【種類別】幼稚園・保育園で使えるクイズ3選!子どもの頭の体操に
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幼稚園や保育園では子どもと遊ぶ時にクイズを出すこともあるでしょう。クイズはただ子どもが楽しいからやるのではありません。
クイズを出すことで子どもの頭の体操にもなりますし、想像力や語彙力を高める効果も期待できます。クイズと言ってもいろいろなタイプがあり、それによって得られる効果も異なります。
ここでは幼稚園や保育園で使える3種類のクイズを紹介しています。それぞれのクイズの例も紹介しているので参考にしてみてください。
【種類別】幼稚園・保育園で楽しく使えるクイズ《3選》
幼稚園や保育園では子どもの頭の体操になりつつ、子どもも楽しく遊べるクイズが人気です。クイズと言っても園児向けですから、園児でも分かるものそれでいて子どもの成長にもつながるものがおすすめです。タイプとしては以下の3つのクイズがあります。
【1】〇×クイズ
〇×クイズは問題に対して〇と×で答えるクイズですので、2歳児くらいからできるクイズです。しかも年齢に合わせて難易度も変えることができますし、日常生活や語彙力を向上させるためにもおすすめです。
ワンワンと鳴くのは犬である。〇と×か? | 答え(〇) |
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鼻の長い動物はキリンである。〇と×か? | 答え(×)キリン。鼻が長いのはゾウ |
夜寝る時は「おはよう」という。〇と×か? | 答え(×)寝る時はおやすみ |
悪いことをしたら「ごめんなさい」という。〇と×か? | 答え(〇) |
横断歩道は赤になったら渡る。〇と×か? | 答え(×)赤は止まれ、青で渡ります |
おうちに帰ったら手洗い・うがいをする。〇と×か? | 答え(〇) |
洋服を洗うのは「冷蔵庫」である。〇と×か? | 答え(×)洗濯機 |
このように〇×クイズでいろいろな問題を出すことで、楽しみながら知識を身に付けることができます。〇×クイズといっても〇と×の札を持たせなくても、「〇と思う人は手を挙げて」だけでもできるので、いつでもどこでもできます。
〇×クイズは楽しそうだね!
〇×クイズの答えを言う時には、ただ正解か不正解かを言うだけでなく「どうして×なのかなぁ」などと園児に答えの理由を聞いてみることも大切です。
【2】なぞなぞクイズ
なぞなぞクイズは問題を聞いて子どもが自分で想像を膨らませて答えを導き出すクイズです。知識だけでは答えがわからないので、いろいろな角度から答えを導き出す必要があります。そのため、子どもの想像力を高める効果が期待できます。
パンはパンでも食べられないパンは? | 答え(フライパン) |
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食べると安心するケーキは? | 答え(ホットケーキ) |
どうしても真ん中だけ食べられないお菓子は? | 答え(ドーナツ) |
クリはクリでも、いつも驚いているクリは? | 答え(ビックリ) |
オニがいつも握っている食べ物は? | 答え(オニギリ) |
おみそ汁に入っているカメは? | 答え(ワカメ) |
公園でブラブラしているものは? | 答え(ブランコ) |
子どもたちはいろいろな発想を飛ばしますから、〇×クイズはと違ってなぞなぞクイズはいろいろな答えが出てくることがあります。
例えば『食べると安心するケーキは?』という問題に対して、「ショートケーキ!チョコレートケーキ!」などと知っているケーキを言うだけの子どももいます。
【3】ヒントクイズ
ヒントクイズとはヒント1からヒント3まで、順番にヒントを出して答えを導き出すクイズです。大人でいうところの連想クイズのようなもので、3つ目のヒントでは全員がわかるような問題になります。これにより柔軟な思考力と集中力を養えます。
- ヒント1:みんなが大好きな果物です
- ヒント2:赤い色をしています
- ヒント3:最初に「い」がつきます
答えは『いちご』です。ヒント1で答えが出てしまうこともありますが、そこでは正解は言わずにヒント3まで出すのが基本です。ヒント1だけではメロンやバナナ、いろいろなフルーツを思い浮かべることでしょう。
そこでヒント2でメロンやバナナなどは違うとわかり、たいていはいちごかりんごに絞れることでしょう。最終的に誰もがいちごだとわかるわけですが、いろいろなフルーツを連想させることができるので、それが子どもの頭の体操にもなります。
保育士がいろいろな問題を出して、何番目のヒントで当てたのかを競い合ってもいいですし、年齢の高い子どもたちなら、自分たちでヒントクイズを作って出し合っても楽しいでしょう。ヒントクイズを出す時には、身近にある物を答えにすると子どもたちもより分かりやすく楽しいです。
なぞなぞとクイズの違い
なぞなぞとクイズ、なんとなく使っていたけどその違いがよくわからないという人もいるでしょう。
正直言うと子どもたちと遊ぶ場合にはなぞなぞでもクイズでもどちらの呼び方でも気にする必要はありませんが、厳密には定義が異なりますので、一応頭に入れておきましょう。
まずなぞなぞですが、簡単に言えば頭の柔らかさが必要になる問題で、どこかダジャレに近いものがあります。例えば『パンはパンでも食べられないパンは?』といった問題はなぞなぞです。
その一方でクイズは知識が必要となる問題のことです。例えば『信号機の色は青と黄色ともう1つは何色?』といった問題はクイズになります。子どもにその違いを説明する必要はありませんが、一応使い分けておくといいでしょう。
クイズを行うことで子ども達の頭の体操になる
クイズは子ども達との遊びの一環ではありますが、これが子ども達の頭の体操にもつながっています。いろいろな発想をする、考えるという行為自体が子どもながらに頭をフル回転させますから、思考力を高めることに繋がります。
それでいて楽しみながらやるのですから、集中力を高める効果も期待できます。また自分は知らなかったことを知ることもありますから、語彙力を高めることにも繋がるでしょう。
『パンはパンでも食べられないパンは?』という問題でも、子どもなりに「なるほど最後にパンがつくからか」と理解するようになります。
幼稚園や保育園で行うクイズは試験ではありませんから、正解・不正解を指摘するものではありません。あくまで子どもにいろいろと考えさせることが目的ですから、すぐに答えを言わずにヒントを出しながら答えを導きだせるようにしましょう。
まとめ
幼稚園や保育園の時代は、いろいろな常識や発想力を身に付けるための大切な時期です。そのためにもクイズで子どもの楽しみながらやっていくのは効果的です。考える力が身に付きますし、正解することで自信もつきます。
ですので、単なる時間つぶしとは思わずに積極的に保育にクイズを取り入れていきましょう。またクイズの出し方や正解の伝え方によっても、子どもは楽しくなくなることもありますから、保育士はその点も注意してクイズを出しましょう。