保育士不足であっても不採用はありえる!面接で落ちやすい『5つの理由』
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保育士は慢性的な人手不足と言われています。ですが、保育士は大切な子供をあずかる仕事ですし、多くの保育士が働く現場でもあり、誰でもいいから採用するというわけではないのです。
実際に、軽い気持ちで面接を受けて落ちたという保育士もいます。ここでは保育士の面接で落ちやすい5つの理由を紹介しています。
また、その上で面接で好印象を残して採用されるためには、どのようなポイントを押さえればいいのか、どう練習していけばいいのかも解説しています。
保育士不足であっても不採用はありえる!面接で落ちやすい『5つの理由』
今は慢性的な保育士不足ですが、だからといって応募すればだれでも採用されるというわけではありません。実際に落ちた人も少なくありません。ここでは面接で落ちやすいといわれる5つの理由を紹介します。
【理由1】見た目や雰囲気が暗い
面接でいつも不採用となってしまうという保育士の理由の一つが見た目が暗い、雰囲気が暗い人です。
他の職種であれば、多少暗い雰囲気があっても能力が高く、真面目に仕事ができるのであれば採用されるケースはあります。
ですが、保育士は子供に好かれるような明るい人でなければいけません。落ち込んでいる子供や泣いている子供を元気づけるくらいの明るさは必要でしょう。
面接では明るくいったほうがいいんだね!
そうです。保育園では、面接時にそういった保育士としての雰囲気を大事にしています。ですので、面接ではハキハキと元気良く対応するのが採用される第一条件でしょう。
【理由2】やる気があるように見えない
面接で落ちてしまう保育士の理由としては、面接でやる気が感じられないという点にあります。経歴云々よりもやる気は非常に重要になります。
それが全く感じられないようでは不採用となってしまうことが多いでしょう。質問された内容に答えられない、自分を出せられないというのは緊張もありますが、やる気のある人は事前にそういう準備もしているものです。
また自己アピールも練習しているハズです。それがないこと自体やる気がないと思われてしまいます。
【理由3】返事ができないなどコミュニケーションがとれない
面接で落ちてしまう理由の一つとしては返事ができないなどのコミュニケーションがとれないからです。最低限のあいさつや返事ができないような人は、コミュニケーション能力が乏しいと判断されかねません。
保育園では子供たちにしっかりあいさつや返事を教える立場にありますから、保育士自身がそれができないのでは問題外です。
また、同僚保育士や保護者とも連携して子供の保育をしていかなければいけないのでコミュニケーションが取れなければだめでしょう。
【理由4】労働条件が合わない
保育士は女性が多く、家庭の事情でなかなかフル勤務できない人もいます。また、保育園によって給料も違うでしょうし、土曜日出勤や早朝出勤などもあるものです。そのため、応募した保育士の条件とは合わないことも多々あります。
いくら保育士不足といっても、同じ時間帯の勤務を希望する保育士ばかりいては意味がありません。
多少、条件が違っても大丈夫だよね?
多少の条件の違いであれば、お互いの歩み寄りにより採用されることもありますが、開きがあればやはり不採用となってしまうでしょう。
【理由5】職務・経歴にネガティブなことがある
保育園側では、採用した保育士はできるだけ長く働いてもらいたいと思っています。しかも保育士同士との仲も良く、園児や保護者にも評判が良い保育士なら尚更です。
逆に言えば、すぐに辞められてしまっては園の運営にも支障をきたしかねませんので避けたいものです。
そのため、もし職務・経歴にネガティブなことがあれば、不採用となる可能性もあります。ネガティブなことといえばやはり、すぐに前の保育園を辞めてるケースなどです。
もし、妊娠や出産、引っ越し、介護など家庭の事情でやむをえず辞めている場合は、その旨をはっきりと面接で伝えるようにしましょう。
「ダメかも…」面接が落ちたと確信できる『3つのシーン』
保育士の面接で落ちてしまう理由は誰にも分りません。ですが、面接の時の状況によっては、ある程度自分でもダメかも、と思うシーンがあります。ここでは落ちたと確信できる3つのシーンを紹介します。
【シーン1】圧迫面接をしてくる
圧拍面接とは、あえて面接の時にわざと意地悪な内容や質問をしたり、横柄な態度を取りながらおこなう面接のことです。これにはちゃんとした意図があり、これによりどれだけストレスに耐えられる人材かをチェックしているのです。
ただ、圧迫面接はイメージがどうしても悪くなってしまいますので今はほとんどなくなっています。
そのため、もし面接がそういう感じになったなら、圧迫面接ではなく本当に取る気がないのかもしれません。逆にそういう保育園はやめておいたほうがいいでしょう。
【シーン2】質問がなく興味がない
面接を受ける際には、いろいろな質問に対応できるように準備してきているハズです。これは採用する保育園側も同じことで、有能な人材かどうかを見極めるために、いろいろと質問をしてくることでしょう。
ですが、場合によってはちょっとした質問をしただけで面接が終わってしまうということもあります。
質問がないということは、自分に対して興味を持っていないということにもつながるので、やはり落ちたかなと思うのも間違いではないかもしれません。
【シーン3】面接時間がすぐに終わる
面接は採用する保育園側にとっても重要なことです。履歴書だけではありきたりのことしかわかりませんから、面接でその人がどのような人材なのかを見極める必要があります。
たいてい、面接には30分から1時間を程準備しているものでしょう。ですが、ほんの10分程度で終わってしまうような面接だと、落ちた可能性は高くなります。
なぜなら、面接の途中で自分に興味を持たなくなり、面接の時間をかける必要がないと判断された可能性もあるでしょう。おそらく、雰囲気が暗かったり、すぐに辞めそうな人、保育園の条件に合わないなどが考えられます。
もしくは、仮に自分にそれほどの落ち度がなかったとしても、すでに採用する人が面接官の中では決まっている可能性もあります。
「はい採用!」面接で採用決めたときの面接官の6つの反応
面接をした際には、面接官の反応によって、ほぼ採用が決まりのようなケースもあります。つまり、面接官の反応をみればある程度合否がわかるというわけです。
すべてがそうとは限りませんが、例えば以下の6つの反応をした時には好印象と考えていいでしょう。
- 実際に勤務した場合の説明や質問などを詳しくされる
- 保育園の雰囲気に合っている、など言われる
- 面接官がメモを取りながら話を聞いている
- いつから保育園で働けるのか聞かれる
- 当保育園で働くことのメリットを伝えられる
- 面接時間が長い
面接の時には保育士が好印象に見られたいと思うように、保育園側も好印象に思われたいと思うものです。ですので、面接の雰囲気が良ければ採用に近いと思っていいでしょう。
保育士面接で受かるために練習しておきたい『3つのポイント』
保育士の面接は何もせずに受かるほど甘いものではありません。やはり自分が希望する保育園で働くためには、いくつか練習をして面接に挑みたいものです。主に練習するポイントとしては以下の3つです。
【ポイント1】話し方を練習する
面接ではただ黙っていてはいけません。聞かれたことにただ答えればいいという消極的な気持ちではいけません。自分をアピールしなければいけないので、まずは話すことを考えておきそれをわかりやすくまとめておきましょう。
また、面接では緊張してしまうものですから、実際に面接形式で練習してみるのが一番です。
練習してくれる相手がいない場合はどうしたらいいかな?
保育士専門の転職サイトを利用すれば、コンサルタントが面接の練習もしてくれるでしょうから、何度も練習してみるといいでしょう。
【ポイント2】聞き方を練習する
面接でやってしまいがちな失敗が、自分の事ばかりアピールしてしまうことです。保育園側が話してくれていることを遮ってまで、自分の事をアピールするのは好ましくありません。保育士は子供の話を聞くことも大切です。
また、保護者の話にもしっかり耳を傾けないといけません。聞き上手であることも保育士の面接では大切です。
面接官が話している時には、その面接官の方を向いて、話を聞きそれに対しての適切な反応をすることが面接では重要です。
【ポイント3】表情の伝え方を練習する
保育士の面接では、やはり良い印象を残さないといけません。そこで大切なのが表情でしょう。面接となるとどうしても緊張してしまうため、表情が硬くなってしまうことも多々あります。それでは暗い人と思われかねません。
ですので、表情を豊かにして笑顔を忘れずに面接を受けることです。また、ジェスチャーも加えて伝えることも効果的です。
なかなかそう思っていても実際にはできないものですから、表情の伝え方もしっかりと練習しておかなければいけません。
まとめ
このように、いくら慢性的な保育士不足だといっても、誰でも即採用となるようなものではありません。
特に保育士は面接が非常に大きいポイントになるので、面接で好印象を相手に与えられるようにしなければいけないでしょう。まずは、面接で重要となるポイントを押さえておき、その点をしっかり練習する必要があります。
保育士専門の転職サイトを利用すれば、面接のポイントを教えてくれるだけでなく、シミュレーションもしてくれるので良い練習になります。