくあること。
お互いさまではあるのですが、ある程度はガマンしたりうまく受け流したりしながら仕事をしている人が大半だといえます。
保護者との人間関係
保護者との人間関係に悩むのにもいろいろなケースがありますが、やはり困るのはいわゆるモンスターペアレントでしょう。何でもないことでクレームをつけてきたり、自分の子どもが悪いことをしても一方的に園のせいにして文句を言ってくる親は意外と多いものです。
保育園の場合は、子どもが小さくてしゃべることができないということもあり、子どもからの話を聞けないという不安がどうしても親にはあります。
そして保育のプロである保育園に預けてあるのですから、園に期待するのは当然なのかもしれませんが、理不尽な文句を言われたり、園の保育方法にまで口を出されるようになると、保育士にとってはストレスになるのも仕方ないでしょう。
園長・先輩との人間関係
園長や先輩は、保育士にとって立場が対等でないだけに、人間関係が難しい相手です。
もちろん尊敬できる園長や先輩で、人間関係が良好なケースもたくさんありますが、中には必要以上に高圧的だったり、教えるべきことをきちんと教えてくれなかったりと、困った人がいるのも確かです。
また、理不尽なことを言われても、立場が上ということで強く言い返せない人も多いですから、必要以上にきつく叱責されたり、業務上の負担が増えたりと、パワハラにもつながってしまいます。
しかし、園長先生や先輩から睨まれたことで他の同僚にも保身のために避けられるということになると、ストレスで体調を崩してしまったり、辞めてしまったりということにもなりかねません。
保育士で人間関係を改善する方法
いろいろなタイプの保育士がいる以上、人間関係のトラブルを100%なくすのは難しいことです。誰にでも好みはありますから、自分が「いい人だな」と思う人でも、他の人から見れば「ちょっと苦手だな」という場合もあります。
その中で保育士として働いていくためには、やはりある程度「この人はこういう人だから」と割り切ることも必要でしょう。
あくまで仕事場でのつながりですから、相手に過剰に期待したり、仲良くなろうと思わずに淡々と仕事をするタイプの人のほうが、人間関係の悩みは少なくなります。
陰口を言われたり、高圧的な態度を取られても、「仕事仕事」と割り切って、気にせずにいるのが一番です。
自分の仕事ぶりをきちんと見て評価してくれている人もいますから、イライラしても一日の終わりにリセットして、翌日からは気にせず働くくらいの感じで行けるといいでしょう。
【保育士】苦手なタイプの人との関わり方
誰にでも苦手なタイプの人はいるものです。しかし、仕事となると関わらないわけにはいきません。苦手なタイプの人と関わるには、相手によって対応を考えるのも一つの方法です。
たとえば、先輩などで上から言われることが多い場合は、下手に出て、相手をたてるようにしたほうが波風が立たないでしょうし、意外とそんな人に限って気に入ったら逆にやさしくなったりするものです。
ゴマをする必要はありませんが、「教えてください」というスタンスで臨むと、仕事熱心だということで評価が高くなるだけでなく、相手からみても悪い気はしませんので、人間関係が良くなるキッカケにもなります。
苦手な相手には、逆にこちらからアプローチして仲良くなってみるのも、ひとつの方法です。最初は印象良くなかった人と最終的に仲良くなったというのはよくあることです。
積極的にかかわろうとしたり、仲良くしようとすることで、相手も好意的になる場合があります。仕事中にコミュニケーションをとるだけでなく、プライベートで食事などに誘ってみるのも良いかもしれません。
意外と話してみると共通の趣味があったり、いい人だったりすることもありますから、印象だけで判断するのもよくありません。
人間関係が原因のストレス解消法
人間関係が原因のストレスは、保育士として働く以上ある程度は感じるものです。
コミュニケーションに工夫をしてそういったストレスを減らすことも大切ですが、それもなかなか簡単ではありませんから、ストレスを少しでも解消することで、元気に仕事ができるようにしましょう。
過度のストレスは、体調を崩すことにもつながりますし、精神的によくありません。
趣味をもつ
保育士は忙しい仕事ですが、仕事ばかりの日々ではストレスはたまる一方です。プライベートでなにか打ち込める趣味をもつことで、ストレスを少しでも解消することができます。
もちろん昔から続いている趣味があればそれを続けるのでもかまいませんし、社会人になってしばらくやっていなかった趣味などがあれば再開してみましょう。
いずれにしても、仕事のことを忘れて楽しめる時間を持つことは、仕事のストレス解消にはかなり有効です。一週間の疲れを癒してリフレッシュできますし、次の休日が楽しみになって、それまでのウィークデイを乗り切ることもできます。
別の業種・職種の人と遊ぶ
保育士の仕事は、基本的に同じメンバーが顔を合わせる職場なので、どうしても閉じられた空間になってしまいます。そんな中で、人間関係にストレスが生じたら、かなり負担になってしまいます。
お休みの日などは、積極的に別の業種や職種の人と遊ぶようにして、付き合いの幅を広げておくとよいでしょう。仕事の人間関係でつらいことがあっても、他のところにも自分の居場所があれば気分を紛らわせることができます。
学生時代の友達と遊ぶのもいいですし、習い事やサークルなどで新しい友達を作るのもよいでしょう。興味があることがあれば、習い事などを始めてみれば、新しい趣味を作ることができてストレス解消にもなり一石二鳥です。
どうしても辛いなら転職しましょう
保育という仕事が好きだからこそ、保育とは別の人間関係というところでストレスが生じて、仕事に差し支えることがさらに辛く感じさせてしまいます。
体を壊したり、鬱の症状が出るまで我慢して頑張る人もいますが、保育園は今勤めているところだけではありませんし、保育士は慢性的に不足しているため求人の数は多いです。転職しようと思えばいつでもできる環境ではあります。
どうしても無理だと思ったら、体を壊す前に転職するのもよいのではないでしょうか。どこの保育園に行っても人間関係はある程度トラブルがあると言いますが、自分にとっては今よりは良い環境になる可能性もあります。
まとめ
人間関係に悩む保育士は、統計を見ても非常に多いです。忙しい女性が大半の職場ということで、どうしても人間関係は難しくなりますし、トラブルになったり、陰口を言われたりすることも出てきます。
できれば、相手のとの付き合い方を工夫したり、距離を取ったりしてストレスを感じにくい環境にしたいところですが、それもなかなか難しいですから、休日には趣味の時間を取ったり、違う業界の友達と遊ぶなどして、積極的にストレス解消をするようにしましょう。
週に1日でも仕事のことを忘れてリフレッシュすれば、また一週間頑張ることもできるかもしれません。それでも無理だと思ったら、体を壊す前に転職してしまうのもひとつの方法です。