助産施設とはどんな施設?保育園との違い&給料・ボーナスの求人例も

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保育士さんは保育園以外にも、助産施設でも働くことができます。

保育園やそのほかの施設ほどには助産施設での仕事は一般化されてはいませんが、それでも近年、少しずつ保育士を募集する求人が増えつつあります。

そこで今回は助産施設の転職に役立つ情報をお伝えしたいと思います。

【2024年日】
保育士転職の最新情報

今月は保育士さんが転職活動を開始するのに絶好のタイミングです。なぜならこの時期は、転職市場の最繁忙期を超え、保育園側も採用に力を入れる時期だからです。

一方で条件が良い保育園は求人数が限られているため、できるだけ早く転職活動を開始すべきです。

実際に保育士の私が利用した転職サイトが『保育士ワーカー』と『マイナビ保育士』です。

私は東京在住なので一番役に立ったのが『マイナビ保育士』でした。関東圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)にひときわ強い保育士専門の転職サイトとして有名です。

その他の地域にお住いの方におすすめなのは保育士ワーカー。こちらは関東圏含め、全国に対応した保育士転職サイトです。

『マイナビ保育士』『保育士ワーカー』は一般に公募しない"非公開求人"もあります。転職を考えている方はもちろん、今は転職できなくても登録だけはして情報を逃さないようにしましょう。

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助産施設はどんな施設?

虫眼鏡を持った女性

まずは助産施設について詳しく知らないという方のために施設の基本情報について見ていきましょう。

助産施設について「産婦人科、助産所・助産院とどう違う?」

現在、出産・分娩といえば病院の産科医のもと行われるというのが一般的ではありますが、必ずそうしなければならないという決まりはありません。

かつては自宅で産婆さんによって赤ちゃんがとりあげられていました。今でも病院に頼らずに自然に産むという選択肢をとることもできます。

もちろん昔の時代とは違って、どのような分娩の方法にせよ法的に安全面への配慮義務はあり、安全性を確保したうえで出産の仕方は多様になっています。

助産施設の求人を調べてみて「産婦人科」「助産所」「助産院」といった言葉も一緒に目にし、何がどう違うのかと疑問に思った方もいるでしょう。

それらの違いを知っておかなければ、求人に応募したあと、思っていた施設ではなかった!と気づいて後悔するかもしれませんので、ここで解説しておきます。

助産所・助産院について

笑顔の30代女性

分娩を行う施設を大きく分類した場合、「産婦人科(病院)」と「助産所(助産院)」の2つのタイプに区分できます。助産院は助産所の一般的な呼び方です。これらは本題の「助産施設」とは別物なので、まずは区別しましょう。

助産所(助産院)は「助産師」が分娩の手助けをする施設のことです。妊婦検診や産後の新生児の保育指導なども行います。助産所での分娩は、正常分娩に限られています。

助産所はあくまでも助産を目的とする場なので、医療行為は行いません。そもそも助産師さんは医師ではありません。助産行為を行うことができる国家資格の持ち主ではありますが、医療行為はできません。

何か必要があれば嘱託(しょくたく)する医師・病院によって医療行為が行われます。そのため、助産所には医師は駐在していません。

助産施設について

赤ちゃんを抱えながら調べる母

助産施設とは経済的な事情によって助産を受けることができない女性の出産をサポートする施設のことです。

お金がないから病院も助産所も利用できず、自力で産まなければならないといった状況にならないように、法律で助産施設の設置が定められています。

助産施設を設けているのは都道府県の自治体です。妊婦さんが自治体に申し出ることで、助産施設に入所することができます。では助産施設とはどのような施設なのかといえば、何か特別な施設があるというわけではありません。

産婦人科の病院や助産所が受け入れ先になります。病院にある助産施設を第一種助産施設、助産所にある助産施設を第二種助産施設といいます。

助産施設の求人なら「産婦人科」か「助産院」か

保育士さんが助産施設で働きたい場合、産婦人科の病院の求人か、助産院の求人かという選択肢があります。

なんとなく助産施設の求人を…と探していると、この両方の求人が出てくるときがあるので混乱しないようにしましょう。

それでは今からそれぞれの仕事の内容について見ていきましょう。

産婦人科での保育士の仕事内容

勉強をする女性

メインとなる仕事内容は生まれた赤ちゃんにミルクをやったり、お風呂に入れたり、おむつ替えをしたりといったお世話です。そのほか母親のためのマタニティ教室・育児教室の運営に携わる業務などもあります。

しかし求人内容を見ていると、産婦人科の保育士募集といっても様々なものがあります。

例えば院内にある託児所での業務で、これは来院した患者のお子さんを一時預かったり、病院で働くスタッフの子どもを保育したりする内容です。

産婦人科ごとでどうして保育士さんを募集しているのかという目的が若干違うこともあるので、求人内容をしっかり確かめることが大事です。

助産院での保育士の仕事内容

指を差す女性

助産院での保育士さんの仕事については求人を検索したところ、産婦人科での仕事とは少し違ったもののようです。

乳児院や助産師さんの運営するサロンではマタニティ教室や産後ケアサービスを行っていますが、その際に赤ちゃんを託児するような募集が中心です。

求人例から見る助産施設での保育士の給料・ボーナス

給料と給与明細

実際に掲載されている産婦人科、助産院の求人例をご紹介します(福利厚生など詳細な内容は省略しています)。

求人例から見る助産施設での保育士の給料・ボーナス一覧

産婦人科の保育士募集の求人例

  • 給与:月給17万円~18万円
  • 勤務時間:
    シフト制:00時 00分 ~23時 59分(休憩60分)
  • 休日:祝日、年末年始休暇、有給休暇、出産・育児休暇
  • 昇給・賞与:4か月分

この求人の仕事内容は「保育全般」と記載されており、勤務時間的に見ても、生まれた赤ちゃんのお世話がメインになると思います。

  • 給与:月給18万円~20万円
  • 勤務時間:
    シフト制①8:00~17:00②8:30~17:30③9:00~18:00
  • 休日:週休二日制
  • 昇給・賞与:年2回

こちらの求人は仕事内容について「病院付属保育室での保育」「看護師の補助(新生児室での沐浴、授乳等)」と記載されていました。

ワンポイント
平均月給は20万円前後のようですが、なかには20万円~30万円と高めになっているところもあります。産婦人科は24時間体制の施設なので、シフト制になっている求人も多いです。

助産院の保育士募集の求人例

グラフと虫眼鏡とお金

  • 給与:面接時相談
  • 勤務時間:週3~4回、9:30~16:30
  • 休日:週休2日、年末年始休暇あり

助産院の求人はあまり見つからず、具体的な情報は開示されていないところが多いようです。おそらく正社員の募集ではなく、パート等の募集が中心のようです。

求人数は少ない?

保育園の求人と比べると、やはり少なめですが、それでもまったく見つからないというほどの数ではありません。

ここに注意!
採用に関しては競争が激しくなる可能性は高いですが、助産施設に絞って応募し続ける場合には転職活動の対策もたてやすいかもしれません。

助産施設で働くメリット・デメリットは?

○×の間に立つ女性サラリーマン

園と比べると少人数体制なので人間関係の調整もしやすく、働きやすい環境であることが多いようです。

また、残業等も少ないですし、細かな配慮の必要な責任感のある仕事ですが余計なストレスはたまりにくいといえるでしょう。

デメリットとしては求人数による採用の難しさです。まず自分にマッチした求人を探すだけでも大変ですから、どうやって探したらいいか分からないという方は、保育士専用の転職サイトで相談してみるといいでしょう。

まとめ

ガッツポーズする保育士

今回は助産施設の転職に役立つ情報をお伝えしました。助産施設について「産婦人科、助産所・助産院とどう違う?」の疑問を抱くかもしれません。

助産所(助産院)は「助産師」が分娩の手助けをする施設のことです。助産施設とは経済的な事情によって助産を受けることができない女性の出産をサポートする施設のことです。

保育士さんが助産施設で働きたい場合、産婦人科の病院の求人か、助産院の求人かという選択肢があります。

産婦人科については、メインとなる仕事内容は生まれた赤ちゃんにミルクをやったり、お風呂に入れたり、おむつ替えをしたりといったお世話です。そのほか母親のためのマタニティ教室・育児教室の運営に携わる業務などもあります。

乳児院や助産師さんの運営するサロンではマタニティ教室や産後ケアサービスを行っていますが、その際に赤ちゃんを託児するような募集が中心です。

保育園の求人と比べると助産施設の求人て多いの?少ないの?

保育園の求人と比べると、やはり少なめですが、それでもまったく見つからないというほどの数ではありません。

採用に関しては競争が激しくなる可能性は高いですが、助産施設に絞って応募し続ける場合には転職活動の対策もたてやすいかもしれません。

助産施設で働くメリットについては、園と比べると少人数体制なので人間関係の調整もしやすく、働きやすい環境であることが多いようです。

また、残業等も少ないですし、細かな配慮の必要な責任感のある仕事ですが余計なストレスはたまりにくいといえるでしょう。

デメリットとしては求人数による採用の難しさです。まず自分にマッチした求人を探すだけでも大変ですから、どうやって探したらいいか分からないという方は、保育士専用の転職サイトで相談してみるといいでしょう。

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