面接官の反応で合否がわかる?7つの質問からわかる保育士転職の本音
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保育士の転職は最近では人気が高まっており、履歴書での審査を通っても面接の壁はかなり高くなっています。
実際に面接を終えた後から合否が分かるまでは、不安に苛まれる日々を送ることになります。しかし面接での合否は、意外と面接官の反応で大体予想できるというのを知っていますか?
ここでは保育士に転職する際に避けては通れない、面接について詳しく見ていきます。注目すべきポイントは面接官の反応や、保育士転職の際に面接で聞かれることについてです。
面接官の反応で合格・不合格がわかる?大体予想できる
ここでは面接が合格であったか不合格であったかを、面接官の反応で見極める方法について見ていきます。保育園によってはすぐに面接の合否が送られてくるところもありますが合格、不合格の通知が遅れてくる保育園もあります。
しかし何社か面接を経験した方からすると、面接官の反応によってはその場で大体の合否が予想できてしまいます。
続いては面接の段階で自身の合否を見分ける方法について見ていきます。まずは合格したときに見られる面接官の反応から、詳しく紹介します。
合格だった場合の面接官の反応
面接時に自分が合格したと考えられる面接官の反応について、いくつか簡単にまとめてみました。
- 実際に勤務を見越した説明や質問をされる
- 面接官に雰囲気があっているなどと言われる
- 面接官が話を聞きながらメモを多くとっている
- 面接日からどの程度の期間で入社可能か聞かれる
- 保育園に来ることのメリットなどを聞かされる
- 周りの人間と比較して面接時間が長い
以上のような質問や話をされると、合格ラインを越えたと判断する方が多いようです。実際の勤務についての話や勤務可能日など、不合格の志望者にはしないような、かなり具体的な内容についても話を振られています。
続いては面接で落ちたかもしれないと考えられる面接官の反応について紹介します。
不合格だった場合の面接官の反応
不合格だった時の面接官の反応について、簡単にまとめてみました。
- 質問に対する面接官のレスポンスが雑
- こちらの話を面接官が聞くだけでメモを取らない
- 話の最後にアピールを求められる
- 面接時間が比較的短い
- 面接官の反応が見るからにそっけない
- アピールの内容に対して否定などをされる
まとめたものを見てみると質問された内容や言葉よりも、面接官の態度などに不合格の空気を感じた方が多いようです。先ほどの合格ラインと比べてみると、面接時間が分かりやすい例でしょう。
たくさんアピールすれば合格になったりしないかな?
自分から相手にアピールする時間が長ければ、不合格となる可能性が高いようです。というのも来てほしい人材には保育園から働きかけるのに対し、あまり好ましくない人材には相手からの働きかけを待つ特徴があるからです。
面接が盛り上がっても合否はわからない
もし面接が盛り上がって面接時間が長かったとしても、合格だと思って油断しない方がいいでしょう。というのも面接での相手の雰囲気が良かったからと言って、絶対に受かるとは限らないからです。
面接が盛り上がり思っていた以上に話ができた場合や、いい雰囲気で話ができたと感じる場合も正直合否は微妙なラインです。なぜなら面接は面接官と志望者がお互いに話す場であり、一方的に自分の話をする場ではないからです。
良い雰囲気で面接が終わっても、面接官が気を使って話を広げている可能性があります。
どうして面接官が気を使って話を広げている可能性があるの?
せっかく面接に来てもらったのに、早く話を終わらせてしまっては申し訳ないと考える面接官も少なからずいるため、そういった点には注意しましょう。
あからさまにすぐに帰して園の評判を下げられても困るからな。
面接時に絶対される7つの質問とチェックポイント
保育士の面接では絶対にされる質問のポイントがいくつかあります。そういった質問は面接時に必ず用意しておくべきもので、最低限の受け答えができるかどうかはここで判断されます。
続いては良く聞かれる7つの質問や、注意すべきポイントについて見ていきましょう。
【ポイント1】人柄・コミュニケーション能力
保育士として、人柄やコミュニケーション能力は欠かせない能力と言えます。特に保育園は同僚のみならず子供たちや、その保護者と信頼関係を築くために人柄やコミュニケーション能力が必要になります。
つまり保育士が評価されるのは社会人としての一般的なマナーや、コミュニケーション能力なのです。面接時には特に明るい対応を心掛け、笑顔で受け答えをできるようにしましょう。
定型文を覚えてきて、面接で棒読みするだけなのは避けた方が良いでしょう。あくまで面接は自分と、面接官との対話であるというのを覚えておくことが大切です。
【ポイント2】志望動機(熱意・積極性)
面接官が注目するポイントとしては、志望動機はやはり外せないところでしょう。志望動機からは主に熱意や積極性を見られることがあり、転職を希望する保育士の中でも経験の浅い若い保育士の方は注目されがちですが、もちろん経験が長くてもチェックされます。
特に以下のような質問が予想されます。
- 将来どのような保育士になりたいですか?
- なぜここの保育園を志望したのですか?
- 志望動機は何ですか?
- 入園した後にどの様なことに取り組みたいですか?
- 今後のキャリアプランについての考えをお聞かせください。
熱意や積極性をアピールするためには、入社後のビジョンを能動的に描いている必要があります。保育士としての転職を目指すうえで、何か目標がある方が良いでしょう。
【ポイント3】前の職場の退職・転職理由
保育士の中途採用において面接官から目を付けられるのが、転職や退職をする理由です。特に保育士として転職を考えている方は、必ず面接官に質問されるポイントでしょう。
例えばごく個人的な理由で辞めてしまうような人を、わざわざ保育園で雇いたいと思うでしょうか?思わないですよね。個人的な理由でもそれだけではなく、本当はどうしたかったのかという点を伝えられるようにすべきです。
面接官に聞かれる時には次のように質問されます。
- なぜ転職を考えるようになったのですか?
- 前職を退職した理由はなぜですか?
- この転職で実現したいことはなんでしょう?
先述した退職理由や志望動機などに一貫性が認められず、つぎはぎで考えたような話は簡単に見破られてしまうので気を付けましょう。
【ポイント4】職場の雰囲気に合うか
保育園の雰囲気や環境に合うかどうかというのは、志望者だけでなく面接官も注意する点です。かなりあいまいな部分なので対策が取れないと考える方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
保育園や運営しているホームページにはどのような人材を募集しているかなどが記載されていることが多く、求める人材や保育方針に注目すれば面接官や保育園との完全なミスマッチを避けられます。
また職場の雰囲気に合うかどうかを面接官が確認する時には、以下のような質問がされます。
- 友人から見たあなたはどんな方ですか?
- あなたは保育についてどう考えますか?
- 保育士として大切なのは何だと考えますか?
面接のとき抽象的な質問が多いんだね。
かなり抽象的な質問が多いので、多少は予習しておくべきでしょう。
【ポイント5】保育の経験(異業種の経験と比較)
中途であれば保育士としての経験の有無を問われます。転職による中途なら新卒にはない即戦力性を求められていることがほとんどなので、それまで培ってきた保育士としての能力は大きなアピールポイントになります。
もし保育士としての資格を持っていながら別の職業に就職し、そこから保育士への転職を図るのであれば異業種間との比較や、それまでの経験で保育士の実務に活かせるものを考えましょう。
- 前職で力を入れたことや、大変だった経験について教えてください。
- 今までに保育士としての経験はありますか?
- 保育士としての能力やこれまでの経験をどのように活かしますか?
- 前職では何に力を入れましたか?
自分をアピールするタイミングではありますが、自分の事を話しすぎるのも良くはないので注意しましょう。
【ポイント6】自分の長所と短所
これは保育士だけにとっての質問ではなく、他の職業の面接でも聞かれることです。しかし一般的過ぎるので、逆に答えにくいものでもあります。ではどのようにして答えるのが一番良いのでしょうか?
いくつかのポイントがありますが、まずは具体性を持たせることです。あまりに抽象的過ぎる長所や短所だと、面接官に伝わりにくくなるので、長所や短所を具体例と混ぜながら話すのがおすすめです。
また自分に長所や短所が見つからない場合でも、必ず何か見つけることが大切です。良く質問されるのは、以下のようなものになっています。
- あなたの長所と短所を教えてください。
- 得意なことや苦手なことはありますか?
- 短所をどのように克服しますか?
【ポイント7】既婚・未婚
ここの要素に関してはあまり大っぴらに言えませんが、多少なりとも合否に未婚か既婚かは関わりがあるようです。とくに未婚だと多少ネガティブな評価になりがちです。
未婚が原因で不採用になると公言してしまえば問題になりますが、20代ならまだしもそれ以上で未婚になると、もしかしたら性格に何かしらの難があるのかもしれないと、評価にも少し影響があります。
結婚とか未婚とか気にする保育園はまだまだあるんだね。
古い考え方だと思う方もいるかもしれませんが、現在の経営主体というのは少し年代が上の世代でもあるため仕方のないことともいえるでしょう。
合格・不合格のサインを面接で見分ける方法
合格か不合格かのサインは面接官の反応で分かるといったことを先述しましたが、いざ面接になると緊張してしまってそんな反応などいちいち覚えていない方もいるでしょう。では面接後は不安な日々を過ごすしかないのでしょうか?
確かに面接から合否発表まではかなり不安になりますが、不合格のラインを見極める方法はあります。ポイントは次の4つです。
- 人材と保育園とのミスマッチ
- 一貫性のない話
- 社会人としてのマナーが不十分
- 双方向の会話になっていない
保育園の望むような人材像と志望者の間に大きな乖離があると、どうしても不合格判定になってしまいます。事前に応募条件や保育園の方針と自身を照らし合わせることが必要です。
また志望動機や転職理由に一貫性がなく、バラバラなアピールでもいけません。あらかじめ一度文字におこしてみると良いでしょう。
言葉遣いがしっかりしていないのも減点されるポイントで、つい慣れてきて話し言葉やため口になってしまうと面接官からの目は厳しくなります。
以上の3つができていても自分のアピールばかりで会話になっていないケースも、不合格にありがちなパターンです。
自分のアピールばっかりされても採用する気にはならんからな!
アピールするポイントはあらかじめ決めておいたほうがいいんだね!
もう一度面接を振り返り、自分の発言と以上のポイントを照らし合わせると合格か不合格かのラインが見えてくるでしょう。
面接の合否連絡はいつ来る?遅くても不合格とは限らない
面接後に保育園からあまりに返事が来ないと、不合格になっていると思ってしまいます。では実際に面接を終えた後にどれほどの期間、結果連絡を待てばよいのでしょうか?
結果を待つ時間が長いからと言って、面接結果はだめだったという事はありません。選考結果までの時間と面接の結果は必ずしも一致しないのです。
例えば応募者が多ければ多いほど選考結果までには長い時間を要するでしょうし、園によっては運営主体となる企業に確認をとった上で、合否の判断をするところもあります。
つまり一概に面接の合否判断の時間と、合否の結果は関係しているとは言えません。来ないからと言って落ち込む必要はないので、結果を知るまではどっしりと構えて待ちましょう。
合否を待つ目安はおよそ1週間
ただしいつまでも待つ必要はありません。大体面接から合否の結果が発表されるまでは、長くても1週間、短くて3日というケースがほとんどです。合格するような良い人材を他の保育園に取られないように、人事の方も急いで合格通知を出そうとしています。
そのため焦る必要は全くないでしょう。しかし一方で、電話やメールでの結果報告が全く来ないこともあります。そういった場合は自分から保育園の方に直接問い合わせても問題はありません。
もし時間がかかるようであれば、大体いつ頃に連絡が来るか分かりますし、不合格の場合でも早く次の場所を探せます。
問い合わせは急かすみたいでいけないのかと思ったけど、問い合わせしてもいいんだね。
合格していても保育園の方で連絡ミスがあるケースや、問い合わせによって合格が取り消されることも無いので、不安ならば安心して聞いて見ましょう。
まとめ
保育士の転職において面接は、合否を分ける重要な位置を占めています。面接が終わった後は合否の発表まで不安な日々が続きますが、面接官の態度を見ていれば意外と合否が予想できてしまうのです。
ただしその判断が絶対ではないのと、面接でチェックされるポイントを抑えておかなければ合格できないという事を知らなければなりません。
忘れてしまって方は、今すぐ戻って復習しましょう。また面接官を見る余裕がなかった方は自分の発言を振り返り、抜けているところが無いかの確認も大切です。
例えば企業の応募と自分の発言とのミスマッチや、コミュニケーションとれていたのか、言葉遣いや振る舞いなどで失敗はなかったかなど様々な要素がありました。
保育士に転職する際の面接について困ったことがあったら、もう一度この記事を見直し手見ると良いでしょう。