保育士転職の内定辞退は2週間以内にしろ！辞退の伝え方《例文あり》

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保育士転職の内定辞退はなるべく早く伝えよう

保育士が就職活動をして、無事内定をいただけたことは嬉しいことですが、人によっては何らかの理由で内定辞退を決意する人もいるでしょう。本来なら内定を頂いたら、それを辞退するのは避けたいところです。

ただどうしても内定辞退したいのであれば、それはそれで悪いことではありません。ですがもしも内定辞退するのであれば、なるべく早く伝えるのが理想です。民法では働く予定の2週間前までに伝えることが定められています。

だからといって、2週間前までに内定辞退を伝えればいいというわけではありません、なぜなら内定を出した保育園側では、もし辞退されれば新たに保育士を探さなければいけなくなるからです。内定辞退そのものが失礼なことですから、せめてなるべく早く伝えるようにしましょう。

保育士転職の内定後”3日～1週間以内がベスト”

内定を受けてから辞退するのは、それ相応の理由があるでしょう。急に働けない理由ができた場合はもちろんですが、辞退する理由として多いのが他の保育園も面接を受けていた場合です。同じ時期に面接を受けていれば、一方の保育園の結果が出ていないというケースもあるでしょう。

いずれにしても、辞退が決まったならできるだけ早く伝えるのが礼儀でもあります。もし辞退するのであれば、ベストは内定を受けてから3日から1週間以内です。それくらいであれば、保育園側が他の人を採用する際にも影響は小さいでしょう。

転職会社を利用して保育園を紹介されたら”仲介人”にも連絡必要

転職会社を利用した場合でも内定辞退を検討するケースも少なくないでしょう。もし転職会社を利用して辞退する時には、仲介人にも連絡が必要です。辞退する場合にはまず仲介人に連絡をすることが必須です。

仲介人に連絡もせずに直接保育園とだけやり取りをしてしまうと、後々トラブルになってしまうこともあるからです。また仲介人に連絡をすれば園に連絡しなくてもいいというわけではありません。誠意をもってしっかり謝罪しましょう。

内定承諾書を書いた後の辞退でも違法にならない

内定が出てそれを受諾する場合、内定承諾書を書くことがあります。これは簡単に言えば内定を辞退しないことを約束するものとなります。内定が来た時点もしくは数日後に内定を辞退するのであればいいですが、さすがに内定承諾書を書いた後だと辞退できないのではと思うでしょう。

また仮に内定承諾書を書いた後に内定辞退をしたら、違約金などが発生するのでは、違法なのではと思う人もいるはずです。ですが内定承諾書を書いてから内定辞退しても損害賠償を請求されるわけではなく、辞退できます。

ただ一度内定承諾書を書いているわけですから、その後に内定を辞退するのは望ましいことではありませんし、保育園側にも迷惑がかかります。ですので、内定を辞退する可能性がある時には内定承諾書は書かないほうがいいでしょう。

保育園の内定を辞退することの法的な期限は『2週間以内』

内定の辞退はできるといっても、働き始める直前までできるというわけではありません。内定をもらったら理想はできる限り早く辞退を申し出ることが大切ですが、遅くとも働き始める2週間前まで伝えるのが原則です。

これは一般的な退職と同じで雇用契約が解約通知をしてから2週間で解約になるという民法に定められているからであり、これと同じ扱いになるのです。2週間というのは法律上の期限ですから、なるべくそうしたほうがいいというものではありません。

では2週間前に内定辞退を申し出ればいいのかというと、少しでも保育園に迷惑をかけないためには厳密には2週間前では遅いです。

内定辞退の電話をする時間帯には注意して

内定辞退は保育園に対して失礼なことをするわけですし、トラブルを避けるためにもメールなどではなく電話で直接伝えるのが理想です。ただ保育園に内定辞退の電話をする場合には、連絡をする時間帯にも注意しましょう。

ただでさえ保育園に迷惑をかけてしまうのですから、せめて電話する時間だけでも迷惑をかけないようにしましょう。まず電話を避けたい時間は以下の通りです。

9：00～10：00	出勤直後
11：30～13：30	昼休憩
17：00～18：00	退勤前

一般的な保育園で電話連絡をするのに適した時間は以下の通りです。できるだけこの時間を狙って電話しましょう。

• 10：00～11：30
• 13：30～16：30

ただしこの時間に電話ができないからと、日を改めるのもよくはありません。基本はできるだけ早く電話する事です。

保育士の内定辞退の正しい伝え方～全3STEP～

保育士が内定辞退を伝える場合、できるだけ早くするのが理想ですが何も考えずにすぐに電話すればいいというわけでもありません。誤解がないよう、そして不快に思われないように以下のステップを頭に入れておきましょう。

【STEP1】事前に伝える内容を決めておく

内定を辞退することは保育園に対して失礼なことですし、場合によってはきつい言葉を言われてしまうかもしれません。それじゃなくても電話で話をするのは緊張するもので、伝えたいことがうまく伝えられなくなることもあります。

大切なのは、辞退するという事実とそれに対する謝罪の気持ちです。いくら申し訳ない気持ちがいっぱいでも、電話でうまくそれが伝わらなければ、より相手に失礼なことになりかねません。ですので、電話する前にはどのような話をするのか内容を決めておきましょう。

ただ要点だけだと正しく伝えられないこともあるので、しっかりと台本を作っておくとあたふたせずにそのまま読めばいいので安心です。また台本を書くことで、相手に対しての謝罪の気持ちもしっかり伝えられるはずです。

保育士転職の内定辞退の例文一覧

保育士の内定辞退をする際の例文は以下の通りですので、参考にしてみてください。

先日採用面接をしていただきました○○と申します。先日はありがとうございました。面接を担当していただいた○○様をお願いできますでしょうか。先日は内定をいただき誠にありがとうございました。

せっかく内定のご連絡をいただいたのですが、身勝手なお願いで申し訳ありませんが、本日は内定を辞退させていただきたく連絡を差し上げました。本来ならば直接謝罪にお伺いしなくてはならないところですが、電話での連絡で心苦しく思っております。

せっかく貴重なお時間をいただきながら、私の都合により大変ご迷惑をおかけいたしました。この度は本当に申し訳ありませんでした。

【STEP2】辞退の理由を聞かれたら素直に答える

内定辞退を伝えた場合、担当者のよっては辞退の理由を聞いてくる場合もあります。その場合はその理由を素直に答えたほうがいいでしょう。例えば、もう1つの保育園からも内定をもらって、辞退する場合にはそちらのほうが自分に合っていると感じたという理由でもいいでしょう。

中には家庭の事情で急に働けなくなった、など嘘の理由を伝えると、その後も嘘をつき続けなければいけなくなるので、素直に答えたほうがその後も角は立ちません。ただし、以下のように注意したい辞退の理由もあります

• 保育園が遠いので通えない
• 無認可保育園は避けたかった
• 給料が安い

もちろん保育園をえらぶ上ではこれらの理由はありです。ですが、こういった理由は面接を受ける前から分かっていることですから、保育園側からすれば、だったらなぜ面接を受けたの？となりかねません。

【STEP3】メールではなく可能な限り電話連絡する

内定辞退の連絡ですが、最近はメールを使う人もいるようです。確かに今は多くの保育園でメールができるでしょうから、可能ではあります。そして電話だと謝罪の気持ちがうまく伝えられないから、という理由でメールを選ぶ人もいます。

また忙しい時に電話をするのも迷惑がかかると思う人もいるでしょう。ですが可能な限りメールではなく電話連絡をしましょう。やはり文字で謝罪するよりも、直接謝罪したほうが気持ちは伝わるものです。

そしてメールだと送ったつもりでいても、保育園に届いていないというトラブルも考えられます。そして保育園によってはメールを見ない事だってあるかもしれません。

まとめ

このように保育園の内定をもらった後でも、やむを得ない場合には内定辞退もできます。ただし内定辞退は保育園側に多大な迷惑をかけてしまうことでもあるので、電話でしっかりと謝罪の気持ちを込めて連絡しなければいけません。

内定辞退の連絡は心苦しいものではありますが、相手に少しでも迷惑をかけないようにできるだけ早く連絡しましょう。もしそういった連絡をしたくないのであれば、複数の保育園に申し込まないようにするといいでしょう。