【経歴･状況別アンケート】転職の不安や悩み…転職経験者の本音回答

【経歴･状況別アンケート】初めての転職で不安

初めての転職活動はどうでしたか？	対象年齢:20代~30代
選択項目	回答結果全体100%
順調だった	15.8%
思っていたよりもうまくやれた	39.5%
思っていたよりも苦戦した	25.5%
かなり苦労した	19.2%

【調査概要】:運営サイトによる転職経験者200名へのインターネットアンケートの結果をもとに算出(2019年1月~2019年5月)

最初の転職を経験する人のなかで最も多く割合を占めたのは「思っていたよりもうまくやれた」の39.5%でした。

20代よりも30代の方が転職に苦労したと回答した比重が高かく、「順調だった」「思っていたよりもうまくやれた」という割合は20代の方が多かったです。

30代、40代など年齢的に転職が困難だとよく言われていますが、現在の求人状況的には30代、40代のニーズも高まり、転職しやすくなっています。

アンケートで、転職活動に苦労したと回答した30代の人は年齢やキャリア的な要素が原因だったのではなく、転職活動の方法がうまくいかなかったことも考えられます。次の「苦労した内容」のアンケートを見てみましょう。

転職活動のなかで苦労したことは何ですか？	対象年齢:20代~30代
選択項目	各項目100%(複数回答可)
履歴書や職務経歴書の作成	62.8%
面接の対策・選考	60.0%
自己分析･キャリアの棚卸し	54%
求人探し	47%
企業研究	39.5%
在職中による転職活動の労力	38%
転職活動に関わる費用	25%
退職の準備	12.7%

初めての転職活動で苦労したことで多いのは「選考」に関することとなっています。

履歴書や面接は学生時代の就活でも経験済みですが、職務経歴書の作成は初めてですし、面接にしても社会人経験者としてのアピールが必要になります。このへんを不安に感じた人も多いのでしょう。

求人探しについても、転職が成功するかどうかは企業選びにかかっているとも言えます。求人の探し方は求人誌、ハローワーク、転職サイト、転職エージェントと様々です。どれを使えばいいのかは、どのような企業を望んでいるか？といった将来のビジョンやプランによって変わってきます。

このように転職活動の進め方を一つずつ丁寧にこなしていきたいという人は転職エージェントを利用するのが役立ちます。転職活動の自己分析、求人探し、書類作成や面接対策までサポートしてくれます。

詳しく知りたい人は以下「転職の不安を解消する方法」を参考にしてください。

【経歴･状況別アンケート】第二新卒で転職が不安

転職活動はどうでしたか？	対象:第二新卒
選択項目	回答結果全体100%
順調だった	18%
思っていたよりもうまくやれた	42.7%
思っていたよりも苦戦した	31.1%
かなり苦労した	8.2%

【調査概要】:運営サイトによる転職経験者200名へのインターネットアンケートの結果をもとに算出(2019年1月~2019年5月)

第二新卒とは新卒から3年以内に退職し、再就職する人のことをいいます。

厚生労働省の「新規大卒就職者の離職状況(平成27年3月卒業者)」)という統計では、大学を卒業して三年以内に辞めた者は10人に3人ほどの高い値です。

第二新卒の転職は難しいという話はちらほら聞こえてきますが、このアンケートで見る限り、転職がうまくいったという割合の方が多い結果となっています。

第二新卒の人は経歴が浅いため、選考時、能力の高さや知識･技能を要求されることはあまりありません。それよりも将来性や可能性を見られています。それをどう表現するかがポイントになります。

25歳男性

書類選考の時点で何度も落とされ少し焦りましたが、ハローワークや転職エージェントにサポートしてもらい、職務経歴書や面接も少しずつ磨きがかかり、無事、働きたかった会社で採用されました。

社会人経験が少ない分、自身のアピールポイントを見つけ出すのが大変に感じる人も多いはずですから、自己分析を徹底し、それが相手に強く届くような伝え方の対策をしっかりしておきましょう。

また、新卒後3年以内に辞めてしまった転職理由を前向きな理由として説明する必要があります。そのためには将来のビジョンを明確にし、相手が納得できるように話さなければなりません。

こういう作業を自力で行うのは難しいですから、キャリアアドバイザーに履歴書作成のサポートや、面接対策を行ってもらうようにしましょう。

▼転職の不安を解消する方法▼

【経歴･状況別アンケート】転職回数が多いから不安

転職活動はどうでしたか？	転職2回目　対象年齢:20代
選択項目	回答結果全体100%
順調だった	20.8%
思っていたよりもうまくやれた	35.6%
思っていたよりも苦戦した	34%
かなり苦労した	9.6%
転職活動はどうでしたか？	転職3回目　対象年齢:20代
選択項目	回答結果全体100%
順調だった	14%
思っていたよりもうまくやれた	26.5%
思っていたよりも苦戦した	40%
かなり苦労した	19.5%
転職活動はどうでしたか？	転職4回目　対象年齢:20代
選択項目	回答結果全体100%
順調だった	2%
思っていたよりもうまくやれた	11%
思っていたよりも苦戦した	31.2%
かなり苦労した	55.8%

【調査概要】:運営サイトによる転職経験者200名へのインターネットアンケートの結果をもとに算出(2019年1月~2019年5月)

20代で転職回数が多い人の大部分が、苦労したと感じた結果となっています。

ただし、転職2回目の人については回答はそれほど偏っていません。この回数では、個人の取り組み次第、例えば選考での自分の見せ方･アピールの仕方が上手にできた人にとっては、それほど不利に感じにくいのかもしれません。

3回目、4回目になると、苦戦した割合が大きくなります。20代という短期間で何度も転職していると「うちの会社に入ってもまた辞めてしまわないか？」と応募企業に警戒されやすいです。

このイメージをどう崩すか。また、「どうして何度も転職を繰り返したのか？」というネガティブな問いに対して、どれほどアピールにつながるような答え方ができるのかがポイントになってきます。

 

29歳男性(転職2回目)

どの応募企業でも、何度も辞めた理由は必ず聞かれた。そのとき、相手の調子に付き合わないように意識して答えた。大事なのは、雇ってもらうこと。

 

28歳女性(転職3回目)

短い期間で退職してきたから、求人を探すとき、希望条件などこだわりはあまり持たないようにした。ただ、これまでの退職理由についてしっかり考え、もう二度と同じ繰り返しにならないような条件だけは譲らなかった。会社によっては経歴をそんなに気にしないところもあった。

転職を繰り返すうち、給与や労働条件などかなり妥協しないと採用されなくなる可能性もあります。結局、最後に入社した会社が最も辞めたくなるような企業で、しかし年齢的に辞められないから働き続けるしかない…なんてことになるとかなり大変です。

求人の高望みはできなくとも、企業情報をしっかり調べ、働き続けたいと思える会社を探す姿勢は崩さない方がいいでしょう。

▼転職の不安を解消する方法▼

【経歴･状況別アンケート】産後･子育ての復帰やワーキングマザーの転職で不安

転職活動はどうでしたか？	対象:ワーキングマザーなどの女性
選択項目	回答結果全体100%
順調だった	19.7%
思っていたよりもうまくやれた	36.5%
思っていたよりも苦戦した	23.8%
かなり苦労した	20%

【調査概要】:運営サイトによる転職経験者200名へのインターネットアンケートの結果をもとに算出(2019年1月~2019年5月)

厚生労働省が2018年7月に発表した「国民生活基礎調査」によれば、18歳未満の子どもを育てながら仕事をする女性が2017年に70.8%となっています。そのうち非正規雇用が37%、正規雇用が24.7%だそうです。

「思っていたよりもうまくやれた」という回答が最も多かったですが、「かなり苦労した」も20％ほどいます。これは選考でうまくいかなかったという理由だけでなく、家事や子育てをしながら転職活動が大変だったという理由も含まれているのでしょう。

産後や子育てからの再就職、ワーキングマザーの女性の転職では、子育てと両立しやすい体制をとった会社が見つかるか、職場の人間たちが育児に理解があるかなど求人探しで気を遣うでしょう。

女性専用の転職サイトに相談し、母親にも働きやすい求人を紹介してもらうのも一つの方法です。

29歳女性

子育てママ歓迎！という求人はたくさん見かけるけど、リアルな職場との温度差がどうしても気になる。だから、転職サイトのサポートスタッフに相談して、会社の実態をなるべく詳しく教えてもらってから応募した。

近年、女性や母親が働きやすいような社会環境が広まりつつあり、ワーキングマザーの女性もウェルカムだという会社も増えてきています。大事なのはそういう会社とのマッチングです。そこさえ慎重に行えば、転職活動での不安も大きく軽減できるでしょう。

【経歴･状況別アンケート】ブランク(うつ病などで休職･離職期間)があるから転職が不安

転職活動はどうでしたか？	対象:ブランクあり(療養などが理由の場合)
選択項目	回答結果全体100%
順調だった	24.2%
思っていたよりもうまくやれた	26.8%
思っていたよりも苦戦した	27.2%
かなり苦労した	21.8%

【調査概要】:運営サイトによる転職経験者200名へのインターネットアンケートの結果をもとに算出(2019年1月~2019年5月)

うつ病など療養のために退職した人のアンケートを見ると、転職活動に対する感想は個人次第という印象があります。

一口にブランクといっても、3ヶ月休んでいた人と半年や1年休んでいた人とでは、選考時にもかなり対応が違ってきます。

例えば半年ほどのブランクであれば、履歴書にもブランクがあったと記す必要はありません。その場合、面接で尋ねられた時にしっかり答えられる準備をしておくだけで大丈夫です。

半年以上や1年ほど休んでいた人は必ず説明を求められます。病気だったと正直に伝える場合には「今は元気だ」とアピールすることが大事です。

また、転職活動は元気な人でも疲れてしまうものです。あまり根をつめすぎず、焦って採用されようと頑張りすぎないことも大切です。できればゆっくり準備をはじめ、少しずつ心身を慣らして転職活動を本格的に始めるようにしましょう。

27歳男性

うつ病で退職。ブランクが短かったので、退職理由で病気で辞めたとは書かなかった。

 

29歳女性

前職の仕事内容がうつになった原因だったから、もうすぐ30になるけれど、思い切って未経験職種にチャレンジしてみた。今は元気に働けている。

うつ病などでブランクのできた人は求人選びにはこだわりましょう。自分の特性や能力に合った会社を探し、働き続けられることを第一に考えるのもいいでしょう。

▼転職の不安を解消する方法▼

【経歴･状況別アンケート】ニート･無職だったから転職が不安

転職活動はどうでしたか？	対象年齢:20代~30代
選択項目	回答結果全体100%
順調だった	10.9%
思っていたよりもうまくやれた	19.7%
思っていたよりも苦戦した	43.8%
かなり苦労した	25.6%

【調査概要】:運営サイトによる転職経験者200名へのインターネットアンケートの結果をもとに算出(2019年1月~2019年5月)

このアンケートは転職経験者が対象になるため、ニートや無職だった人というのは一度は社会人経験のある方を意味しています。長期的なブランクといったカテゴリーです。

「思っていたよりも苦戦した」「かなり苦労した」と回答した人が多い結果となりました。

転職活動のなかで苦労したことは何ですか？	対象年齢:20代~30代
選択項目	各項目100%(複数回答可)
履歴書や職務経歴書の作成	64%
面接の対策・選考	65.7%
自己分析･キャリアの棚卸し	50.2%
転職活動の労力	51%
転職活動に関わる費用	42.5%

この表では転職活動で苦労した内容で、特に割合の高いものだけをピックアップしていますが、やはり、選考に関わるものが多いです。

そのほか「転職活動の労力」の回答率が高いのは、しばらく仕事から離れていたため、適応するのに疲れを感じる人も多いのでしょうし、転職活動が長引けば長引く分だけ出費がかかるので経済的な不安を感じた人も少なくありません。

短期的に転職を成功させるためには「選考前の徹底した準備」が大事になってきます。

一概にはいえませんが無職期間が長いと選考で不利な判断をされやすいため、それを打ち消すような熱意や魅力、ずっと働き続けますといった決意を採用担当官に伝えなければなりません。ある種のパフォーマンス力が必要です。

おすすめとしては「ハタラクティブ」のような社会人経験ゼロでも使える転職サイトを利用することです。経歴を問わず人柄重視の求人を紹介してくれます。自己分析や面接対策もサポートしてくれます。

【経歴･状況別アンケート】フリーター･派遣社員から正社員への転職が不安

転職活動はどうでしたか？	対象年齢:20代~30代
選択項目	回答結果全体100%
順調だった	16%
思っていたよりもうまくやれた	38.8%
思っていたよりも苦戦した	25.1%
かなり苦労した	20.1%

【調査概要】:運営サイトによる転職経験者200名へのインターネットアンケートの結果をもとに算出(2019年1月~2019年5月)

フリーターや派遣社員から正社員へと転職した人のアンケートですが、「思っていたよりもうまくやれた」が多く、その理由として、フリーターや派遣社員に特化した転職サイトが活発になりつつあるからかもしれません。

フリーターでも将来性に期待し、育てていこうという人柄重視の企業も多数ありますが、問題はそのような会社との出会い方です。迂闊に求人選びをしてしまえば、ブラック企業のハズレくじを引いてしまいかねません。

その点、フリーターに特化した転職サイトを使えば、優良企業を厳選して紹介してくれるので安心です。

26歳男性

10社くらい書類選考で落とされたとき、このままバイト生活を続けようと思ったが、書類選考のない求人がたくさんある転職サイトを知った。それを使いだしてから、内定をもらえるまであっという間だったから正直驚いた。

 

28歳女性

大学卒からほぼ派遣だけで暮らしてきた。正社員登用を考えたこともあったけど、働いているうち、望む条件が出てきて、いろんな求人を探してみた。面接も最初「どうしてずっと派遣だったの？」みたいな質問で冷や汗ばかりかいていたけど、いろんな人にアドバイスをもらうことで堂々と対応できるようになった。

「ニート･無職」のところでも触れましたが、「ハタラクティブ」のような転職サイトを利用すると、転職活動がスムーズに進められます。書類選考免除の求人も多数ありますし、内定率もかなり高いです。

書類選考で落とされて悩んでいる人や、正社員への転職活動が初めてで不安だという人はぜひ試しに使ってみてください。

【経歴･状況別アンケート】高卒などで転職が不安

転職活動はどうでしたか？	対象年齢:20代~30代
選択項目	回答結果全体100%
順調だった	10%
思っていたよりもうまくやれた	31.9%
思っていたよりも苦戦した	27%
かなり苦労した	31.1%

【調査概要】:運営サイトによる転職経験者200名へのインターネットアンケートの結果をもとに算出(2019年1月~2019年5月)

高卒などの学歴で転職した人のアンケートでは、ある程度、転職の感想にはばらつきがるように思えます。

例えば20代後半や30代の求職者であれば、学歴ではなく職歴が重要になってきます。これまで仕事でどのような取組みをしましたか？どんなスキルを身につけましたか？どんな力がうちの会社で役立てられそうですか？といったことを問われます。

もちろん応募条件に「大卒以上」という条件をつける企業もありますが、学歴を問わない優良企業もたくさんあります。ただ、応募者が集中しやすい可能性もあり、選考で突破するための対策が念入りに行う必要があります。

転職活動のなかで苦労したことは何ですか？	対象年齢:20代~30代
選択項目	各項目100%(複数回答可)
履歴書や職務経歴書の作成	63%
面接の対策・選考	61%
自己分析･キャリアの棚卸し	51.6%
求人探し	50.9%
企業研究	28.5%
在職中による転職活動の労力	26%
転職活動に関わる費用	22%
退職の準備	10.2%

学歴で不安という人は「ハタラクティブ」「就職shop」といった人柄重視の求人を紹介してくれる転職サイトを利用しましょう。

書類選考なしの求人もありますし、転職活動のはじめからおわりまで担当スタッフがサポートしてくれます。

経歴･状況による転職の不安を解消したいなら『転職エージェント』を利用してみる価値あり

ここまで経歴･状況別に転職の不安･悩みに関する転職経験者のアンケートを見てきましたが、活用できるものはすべて活用して転職に取り組んだ人は転職活動に成功しているような印象があります。

履歴書作成がうまくできるか？こんな自分でも採用されるのか？理想の求人に出会えるのか？こういった分からないことに対して不安が生じますが、これを自力で払拭するのはほぼ不可能といえるでしょう。

そういうとき、転職をサポートしてくれる「転職エージェント」のようなサービスを利用すると、転職活動が全然違ったものになります。転職のプロが転職に関するすべてのことをサポートしてくれるので、当然といえば当然です。

正直、転職エージェントは使わないと損だといっても過言ではありません。真剣に転職に取り組んだ人は必ず一度は転職エージェントを活用しています。

転職での不安や悩みを相談するだけでも利用できるのでぜひ使ってみてください。

まとめ

今回は経歴･状況別に転職の不安とその解消法を、転職経験者のアンケートをもとにご紹介しました。

過去の経歴や今の状況で、思い切って転職に踏み出せないという人もいらっしゃるでしょうが、転職はよりよい生活を作っていくためのチャンスです。ただ、大事なのは、転職活動のやり方、進め方です。この点にブレがなければ、思っていた以上にうまく転職することもできます。