【STEP1】転職する?退職?迷っている方へ《保育士転職成功ガイド》
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転職活動のスタートは、保育士から転職しようと決意した時点ではなく、転職という言葉を意識しだした時点からだと言えるでしょう。転職しようかどうか悩んでいる方も、すでに転職活動が始まっているわけです。
転職は大きなイベントです。うかつに新しい職場に移ってしまったことで「思っていたような新しい生活じゃない!」と後悔することだってあり得る話です。
いろいろな職場で何度も繰り返し「転職」という言葉が頭に浮かばずに済むように、今のうちから落ち着いて、現状や将来について考えておきましょう。
【保育士転職まるわかりガイド!!】 6ステップで希望の転職成功へ |
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手順 | 内容 | 現在地 |
STEP1 | 転職する?しない? | ←今ココ |
STEP2 | 転職活動を始める | |
STEP3 | 希望の条件・求人を探す | |
STEP4 | 履歴書・職務経歴書作成 | |
STEP5 | 面接対策をする | |
STEP6 | 内定・今の園を退職・入社 |
「マイナスの今」から「プラスの未来」を作るのが転職
天国のような職場であれば、誰も転職しようとは思いません。
- 働きづらい
- やる気が出ない
- 精神的につらい
- 体力的に疲れる
このような状態になる何かしらの原因があって今の職場を去りたくなるはずです。そして転職活動をスタート…。
ここで改めて意識しておくべきことは、転職は「マイナスの今」を改善して「プラスの未来」を作るものということです。
当たり前じゃないの?と思うかもしれませんが、案外、これを実行できている人は少ない気がします。
「マイナスの今」を解消するためだけの転職
転職の実情を見ると「マイナスの今」を解消することで転職活動が終ってしまうケースがほとんど。
新しい職場が見つかれば不満な今から離れることはできますが、転職先で不満を抱かないように徹底して求人を選び、なおかつ希望の職場で採用されている人がどれだけいるでしょうか。
大事なのは「プラスの未来」を作ることです。そのためにこの先、どのように行動すればいいかを知ることが重要になってきます。
【保育士の退職理由】仕事を辞めたくなる瞬間
「マイナスの今」という話をしましたが、では何が原因になっているのか。厚生労働省による「保育士等に関する関係資料」に、現在の職場で改善してほしいことをまとめた資料があるので紹介しておきます。
上から順に不満が多い順になっています。
- 給与・賞与等の改善(59%)
- 職員数の増員(40.4%)
- 事務・雑務の軽減(34.9%)
- 未消化(有給等)休暇の改善(31.5%)
- 勤務シフトの改善(27.4%)
- 職員間のコミュニケーション(20.3%)
お金、労働条件、休暇という順に続きます。何か一つに不満を感じると、他の細かな点にまで不満が及ぶものです。
そのため、総じて「ものすごく大変でしんどいのに、お給料が少ない」というのが原因となっているようです。
「転職しない」も選択のひとつ
辞めたくなる原因は様々なタイプがありますが、働き続けることで改善できるものもあります。
例えば人間関係。上司や同僚に相談することで解決できるケース、長期的な目で見れば改善の余地があるケースなどもあります。
一度、自分なりに不満の原因は何かを冷静に考えてみるのも大事です。
給料の高い職場など希望通りの求人はある
何かと原因があって現状を変えたいと思ったものの、転職活動をしているうちに希望条件に沿うような求人をうまく探せなかった。あるいは採用されなかった。結局、前職と似たり寄ったりな職場になってしまった。
そういう想像をして転職をためらっている方もいらっしゃるかもしれません。
断言できるのは希望条件にマッチした職場は探せるということ。理想的な求人はたくさん存在するのですが、多くの人がその探し方を知っていません。
退職の状況ってどうなの?保育士の離職率を見てみよう
(出典:厚生労働省「保育士等に関する関係資料」)
保育士の離職率は10.3%。
年間を通して10人に1人が退職したという割合です。私営保育所だけの場合は12.0%となっています。
この数は他のお仕事と比べてみても多くも少なくもありませんが、仕事を辞めるという決断は珍しくないと言えるでしょう。
2年?3年?何年目で辞めるべき?
どれくらい勤務を続けてから退職を考えるのが得策なのか気になるところです。
統計的に言えば、20代に関してはそれほど長く勤務せずに退職する人が多いです。
次の数値は保育士に限らず、短大の新卒者が働きだして3年以内に辞めた割合です(参照:厚生労働省「新規短大等卒就職者の事業所規模別離職状況」)。
- 1年目で辞めた:18%前後
- 2年目で辞めた:12%前後
- 3年目で辞めた:11%前後
つまり、三年以内に辞めた新卒者は10人に4人ほどの値になります。人数でいえば6万人くらいが、まだ新人のうちに辞めていることになります。
長く働く必要はない?転職に不利?
一つの職場で三年は働いた方がいいとよく耳にします。上司に退職の相談をした際にも「勤務年数が短いと転職が不利になる。よそで雇ってもらえない。もう少し続けてみたら」と言われたという話もちらほら聞きます。
もしその点を気にしているなら、勤務年数にそれほど神経質になる必要はありません。
確かに、短い勤務年数で転職を4回5回と繰り返している方なら採用が難しくなる可能性も高まるでしょう。しかし、そういう場合でさえも、どうにでもなると言ってしまってもいいように思えます。
理由は主に以下の2つです。
【理由1】保育士の需要
先に見た統計のように退職する人の数が少なくないため、保育士の人材不足の状態にあります。全国的に働き手の需要が高い傾向です。
求人件数がとても多い状況なので、転職したい方にとってはとても有利。
園が人材を選ぶのではなく、保育士が園を選ぶ時代と言えますので、転職を「より良い生活を築くためのチャンス」だと捉えて取り組みましょう。
そのためにも失敗しない転職活動のやり方が大切なのです。
【理由2】半年など短い期間ですぐ辞めても問題なし!転職活動は見せ方が全て
例えば現在の職場を2,3カ月や半年ほどで辞めてしまっても、極端な言い方をすれば、転職活動にまったく支障ありません。
というのも、履歴書も面接も見せ方さえ上手くできれば、どのような職歴でも前向きなアピールに変えることができるからです。
自力では難しいという方も大丈夫です。次に説明する転職エージェントを使えば、転職に関する悩みをいっぺんに解決してくれます。
転職すべきか悩んだら転職エージェントに相談してみよう
まとめ
転職するかどうか、どのような方法で転職するか。その判断ひとつひとつで、今後の暮らしぶりが変わってくるといっても過言ではありません。
人材不足による保育士の需要が高まるなか、誰であっても転職するのはそれほど難しくありません。
しかし、成功した転職かどうかという話になれば、どれほどの人が実現できているか。
今の仕事を辞めて本当によかったと思えるだけでなく、新しい職場と出会えてよかったと心から満足できるような転職活動を始めましょう。
【保育士転職まるわかりガイド!!】 6ステップで希望の転職成功へ |
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手順 | 内容 | 現在地 |
STEP1 | 転職する?しない? | ←今ココ |
STEP2 | 転職活動を始める | |
STEP3 | 希望の条件・求人を探す | |
STEP4 | 履歴書・職務経歴書作成 | |
STEP5 | 面接対策をする | |
STEP6 | 内定・今の園を退職・入社 |