仕事のストレスで吐き気…「辞めたい」ではなく「辞めるべき」理由
朝起きて仕事に行く前、吐き気がする…。仕事中、休憩中にも気分が悪くなる…。
飲みすぎ食べすぎや肉体的な病気でもないのに吐き気がするのはストレスのせいかもしれません。吐き気のほか、下痢や頭痛、動悸やめまいなどが伴っている場合にも注意が必要です。
仕事が原因で吐き気がするほどつらい日々を過ごしているなら、「仕事を辞めたい」から「仕事を辞める」に意識をチェンジした方がいいかもしれないです。
実際に転職するかどうかはともかく、一度、準備だけしてみるのもいいでしょう。いつでも辞める準備はできている、という事実が、気持ちにゆとりを作ってくれるはずです。
今回は、吐き気の原因や対処法、辞める準備の具体的な方法などについて書いていきます。
ストレス以外の吐き気の原因は?
ストレス以外の吐き気の原因も様々にあります。
- 食べすぎ飲みすぎ
- 食中毒
- タバコの吸い過ぎ
- 薬の副作用
- 逆流性食道炎、急性胃炎、胃がん、メニエール病、風邪などの病気
例えば上に挙げたメニエール病というのは耳の病気で、めまいや耳鳴りがし、それとともに吐き気があります。このような症状の場合には耳鼻咽喉科で診てもらうのがいいでしょう。
ただ、メニエール病はストレスによる自律神経の乱れから発症することもあるそうです。そうなるとストレス改善も必要になってきます。
飲み過ぎやタバコの吸い過ぎにしても、生活態度に気をつけたり胃腸薬を飲んだりして身体をケアしつつ、やはりメンタルのケアも大事です。
飲みすぎるのが仕事の悩みやイライラを憂さ晴らしするためであれば、そのストレスを解決する対策が必要となります。
吐き気、めまい、下痢、不眠などがあればうつ病の可能性も
ストレスで吐き気がしているとき、不眠や食欲不振、下痢、憂鬱、不安や緊張など伴うのであれば、うつ病の可能性もあります。
当サイトの記事「うつ病経験者におすすめの仕事は?うつの症状や原因、対応策、仕事の見つけ方」にもありますが、うつ病は非常に厄介な心の病気です。
思い当たる人はなるべく早めに心療内科を受診した方がいいです。
病院に行く時は何科?心療内科?
ストレスで吐き気だと自分では思っていても、実際に何が原因かは医師に診てもらわないと分かりません。ただ、こんな場合に悩ましいのが何科の病院に行けばいいのか。
吐き気をおさえる薬をもらうのだったら、内科に行けば処方してくれます。しかし、内科では、ストレスや過労が原因かもしれない、とは言われることはあっても、うつ病の疑いがあるなどとは診断されません。
何もできないくらい吐き気がひどい時にはとりあえず内科から行くのがいいかもしれません。ただ、明らかにメンタルの不調を自覚している時には、必ず心療内科でも診てもらった方がいいです。
仕事のストレスによる吐き気の対処法
吐き気が少し気になる程度であれば、一度、ストレス性の胃腸薬が市販されているので試してみるのもいいかもしれません。
ただし、それは胃腸のケアであって、ストレス解消にはなりません。また、吐き気がひどい場合には自分だけで対処せず、内科や心療内科などで診てもらうのが最善です。
肉体面とメンタル面、その両方の改善に努めるように心がけましょう。
1.ストレスの原因を分析する
メンタル面のケアとして、なぜストレスが溜まっているのかを分析するのが大事です。仕事での悩みなど、紙に書き出してみましょう。そして問題点をどのようにすれば改善できるのかを考えます。
原因不明で吐き気がするという人も、仕事や生活でストレスとなる不満や不安はないか洗い出してみましょう。
「悩みやストレスを抱えて働くのが当たり前」という風になっていませんか?
健康に働けることは可能です。当然なのですが、忙しく働いていると忘れがちな事実です。これをきっかけに、自分の生活を見直してみましょう。
2.仕事に行けないほどの吐き気であれば休んだ方がいい
休職するのも一つの対処法です。
今は吐き気だけでも、ストレスが重なることで大きな病気になってしまう可能性もあります。数日まとまった休みをもらって病院に行くなどメンテナンスする時間を設けるのもいいでしょう。
心療クリニックはなかなか予約のとれないところも多いですから、そういった事情も考慮して休みをとると有意義に過ごせます。
3.問題解決のため相談する
誰かに相談するだけでもストレスはいくらか解消されますし、客観的に自分を見つめ直す機会にもなります。
この時、なるべく第三者の立場にいる人に現状の問題を聞いてもらいましょう。上司や同僚、家族や恋人などではなく、心療内科の先生や、キャリアアドバイザーといった転職のプロに話をして、これから自分はどう働いていけばいいのかを相談してみましょう。
吐き気で辞めたいと思ったら、辞めた方がいい理由
仕事のストレスの原因は例えば次のようなものがあげられます。
- 人間関係
- プレッシャー
- ミスや失敗
- 怒られたり注意されたりした
- 業務時間や業務量の多さ
- 仕事の内容
- 新人や入社したばかりの状況
こういったストレスのなかで、今の職場で働き続けることで解決できることはほぼありません。
身体は正直ですから「仕事ってこういうもんだ。我慢して慣れるしかない」といくら自分に言い聞かせても、症状として表れてしまいます。そのまま放置しておけば、心身の大病で取り返しのつかない事態にもなりかねません。
ストレスを改善するには自分に合った仕事を見つけるしかありません。
では、どうやればそんな仕事が見つかるのか?その方法を今から伝えたいと思います。
吐き気もストレスも解消できる現実的な方法
仕事探しは最初から最後まで、情報の扱い方にかかってきます。
例えば求人探し。求人探しで必要な情報は次のようものです。
- 自己分析、ビジョンなど自身にかんする情報
- 求人を探す方法にかんする情報
- 企業にかんする情報
まず自己分析や将来のビジョンについて知っておかなければ、自分にマッチする求人を探しようがありません。
自分の力に合った職場、自分の強みや特性を生かせる仕事、そしてこの先どんな風に働きたいのか、などなど。
何でもいいから採用されるところ、では転職しても再び、耐えられないストレスが訪れてしまいます。
次に、自分の希望する求人を見つけるにはどんなツールを使えばいいか?無料求人誌なのか、ハローワークなのか、転職サイトなのか、などなど。
よさげな求人を見つけたら、その企業についての情報をできるだけ詳細に知りましょう。企業の特色、社風、職場の雰囲気、採用後にはどのような業務につくことになるのか。
具体的に転職活動を進めていく流れを示すと次のようなものになります。
- 自己分析をしてみる⇒リクナビNEXTのグッドポイント診断を使う
- 転職エージェントに相談する⇒まずはリクナビエージェントだけでいい
たったこれだけです。これだけでこれまでの仕事の探し方とはまったく違ったものになります。
転職エージェントを使えば、あなたの強みや特性を分析してくれ、そこからマッチした求人を紹介してくれます。自分で探すよりも圧倒的にマッチング率も高いです。
履歴書作成を手伝ってくれますし、面接対策もしてくれます。まずは登録だけして、いつでも転職活動を始められる準備だけしておきましょう。そしたら気持ちにもゆとりができて、今の職場でのメンタルも少し変わってくるはずです。
今の職場を離れてストレスなく、充実した毎日を過ごしたいけど、どうやって仕事を探せばいいのか分からない人は転職エージェントの力を借りましょう。
まとめ
仕事のストレスで吐き気がするとき、肉体面、メンタル面の両方をケアするように心がけましょう。胃腸薬を飲めば吐き気はおさまりますが、それだけでは問題の解決にはなっていません。
また、体調不良を放置しておくと気づけば大きな病気になってしまうこともありますので、休むをもらって病院に行くなりと体のメンテナンスをきちんと行いましょう。
辞めたいと思うほどの症状であれば、辞めた方がいいと思います。現状維持では何も解決しません。無理してその職場に留まり続ける理由がないのであれば、思い切って生活を作り直した方がいいかと思います。