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塾講師の仕事内容はきつい?悩んだ末に正社員を辞めた時の体験報告

現在塾講師の仕事をしていて、いろいろ悩みも多いから転職しようかなと考えている人は結構多いかもしれません。

私は数年、正社員の塾講師として働いたのち、別の業界に転職しました。塾業界は離職率が高いことで有名ですが、実際、私の場合にも6人いた同期も私が退職したことで、入社から早々と残り1名となってしまいました。

とはいえ、塾講師の仕事はやりがいがあって、うまくハマれば生涯続けたい!と感じることもできる仕事です。

一般的なサラリーマン社会に馴染めないなど、性格的に他の仕事がどうも合わないという人でも、全然違った気持ちで働けるかもしれません。

今回は、塾講師から転職しようか悩んでいる人、また、塾講師への転職を考えている人に向けて、私が塾を辞めた時の体験談について話したいと思います。

 

塾講師の仕事内容ってどんな感じ?

まずは塾講師の業界や仕事内容について話そうと思います。

塾講師がどんな仕事か知りたい人は、私の書くのはあくまでも1つのタイプだと思ってください。私はいろんな塾で働いたことはないので、もしかすると塾によって全然働き方が違うかもしれません。

私が入社したのは中小の企業塾です。町の個人塾や、コンビニのようにフランチャイズ化して塾長がオーナーである塾とは違い、私たち講師も塾長もサラリーマンです。

私が配属になったのは60名以上の生徒がいる塾でした。しかし、同じ会社でも配属先が違えば、生徒数20名を下回っている校舎もありました。もちろん、人事配置の転換など様々な理由から、ずっと同じ校舎で働き続けるわけでもありません。

生徒数の少ない校舎は毎年、収益率などを見て閉鎖するかどうか本社のえらい方々が相談しますが、もちろんその校舎が閉鎖になっても、我々は会社員なので別の校舎へ移るだけでクビになることはありません。

個人塾の社員になった場合には塾がつぶれたら職を失いますが、資本のある企業塾ではその心配もありませんし、会社自体が潰れる可能性もそれほど高くはありません。

のんびりしたこじんまりした塾で働きたいと思っている人は、企業塾であればどんな環境に配属されるか分からないので、そういった情報も収集しつつ求人を探した方がいいかもしれません。

業界的にはどうなの?

少子化の時代ですが、塾の総数は減ることなく「潰れては新しい塾がオープンして」を繰り返しているように思えます。一つの校区内に5つも6つも塾が点在し、子どもの奪い合いです。

塾業界は廃れないか?入社しても何年後かになくなってないか?と不安に感じる人もいるようですが、私個人の意見としては、先に書いたようにきちんとした企業塾を選べば安定性は高いと思います。

大手に限らず、中小の企業塾でもそれは同様です。私の入社した企業塾では、小中高の塾だけでなく、他の部門、例えば幼児教育、英語教育、社会人の職業支援など様々な事業がありました。

求人探しの時にはそういった企業情報を徹底的にリサーチし、比較検討してみるのもいいでしょう。

これから塾講師が必要になりそうな能力

最近では、タブレットのようなツールを使って授業を行う塾が増えてきているそうです。

動画を使えばその生徒に合ったペースで勉強でき、動画のクオリティも高くて成績アップ率もかなり高いという結果が出ているそうです。人件費もかからないのでコストカットにもつながります。

ネットで調べてみたところ、ある塾では塾長1名のほか、講師は一人もおらず、授業は全部タブレットで行うような自学自習のようなスタイルのところもあるそうです。

こうなってくると、塾講師として能力は、授業力や教育の専門性などより、情報管理力の方が大事になってくるかもしれません。

タブレットで自学自習する子どものデータから成績アップにつながるための改善点や問題点を分析するなどの能力が大事そうですし、そのほか、勉強のやる気を維持・向上させるためのカウンセリング力なども必要そうです。

とはいえ、今でも塾長の仕事は教えるよりも校舎の運営管理がメインです。この辺を誤解していると「塾の先生って、授業メインの仕事だと思ってたのに…」と辞めたくなります。この話題についてはのちほど説明します。

塾講師の1日の流れ

塾講師の1日の流れを見ていきましょう。

  • 出社:13時30分
  • デスクワーク:~16時30分
  • 授業(デスクワーク):~21時40分
  • 退社:22時00分

これはかなり単純化したものになりますが、大まかにいえばこんな感じとなります。昼に出社し、子どもたちが来るまではデスクワークをします。(詳しくはあとで説明します)

夕方からは授業をしたりアルバイト講師に指示を出したりとバタバタした時間が始まります。のんびり授業だけに打ち込める時間ではなく、この時間帯は自らホールに出つつ店を管理する居酒屋の店長みたいな感じです。

仕事時間は出社13:30~退社22:00だけれども…

基本的に出社は13時30分ですが、月に何度か会議があり、その時刻が11時だったり12時だったりします。同じエリアの塾長たちとのミィーティングなので、エリアの拠点となる塾まで足を運びます。

私は普段11時くらいに起床していたので、こういう日はかなりつらかったです。もちろん、会議で11時に出ても帰りはいつもの22時で早期退社はできません。

退社は22時となっており、その時間通りに帰ることもできなくはありませんが、何かと遅くなってしまいます。とはいえ、私の場合は22時30分くらいまでには帰宅していましたし、急ぎのようがなければ22時過ぎに電気を消すこともありました。

私の会社は決してブラックではなく、残業は当たり前といった社風ではなかったです。むしろ、夜遅くまで働いていると注意されましたし、どうしても残業しなければ終わらない仕事量でもなかったです。

そのため、夜な夜な残業している同僚は自分が好きで遅くまで残っている感じでした。

休みの日はばらばらになりがち

塾の定休日は日曜日でした。週休2日の休みをもらえますが、日曜日と水曜日とばらばらの休みでした。もちろん、他の講師たちとの調整で2連休にすることもできますが、毎年そうできるかは分かりません。

また、定期テスト前になると日曜日もオープンしますし、夏休みや冬休みは盆や正月を除いてかなり忙しいです。講師によっては盆や正月も、特別合宿授業などで働くことになります。

ただ、私の会社ではその分、きちんと別日に有休をとって休むようにとなっており、実際にそうできるようになっていました(たぶんですが…)。

毎週の授業日は決まっていますし、休みの融通が利きにくいという面はあります。

やりがいがあって楽しいけど、業務面では様々な能力がいる

教育はやりがいがあり、心から楽しいと感じられる瞬間もたくさんあります。とても素晴らしく、おもしろい仕事なのですが、業務を細かく見ていくと案外いろんな仕事をすることになります

  • 入塾手続きや教材手配などの事務作業
  • 保護者に営業電話
  • 入塾希望者へのセールス
  • 学校の校門前でチラシ配布・近所へのポスティング
  • アルバイト講師や生徒に関する管理業務
  • 授業準備

私の担当した校では生徒数が60名を超えていたので、配属後、各生徒の保護者に挨拶するだけでも気の遠くなる作業だったのを覚えています。忙しい合間、時間を見つけて各家庭へ電話をかけ、60回以上の挨拶電話をしました。こういう面はセールスマンと同じです。

また、事務員さんは本社や拠点となる校舎しかいないため、振込用紙の作成やパソコンの入力作業は自分でやらなければなりません。このへんは事務員さん的な業務です。

デスクワークは夕方までなのですが、事務的な業務が多いときには授業の合間、パソコンに向かったり、保護者に電話をかえたりとかなりばたばたします。

塾講師の授業を磨けるのは初年度まで

私は塾講師のアルバイト経験を経たのち、正社員として入社しました。1,2年目は塾長のもとで仕事を学び、3年目から塾長という立場で働きだしました。私の会社では基本、「正社員の塾講師=塾長」です。

未経験で塾講師になった同期はまずは授業力をつけるように言われていました。塾講師の授業は営業の一つの形ですし、いくら塾長が校の運営管理がメインだといっても、授業がへたでいいわけでもありません。

そのため、授業準備が結構大変です。中学1年から3年までの数学を担当することになったとして、日々、ほかの業務をしつつ授業計画を練ったりプリントや小テストの作成をしたりとなかなかに時間がかかります。

塾長・教室運営の求人は?資格は不要、必要スキルは教える能力ではない

私の企業塾では「塾の運営管理を募集しています」といった求人を出していましたが、先述の通り、授業をしつつ運営管理業務を覚えていき、数年後、塾長として働くことになります。

大手の企業塾などであれば、授業なしの塾長募集をしているところもあります。そのため、こういう募集では運営能力が求められるため、教育業界未経験でも問題なく、むしろこれまでのキャリアがアピールしやすいかもしれません。

塾講師の年収はいくら?

ネットで調べると、塾講師の平均年収は425万円となっていました。一口に塾といっても、いろんなタイプのものがありますから、私の感覚でいえばこの金額はかなり現実離れしています。

中小の企業塾では年収250万円~300万円くらいではないでしょうか。塾長という肩書でも月の手取りが20万円前後だったりします。また、企業なので課長や部長という役職もありますが、そういう人でも給料は安いと話していました。

明確なビジョンがあれば塾業界への転職もいいと思う

休日が不定期、夜型生活、給与面、業務内容など、自分できちんと納得でき、塾講師になることがより良い生活を作っていけそう!と思うなら、塾講師に転職することをおすすめできます。

自分が良しとおもう価値観とマッチしてるなら、悪いところはほぼないと思えるかもしれません。

その場合、求人選びには気をつけましょう。繰り返しになりますが、塾業界には様々なタイプのものがありますし、塾ごとに社風が全然違います。自分に合った塾を見つけるために、念入りに情報収集しましょう。

その方法については以下で説明します。

塾講師を辞めたい時には転職するのもあり

塾講師の離職率が高くなる原因は、休日不定期、激務、夜型生活など改善できない面が多いように思えます。それに納得できる人はずっと働き続けられる業種です。

どのような原因で辞めたくなっても、転職するのも現実的な方法です。ずっと塾講師だったとしても、他業種、未経験職種にチャレンジするのは全然難しくありません。私もその一人です。

先に書いたように、塾講師はたんに教えるだけでなく、多方面の業務に対して力がいります。私にはそれがどうしてもうまくいかず、退職することになりました。

しかし、そういった経験を経てきたので、未経験職種に応募するときにも、塾の経験からアピールを引き出すのはさほど難しくありませんでした。教育業界にいると、他の業界で自分をアピールするのが難しいというイメージがありますが、要は、見せ方。今からでもどんなことでも挑戦できますよ。

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まとめ

塾講師から転職しようか悩んでいる人、また、塾講師への転職を考えている人に向けて、私が塾を辞めた時の体験談について話しました。

塾業界は離職率が高いので、よくない仕事という風に見なされやすいですが、それは結局のところ、個人の価値観によりけりです。いろんな仕事を経験した末に塾講師となり、ずっと続けている人もいますし、その反対に、塾講師の仕事だけは無理という人もいるでしょう。

まず、自分はこれからどんな風な生活を築きたいのかを考えてみることから始めるのがいいでしょう。

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