保育士に夏休み(夏季休暇)はある?転職する時は休暇を確認するべき!
※当ページには広告が含まれています。
保育園の夏休みの間、保育士はどうするのかを気にする前に、そもそも保育園に夏休みがあるのかについて目を向けたほうが良いです。
休みはあるのが当たり前と思って仕事を決めてしまうと、後悔することになってしまうかもしれません。そして、中にはすでに失敗したと痛感しながら仕事を続けている人も少なからず存在するでしょう。
その場合に取りたい対処法についても含めて、今回は情報をまとめました。保育士の休み事情と、後悔しないためのポイントを知りたい人は、ぜひご一読ください。
不満が原因で退職するのは今の職場だけにしたい!長く働ける職場を探したい!という人は転職エージェントに頼って転職するのがおすすめですよ!
保育園って夏休みあるの?それとも夏休みはない?
1ヶ月のような長期休暇を夏休みと捉えるのであれば、保育園にそれは間違いなく期待できません。ただし、8月中旬の数日間のみ休みを取得できるタイミングはあります。それは、保育協力日と呼ばれているものです。
この保育協力日とは、保育園は稼動しているけれど、できれば家で子どもの世話をしてくださいという日を意味しています。そのため、通常時と比較して園児と保育士の人数が減少する形になるわけです。
8月中旬はちょうどお盆時期にあたります。子どもを保育園に預けている保護者が勤める一般企業などでは、8月中旬がお盆休みになっていることが多いです。
そのタイミングに合わせて保育協力日を設定し、保育士が休暇を取れるようにしている保育園があります。
保育士に夏休みがない原因
今後、保育士として仕事をすることを希望している人にとって、夏休みとして長期休暇がないのは残念な話だったかもしれません。では、一体なぜ休めないのか、その主な理由としては以下の2点があげられます。
- 保育園は保育に欠ける子がいれば開所している必要がある社会福祉施設
- 保育士の人数を十分に確保できていない
保育に欠ける子どもがいれば開所していなければいけないため、ほとんど年中無休で稼動しているのが、夏休みのない理由のひとつです。また、保育士が不足している要因は、次のように複数あります。
- 離職率が高い
- 待機児童問題の解決のため保育園の新設が進んでいる
離職率の高さは仕事のきつさに対して賃金が安いなどの理由があります。また、規制緩和による一般企業の新規参入が進み、ただでさえ少ない保育士の奪い合い状態になっているのです。
保育士って数が少ないからかなり需要があるんだね!
需要はあるが保育士の数に余裕がないから休みなく働いてもらうぞ!
ぎりぎりの人数でまわしている園も珍しくなく、保育士に休みを与える余裕がありません。そのため、転職する際は保育士の数は大丈夫なのか、休みはあるのか注意しましょう。
夏休み期間中の保育園の対応(保育協力日・仕事内容)
お盆時期に設定されることの多い保育協力日は、保育園自体は開いていますし、保育士などのスタッフももちろんいます。園児の預かり時間も通常時と変わりません。
また、園によっては弁当持参の場合もありますが、それ以外のところでは給食を提供する形をとっています。
ただ園児も保育士も通常時より少ない中での保育になるため、学年別に教室をわけずに過ごす園が珍しくありません。なお、この年齢の違う子どもでクラスをつくって行う保育のことを、縦割り保育といいます。
ただ、0~1歳の子どもに関しては、それより大きな子どもとの接触を避けるための対処法をとるのが普通です。たとえば、違う教室で面倒をみたり、同じ教室でも仕切りを設けたりすることになります。
保育士に夏休み以外の長期休暇はある?
夏季にまとまった休みを取るのは無理でも、ほかのタイミングで取れるのであれば問題なしと思っている人もいるのではないでしょうか。
実際のところはどうなのか、時期別の保育士の休みについて以下にまとめましたので、参考情報としてお役立てください。
保育士のGW(春休み)
多くの一般企業などでGWは休みになることが多いため、そこを保育協力日として設定する保育園があります。また、春にはまた別のタイミングで保育協力日を設ける園も珍しくなく、該当する時期は年度末から年度はじめです。
このタイミングである行事に卒園式や入園式がありますが、その準備などを目的に保育協力日を設けているのです。
保育協力日を設けているって例えばどういうことをしているの?
例えば卒園式では、4歳と5歳の園児のみ登園し、それより小さい園児は保育協力日と定めているところもあります。
保育士のお盆休み(夏季休暇)
すでに述べたように、お盆時期には休みを取れる可能性があります。3連休や4連休を取れる保育園がないわけではありませんが、期待できない園のほうが多いと思っておくのが良いでしょう。
この時期に休みを取得できるとすれば、保育士がかわるがわる休む形になるところが多いです。
ほかの時期にもいえることですが、仕事先を選択するときにはたとえば夏であれば単に夏季休暇ありとの説明があっても注意が必要です。
保育士の年末年始(冬休み)
12月30日頃から正月三が日までを、休みに設定している保育園が多いです。また、園によっては12月の終盤に数日間、保育協力日としているケースもあります。ほかの時期に休みが取れない園でも、年末年始は取れる場合が多いです。
ただし、お盆休みなどと一緒で、すべての保護者が休みなわけではありません。接客業などで仕事が書き入れ時の人もいるのです。
そのような人たち向けに年末年始も開所している園では、まとめて休みを取得できず、かわるがわる休みになる場合が多いでしょう。
保育士で長期休暇を取る2つの方法
これまで述べてきたとおり、保育士は長期休暇を取得しにくい職業です。しかし、ポイントさえ押さえておけば、まとまった休みを確保することは十分に可能です。
以下におすすめの方法を記載しましたので、取り入れてみてはいかがでしょうか。
【取得方法1】有給を取得して長期休暇
有給休暇の取得は法律によって認められている権利で、発生した人は本来、堂々と行使できるものです。
半年以上にわたって勤続している人に対して付与されます。まとまった休みがほしい人はこれを使わない手はありません。ただ、以下の点がデメリットといえます。
- ほかのスタッフも同じタイミングで休むことを考えていて先取りされる
- ぎりぎりの人数でまわしているために嫌な顔をされがち
GWやお盆、年末年始などは皆、同じく休みたいと思うため、先を越されないように早めに申請するのが良いでしょう。
また、人手不足の場合は有給の取得に申し訳なさを感じるかもしれませんが、休み明けにおみやげを配るなどのフォローをするのはひとつの手です。
別の人が有給を取得する際には快く受け入れて仕事の穴埋めをするのも良いでしょう。
恩を売る感じで有給を取得しづらいんだよね。
たしかに恩を売る形になりますが、次に自分が有給を取得する際に、嫌な顔をされたり嫌味をいわれたりしにくくなるためです。
【取得方法2】有給が取りやすい保育園に転職
現状で勤務している保育園などで有給を取得しにくい空気が蔓延していて、とても休みを申請できる環境ではないという人もいるでしょう。
その場合には、転職するのが一番ではないでしょうか。今の職場にいても、環境が改善される見込みは薄いと考えられるためです。
思いきって有給取得率の高い保育園に移れば、プライベートを充実させられるだけでなく、心身にかかる負担も軽くなります。
そのほか、有給が取得しやすい職場であるとともに、そもそも夏季や冬季などのまとまった休みが設けられている保育園も良いでしょう。これなら有給を取ることに罪悪感を覚える人も堂々と休めます。
保育士転職は転職サイトの利用がおすすめ
夏休みなど休みをしっかり確保できる保育園などに転職したい保育士の人は、ぜひ転職サイトを利用しましょう。求人探しはハローワークでもできますが、今仕事を持っている人は以下の点でおすすめできません。
- 求人の閲覧はネットでも可能だけれど応募はハローワークに行ってする必要がある
- 仕事でハローワークが開いている時間・曜日に行けない
- 混雑していて自分の順番がなかなか回ってこず疲れる
一方、転職サイトであれば、完全無料で家や仕事の休憩時間など24時間365日求人探し、応募が可能です。また、求人掲載数もハローワークより圧倒的に多いです。
求人掲載数が多いのなら休みが多い保育園も見つけることができそう!
そうですね!さらに、休暇だけでなく勤務地、給与などの条件を指定して探せるのも、主な魅力的な要素のひとつといえるでしょう。
まとめ
夏休みや春休み、冬休みなど、まとまった休暇を取得しにくいのが保育業界の現状です。しかし、保育園などによっては有給休暇が取得しやすく、長期休暇を設けているところがあるのもまた事実なのです。
休みが少ない勤務先に対して不満を抱いている人は、この機会に転職を検討してみるのも良いのではないでしょうか。上手く転職先を選べば、休暇が増えるだけでなく、給与や福利厚生などの待遇面も今より良くなります。
そして実際に職場を変える場合には、転職サイトが大活躍してくれるのは間違いありません。コンサルタントやアドバイザーがついてくれる仕組みであれば、1人で転職活動をする不安も解消されるでしょう。ぜひ希望にピッタリの勤め先を見つけてください。