保育士の面接終了後にお礼状は必要?書くときの『4つのポイント』
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ハローワークなどでは面接をしていただいた後にはお礼状を送ったほうがいい、とアドバイスされることもあります。
基本的にお礼状は書いても書かなくても構いません。ですが、感謝の気持ちを伝えたいなら、送ったほうが印象は良くなるでしょう。
ここでは、保育士の面接終了後に送るお礼状について、どのような方法があるのか、どの文面がベストか紹介しています。お礼状にもいくつかの方法があるので、それぞれメリット・デメリットを知って、効果のあるお礼状にしましょう。
保育士の面接終了後にお礼状は送るべき?基本的に送る必要ない
お礼状とは、保育士の面接をしてくれたことに対しての感謝を伝えるためのものです。ハローワークなどではお礼状を書くようにすすめられることがありますが、基本的に保育士の面接終了後には基本的に送る必要はありません。
それはお礼状がないからといって、基本的にそれがマイナスになるわけではないからです。裏を返せば、お礼状を送ったからといって、それで不採用の人が採用になるということもほとんどないでしょう。
ただ、お礼状を受け取って悪い気分になる人はいませんから、出して悪いことではありません。それにより律儀で丁寧な人と思われることもあるので、もし誰を採用するか悩んでいる途中であれば、お礼状が決め手になる可能性はゼロではないでしょう。
お礼状を書くときの『4つのポイント』
もしお礼状を出すというのであれば、ただ形式的に出すというのであればやめたほうがいいです。お礼状を送る場合には少なくとも以下の4つのポイントは押さえておきましょう。
【ポイント1】お礼状を出すのはなるべく早く
お礼状を出すなら、面接終了後すぐにでも出すことが大切です。一番望ましいのが手紙で書く方法ですが、手紙は実際に届くまでに1日から2日ほどかかってしまいます。
時間が経ってしまうと、面接した人も誰の事だかわからなくなる恐れもあります。
また、稀にお礼状が決め手となって採用が決まることもありますが、お礼状が到着するのが採用する人が決まってからではまったく意味がなくなってしまうからです。
手紙はいつまでに出したほうがいいかな?
できれば、面接したその日のうちに書いて出しましょう。
【ポイント2】メールを送るときはパソコンから
お礼を少しでも早く伝えるには、メールでお礼状を送るという選択肢もあります。メールなら面接をしていただいたその日に担当者に見てもらえる可能性があります。
ですが、メールでお例文を送る際のポイントとしては、パソコンから送るのがベストです。メールはスマホや携帯電話から送ることもできますが、届いたお礼状について担当者は保育園のパソコンで見ることになります。
スマホや携帯電話で送ったものをパソコンで見ると、改行のバランスが悪くなってしまう恐れがあるからです。そうなると、見づらくなってしまい逆に悪い印象を持たれる恐れがあります。
【ポイント3】件名はわかりやすく内容をシンプルにする
お礼状をメールで送る場合には、件名と本文を書くことになります。その場合、件名はわかりやすく、本文の内容もシンプルにすることがポイントです。保育園のパソコンには1日にたくさんのメールが届く場合もあります。
しかも自分のメールアドレスは登録されているわけではないでしょうから、不審なメールと勘違いされてしまうこともあります。ですので、たとえば、面接のお礼として自分の名前を入力するだけでもいいでしょう。
また本文も長々と書いてしまうと、開いた瞬間に読みたくないと思われてしまいます。ですので、内容もシンプルにまとめた上にわかりやすく的確な内容にしましょう。送る時には一度下書きをして確認してから送信したほうがいいです。
【ポイント4】保育園に対しての想いを入れる
お礼状はシンプルに面接をしてくれたことに対する感謝の気持ちを伝えるものです。ですが、その際にはお礼だけでなく保育園に対しての想いを入れるとより効果的です。面接時には面接官から応募した保育園側の考えや方針も伝えられるでしょう。
そんな時には、それにも触れた上で、ますます貴園で働きたいという気持ちが強くなったという想いを入れましょう。また、面接時に開園していた時には、子供と接する姿を見て、一緒に働きたいと思ったなどを記載してもいいでしょう。
もし、面接の時に言い忘れていたことがあれば、それもシンプルに伝えても構いません。このように保育園に対しての想いを入れることで、より自分を面接官に印象付けることができます。
お礼状を出すのは手紙?メール?電話?どれがおすすめ?
お礼状を出す方法としては以下の3つの方法があります。
どれが悪いということはありませんが、それぞれメリット・デメリットがありますので、利用する際にはそのポイントもしっかり押さえておきましょう。
お礼状を手紙で出すメリット・デメリット
お礼状を手紙で出すメリットは主に以下の通りです。
- 手書きのため、気持ちが伝わりやすい
- しっかり読んでもらえる可能性が高い
- 手の空いた時に読んでもらえる
- 面接官だけでなく職員にも読んでもらえることも
一方で手紙のデメリットもあります。
- すぐに出さないと到着が遅くなってしまう
- 誤字・脱字があるとマイナスイメージになりかねない
手紙は手間がかかる方法であるがゆえに、感謝の気持ちが伝わりやすいのでおすすめです。手紙で送る際には、その内容が周囲に知られないように封書で出すことは必須。
書く時には、縦書きで丁寧に誤字・脱字がないかしっかりと確認してからだしましょう。
間違ってしまった場合はどうしたらいいかな?
もし、間違いがあった場合には修正テープなどは使わずに、何度でも書き直しましょう。
お礼状をメールで出すメリット・デメリット
お礼状をメールで出すメリットは以下の通りです。
- すぐに届くので、気持ちが伝わりやすい
- 面接したその日なら、より鮮明に自分の事を印象付けられる
- 手の空いた時に読んでもらえる
- 字が下手な人でも安心
- 便箋や封筒、切手を準備する必要がない
一方、メールで出すデメリットもあります。
- 直筆ではないので、手紙より気持ちが伝わりにくい
- メールをあまり使用しない保育園だと、何日も見られない可能性もある
メールの最大のメリットはすぐに届くという点です。その一方で最も温かみの感じられないお礼状になってしまいがちです。
ですので、お礼状の文面や読みやすさにもこだわるのはもちろん、すぐに送れるというメリットを最大限に活用しましょう。
お礼状を電話でするメリット・デメリット
手紙やメールでお礼状を出す以外には、電話で直接お礼を伝える方法もあります。電話でお礼をするメリットは以下の通りです。
- 自分の声で直接お礼を伝えられる
- すぐにお礼を伝えることができる
ただし、以下のようなデメリットもあります。
- 先方が忙しい時には逆に迷惑になってしまう
- 電話だと伝えたいことが伝えきれないこともある
電話で直接気持ちを伝えるのもいいですが、逆効果になってしまう恐れもあります。そもそも保育園は人手不足ですし、面接してもらうことですでに時間を割いてもらっているわけですから、電話だとさらに時間を取らせてしまいます。
保育園に送るお礼状の例文
株式会社●●
人事部 △△様いつもお世話になっております。
本日、面接をして頂きました、◯◯(会社名など)の▲▲▲▲(名前)と申します。
本日はお忙しい中、面接の機会を頂きまして誠にありがとうございました。
△△様のお話を伺う中で、貴社のサービスの高い質や社員満足度、活躍するための必要なスキルについて、理解でき、一層志望意欲は高まりました。以前より貴社を第一志望としておりましたが、本日の面接を通して、貴社で仕事をしたいという気持ちがますます強くなりました。
取り急ぎ、面接のお礼を申し上げたく、メールさせて頂きました。
末筆ながら貴社のますますのご発展とご多幸をお祈り申し上げます。(署名)
名前
メールアドレス
電話番号
まとめ
保育士の面接終了後には、お礼状は必ず送らなければいけないわけではありません。ですが、お礼状を受け取って悪い気持になる人はいませんから、感謝の気持ちをシンプルに伝えることは悪いことではないでしょう。
ですが、それもちょっとやり方を間違えると、何の効果もないものとなってしまったり、逆効果になってしまう恐れもあります。
ですので、もしお礼状を出すのであれば、しっかりとポイントを押さえて、好印象を与えるようにしましょう。