見逃し厳禁!保育士の就職&転職先の選び方で重視すべき『5つのポイント』
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保育園はどこでもやることは同じ、と思うかもしれません。確かに大きな行事等はどこでも同じようなものかもしれませんが、実際に保育士として働く場合、やはりどこに就職・転職するかによって変わってきます。
ここでは保育士が就職先・転職先を選ぶ際に重視すべきポイントを5つ紹介しています。
またやってはいけない注意点などもあるので、チェックしてから就職先・転職先を探せばきっと自分に合った働きやすい保育園が見つかるはずです。
見逃し厳禁!保育士の就職&転職で重視すべき『5つのポイント』
保育士が就職・転職する保育園を選ぶ際、以下のような5つのポイントを重視しましょう。
裏を返せば、このポイントが保育士が退職したくなる原因にもなっているので、長く勤務するためにも大切です。
【1】公立か私立かを決める
保育園は学校と同じで公立と私立があります。公立は各自治体で採用する、いわゆる地方公務員としての扱いとなるので、公務員試験に合格しないと働くことができません。
- 給与面が安定している
- 行事が比較的少なく、忙しくないことが多い
- 公務員試験に合格せずとも採用される
- 行事が多い園はやりがいを感じられる
ただ、最近は公立保育園も民営化が進んできていますので、ますます公立保育園で働くのは難しくなっていくかもしれません。
【2】どの条件を優先すべきか決める
子供が好きだから保育士になったという方がほとんどでしょうが、働くためにはさまざまな条件面も重要になってきます。例えば以下のような条件があります。
- 給与
- 勤務時間
- 福利厚生
- 通いやすさ
- 保育園の規模
- 人間関係
- 保育方針
- スキルアップ
人によって優先すべき条件は違ってくるでしょう。まずは自分は保育士として何を重視したいのかを考えましょう。
例えば、給料は最低これくらいは必要、子供がいるからこの時間には確実に家に帰りたい、こういう保育をしたいなどいろいろあるはずです。その中でどれを一番重視するのか、優先順位を決め譲れない点も明確にしておきましょう。
条件は妥協とかしたほうがいいの?
そこで妥協してしまうと、結局その条件がネックで退職・転職を考えることになってしまいます。
【3】園の教育方針を確認する
保育園には必ず教育方針・保育方針があるものです。例えば、小学校に入学するため受験のための勉強を重視する保育園もあれば、外で身体を動かすことをメインに掲げる保育園もあります。
宗教によってもいろいろな教えをしているところもあるでしょう。保育士は少なからず自分でもどのような保育をしたいのか考えがあるはずです。
【4】人間関係が悪くないかどうか
保育士が就職・転職で重視すべきポイントが人間関係です。保育園はたくさんの保育士が働くところです。男性保育士も増えてきているとはいうものの、女性保育士がまだまだ多い職場ですから、意外とトラブルが多いです。
いくら給与や福利厚生などの条件の良い保育園でも、園内で働いている保育士同士の仲が悪ければ働きにくくなります。保育園によっては、我が強い年配の保育士や園長・副園長・主任がいるところもあるでしょう。
たとえ自分は誰ともトラブルにならないとしても、保育士同士または保育士と主任が険悪な雰囲気だと働きにくいです。
自分以外のトラブルでも居心地悪くなったりするよね…。
そうですね。逆に人間関係がとても良い保育園なら、園児にとってもいいでしょうし楽しく働くことができるので、多少給料が低くても退職する人は少ないです。
【5】就職&転職先の雰囲気を実際に確認する
実際、給料や勤務時間、福利厚生、教育方針などは就職の際に明確にわかるものです。ですが保育園の雰囲気や人間関係についてはなかなか分からない部分です。また教育方針どおりに保育されているかどうかもわからないでしょう。
そのため、就職する前にその保育園の雰囲気を実際に確認してみるのもいいでしょう。ほとんどの保育園では事前に連絡しておけば見学することができます。
そこで保育園の雰囲気をチェックしてみましょう。
確認が断られたらどうしたらいいかな?
もし保育園の雰囲気の確認を断られるなら他人には見せられないかもしれないので要注意です。
保育園を見学する際に確認すべきポイント
保育園を見学する際は、ただ漠然と見学しては意味がありません。どこを見るのかポイントを確認しておきましょう。例えば以下のようなポイントをチェックしてみましょう。
- 園児が楽しそうに遊んでいるか
- 教育方針に合った保育をしているか
- 保育士同士の連携がうまくいっているか
- 親しみやすい保育士が多いか
- どの保育士も意見を言い合える雰囲気にあるか
- 保育士の年齢層は自分に近いのか
- 園児の人数は適切か
- 保護者と保育士の連携が取れているか
- 自分がすぐに入り込める雰囲気か
【アンケート調査】保育士さんが今の職場を決めたポイント
ここでは実際に保育士が今の職場を決めたポイントを割合が多い順に紹介します。
1 | 家から通いやすいから |
---|---|
2 | 採用されたから・内定が取れたから |
3 | 給与や福利厚生が良かった |
4 | 職場の雰囲気が良かった |
5 | 勤務形態が自分の理想に合っていた |
6 | 園児数や規模が自分の希望に合っていた |
7 | 知人の紹介 |
8 | 保育士として成長できそうな環境だと感じた |
9 | 保育方針や理念が自分の理想に合っていた |
10 | 先輩保育士や園長の人柄に惹かれた |
就職&転職する際にやってはいけない『2つの注意点』
保育士が就職・転職をする際にはやってはいけない注意点が大きく2つほどあります。この点に注意しないと、せっかく就職・転職したものの、すぐに退職したいという気持ちになってしまう恐れがあります。
【注意点1】正確な就職&転職情報を集める
就職・転職で失敗しないためには、正確な就職・転職情報を集めることが大切です。保育士が職場を決めたポイントに、家から近いからとか採用されたから、知人の紹介などあまり条件面を重視せずに選ぶ人も多いです。
実際に働いてみると、給与面や福利厚生面、人間関係などで退職する保育士が非常に多いです。
まさに情報をしっかり入手せずに就職・転職してしまったからでしょう。そのため、保育園を選ぶ際にはできるだけ情報を集めて決めることが重要です。
【注意点2】曖昧な条件で就職先を決めない
保育園では保育士を確保するため、求人情報に、人間関係が良好とかみんな仲が良く楽しい職場です、などとあいまいなことを記載しているところもあります。
また条件面に関しても、高給与・福利厚生完備・勤務形態優遇など記載しているのを見かけます。一見好条件に見えますが、実際はどれくらいの給与なのか、どんな福利厚生があるのか、どういった優遇があるのかなど曖昧です。
その点を明確にしないまま決めてしまうと、結局自分が望む条件とはかけ離れていた、なんてこともあります。
おすすめの選び方は『転職サイト』を利用して決める
保育士が転職する際、自分で保育園を探すよりも転職サイトを利用して決めるのがおすすめです。転職サイトを利用すると以下のようなさまざまなメリットがあります。
- やりにくい条件交渉をしてくれる
- 離職率や退職した保育士の理由がわかる
- 自分の希望に合った保育園を探してくれる
- 好条件の就職・転職先がすぐに見つかる
- 自分の悩み相談に乗ってくれる
- 正しい転職・退職の方法をアドバイスしてくれる
保育士として勤務していると、仕事が忙しくてなかなか自分で求人情報探すのは大変です。
転職サイトを利用すれば、そんな人でも自分の希望に合う転職先を探し出してくれるので、そこから選べば無駄がありません。
転職サイトってお金はかからないの?
もちろん。すべて無料で利用できますから、転職を考えている保育士の方はまずは登録してみるといいでしょう。
まとめ
保育士はどこの地域でも慢性的に人材不足で、就職・転職はそれほど難しいものではありません。だからこそ、保育士はより働きやすい環境を求めて転職することができます。
それなのに、ろくに条件も見ずに就職・転職すると、またすぐに転職を考えることになってしまいます。まずは保育士が就職・転職で重視すべき点を知って、ポイントを押さえましょう。
それでもなかなか決められないという時には転職サイトなどを利用してアドバイスをもらうのも一つの方法です。