あっけないほど即採用!転職エージェント~成功談~【転職体験ブログ第7章第1話】
転職成功。
転職エージェントを使うことで、想像もしていなかった業界にエントリーすることに。面接もうまくこなせて採用まで辿りつくことができました。
自分だけでは見出せない選択肢を与えてくれるのが転職エージェント。
別の転職エージェントに登録してみた
転職エージェントに登録すると、そのオフィスまで足を運んで直接面談することになります。
これを嫌がる方もいますが、そのサービスが転職エージェントの利点の一つだと言えます。どのような求人がマッチするか。自力では難しい会社選びを担当者が吟味してくれます。
最初に登録した時、僕は余計な気を回して、担当者に転職についての考えを本音で語りませんでした。その結果、紹介される求人はしっくりこないものばかりでした。
「転職の方向性を見直したいと今更言い出せないよな」と思ったので、別の転職エージェントに登録してみることに。
キャリアアドバイザー(担当者)は変更できる
ちなみにの話ですが、転職エージェントは無料ではありますが、ほかのサービス業、美容室や習い事などと同じで担当者を変更できます。
理由もなく、気まぐれにころころ変更することはできませんが、この担当者だと転職活動がうまくいきそうにないと不安や不信を感じたら、変更してもらうことができます。
その要望は担当者とは別の窓口から伝えられるので気兼ねなくできますし、美容院でのチェンジのように前の担当者と顔を合わせるから気まずいというような状況にもなりません。
転職エージェント企業は利用者が採用されると、その採用企業から報酬をもらうことができます。採用につながる協力は惜しまないというわけです。
提案された仕事とは?
二度目の転職エージェントでも、登録後、日時を決めてオフィスで面談することになりました。
四十手前ほどの女性が担当者となりました。物腰やわらかそうな方でした。
話は、一度目の時と同じように前職についての話題から出発しました。今度は積極的に伝えようと決めていたので自分の情報について些細なことでも事細かに語りました。
僕は仕事のストレスによって精神疾患となって退職し、しばらく無職で療養していました。
転職して同じようなことにならないか不安でした。そのため、どんな仕事がしたいかという内容さえも具体的に絞れていませんでした。
そういう不安や悩みを担当者も察してくれているようで、丁寧に、そして慎重な態度で、前職での経験について尋ねたり、僕の特性を引き出すような質問をしたりして、親身に耳を傾けてくれました。
そのやり取りのなかで、次のような提案をされました。
「WEB企業はどうですか?」
「WEBって?」
「サイトの制作や運営、アプリ開発なんかをしている会社です」
「ネットについて詳しくないですし、専門的な技術もないですけど、大丈夫ですか?」
「WEB企業も、他の業界と同じでいろんな業務がありますから。
WEBデザイナーやITエンジニアのような技術職ではなく、編集やサイトの運営管理なら未経験でもチャレンジしやすいですよ」
その求人をいくつか見せてもらいました。どの会社も若いけれども、こじんまりとした働きやすい職場環境だと思います、と言っていました。
正直、WEB企業という発想はなかったので、すぐにエントリーというわけにもいきませんでした。
もちろんそれは担当者も分かってくれているのでいったん持ち帰ることになりましたが、帰宅して早くも僕は挑戦してみようかなという気持ちになり、その旨を担当者に連絡しました。
履歴書や面接対策
面談を終え、僕個人としてはかなり満足できました。これまでの転職活動は暗闇のなかで手探り状態でした。より良い転職のために、大きな一歩を踏み出せたという感じです。
面接を受けることが決まりましたが、その前に転職エージェントのサービスを使って対策しておくことにしました。
履歴書や職務経歴書のチェックと面接の練習をしてもらいました。それを通して「自分の見せ方」を学べたように思えます。
どのような経歴や職歴であれ、退職理由であれ、面接ではある意味「演出」が必要になります。もちろん詐称や嘘にならないような演出です。
そして肝心なのは、応募企業に合った「アピール」の方法です。どれだけよく見せても、相手企業の求める人材でなければ評価はされません。
それを自分で引き出すのは困難ですから、プロに任せると力強い味方となってくれます。
転職エージェントに登録するだけでなく、面接対策などのサービスを使うのは本当におすすめできます。
採用までの道のりが苦痛でなかった
いざ面接を受けに応募企業に行ってみると、エージェントの担当者が話していたように、こじんまりとした印象のオフィスで、なんというか、雰囲気的にアットホームな感じがしました。
採用担当官の方も、リラックスしてお話ししましょうといった言葉をかけてくれ、雑談的な形式で面接を行うことになりました。
全体を通してみれば、終始、和やかな面接でした。あまりに寛いだ雰囲気だったので、不採用だからてきとうに面接してるんだと思ってしまったくらいです。
僕は練習通り、精神疾患で退職したことなどは直接的な表現では伝えませんでしたが、履歴書を見ればどうしてもブランクがあいていますし、採用担当官の方もそれを察したみたいでした。
それで、途中その話題になりました。うまく切り抜けられるかなと僕は焦りだしましたが、採用担当官は、そういうのは問題にしないと言いたかったみたいです。
転職してきた社員のなかにも、うつ病などで前の会社を辞めた方もいるそうですが、今はうちで貢献してくれているし元気に働いていると話しました。
面接が終わりに近づいてくると、採用担当官の言葉の節々から、採用を前提にいろいろ質問されているようなという気がする発言が耳に入ってきました。
お互いに笑顔で面接が終了し、後日、一次選考の通過を知らされました。そしてその調子で二次面接も難なく通過。というか、二次面接は採用後の具体的な話をするような内容でした。
なんというか、これまでの転職活動と比べると、あっけないほど簡単に決まったという気持ちでした。
転職エージェントの評判はあくまでも参考程度に
どこの転職エージェントがいいのか?という評判は気になるところですが、あくまでも参考程度にする方がいいと思います。
「あそこのキャリアアドバイザーは全然親身になってくれない」と評判の悪そうな会社でも、登録すれば「この人、すごく頼りになって親切だなあ」という担当者に出会えるかもしれません。
「あそこは非公開求人も豊富で、いい求人を紹介してくれる」と評判の良さそうな会社でも「聞いてたのと違って全然じゃないか。この人、なんだかいいかげんだなあ」という担当者に出会ってしまうかもしれません。
結局、いい担当者との出会いにしても、いい求人との出会いにしても、巡り合わせの部分があるので、いつでも不確定要素があります。
時間も労力もかかるから慎重に選びたいところですが、とりあえず「ここでいいや」というエージェントに登録し、転職活動を本格的に開始するというのもありかと思います。
おそるおそる躊躇ないながら行動している時より、大胆に活動している時の方がよりより選択と出会える可能性がうんと高まるような気がします。