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転職体験談

自分に合う仕事はない!職業適性~精神科医に勧められた仕事とは?【転職体験ブログ第5章第2話】

本格的に転職活動を始めようとした時、まず気になったのが自分の向いている仕事とはなにか?ということ。

仕事の適性を考えることで、長く続けられる仕事を見つけることができるはず。僕の場合、発達障害の傾向があるらしいので、そのことも含めて適性を考えました。

自分でいろいろ調べもしましたが、心療クリニックに通院していた時、医師とその話題を相談したこともあります。

今回はそういった経験を踏まえて職業適性について書いていきます。

ネットで見かける「発達障害の人が向いている仕事」について

職探しを始めた頃、ネットで「発達障害の人に合った仕事とは」とか「発達障害でもできる仕事とは?」とか「発達障害に向かない仕事」みたいな記事をしょっちゅう読んでいました。

正直、僕の場合、自分は発達障害なのだと神経質に考え過ぎていたと言えます。まあ、心身の調子が悪いとどうしても思考がダークサイドに向いてしまうので、そういう気持ちをうまくコントロールするのは難しいんですが。

そういった記事を読んでいると、だいたいが次のような内容でした。

  1. ●●という発達障害は●●という特徴がある
  2. その特徴があるから●●のような仕事は続かない
  3. その特徴を活かせるのは●●のような仕事だ

例えばADHDの方は注意力散漫で飽きっぽく、単調な作業が不向き。今の仕事でミスばかりするのはそのせい。しかし、注意力散漫で飽きっぽいのは裏を返せば好奇心が旺盛。そして自分の好きなことには過集中する。それを活かせるような仕事を選ぼう。こんな感じです。

その内容について間違ってはいないと思うんですが、「向いている仕事」ととして紹介されているものを見ると、うーんという気持ちになってしまいます。例えばこんなのが多いです。

  • 音楽クリエーター
  • プログラマー
  • イラストレーター
  • アーティスト
  • インストラクター

いきなりなれますか?みたいな職業です。

その他、専門職や研究職、技術職など何かに特化したものが多いです。創造的な仕事、自分の好きなことを追求できる仕事などが合っているというわけです。

向いてない仕事

発達障害といってもいろんな種類がありますし、個人によって特徴が全然違います。なので総合的に見ての話ですが、向いてない仕事としてよく挙げられているのが

  • 工場みたいな単調な作業の仕事
  • いろんなことを同時並行しながらこなさないといけない仕事
  • 人の感情や動きなどを察しなければならない仕事

こういうのはミスしやすく辞めやすいらしいです。確かに僕も、分かるなあと思い当たるふしがあります。

しかし、これって「受付・事務・接客・人事・総務・経理」など一般的なほとんどの仕事にあてはまります。

要は普通の仕事はどれも難しいってことになってしまいます。

向いている仕事となれる仕事は違う

当たり前ですが、向いているからといって、その人がその仕事につけるかどうかは別の話です。

僕はもう30前という年齢で、これから専門学校に行ったり、資格をとったりするのにも無理があります。また、趣味や特技や専門知識・技能もないので、それを役立てられそうな仕事というのもありませんでした。

どんな仕事を選べばいいのか、見当もつきませんでした。

しかし、自分に合った仕事にこだわりすぎるのも考えものだと、今でなら思えます。

これまでした仕事が自分でも驚くほど失敗の連続だったという人や、発達障害の程度が重めな人だったら、例えば発達障害の就労支援センターやハローワークなんかに助言を求めるのもありかと思います。

そうでなければ、ちょっと冷静になって、自分に合った仕事だけでなく、これならどうにか合わせられそうだという仕事も探してみようと思っておくのもいいかもしれません。

医師から勧められた仕事

心療クリニックに通院していた時、僕は医師にこう尋ねました。

先生、どんな仕事がいいですかね」

すると医師は意外な返答をしました。

「この前、塾の講師をしていたんでしょ?」

はい」

「じゃあ、塾の講師が向いているんじゃないかな

また同じ仕事?と疑問を抱いてしまいました。塾があってなかったから心身がおかしくなって今ここにいるんじゃないのかな…。

「でも、合ってないような気がするんですが…」

「そうかな。以前から話を聞いていると、全然できないってわけでもなさそうだけど。社会を教えるのはそれなりに楽しかったって」

思えば塾講師もインストラクターみたいなもので、自分の好きなことを教えることができるのは確か。

そういう面では合っている気もしますが、仕事内容はそれだけではありません。親への対応など営業や接客的な業務もあれば、臨機応変な対応を求められる状況もあり、僕にはそれが難しかったです。

そう伝えたら、医師に「それなら授業だけできるようにしたら?」と言われました。それができたらいいんですが、正社員になりたければそれだけでは足りません。

でも待てよ、と僕は思いました。多くの仕事が先に触れたような、僕の苦手な業務の「一般的な仕事」です。これから探す何かしらの仕事も、かならず「できるかな」という不安要素は含まれるはず。

それならばもう一度、塾講師をしてみるか?履歴書も面接もスムーズにできそうな気がする。ただ、心配なのは夜型生活。その不安は大きいよな…。

退職した仕事について客観的に考えてみる

仕事がうまくいかず、ストレスがたまりにたまって退職したわけですが、しかし、その仕事について、その会社についてじっくり見直すことはあまりしませんでした。

  1. その会社だったからうまくいかなかった?
  2. その仕事だったからうまくいかなかった?

この二つについて分析してみました。

もしその会社ではなく、別の会社だったら、同じ業務でもずっと長続きしていた可能性があるかどうか。

その可能性があったら、同業種を選択肢に入れておけます。

もしどの会社かに限らず、その仕事がうまくいかないと思ったのなら、業種を変えて探す方がよさそうです。

しかしこの分析には難点がありました。

その分析が自分でできるかどうか

「その仕事だったからうまくいかなかった?」を考えてみる時、例えば一社でしか務めたことのない人がいたとします。

自分的にはうまく働けないよなと思っている方でも、職場の人間が非協力的だとか、新人教育がいいかげんだとか、そういう環境なら、別の会社ではその職種でも案外うまくできるということも考えられます。

しかし、他の職場事情について本人は分かってないので、比較材料がありません。自己分析はけっこう大変です。

ただ、僕の場合、大雑把にですがストレスが重なって辞めた原因は「その塾だったから」と「その仕事だったから」が半々のような気がしました。

「その職種が原因で辞めた」が半分というのは、僕にはその仕事に向いていないという気がしました。たとえ環境がどれだけよかったとしても、ずっとストレスがつきまとって悩まされそうです。

しかし、実際のところはどうかははっきり分かりません。働いてみないと確かめられないことが多いのは本当に困ります。

医師は職探しの専門家ではありませんが、それでも職選びについて考えるいい機会にはなりました。

まとめ

職業適性について自分で調べたり考えたりするのはとても難しいです。迂闊に導き出してしまえば、職選びに失敗してしまうかもしれません。それでも、自分なりにああだこうだと考え、自分自身のキャリアや特性や能力などを見つめ直す時間は大切ではあります。

次回は職業適性に関する話、「人付き合いが苦手の理由で事務を選ぶと失敗する」について書きたいと思います。

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