【保育士転職】面接のときに聞かれる質問とは?逆質問はどうする?
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保育士として転職する場合、必ず面接が行われます。誰でも面接の際には緊張するもので、緊張したせいで、せっかくのチャンスを逃してしまうこともあるでしょう。
書類選考に通って、ようやく憧れの保育園の面接にこぎつけたのに、自分の実力を面接でアピール出来なければ元も子もありません。
そこで今回は保育士の転職面接で心配な質問や逆質問に関してご紹介しますが、最初に面接対策のポイントをまとめておきます。
どんな質問をされても臨機応変に答えられるようになるためには、次の2点を徹底的にやっておかなくてはなりません。
- 自己分析を徹底しよう
- 応募する保育園について詳しく調べよう
この2つさえできていれば、具体的な質問を一つずつ想定せずともある程度柔軟に対応できますし、魅力ある自己アピールにもなります。
面接で失敗したくない人、人前で自己表現が苦手という人は、転職エージェントに頼って転職するのがおすすめですよ!
保育士面接でよく聞かれる質問と回答例
多くの転職の経験がある保育士が実際に尋ねられた質問内容をこれからご紹介していきます。実際によく質問される内容ばかりなので、まずはこれらを参考にして、ご自身の面接対策をしてみてください。
これからご紹介する質問の解答例はあくまでも例ですから、そっくりこのままを解答するのはNGです。
ご自身の経験を踏まえた上で、あなたなりの解答が出来るように準備しておいてください。それでは早速、よく聞かれる質問と解答例を見ていきましょう。
質問1 | 自己紹介をお願いします |
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質問2 | あなたの長所と短所を教えてください |
質問3 | この保育園を志望した理由を教えてください |
質問4 | どんな保育士を目指していますか? |
質問5 | 転職・退職理由を教えてください |
質問1「自己紹介をお願いします」
自己紹介で、自分の名前や経歴をツラツラと述べるだけのような、履歴書を見れば分かることばかり話すのはNGです。
自分の経歴や趣味などを踏まえて、自分という人間を知ってもらうように努めてください。
例えば未経験の方などなら
自分は学生の頃からボランティア活動をしていて、ボランティアを通して豊かな自然の中で多くの子供たちと触れ合うことができたので、これから貴園でお世話になるのであれば、自然の中で子供たちが生き生きと遊べるような機会を提供していきたい
といったように自分の経験を話しつつ、保育士の仕事に繋がるように話していくと良いでしょう。
転職の面接なので保育士さんとしての職歴がある人は、前職・現職の話を通じて自己紹介するのがベターです。
(出典:マイナビ保育士「【面接対策】保育士の面接でよくある質問と回答例~プロ直伝!~」)
職歴について簡潔にまとめつつ、そこから人物像が見えるように話しましょう。
質問2「あなたの長所と短所を教えてください」
短所が無い人間などいませんから、堂々と自分の短所を述べてください。その際に意識して欲しいのが、長所の裏返しになるように短所を述べるようにして、それを日々改善したいと思っている、と伝えることです。
例えば、
私は色々なことに興味津々で、何事も積極的に参加していくタイプなのですが、それに熱中しすぎて、他が疎かになってしまうことがシバシバあります。
この短所を改善するために、一つのことに集中し始めたら、一旦意識して深呼吸をし、周りを見回すようにして、漏れがないかどうかを確認するようにしています。
といった具合に、長所と短所をそれぞれ述べるようにしてください。
長所と短所を知るのには自己分析が大切ですが、リクナビNEXT「グッドポイント診断」はもう使いましたか?
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質問3「この保育園を志望した理由を教えてください」
応募する保育園の教育方針などに触れて、ここで働きたいと思ったとか、自分がなりたいと思っている保育士像に近いといった風に、こちらの保育園じゃないとダメなんだという気持ちを伝えるようにしましょう。
例えば、応募する保育園が少人数保育に力を入れているなら、自分は保育士として個々の園児に寄り添った保育を心がけたいと伝えれば良いでしょう。
実際に自分が尊敬する保育士が小児数保育の専門で、そのような保育士になりたいという具体例を挙げてみるのも、採用担当者に気持ちが伝わりやすくなるのでおすすめです。
質問4「どんな保育士を目指していますか?」
ただ漠然と保育士になったというのでは、どこの保育園でも相手にされないでしょう。それよりも目指している保育士像があれば、それを採用担当者に伝えてみるのも一つの手です。
例えばナルちゃん憲法で有名な美智子皇后は、従来の皇室での幼児教育を廃止して、皇后ご自身で、お子様の教育をされました。
それだけでも凄い事ですが、何より国の代表になる方々を一人一人の個性に合わせて、無理のないよう、強要する事のないよう、それぞれのお子様の持つ能力を最大限引き出せるようにご尽力されました。
まさに幼児教育の代表と言っても過言ではないほど、優しくて先進的なお母様であるように努められたので、美智子皇后の様な方を例に挙げて、理想の保育士像を語ってみると良いでしょう。
質問5「転職・退職理由を教えてください」
保育園での面接では必ずと言って良いほど、前職を何故辞めたのかを問われます。その際、絶対に前の職場の悪口を言わないようにしましょう。
それよりも前向きな理由で退職した、今度働く場所では自分の希望を叶える様にしたいといった風な理由を述べてください。
例えば、「前の職場では園児の数が多すぎて、一人一人に向きあう時間がとても少なかったです。
貴園では少数保育をモットーとされているので、自分が行いたいと思う、園児一人一人の能力や特性に沿った幼児教育を実戦できるのではないかと思ったので、貴園を志望しました。」というように解答すると良いでしょう。
他の質問も色々と想定しておきましょう
以上ご紹介してきた質問例は一般的なもので、保育園の面接では色々なことが質問されますから、その他の質問も想定しておいて、当日焦ることがない様に準備しておく事をおすすめします。
考えられるその他の質問としては、例えば「前の職場で学んだスキルは何ですか?」とか、「他の保育園も応募していますか?」、「好きな絵本は何ですか?またその理由を教えてください」などが挙げられます。
普段の会話なら簡単に答えられる質問でも、面接の時は緊張してうまく答えることができない事は多々あります。
その他の質問にも答えられる様に、面接の前までに自分自身についてや、仕事に関する事などを洗い出しておいて、どんな質問でも躊躇せずに答えられるようにしておいてください。
「何か質問はありませんか?」の逆質問の注意点
保育園での面接では前述したような質問例が一通り終わると、最後に「何か質問はありませんか?」と尋ねられるケースがほとんどです。この際に「何もありません」と答えるのは絶対にNGです。
なぜなら逆質問が出来ないというのは、あまりその保育園に興味がないと捉えられるからです。
もしご自身が本当にその保育園で働きたいと思うのであれば、もっとその保育園について知りたいはずで、何も逆質問がないのであれば、応募者は第一志望ではないのかもと思われる可能性が高いです。
希望の保育園に転職したいのであれば、前述したよくある質問の回答を準備するだけでなく、その保育園について徹底的にリサーチした上で、逆質問を用意しておいてください。
調べれば分かることは聞かない
保育園の規模や園児の人数などは公式サイトなどで分かる事なので、尋ねる必要はありません。調べれば分かるような事を質問してしまうと、「この人はこんな事も調べずに、うちの保育園を応募してきたのか」とがっかりされます。
また、面接の際に一旦話題に上った内容を逆質問するのもNGです。
今まで会話をした事を深く掘り下げて尋ねるのは大丈夫です。
例えば「貴園では少数保育をモットーとされていますが、このような場合はどのような対応をしていらっしゃるのですか?」という具合に、具体的な内容を求めるのは採用担当者に良い印象を与えることが出来ます。
一番大切なのは、応募する保育園についてとても興味がある姿勢をアピールする事ですから、どんな些細なことでも、ご自身が気になる事で、公式サイトなどに掲載されていない事について質問してみてください。
残業などの保育とは関係のないことを聞かない
面接をしていて、採用担当者が一番がっかりするのが、残業やお給料について尋ねることです。
もちろん質問すれば答えてもらえると思いますが、幼児保育について尋ねるのではなく、条件面を気にしていると捉えられるので、「この人は条件の良さを一番に考えている」と誤解されやすいでしょう。
但し、ご自身に小さなお子さんがいらっしゃって、どうしても残業はしにくいという環境であれば、以下のような聞き方があります。
「子供がまだ小さいので、毎日残業だと仕事をしづらくなるかもしれないのですが、残業時間はある程度考慮して頂けますか?」という風に、協力したいけれども、環境的に難しいという風に尋ねましょう。
何も思いつかなったときの返答も考えておく
ここまで保育士の転職の際に尋ねられる可能性がある質問についてご紹介しました。
もちろん、ご紹介した以外にも色々な質問をされる可能性が高いので、自分の中でどのような質問をされても答えられるようにしておかなければなりません。
逆質問に関しても、先に先方から質問されてしまったので、手持ちの質問が無くなってしまうことだってありえます。
そんな時はまず落ち着いて、「一番お伺いしたかった○○について、お答え頂いたので、安心しました。」などと答えて、感謝してみてください。
積極的な態度をもって前向きな質問をする
とにかく逆質問で何も思いつかなくなったとしても、黙り込むのではなく、とにかく話をしてみる積極的な態度が必要です。
例えば職場の雰囲気を聞いてみるとか、女性の場合なら、「結婚や出産をしても働き続けたいのですが、貴園ではどのような対策をとっていますか?」など、あくまでも働く意志を強くアピールしてみてください。
何も思いつかなくなった時でも、慌てずに、自信を持って、前向きな意見、前向きな質問を心がけましょう。同じような状況になるのは、決してあなただけではないはずで、きっとその他の応募者だって、何も思いつかなくなっている可能性が高いのです。
だからこそ、その他の応募者より優位に立つために、何か返答をするように準備しておいてください。
面接で落とされやすい人の特徴を知って対策する
これだけ保育士の転職のために面接対策をしても、決して採用されない人はいます。それは社会人としてのマナーに欠けていると思われてしまった人です。
例えば面接の時に、小さな声でボソボソと話すような人では園児はついてきてくれませんし、ましてや同僚や保護者の人ときちんとコミュニケーションが取れないでしょうから、面接で落とされてしまうはずです。
面接の時はとにかく明るくて積極的な態度を心がけて、どんな質問にも笑顔でハキハキと答えるようにしてください。
最近はあまりないと思われますが、時々圧迫面接のようなものがあります。これはわざと応募者が困るような質問を投げかけて、応募者がどのような反応を示すかを判断する方法です。
圧迫面接でも焦ることなく堂々とする
保育士の仕事はとても素敵なお仕事ですが、やはり園児だけでなく保護者や同僚など、多くの人との人間関係の中で行う仕事なので、人間関係で嫌なことがあってもはねのけるくらいのパワーが必要なのです。
他人の悪意にいちいち反応していては仕事が疎かになり、園児に対して悪い影響が出てしまいます。そのため、応募者がちょっと困るような質問をわざとして、応募者がどのような態度を取るかをチェックすることがあります。
圧迫面接の際でも決して焦ることなく、堂々と自分の意見をのべるようにしてください。採用担当者側は、悪意を持って言ったわけではないので、面接後に謝ってくれるケースがほとんどです。
どんな質問でも「どんと来い!」くらいにどっしりと構えて、面接に挑みましょう。
外見もチェックされる
社会人としてのマナーとして、もう一つ見られているのが外見です。髪がボサボサになっていないかとか、華美な格好をしていないか、靴やカバン、スーツは汚れていないか、メイクは派手でないか等、きっちりとチェックされています。
人間は外見ではないと言いますが、やはり最低限のマナーとして、相手に不快感を与えるような格好は慎むべきです。
特に保育園という幼児やその保護者がいるような環境では、清潔感のある服装やメイクが好まれますし、そのような人にこそ、大切な子供を預けたいと保護者は思うので、面接の際には身だしなみに注意してください。
面接で一番見られているのは「コミュニケーション能力」と社会性・社会常識
保育士の面接で、キャリアがある人も、ない人も、とにかく一番重要視されるのが、コミュニケーション能力です。保育士が仕事していく上では園児だけでなく、同僚や保護者との関係が深いので、コミュニケーション能力が高いことが選考基準になります。
コミュニケーション能力とは、単に誰にでも良い顔をすれば良いというものではなく、相手を尊重しながら、自分の意見もきっちり言うことができると言うものです。
時にはモンスターペアレントみたいな人に責められることがあるかもしれませんが、そんな時にもめげずに保育士としての仕事を全うできる人が要求されます。そしてどんな時でも常識的な態度を心がける人こそ、求められる保育士像です。
まずは自分のコミュニケーション能力をブラッシュアップし、そしてそれをアピールしてみてください。
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まとめ
以上、保育士の転職面接について述べてきましたが、保育園との縁もありますし、中々思うように行かないこともあるでしょう。
そんな時も持ち前の明るさで、面接を乗り切って、明るい保育士生活をスタートさせてください。