保育士の転職で成功する『求人票』のポイント!失敗する人の特徴は?
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保育士が転職活動を行う場合は、失敗しないために入念に準備をする必要があります。特に重要なのが、求人票です。
面接を出来る回数は限られています。闇雲にいろんなところの面接を受けていても転職疲れをしてしまうでしょう。また、働きながらの転職活動は時間に余裕がなく、退職後の転職活動は金銭的に余裕がありません。
だからこそ、受けられる面接回数も時間も限られています。一回一回の面接をしっかりと行うためにも、求人票をしっかりとチェックして無駄な面接を受けないようにしましょう。
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求人選びで失敗してしまう人の特徴
求人票をしっかりと見ていても、転職に失敗してしまう可能性はあります。なぜ、求人票を見ても失敗をするのでしょうか。それは求人票に書いていることが全てだとは限らないからです。
たとえば、激務がきっかけで転職活動をした人は、年間休日についてチェックするでしょう。しかし保育士は激務で休日出勤もつきものです。シフト制で働くことになる場合は土日関係なく出勤をすることが多いでしょうし、行事の関係で休日出勤となる場合もあります。
年間休日○日以上、というのは、○日が最大日数の可能性もあるので注意をしましょう。また、残業なしとの記載がある求人も多いですが、残業が全くない保育士の求人を探すことは困難です。保育士に残業はつきものと考えてください。
保育士の求人を見るときの『5つのポイント』
保育士の転職活動で失敗しないためには、求人票をしっかりと確認することが大切です。失敗しないためにはどのようなところを見るべきなのでしょうか。
【ポイント1】どんな保育園に転職するか条件を決める
第一に、条件をしっかりと絞ることです。保育士の求人は想像以上に多く、それだけ保育士が不足しています。しかし不足しているからといって、どこも良い条件で雇ってくれるという訳ではありません。
現状、保育士はそこまで高い給与で雇ってくれるところがなく、また、パートやアルバイト、非正規での募集も多いのが現実です。そのため、まずは絞って検索をするようにしましょう。
どんな保育園がいいのか、希望給与や勤務地、雇用形態などから、自分の希望条件を導き出しましょう。そこから厳選していけば、良い求人にめぐり合えるはずです。
【ポイント2】複数の求人を比較
複数の求人を比較することはとても大切です。とてもよい求人でも、別の求人と比べるとデメリットが見えてくるはずです。また、給与が良い分残業が多い場合もありますし、各種手当てや休日数、有給消化率などを比べてみるのもいいでしょう。
求人は沢山ありますから、一つの求人で決め打つことなく、複数の求人を是非比較してみてください。そうすることで、良い求人のデメリットも見えてきますし、本当に自分の働きたい場所を見つけることが出来るかもしれません。
特にはじめて転職活動をするという人は、各種求人の比較がとても大切になってきます。
【ポイント3】必ず園見学をさせてもらう
やはり実際に見てみないとわからないことが多いものです。園見学をすることで、すでに働いている先生たちが笑顔で子供たちに接しているのか、忙しそうにしているのか、厳しそうな人はいないかなどがわかります。
また、実際に訪れてみることでそこまでの交通機関、距離、周辺の道路状況もわかるはずです。地図だけではわからないことも、現地に行けばわかることも多いでしょう。
自分の園にやましいところがない園は喜んで見学をさせてくれるはずです。逆に求人に嘘があったりやましい部分がある園は、見学をさせてくれない場合もあります。
もし部外者は立ち入り禁止という場合は、周辺だけでも見学に行くのも良いでしょう。それだけでも園の雰囲気を知ることが出来るはずです。
【ポイント4】職員の平均年齢を確認
年齢を見ると、離職率や働きやすさも見えてくるはずです。多くの求人には、働いている人の平均年齢が記載されています。年齢を見ることで、長期間働きやすい場所なのか、若い人だけ勤めていてすぐに離職する人が多い場所なのかもわかってくるはずです。
もちろん年齢が高い人は、子育てをひと段落してパートをしている人などもいるかもしれません。しかし平均年齢がとても若いところは注意が必要です。幅広い年齢が働くことが出来るところのほうが将来性もあり、長く働きやすい環境にあると判断できるでしょう。
【ポイント5】保育園のブログやウェブサイトを確認
保育園のブログやウェブサイトにはさまざまな情報が掲載されています。求人には記載されていない保育園情報も記載されていることが多いので、是非面接前にチェックをしてみてください。
園の方針だけではなく、どんなタイムスケジュールなのか、どれだけの園児が在籍しているのか、行事のスケジュールなども知ることが出来ます。
また、園のサイトによってはブログで園児の様子が見られる場合もあるでしょう。サイトやブログの更新がマメなサイトは職員に余裕があったり、力を入れている可能性があります。
保育士の求人情報で注意する園のポイント
求人情報を見るときは、いくつかチェックをしなければいけないポイントもあります。求人だけではとても良い求人に思えていても、実際に見てみるとそんなことがない場合も多いのです。ではどんな部分に気をつけるべきなのでしょうか。
本当に残業はないのか?持ち帰っている可能性も
ほとんどの求人には平均残業時間が記載されています。保育園によっては残業はほとんどなし、月10時間以内、などの記載があるはずです。保育士は、激務がネックで転職を考える人も多いでしょう。
だからこそ、残業時間は入念にチェックをした上で転職活動を行う人が多いはずです。しかし、残業はない、といっても持ち帰りの仕事としてサービス残業のある職場もあります。
園で使う遊び道具や行事の準備などを持ち帰って自宅でやらなければいけない場合、残業には含まれませんが、仕事量は変わりありません。この点も注意をしましょう。
平均勤続年数が短い
働きやすい環境であれば、勤続年数も長いはずです。将来に不安を感じることなく、激務で辛さを感じたり、給与面に不満を持つことなく働き続けることが出来ます。そのため勤続年数は絶対にチェックするようにしましょう。
しかし、平均勤続年数が記載されていない場合もあります。また、転職をしたくても出来ない環境にある場合もあるでしょう。その時は職員の年齢もチェックしてみてください。長年働いている人が多い職場は、環境が良い可能性が高いです。
ずっと求人情報を出している
長期間求人を掲載し続けている園は人手不足です。これは働き手が見つかってもすぐに辞めてしまう場合や、忙しくて常に人手が足りない状態の可能性があります。そのため、求人の掲載期間は必ずチェックをするようにしましょう。
求人にはいつから掲載されている、等の記載はあまりありません。だからこそ、転職活動を本格的に始める前から定期的に求人はチェックをしておくことをおすすめします。
事前にチェックをしていれば、何度も何度も目にする求人があるはずです。たとえ条件がとても良くても、内情が悪ければ人は居つくことはありません。だからこそ、求人情報がいつから掲載されているのかを知ることはとても大切なのです。
職員の雰囲気や表情は暗くないか
人間関係がネックで転職を考えている人は特に、職員の雰囲気も参考にするようにしましょう。アットホームな職場です、みんな仲が良いです、などの記載がある求人もあるかもしれませんが、やはり実際に職員の雰囲気や表情を見てみないと実態はわかりません。
そのため、職員の雰囲気を見てみるようにしましょう。これは写真だけでは伝わらないこともあります。だからこそ園内の見学が必要なのです。実際に園を訪れたときに挨拶をしてくれたか、笑顔を向けてくれていたか、疲れた顔をしていなかったかはとても重要です。
もし園内見学が出来ない場合は、園のサイトやブログに記載されている園児や職員の表情を観察してみてください。忙しくて疲れた顔はなかなか隠すことが出来ません。特にブログなどに掲載された顔は、実際の雰囲気を読み取りやすいのではないでしょうか。
失敗しない転職にしよう!理想の職場探しは転職エージェントに相談
まとめ
転職活動をするときは、求人をチェックしながら行うでしょう。しかし、求人の情報を見ただけではわからないことが沢山あります。そして、求人には園の実態を隠した情報が掲載されている可能性もあるのです。
失敗しない転職活動のためにも、求人には記載されていないことを読み取れるようにしましょう。また、条件だけではなく、他の部分も重視して転職活動を行ってください。
転職活動を成功させるためには、事前の下調べがとても重要です。求人票にネガティブなことを書く企業はほとんどありません。しかし実際の園の風景、サイト、ブログなどを見ることで、その保育園の真実を知ることが出来るはずです。
保育園の求人は沢山あり、中にはとても良い条件の求人もあるでしょう。給与が大幅に高かったり、残業や休日出勤がほとんどなかったり、すぐにでも働きたいと思える求人を沢山見つけることが出来るはずです。
しかし求人票の情報を鵜呑みにしてポンポンと転職活動をしていては、失敗をする可能性が高くなってしまいます。
もし不安であれば、転職エージェントなどに登録をして、相談をしながら転職活動を行うのも良いでしょう。聞きにくいことも、コンシェルジュが代わりに尋ねてくれます。