【例文集】対策は完璧?保育士の面接質問&回答例を今すぐチェック!
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転職の際、面接でいかにアピールできるかが勝負所。どのような質問をされるのか、どう答えたらいいのかが知っておきたい保育士さんも多いでしょう。
転職活動は準備がとても重要です。そこで今回は保育士転職の面接でよくされる質問とその答え方についてご紹介します。
面接対策・回答作成で心がけておくべきポイント
これから面接での回答例をご紹介しますが、その前に面接準備のポイントを簡単にだけまとめておきます。
まず面接の際、採用担当官が何をチェックしているのかという話ですが、これは大きく分けると4つあります。
- 性格・人間性
- 経験・スキル
- 働く意欲・意識の高さ
- 園とのマッチング具合
端的にいえばどのような質問であれ、すべては「“この園で“役に立つ保育士か?」と問われているということです。
ここで大事なのは「面接の回答によって一つの人物像を作ること」です。
回答は一貫性を持って一つの人物像を作り上げる
10分や20分などごく短い時間のなかで自分をアピールしなければならないのが面接です。そのため、多面的に自分のことをよく知ってもらうことは不可能といえるでしょう。
どのようなパターンの質問をされても、その回答から一つの人物が見えるように心がけましょう。例えばアピールポイントが「協調性・コミュニケーション能力の高さ」なのであれば、
「経歴は?」「どうしてこの園に応募した?」「クレーム対応はどうする?」などどんな質問がきても一貫して「協調性・コミュニケーション能力の高さ」を軸にした回答を作りましょう。
園のリサーチも徹底しておく
面接対策では、園の情報を深く知っておくことも大切です。
先に「ワンポイントな人物像を作ってアピールする」といいましたが、アピールポイントと園の理念や雰囲気とがマッチしていなければアピールとしては成り立ちません。
「その園について調べて、相手が求めていそうなアピールをすると媚びているように見えないかな?」と心配する人もいますが、「自分はこの園にぴったりですよ!」とアピールすることは悪いことではありません。
むしろ、園について何も知らなさそうに見えてしまうと「どこの園でもいいのかな?」とマイナスな印象を持たれてしまうこともあります。
マイナスの印象を持たれないためにもリサーチは重要なんだね!
そうです!調べておいて損はないので、園のリサーチをしっかりしたうえで面接準備に取り掛かりましょう。
最初にチェックするべき4つの質問&回答例
まずは面接の準備をするときに「最初に取り組むべき4つの質問」について見ていきましょう。
面接の質問パターンというのは幅広く様々なものがありますので、その一つ一つの回答を用意しておくことは難しいです。そのため何をきかれても柔軟に対応できるように「軸」を作っておくことが重要です。
その軸を作るためにも以下の4つの質問に対する回答をまずは吟味してみましょう。
これからご紹介する例文は「マイナビ保育士」など有名な“保育士専用転職サイト“で掲載されたものも引用されていただき、様々なパターンの回答例をまとめました。転職をサポートするプロによる例文なのでかなり参考になるはずです。
1.自己紹介(経歴やスキル)
「自己紹介をお願いします。」という回答作成からまずは始めましょう。
「就活・保育士未経験」の場合
「○○と申します。私は短大で保育について学んでいく中で、子ども自身の可能性を伸ばしていけるような保育士になろうと心理学についても学んできました。
学んできたことを活かして子どもの心に沿った保育をしていきたいと思っています」
「私は、5歳からピアノを習っており、ピアノの腕には自信があります。
これから子ども達と色々な歌をうたい、園児達皆が、笑顔で生活していけるように心がけ、ともに成長していきたいと思っています。
まだ保育士として働いた経験のない場合、学校で学んだこと、自分の特技や強み、目指す保育士像などを中心に自己紹介することになります。
どのような内容であれ、できる限り「その人物」が見えるように、また、「その園で貢献できる!」というアピールなるように伝えましょう。
「保育士経験あり」の場合
私は〇〇〇〇(氏名)と申します。私は〇〇大学児童福祉科を卒業後、〇〇保育園に入職、6年間で、0歳児から4歳児クラスまでの担任を務めてまいりました。在職中に小規模保育について学んだことから、より子どもたち一人ひとりに寄り添える環境で、保育士としてより成長したいと考えております。
〇〇と申します。現在まで△△保育園で6年間働いてきました。職場での現場リーダーとしての経験を活かし、貴園で即戦力として活躍できる保育士になりたいと考えています。本日はよろしくお願いいたします。
5年間保育士として仕事を続けてきた中で多くの子どもたちと触れ合い、大切な成長過程にある子どもたちに関わってきました。3年前の出産を機に退職したものの、自身の子どもと接するうちに「保育士としてたくさんの子どもたちの成長を手伝いたい」という気持ちが再び芽生えるようになりました。
また、子育ての経験を経て、出産前にはわからなかったことがわかるようになりました。それは「子を持つ親の気持ち」です。
今までは保育士としての立場でしか物事を見ることができなかったのだと、親になって初めて気づかされました。「親として子どもを見守る気持ち」「保護者として保育士や保育園に求めるもの」を理解したことで、さらに高いレベルの保育を実践できると確信しています。
自己紹介の時間は「1分ほどで」など指示されることもありますが、そうでなくてもなるべく短く、簡潔に答えるようにしましょう。
経歴について話すことになりますが、履歴書を読み上げるような自己紹介にはならないように気をつけましょう。大事なのは最初に説明した通り、経歴を語りつつ「ワンポイントな人物像」をアピールすることです。
経歴よりもそこから引き出せる“魅力や強み“が重要なので、次の「自己PR」を作ったのち改めて自己紹介を練り直すのもいいかもしれません。
2.自己PR(強み・長所)
次に自己PRを考えましょう。
「自己紹介」では大まかに経歴を話しながら自分の強みや人物像などをアピールしますが、「自己PR」ではより具体的にあなたの力をアピールします。
回答を作成するときには、先に考えた「自己紹介から見える人物像」と一貫性のあるアピールポイントをピックアップしましょう。
なお「【保育士の自己PR】履歴書・職務経歴書の例文&面接での回答例まとめ」での書類の例文も参考になるので併せてご覧ください。
「就活・保育士未経験」の場合
私の長所は好奇心旺盛であることです。知らないことを調べていくことが楽しく、事典を愛読しています。子どもにも物事をいろいろな角度から見ていく面白さを話していけたらと思っています。
次のものは職務経歴書での自己PR例文ですが、これも面接での参考になるのでご紹介しておきます。
私のモットーは、自己管理を徹底することです。以前、保育実習中にめまいをおこしてしまい、先輩方にご迷惑をおかけしてしまったことがあります。制作に励み、ほぼ徹夜で2日間過ごしたことが原因でした。
その時に先輩から「子どものためを思うなら、まず自分を大切にしなくてはいけない」というお言葉を頂き、自己管理の重要性に気付かされました。先輩にはとても感謝しています。
それ以来、食事や睡眠に気を配るようにし、卒業まで無欠席で過ごすことができました。自分にできる最良の仕事をするためにも、今後も自己管理に気を配り、いつも元気な姿で子ども達と接してまいります。
最初に自分の強みを端的に答え、その主張を強化させるための具体例をつづけます。そして最後に、その強みがどのように役に立つのかを伝えるという流れです。
私はピアノや歌など、音楽全般が得意です。担当していたクラスでは、歌が苦手な子が多く、大きな声で歌うことがなかなかできなかった時、手拍子や振り付けなどを入れたり、少し自分なりにテンポをアレンジして子ども達が楽しんでくれるように工夫しました。その工夫により私が担当するクラスの子ども達は行事などの時に一番大きな声で楽しそうに歌うことができるようになり、保護者の方からも「家でも歌をうたっています」「子どもが楽しそうに歌っている姿を初めて見ました」などのお声を頂くようになりました。この強みを活かして、貴園でも子どもたちが楽しみながら日々生活をし、成長していくサポートをしていきたいと思います。
以前勤めていた保育園では、主任としての立場から保育士15名をまとめていました。「風通しの良い職場づくり」を心がけており、どんなに忙しくても保育士一人ひとりに積極的に声をかけ、月に一度は面談を行ってきました。
女性が多い職場ゆえに、保育士同士のちょっとしたトラブルも頻発します。そんな時は私自身が「すぐに相談できる窓口」として間に入ることで、どちらにとっても良い理解者になるように注力いたしました。
また、保護者と保育士間の連携をスムーズするためにも、送り迎え時の保護者の方の様子をチェックし、気になることがあれば保育士にも伝えるようにしました。
この経験は、貴園の職場の環境作りに活かしていきたいと願っています。
私は現在、2歳の育児をしています。これまでの保育士経験に加え、自分が母親として育児を経験したことで、保護者の気持ちがこれまで以上に理解できるようになりました。貴園の方針でもある『寄り添った保育』を目指すために、子どもに寄り添いながら保育することはもちろんのこと、これまで以上に保護者として育児の悩みや相談に乗りながら保護者にも寄り添えるような保育士として活躍したいと思います。
徹底して自己分析しておかないと、せっかくの強みも成功体験も浅い印象になってしまいますので、自己分析や経験の洗い出しはしっかり行いましょう。
「長所・短所」の質問&回答例
自己PRは強みや長所アピールですから、しっかり考えておけば「あなたの長所・短所は?」と聞かされた場合にもそのまま適用できます。
私の長所は、妥協せずに努力ができるところです。前職では、働きながら、さらに保育の知識と技術を高めるために、自治体の研修に参加したり、通信教育で講座を受講して、チャイルドマインダーの資格を取得したりと、尽力しました。ただし、一方で、少しこだわりが強いところがあります。保育においては、多くの仕事を決められた時間でこなすことも必要ですので、期限と優先順位を決めたうえで取り組み、その短所を補うよう努力しております。
「私の長所は好奇心旺盛であることです。知らないことを調べていくことが楽しく、事典を愛読しています。子どもにも物事をいろいろな角度から見ていく面白さを話していけたらと思っています。」
「短所は好奇心旺盛であるがゆえに物事に熱中しすぎてしまうところです。周りが見渡せるように没頭しすぎることのないように呼吸をするなどして意識をしています。」
自己PRの強みと長所は内容的に同じといえます。そのため軸さえ作っておけば何を聞かれても、表現が異なるだけで内容は同じようなものです。そういう理由で、この4つの質問でしっかり軸を作っておくことはとても重要です。
長所だけで短所もきかれた場合には、長所をひっくり返したものにしましょう。長所と短所は表裏のようなものであるので、「自分の長所にもマイナス面があり、それを自覚していますし、その改善も心がけています」というものが短所にあたります。
3.志望動機(園を選んだ理由)
次に「どうしてうちの園に応募しましたか?」という志望動機を作成しましょう。
これは応募先の園をリサーチが特に大事になってきます。「自分とその園がよく合っているから、絶対に活躍できる!」というアピールをしましょう。
「就活・保育士未経験」の場合
貴園は少人数定員の保育園であり、異年齢での関わりを大切にしていることが魅力だと感じ志望しました。
保育士の経験はありませんが、自分の育児経験と、学んできたことを実践できるように笑顔で明るい保育を行っていきたいです。
その園の特色は様々な園の情報に触れ、相対化してこそ初めて分かるものです。なので、自分が応募しない園の情報も詳しくチェックすることも大切です。
また、自己紹介や自己PRでアピールした「強みや人物像」がその園の理念や特徴とマッチしていることが望ましいです。
質問の回答で気を付けることってある?
どの質問の回答にも一貫したものがあれば自然と説得力を持つので、全体を通して何をアピールしたいかを丁寧に考えましょう。
「保育士経験あり」の場合
貴園を志望したのは、貴園の「子どもの自主性を尊重する」という保育理念に共感したためです。私は、これまで保育に携わるなかで、子どもの育ちは十人十色だと感じ、枠にはめるのではなく、それぞれの育ちに寄り添うような保育がしたいと考えるようになりました。貴園で自分の目指す保育をしたいと思い、応募いたしました。
貴園の一人ひとりの個性を大切にする、という運営方針に共感したためです。前職は園全体で100人を超える大きな園でした。なるべく目を配るようにはしていましたが、どうしても一部の子どもには目の届かない環境でした。一方で、貴園では一人ひとりの個性を大切にするという理念のもと、実際に1クラスごとに必ず保育士を2人配置し、1クラスごとの人数も少なくして一人ひとりの子どもに目が届く環境を実現しています。子どもの個性を大切にしている貴園で働き、子どもに寄り添うことができる保育をしていきたいです。
私が貴園を志望した理由は、小規模保育を実践されているところに魅力を感じたからです。以前は園児数が多い大規模園に勤めておりました。たくさんの子どもたちの成長に関わることにやりがいを感じる反面、もっと一人ひとりに寄り添った保育がしたいと考えるようになりました。ホームページで貴園の保育理念を拝見したところ、自分の理想を形にしていると感じました。貴園でならば、子どもにとって大事な時期に家族のように寄り添いながら保育できると思い、この度応募させていただきました。
保育士経験ありの方の場合には、働いた経験から各園の違いを理解していますし、今の園ではできない理想的な保育を応募する園ではできるというようなアピールもできます。
自分の保育に対する考え方と園の理念がマッチしていること、今の園では自分のやりたい保育がどうしても難しいことを具体的に言葉で伝えましょう。
もちろん「現在の園に不満がある」といったような印象を与えないように表現の工夫も大事です。
転職理由(退職した理由)の質問&回答例
転職理由(退職した理由)については、個人によって事情も異なりますが、基本的には「志望動機」と似たようなもので構いません。
長所と短所が表裏一体であるように、応募理由と退職理由が表裏の関係であるような内容であればネガティブな印象を与えずに退職理由を答えることができます。
以前の園は大規模な園であり、園児も多かったため子どもと個々に関わる時間を持つことが難しい状況の中、もっと1人ひとりとじっくり関わり保育士をしていきたいと考えるようになり、深く関わることができる少人数制の園への転職を考え退職しました。
転職の理由は、風通しの良い職場で働きたいと思ったからです。今の職場では、職員会議で若手の意見が採用されることがなく、日々の業務に閉塞感を感じています。貴園は若手の意見も保育に反映し、普段から意見交換しやすい環境を作っていると、ホームページで拝見しました。職場の風通しがよく、日々の保育業務を改善していける貴園で働きたいと思い、転職を決断しました。
上の例文のように今の職場を分析的に意見するのは大事です。感情的な言葉を入れて愚痴っぽくならないような表現を選びましょう。
前職では、体調を崩したため退職しました。半年間の療養を経て、今では健康で医師からも問題なく働くことができるとの診断も受けました。また、体調管理は仕事の一部だと実感した経験を踏まえて、生活習慣を見直しました。食生活では肉・魚だけでなく、野菜を汁物やサラダの形でとるようにし、休日には友人とサイクリングや登山に出掛けて定期的な運動も欠かしません。体調を崩したことで体調管理には注意するようになり、むしろよいきっかけになったと思います。
体調が悪くて辞めた場合には「今は健康です」というアピールをしましょう。
できれば例文のように、体調を崩したというネガティブな経験から「体調管理には注意するようになり、むしろよいきっかけになったと思います。」というようにプラスの形で答えることがベストです。
4.保育士を目指した理由
最後に保育士を目指した理由を見ましょう。
この回答についても、「自己紹介」「自己PR」などの回答と通じるようなアピールができるとより説得力が増します。
私は小さい頃から年下の子どもたちと遊んだり、お世話をしたりするのが好きでした。高校生の頃、職業体験で保育園に行った際、子どもたちが自分を「〇〇先生!」と慕ってくれ、とても嬉しかったこと、そしてそこで出会った保育士さんの姿に憧れたことから、保育の道に進むことを決めました。
私が子どもの頃に通っていた保育園の先生の優しさに憧れて、その憧れがずっと胸にあり、自分も子ども達を優しく見守ることができる保育士になりたいと考え保育士の道を志しました。
学生時代に保育園で職業体験を行ったことがあり、子ども達の笑顔に囲まれた保育士の先生方の姿を見て、私もこんな保育士になりたいと思い、保育士を目指そうと思いました。
保育士を目指すきっかけとなったのは、歳の離れた兄弟の世話をしているうちに「子どもに関わる仕事に就きたい」と漠然と考え始め、子どものお世話をして成長を手助けする喜びが忘れられなくなったからです。仕事を通して子どもたちと接していると、楽しいだけではなく時には思い悩むこともありますが、その経験を積むことで保育士として大きく成長できたと実感しております。0歳児から積極的に受け入れている貴園の「小さな命を預かる責任の重さを忘れずに、健やかな成長を見守る」という理念は、私自身の保育に対する信念と通じるところがあると強く感じ、応募させていただきました。
「保育士を目指した理由は?」ときかれると、なんとなく立派そうな動機を答えないといけないのかな?と思いがちで、自分の経験からくる素直な理由でかまいません。
「子どもが好きだ」ということを具体例を通して伝えましょう。
その他の面接の質問と回答例
最初の4つの質問の回答をしっかり作ることができたのち、他のパターンの質問もチェックしておきましょう。
このとき、4つの質問で考えた人物像やアピールポイントを軸にして他の質問にも応用できないか意識しながらチェックしましょう。どんな質問がきても、柔軟に答えられるようにしておくといいでしょう。
人物像やアピールポイントの軸に沿った回答では答えられないものはまた別に対策を練っておく必要がありますが、多くの質問はその場で答えられるものが多いといえるでしょう。
理想の保育士像は?どんな保育士を目指している?
私は、子どもの気持ちに寄り添い、笑顔を引き出せるような保育士になりたいと思っております。私は園児が10名程度の小規模な保育園に通っていました。幼い頃から預けられて寂しい思いはありましたが、ベテランの保育士さんが、いつも私の気持ちを受け入れ、寄り添ってくれたため、毎日楽しく過ごすことができました。私もそんな保育を目指したいと考えております。ただし、一方で、少しこだわりが強いところがあります。保育においては、多くの仕事を決められた時間でこなすことも必要ですので、期限と優先順位を決めたうえで取り組み、その短所を補うよう努力しております。
小さいころからマザーテレサに憧れていました。
彼女の様に愛情を高く持った保育士を目指しています。
この質問は「保育士を目指した理由」に通じるところがあります。できるだけ具体的に書くと相手に伝わりやすいです。
まずは自己分析を徹底することから始めましょう。
保育士として心がけていることは?
子どもたちは、それぞれ違った個性を持っているので「一人ひとりに適した対応」を心がけています。おとなが真剣に向き合えば、子どもは必ず応えてくれます。健やかな成長を手助けすることは、なにものにも代えがたい喜びであると実感しています。そして、私自身も子どもたちから学ぶことがたくさんあり、一緒に成長していけることもまた保育士としての仕事の醍醐味であると感じています。
この質問については「自己PR(強み・長所)」などを応用することもできるでしょう。
仕事をするうえで大切なことはなんですか?
保育士の仕事で、まず第一に大切なのは安全面です。子どもが安心して過ごすことができるように、常に保育士は環境を設定し、子どもの様子を把握しています。
これについても「自己PR」と結びつけて回答を作ることもできます。もっと詳しく具体例を挙げながら説明するのもいいでしょう。
当園でどのように働きたいですか?
保育士として専門性を高め、自身の得意分野を伸ばしていきたいです。
前職では乳児保育の担当を多くしていました。乳児の成長を嬉しいと感じる一方で、上司から注意されることも多く、自身の専門性の低さを痛感しました。貴園では乳児保育に力を入れています。自身が働く中で新たな知識を身に着け、自治体が主催する研修にも積極的に参加して、乳児保育の分野ではだれにも負けない専門性を身に着けている保育士になりたいです。
これは「志望動機」とリンクするところがあります。
また、例文のようにできるだけ具体的に説明することが大切です。
他の園にも応募しましたか?
今は他社にも応募しております。しかし、貴園の保育内容に魅力を感じ、また自分の経験が生かされ、夢が叶えられると思いますので、貴園を第一に志望しております。
「志望動機」で応募した園の魅力や特色を回答するので、それを用いつつ答えるといいでしょう。
例文のような流れであれば、正直に他でも応募しているといっても良い印象を与えれます。
まとめ
今回は保育士転職の面接でよくされる質問とその答え方についてご紹介しました。
採用担当官は「性格・人間性」「経験・スキル」「働く意欲・意識の高さ」「園とのマッチング具合」をチェックしており、どのような質問であれ、すべては「“この園で“役に立つ保育士か?」と問われています。
面接の準備をするときに「最初に取り組むべき4つの質問」として、
- 自己紹介(経歴やスキル)
- 自己PR(強み・長所)
- 志望動機(園を選んだ理由)
- 保育士を目指した理由
が挙げられます。面接の質問パターンというのは幅広く様々なものがありますので、その一つ一つの回答を用意しておくことは難しいです。そのため何をきかれても柔軟に対応できるように「軸」を作っておくことが重要です。