【例文あり】保育士への転職で有利になる職務経歴書の書き方!
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保育士として転職しようと思って応募条件を見てみると、履歴書以外に職務経歴書の提出が必要な場合が多くあります。
未経験の人だけでなく、今までどこかの保育施設で働いた経験のある人でも、職務経歴書を書いたことがないという人は多いのではないでしょうか。
職務経歴書は保育士としてだけでなく、転職する人にとって自分を知ってもらう大切な資料であり、ある意味自分をアピールする強力な武器となります。そこで今回は職務経歴書について見ていきましょう。
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そもそも職務経歴書とは?書き方も解説
職務経歴書とは、今までお仕事をしてきた会社や施設などでの経験を時系列に沿って列記していく書類です。
職務経歴書のパターンは以下の3種類があります。
- 古い経歴から新しい経歴を記入していく編年体形式
- 新しい経歴から古い経歴を書いていく逆編年体形式
- 業務内容ごとにまとめて記入していくキャリア形式
編年体形式と逆編年体形式が職場ごとに時系列で追っていくのに対し、キャリア形式は行ってきた業務内容でまとめて書いていくので、時間の経過がわかりにくくなるというデメリットがあります。
転職が多いけれど、どちらの会社や施設でも同じ内容の仕事をしてきたという人に向いている形式です。
キャリア形式は、自分のキャリアやスキルなど、強みをアピールしたいという人におすすめですが、作成する場合はわかりやすいように仕事内容をまとめた上で、時系列順になるように注意して作成してみてください。
保育士へ転職するための職務経歴書作成
保育士へ転職するために職務経歴書は非常に重要な武器となりますから、出来るだけ採用担当者を惹きつける内容としたいところです。しかし職務経歴書の作成に不慣れな人の場合は、どのように作成して良いかわからないでしょう。
職務経歴書に記入する内容は後述するとして、まずは作成していく上でのNGポイントとOKポイントをご紹介しますので、どのような体裁で作成していった方が良いかイメージを膨らませてください。
職務経歴書を作成するうえでのNGポイント
職務経歴書を作成していく上で、一番重要なのは「見やすい」ということです。人によっては職歴が多くて記入する内容が多かったり、或いはその逆で未経験のために記入する内容が少なかったりするでしょう。
職務経歴書の作成方法には履歴書のような決まった形はありませんが、採用をする側のことを考えて、見やすいとか、分かりやすい形式を意識して作成していくことがポイントです。
そのため、手書きで作成するのはNGですし、また、いくら経験が豊富だからといっても、職務経歴書が5枚になってしまうようなものもNGとなります。
職務経歴書は多くても3枚以内に留めるようにして、一目見ただけで、何がどこに書いてあるかが分かるような形式を取るようにしてください。
- 【1】手書きで作成するのはNG
- 【2】職務経歴書が5枚になってしまう
職務経歴書を作成するうえでのOKポイント
職務経歴書の作成でOKポイントというのは、NGポイントの逆で、つまりパソコンで作成されていて、記入されている内容が整然と並んでおり、かつ3枚以内に収まっているということです。
人事担当者からしてみれば、やはり、分かりやすい職務経歴書の方が「読んでみよう」と思えます。
また、整然とした形式で、美しくまとめられている職務経歴書であれば、その分「この人は何でもきちんと仕事をしてくれる」というイメージに繋がり、相手に好印象を与えることができます。
職務経歴書のポイントは視覚的に美しいということが第一に重要なのです。
- 【1】パソコンで作成
- 【2】職務経歴書が3枚以内
- 【3】記入されている内容が整然と並ぶ
職務経歴書で惹きつけるコツ
職務経歴書は視覚的に美しいということが形式において重要だと申し上げましたが、もちろん内容はもっと重要です。
職務経歴書で人事担当者を惹きつけるコツはとにかく「この人に会ってみたい」と思わせることです。それでは職務経歴書の具体的な作成方法を見ていきましょう。
自己PRでは保育園の運営の助けとなるようなことを書く
どんなに職歴が豊富で、経験が豊かな保育士だったとしても、保育園であまり活躍してくれそうに無いなと思われたら、まず採用される事はないでしょう。あなたを魅力的な保育士として見てくれるように自己PRはとても重要です。
職務経歴書はご自身の経験を羅列するだけでなく、自己PRで自分の前向きな気持ちや性格を知ってもらう大切な項目ですから、自己PRの部分には自分の熱い気持ちを存分に記入していく必要があります。
あなたが保育士として働くことで、保育園の運営にとってメリットがあると思ってもらうには、まず積極的でどんな困難にもめげない前向きな性格であるということをアピールしましょう。
誰も悪意が無いにしても、やはり人間関係のトラブルは生じてくるものですから、それにいちいち負けていては前に進めません。自分の経験を踏まえて、積極的に人との関係を構築していくタフな面をアピールしていきましょう。
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退職理由は前向きに伝える
前職を退職しているなら、退職理由がネガティブなものではなく、その理由を解消できる前向きな転職となるようにすることも大切です。
もしネガティブな理由で退職しているなら、今度の保育園でも同じ理由で退職してしまう可能性があると見られてしまいます。今度の保育園で自分のなりたい保育士として近づけるというような、前向きな姿勢をアピールしてください。
その際に、「この保育園でしかならない」という明確な理由も添えるようにしましょう。お給料が高いからとか、自宅から近いからという安易な理由は敬遠されます。
保育園の経営方針に賛同して保育士としてのキャリアを積みたいというような内容なら、人事担当者に好印象を持ってもらえます。
積極的にアピールをしていく
何より自分は素直で何でも受け入れて、チャレンジしていける性格だということもアピール出来れば鬼に金棒でしょう。
この保育園でしか自分の保育士としての生活が始まらない、そして、どんな困難も受け入れて前に進める馬力があるというような内容にすれば、どんな人事担当者も興味を持ってくれるはずです。
自分が成りたいと思う保育士像を熱く語って、それが実現できるのはこの保育園しかないとアピールしてください。
そして保育士としての経験が豊富な人の場合は、これに加えて自分がどのように保育園に貢献できるかも熱く語ることが出来ると完璧でしょう。
自己PRの例文を3つ紹介
【例文1】保育士として未経験のケース
保育士として経験が無いと即戦力として見てもらえませんから、まずはスポンジのように何でも吸収出来る素直な性格をアピールしましょう。例えば以下の文があります。
例文
私は前職で○○の仕事をしておりましたが、どうしても保育士としての夢を諦めることが出来ず、今回こちらの保育園に応募させて頂きました。
私は仕事をしていく上で何でも積極的に捉え、どんなことでも前向きに対処していくように心がけています。もちろん自分一人では解決できない問題もあります。
そのときは同僚や先輩方のアドバイスに耳を傾けて、ノートに書き留めておいて、次回に活かすように心がけていました。
毎日仕事をしていく上で、いかに自分が成長できるか、そしてそれがいかに職場に貢献できるかを意識して、何事にもチャレンジしていく姿勢は誰にも負けないと自負しております。
【例文2】保育士としての経験が5年未満のケース
保育士としての経験が浅い場合は、人柄や保育士としてどのように働いてきたかをアピールしましょう
例文
出産をして一時期保育士の現場から離れていましたが、子供の手がようやく離れてきたので、保育士としてもう一度働きたい、それなら素晴らしい経営方針の下、園児の成長を温かく見守っているこちらの保育園で働きたいと思い志望しました。
保育士を退職してからも常に通信教育などで自分の知識を増やすように努力してきましたし、また自分の育児経験を通して、子供への接し方などをブラッシュアップしてきました。
出産・育児で一度保育士の職場を離れることで、以前よりも一層保育に対して興味を持つようになりました。こちらの保育園でお世話になったら、園児一人一人に向き合い、園児の成長を促すような保育に努めていきたいです。
【例文3】保育士としての経験が5年以上あるケース
経験が豊富な保育士はもう引く手数多です。保育士としての経験だけでなく、管理能力もアピールすれば、採用の確率がかなり上がるでしょう。
例文
○○保育園でリーダーとして15名の保育士の勤怠管理や採用補助などをしていました。新人の保育士が働きやすいように意見を聞いたり、必要な際はアドバイスをしたりして、チームを前に引っ張っていくことが私の仕事でした。
こちらの保育園でお世話になりましたら、保育士としてそれぞれの園児にあった保育を実現していくとともに、若い保育士が働きやすいような、意見の言いやすい環境を整えていきたいです。
職務経歴書の気になる質問
職務経歴書についてここまでご紹介してきましたから、大体の作成の仕方はご理解頂けたでしょう。日本では転職というと履歴書がメインですし、最近ではネットから応募することが多くなってきました。
その会社独自の職務経歴書が存在しているケースもあり、自分で職務経歴書を作成することはほとんどないものです。
しかし多くの保育園では自らの公式サイトを持っていることが少ないですし、持っていたとしても、独自の職務経歴書のサイトがある所は稀でしょう。
【質問1】職務経歴書は手書きではダメ?
どんなに美しい文字が書ける人でも、手書きでの職務経歴書はおすすめできません。NGポイントで説明しましたが、とにかく職務経歴書の作成で一番重要なのは「見やすい」ということです。
手書きで美しく書けるという人もパソコンの整然とした文字の配列には負けてしまうでしょう。保育士として働く上で、文字が美しいというのは大変な武器となります。
園児の連絡帳に書かれている文字が美しければ、親御さんに好印象を与えることが出来ますし、美しい文字で書かれているだけで、「しっかりとした人」というイメージを持ってもらえます。
しかしそれでもパソコンで作成するのが、職務経歴書の作成では基本で、もし文字の美しさをアピールしたいのであれば、履歴書でした方が良いでしょう。履歴書は職務経歴書と違って手書きが必須なので、こちらで美しい文字を披露してみてください。
【質問2】パートやアルバイトの経験は書くべき?
保育士としての経験が少ない場合は、パートやアルバイトの経験も書いて良いでしょう。但しその経験が、保育士として役立つものであるということをアピールしなければなりません。
例えば飲食店で働いていた経験があるのなら、多くの人と接することで、コミュニケーション能力が伸ばせたとか、新人担当になったことで、管理能力を養えたなどというように作成してみてください。
【質問3】自己PRと職務経歴で紙がたくさんになったけど大丈夫?
前述したように職務経歴書は多くても3枚までに収めるのが基本で、それ以上多いと、人事担当者が読む気を無くしてしまいます。
人事担当者を惹きつけるための重要な武器になる職務経歴書ですから、最初から自分への興味を失わせてしまっては意味がありません。
一つの項目についてダラダラ記入するのではなく、簡潔な表現にとどめておいて、それに対して人事担当者が興味を持つようにする、表現が適切では無いかもしれませんが、魚釣りの「餌」のようにしておくことがポイントです。
人事担当者が「この事についてもう少し知りたい」と思わせるような最小限な表現にしておいて、詳しい内容は面接の時に直接あなたの言葉で語るようにしましょう。職務経歴書を通して「この人に会いたい」と思わせるのが何より重要なのです。
最後に間違っていないか確認しましょう
形式も内容もとにかく気をつけて作成したので、職務経歴書は完璧だと思っていても、誤字脱字が多ければ、がっかりしてしまいます。
職務経歴書はパソコンで作成することが多いので、急いで作成するとどうしても、うっかり誤字脱字になっていることが多々あるものです。
自分で誤字脱字を選んだわけではなくても、パソコンで作成しているうちに、勝手に誤字脱字になってしまうので、職務経歴書を作成した後は面倒でも読み返してみてください。
それから意外に職務経験を作成していると、仕事に就いていた期間などの年数が間違っていることもありえます。もちろん悪意を持ってしたことではないのですが、仕事をした年数などが誤っていれば、職務経歴書の詐称になってしまいます。
間違えやすいポイント
時々、人事担当者が以前働いていた保育園に内容に相違がないかどうか電話で確認することがありますから、働いていた期間などに誤りがないかどうかは必ず最後にチェックしてください。
また同じく年数についてですが、職務経歴書の中で、元号を使っていたり、西暦を使っていたりなど統一性が無いこともありえます。
年数の記入の際には元号を使うか、西暦を使うかを最初に決めて、それから記入し終わった後に必ず確認するようにしましょう。
書類選考で通過率UP!転職エージェントは必ず利用して
保育士専用の転職エージェントを使えば、面倒な職務経歴書や履歴書の作成もすべて手伝ってくれます。もちろん面接対策も含めて。
一人ではなかなか難しい準備も、頼りになる転職のプロが助けてくれるのでとても役立ちます。
まとめ
職務経歴書の作成というとどこか身構えてしまいます。
しかし、ポイントを押さえればとても簡単に仕上げることができるので、あなたの武器として活躍してくれる職務経歴書を作成してみてください。