仕事が不安で怖い原因と解消方法~新人や人間関係、ミス、将来、転職など
仕事をしていると不安や恐怖を感じる瞬間があります。
人によっては不安感がずっと頭から離れないことも。休日もゆっくりできず、日曜日になれば落ち着かない気分となり、夜には眠れなくなり、朝になると会社に行きたくないと憂鬱になる…。
そんな悩みを抱えている場合にはどうすればいいのか?
不安や恐怖の原因は様々なタイプのものがありますが、多くの原因は2つの行動で解決に向かうことができます。
まず意識してもらいたいのが、不安というのは取り除くものではなく、上手に付き合うものだということです。不安を抱くことは異常ではなく、人生の最初から最後までずっと付き合っていかなくてはならないものです。
この記事では、不安の解決法を紹介したのち、不安の原因をタイプごとに挙げ、その事例に応じた改善策についても述べたいと思います。
仕事の不安の解消方法~2つの行動で人生を変える~
不安や心配、恐怖といった感情は誰しも抱くものです。仕事での不安は次のようなものがあります。
- 仕事でどこかミスしていないかな
- リーダーとしてこのプロジェクトを成功させられるかな
- この会社で将来、生活は大丈夫かな
- この仕事は自分に向いてないんじゃないか
不安とは「未知なもの、不確かなもの、未来の結果などに対する反応」です。
例えば、あなたの手にリンゴをのせているイメージをしてみてください。
この時、「この手にあるのは毒を持った生物じゃないかな?」という不安はふつう抱きません。なぜなら、その表面が赤くて丸いものをりんごという果実だと知っているからです。
次に、そのリンゴを食べようとしている場面をイメージしてみてください。ただし、このリンゴを買ったのは2週間前だったとします。
この場合、ある人は「このリンゴって食べられるのかな?」と不安になります。食べるかどうか悩み、その結果、捨ててしまうかもしれませんし、怖がりながら食べてみるかもしれません。
ところが、別の人はそんな不安を抱かずに平気そうにリンゴにかじりつきます。
なぜならこの人はリンゴの保存期間は常温でも1ヵ月ほどあると知識や経験から知っているからです。
情報不足が不安を生む
不安とは端的にいって、情報不足から生じるものです。
「上司に嫌われていないか?」という不安は、相手の気持ちという情報がこちらには不足しているために起こるものです。「この仕事で失敗しないかな」「この会社、潰れないかな?」という不安は未来の結果という情報が不足しています。
リンゴの例とは違って、仕事に関する多くの不安の原因は、テレパシーや予知能力でもない限り、不足した情報を完全に知ることは不可能です。
上司に直接、「自分のこと嫌ってませんか?」などと尋ねるわけにもいきませんし、仕事の成功失敗もそうなってからでなければ分かりません。
冒頭で「不安というのは取り除くものではなく、上手に付き合うものだ」といいましたが、こういう理由があるからです。厳密にいえば、不安というのは取り除くことができないもの、ということです。不安はどこまでも存在し続けます。
不安と上手に付き合う
文字通りに不安の解消は不可能だとしても、上手な付き合い方ならできます。
そもそも、不安自体は不健康なものでも害悪なものでもありません。むしろ、人生の役に立つ感情だと言えるでしょう。
不安はうまく扱えば、判断や行動を研ぎ澄ましてくれますし、一生懸命になる機会を提供してもくれます。
ただ、抱えている不安をその輪郭も明らかにせず、ひたすら垂れ流すだけでは不安は活用できません。その状態であれば不安はマイナスにしか働きません。まずは、不安を利用してやろう、というくらいの心構えを作りましょう。
それでは今から、不安の役立て方を見ていきましょう。
1.今知れること・できること、知れないこと・できないことを区別する
不安は情報不足から生じるものだと言いました。
まずは、今自分が不安解決のために「知れること・できること」と「知れないこと・できないこと」をはっきり区別させましょう。
例えば「来週の会議でプレゼンうまくいくかな…」という不安の場合。プレゼンが成功するか失敗するかという結果は絶対に知ることはできません。
一方、プレゼン内容の良し悪しや、そのトークの上手下手という点なら、前もって同僚や先輩にチェックしてもらうことで、結果に影響する部分がどうなりそうかはある程度知ることができます。
この作業をすると、漠然と不安になる暇もないのだ、今しかできないことがたくさんある!ということに気づけます。
このように不安の原因に対して「知れること・できること」と「知れないこと・できないこと」を分類し、「知れないこと・できないこと」には無関心になり、「知れること・できること」に目を向けて全力で行動するということが不安解決の第一の行動です。
「知る手段」を知るのも重要
「知る手段」を知るのも重要です。
リンゴの例をもう一度あげますが、手にあるリンゴが賞味期限が切れていないか不安になった時、スマホでその情報を検索することで解決できます。また、家族に教えてもらったり、リンゴに詳しい人がいるなら助言を求めるのもいいでしょう。
そうしてリンゴの保存期間についての「知る手段」を使えば、不安はなくなります。
仕事の不安の場合にも「転職しようと思うけれど、ブラックな会社だったら…」「自分の能力では仕事できないかも…」などというケースであれば、求人の探し方を工夫することでその不安を解消できます。
一例として、転職のプロであるリクナビエージェントなどを使えば、求人情報を徹底的にリサーチしているので詳細な会社情報を提供してくれます。また、優良企業のみを紹介してくれますし、自分の能力や特性に応じた求人を選んでもくれます。
このように「知る手段」を知って、活用することも不安解決の方法の一つです。
2.将来のビジョン・目標を設定し、そこに意識や行動を向ける
なぜ今その仕事をしているのか?その会社をなぜ選んだのか?この先はどういう風に生きていきたいか?
将来のビジョン・目標の設定は不安との付き合い方を大きく変えてくれます。
例えば毎日働きながら上司に怒られないかと不安を持つ人がいたとします。
もし将来のビジョン・目標を明確に持っており、仕事ができるようになることが目標実現のために必要であるなら、仕事の失敗で上司に叱られることも経験の一部だとポジティブに捉えられるでしょう。
そうなれば「今の不安は一時的な不安なのだ」と強気に働けるようになります。
「この会社は不安定そうだから大丈夫かな」という不安の場合もそうです。
もしこの会社が十年後だめになったらどうしようと思うのであれば、十年後のビジョンを作ってみましょう。
そしたら、いざという転職のために今のうちにどの会社でも通用する力を身につけておくことや、いつでも転職できるように情報収集しておくことなどがプランとなるはずです。
そのプランを実行することで今の会社に対する漠然とした不安も薄らいでくれるでしょう。
ビジョンや目標は毎朝、意識して思い出すようにする
ビジョンや目標を作ったら、毎朝、意識してそのビジョンや目標を自分自身に言い聞かせましょう。
不安になった時にもその目標を自然と思い出せるようになれば、気持ちを落ち着かせて不安を和らげることもできます。そうなれば今やらなければならないことだけに集中できるようになります。
何度も反復して自分の頭に目標をすりこんでいると、自然とその目標に意識がいき、それに向かって行動できるようになります。
ビジョンや目標が分からない場合には
まず短期的な身近な目標から設定してみるのもいいです。
例えば、この1ヵ月のうちに電話対応をこなせるようになるといったものです。また、困ったことがあれば何でもすぐに先輩に質問するといった仕事でのちょっとした行動でもいいです。
こういう短期的で身近な目標は、自分の苦手とすること、改善したいと感じることが多いはずです。こういう苦手なことが普段、不安の原因となっている場合もままあります。つまりこの目標をうまく達成できたら、不安の解消にもつながります。
一度、このような目標を書き出してみるのもいいでしょう。一つずつ潰してくことができたら、気づいた時には今とは違う自分へと成長できているかもしれません。
【場面別】不安な原因とその対策例
先述の通り、情報不足という不安を解決するためには
- 「知れること・できること」と「知れないこと・できないこと」をはっきり区別させる
- 目標をきちんと設定しておくこと
この2つの行動が大事だと話しました。
ここでは仕事の不安の具体的なケースを挙げていきます。まず仕事の不安を、
- 業務
- 人間関係
- 年齢
- 会社
- メンタル
- 経歴
というグループにわけ、それぞれに具体的な場面を紹介し、その対策を一問一答形式で紹介したいと思います。
A.業務の不安
まずは業務に関する不安を見ていきしょう。
1.仕事のミスしてないか、やり残しがないか不安
ミスややり残しの場合、何で失敗してしまうかを前もって想定しやすいです。
ミスややり残しの不安を解消するために、業務ごとに点検すべきことをリスト化するなどして整理しておきましょう。
とくに、一度その仕事を終了すればあとになって気づいても修正できないような業務であれば、そういう作業を徹底しましょう。
2.電話対応が苦手など、特定業務への不安
いくつかの業務のうち、ある特定の業務がどうしても苦手でうまくできない時、その不安のせいで仕事全体が嫌になってしまうことがあります。
どうしても自分には難しい仕事の場合、一度、上司に相談してみるのがいいでしょう。
どうにか自分だけで解決しなければならないとき、まずはその苦手な業務のどの点がうまくできないかを分析しましょう。業務内容を細かく分けて考えてみて、その一つずつをクリアしていくようにして克服しましょう。
3.ノルマやクレームで不安
ノルマのある業務の場合、最初から最後まで「どういう結果になるのか」という不安がつきまといます。もちろん、誰も完全に1ヵ月後、半年後のノルマの結果を予知することはできません。
「知れること・できること」と「知れないこと・できないこと」をはっきり区別させるといいましたが、この状況では「その期間を通してできること」に集中しましょう。「何ができるのか?」を自問すると、不安を覚えるより前に、考えるべきことがたくさんあると気づけるでしょう。
クレームに関しては、何か失敗があって事後的に不安があるのなら、クレームへの対応策に集中しましょう。
また、漠然としたクレームへの不安の場合にも、「こんなクレームが起こり得る。もしそうなったら、こう対応しよう」とできるだけ準備しておくと不安が和らぎます。
4.仕事や業務が終わらないのが不安
業務がはかどらず、いつ仕事を終わらせられるのか不安になる人は、仕事のやり方を客観的に見直してみるのもいいでしょう。
仕事量があきらかに多い場合にはその改善を求めることが必要ですが、そうでない場合、同僚や先輩に仕事のやり方を聞いてみたりと相談するのも方法です。
5.仕事が順調なのがかえって不安、仕事が楽すぎる不安
仕事でストレスが少なすぎたり、毎日ラクに働けたりすると、かえって不安を覚えることもあります。
それは「順調だと思っているだけで、どこかに失敗の見落としがないか」とか「1日をこんなラクしていると充実感も成長もない気がする…、ずっとこのままでいいのかな?」という不安かもしれません。
前者の場合には一度、今の仕事の状況を一つずつ点検してみるといいですし、純粋に順調であればさらならる成長のために、順調で心に余裕のあるうちに勉強などしてスキルアップをするのもいいでしょう。
後者の場合には将来のビジョンや目標を設定し、現状維持を続けるか転職するかを考えてみましょう。
6.仕事が覚えられない、仕事が難しい、能力不足の不安
仕事が覚えられない、仕事が難しいと感じるとき、まずは能力不足が原因だからか、そのほかに原因がないかを調べましょう。
周囲に指導してもらうなど、いろいろな方法で努力することで、仕事が前よりもできるようになったというケースもあります。
どうしてもうまくいかない状況や環境の場合には、自分の力に合った職場に転職するのもいいと思います。
7.プロジェクトなどプレッシャーで不安
失敗が許されない業務など、プレッシャーが大きい場合にこそ、「知れること・できること」を徹底すべきです。
不安を感じる暇もないくらいに、その仕事にのめり込んで集中できるように意識を向けることが大切です。
B.人間関係の不安
次に人間関係の不安を見ていきましょう。
1.先輩や上司に怒られるのが不安
先輩や上司、同僚に注意されたり叱られたりするのが不安だという人は、身近な目標設定をきちんと持ち、それに向かって全力を注ぐようにしましょう。
2.誰にも怒られないのが不安
誰にも怒られない、注意されないけど、これって放置されてるのかな?と不安になることもあります。
仕事がよくできるので怒られない場合もありますが、そのどちらかは現状を見ると判断できるかと思います。
ミスを繰り返すうちに怒られなくなった場合には、怒っても仕方がないと思われているのかもしれません。または、キャラクター的に怒ることはマイナスだと配慮している可能性もあります。
思い切って本音の部分を聞き出してみるのもいいですが、窮屈な思いで働いているのであれば転職して一からスタートするのも現実的な選択でしょう。
3.リーダーの責任感で不安
リーダーなど役職や立場で不安になるとき、まずは自分自身の強み、特性や性格、経験や能力、性格などを把握することから始めましょう。
万能なリーダーである必要はありません。自分には何ができて、何ができないのか。どのように自分の役割をこなせばいいのかを吟味しましょう。
そして次に、同じような分析を一緒に働くスタッフに対して行いましょう。そうすることで、誰が何を行うと効率よく全体のパフォーマンスを発揮できるのかが見えてきて、不安も薄らぐかもしれません。
4.異動、配置換えで新しい環境の不安
異動や配置換えで、すべてがリセットするとき不安を覚えますし、ストレスもたまりやすいです。
仕事の慣れを経験している人はなおさら不安や不満を感じやすいかもしれません。この場合には新しい環境でのあらゆる面において、長い期間を見通して行動すると余計な力を抜いて働けるかもしれません。
C.年齢の不安
ここでは年齢に関する不安です。
20代の仕事の不安
20代の頃は業務、人間関係、給与、将来の進路など、様々な方面で不安を覚えやすいです。
しかし、不安の解決のために行動しやすいのも20代だと言えます。
まだ経験も浅いので、業務面で不安があった場合にも周囲に頼りやすいですし、失敗しても多めに見てもらえることもあるでしょう。
進路の不安にしろ、20代はチャレンジ期間だと捉えて転職を試してみることもやりやすいです。
大事なのはやはり、ビジョンや目標を明確に持っておくことです。
30代の仕事の不安
30代に入るくらいから、会社全体のことや給与面・役職などについてはっきり見えだすようになります。
それに加えて、転職するなら30代までじゃないかなという気持ちになり、将来の不安を覚えやすいです。
精神的、体力的に今の仕事をし続けられる不安だと思う一方、家族を養っているので簡単に転職できないと悩んでいる人もいるでしょう。
もしそのような悩みがある人は転職エージェントのような転職のプロに相談してみるといいでしょう。転職エージェントでは今の仕事を続けるべきかどうかなど第三者的な助言をしてくれます。話をすることで、将来について見えてくることもあるはずです。
また、こちらの希望条件に合った求人を紹介してくれ、転職活動全般をサポートしてくれるので、スムーズに転職することができます。
D.会社に対する不安
会社に対する不安を見ていきましょう。
1.クビ、リストラが不安
現実的にリストラの可能性を感じる場合には、早め早めに次の職場を探す準備を始めましょう。
なんとなくそう思う、という人で、不安を感じる場合には、いつどのような事態になっても動じないように、転職の情報収集を行ったり、転職の際自分をアピールできるような経験や力を作るつもりで今の職場で働きましょう。
2.10年後この会社は大丈夫か?仕事を続けるべきか将来の不安
10年後この会社は大丈夫かな?というような不安がある人は、明確なビジョンを持っておきましょう。
10年後会社がなくなっても問題なく転職できるためには、今から何をしておくべきか?を考え、行動すると不安も解消されます。
3.転職先の会社がどんなところか不安
転職先の会社がブラックじゃないかな?というような不安を抱いている人は、不安が的中した場合にどのような行動をとるかを事前に考えておきましょう。
ブラック企業だったことが判明、というようなことがあれば、事情が事情ですから躊躇わず辞めても問題ありません。次の転職にも影響はありません。
また、そのような事態にならないように、リクナビエージェントやマイナビエージェントなど優良企業のみを紹介してくれるような転職サイトを利用して転職活動するのもポイントです。
E.メンタルの不安
1.自信がないから不安
仕事の自信がないから不安という人は、なぜ自信がないのかを考えてみましょう。仕事のどのような部分に自信がないのかをあぶりだすことで、対応策が見えてくるはずです。
2.仕事がいつも続かない不安
転職を繰り返し、いつも仕事が続かないという不安がある人は、仕事の探し方に問題があるかもしれません。思い切って未経験職種にチャレンジするのもいいでしょう。
転職活動のやり方にもコツがいります。自己分析をして自分に合った仕事を見つけること、そして自分に合った会社を見つけることが大事です。
言葉でいうと簡単ですが、これを徹底するのは難しいです。そのため、転職活動の最初から最後まで全面サポートしてくれる転職エージェントの利用をおすすめします。
3.仕事の評価が不安
自分は会社に貢献できているのか、仕事ができないやつだと思われてないか。
そのように仕事の評価が気になって不安になることもあります。数値として成績が可視化されないような仕事ではこういう不安になりやすいかもしれません。
どうしても気になる人は上司や先輩に「改善点はないですか?」と思い切って尋ねてみるのもいいでしょう。とはいえ、自分の課題を自身で見つけられないと思われるかもしれないので、まずは自身で今の仕事で向上すべき点は何かをしっかり考えましょう。
ここでもやはり、目標設定が大事です。
F.経歴の不安
最後に、経歴の不安を見ていきましょう。
1.新卒、新人、研修、中途採用など始めたばかりで不安
新卒や中途採用など、仕事を始めたばかりの頃は不安ばかりがあります。
この場合、分からないことだらけなので、仕事に関する情報不足がたくさんあるため、不安は大きいものとなります。
「何もかもすぐにできるようになりたい」とか「すぐに平穏な日々が送れるようになりたい」とかいう考えを持たないことがポイントです。
あらゆる期待を捨ててしまい、とにかく目の前のことを着実にクリアしていくように心がけましょう。
2.未経験の不安
未経験の場合、業務面でできないことが多いので不安になります。
自分で努力できることにも限りがありますので、いい意味で「自分はゼロから始めたから、何もできないのだ」と思い、自分に期待をかけすぎないようにしましょう。
何もかもゼロからスタートという状況は人生においてそれほど多くありません。とても貴重な経験ですから、ポジティブにがんばりましょう。
3.産後、産休明けで不安
仕事を休んで復帰する場合には浦島太郎のような気分になり、不安を覚えることになります。
自分の知っている情報と、現在の情報がズレてしまい、戸惑うことも多いです。業務のルールなどが大きく変わっていたり上司が変わっていたりと、仕事のあらゆる面でストレスを感じやすいです。
とはいえ、復帰の場合には一からやり直しというわけでもないので、不安の解消は時間の問題と言えるでしょう。
新たな職場で働く時には、仕事から離れていたことで「働く」ということに何かしらネガティブな気分になるかもしれません。
お子さんができることで、仕事は生活費を稼ぐためといった意識も強くなりやすいですが、新しい仕事を始める時には、自分の人生を充実させるという視点からも仕事探しをするのも大事かもしれません。
4.うつ病などから復帰、ブランクで不安
うつ病などブランクから復帰する場合、あるいは再就職して別の会社で働きだす場合、不安を覚えるのは「再発」だと思います。
仕事のストレスで病気になった場合には、また同じ状態にならないか不安になります。
まず大事なのは、心身の負担の少ない仕事を探して選ぶということです。ノーストレスな仕事というのはおそらくこの世には存在しませんが、自分にとってこれなら何とかできそうだというレベルでの仕事は必ず存在します。
自分で探すのは難しい場合には転職エージェントなど、求人に詳しい転職のプロを頼りましょう。
5.仕事で成功できるか不安
キャリアップなど仕事で成功したいと強い気持ちがあり、失敗したらどうしようと不安になることもあります。
この場合には仕事で成功するためにいつ何をどうすべきか?をしっかり考えることで、不安がっている場合ではない!やらなければならないことがたくさんある!と不安感は薄らぐでしょう。
意識を高めるために毎日、必ず目標を唱えるというのも有効です。
6.転職する不安
転職に失敗しないかと不安を覚える人もいるはずです。
しかし、今の会社に対する不安、現在の人間関係の不安などを解消するよりも遥かに不安解消しやすいのが、この転職の不安です。
これに関しては次のところで解説します。
仕事の不安を解消するため転職を考えているなら…
転職の目的は今の不安を解消するためではありますが、それだけでなく、これからの生活をより良いものとし、充実した毎日を過ごせるような仕事・職場を見つけることでもあります。
この点を強く意識しておくことはとても重要です。不安な今を解消するだけの転職活動では、転職後、また新たな種類の不安を感じ、「この会社も辞めようかな」となってしまいます。
情報不足を克服するために徹底した情報収取を
仕事探しは最初から最後まで、情報の扱い方にかかってきます。
例えば求人探し。求人探しで必要な情報は次のようものです。
- 自己分析、ビジョンなど自身にかんする情報
- 求人を探す方法にかんする情報
- 企業にかんする情報
まず自己分析や将来のビジョンについて知っておかなければ、自分にマッチする求人を探しようがありません。
自分の力に合った職場、自分の強みや特性を生かせる仕事、そしてこの先どんな風に働きたいのか、などなど。
次に、自分の希望する求人を見つけるにはどんなツールを使えばいいか?無料求人誌なのか、ハローワークなのか、転職サイトなのか、などなど。
よさげな求人を見つけたら、その企業についての情報をできるだけ詳細に知りましょう。職場の雰囲気、企業の特色、社風、採用後にはどのような業務につくことになるのか。
転職活動の具体的な進め方
具体的に転職活動を進めていく流れを示すと次のようなものになります。
- 自己分析をしてみる⇒リクナビNEXTのグッドポイント診断を使う
- 転職エージェントに相談する⇒まずはリクナビエージェントだけでいい
たったこれだけです。これだけでこれまでの転職とはまったく違ったものになります。
転職にまつわる不安をこれだけで解決できるでしょう。
転職エージェントを使えば、あなたの特性や強みを分析してくれ、そこからマッチした求人を紹介してくれます。自分で探すよりも圧倒的にマッチング率も高いです。
まとめ
仕事の不安は情報不足から生まれるものです。
不安を解決するには、「知れること・できること」と「知れないこと・できないこと」をはっきり区別させること、目標をきちんと設定しておくことの2つの行動が大事です。
不安は解消するものでなく、上手に付き合っていくものです。その意識をもって、毎日をポジティブに過ごせるように心がけましょう。