履歴書【健康状態】記入はこれが正解!病気でも『良好』と書ける
履歴書の種類によっては「健康状態」欄があります。
持病や骨折・腰痛、入院経験。そのほか精神疾患や、病気ではないですが発達障害など。また、現状は元気だけど最近まで病気だった、などなど。
そういった様々なケースをどのように書けばいいのか。病歴があると採用や不採用に影響があるのか。
今回は健康状態の書き方や気になる点について書いていきます。
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履歴書で健康状態を知る目的とは?
なぜ健康状態の記入欄があるのか。その理由を知ることで、書き方が見えてきます。
一定基準の業務ができるか
採用後、業務に支障があるのが発覚しては雇い主も雇われた方も、お互いに困ることになります。そうならないように事前に質問しているわけです。
業務への配慮のため
企業によって要求する業務レベルや業務内容は様々。
採用後のことを想定し、能力を最大限に発揮できる環境づくりのために健康状態を事前に確認することもあります。
健康状態による採用・不採用の影響は?
求められている業務が病気などのせいでまったくできないというような状態であれば、当然、不採用になります。
そうでない場合、健康状態が選考の判断材料のなかでは小さなものになると考えていいでしょう。
どんな状態なら「健康」なのか?(鼻炎/ヘルニア/アトピー/アレルギー/喘息/高血圧/腰痛など)
健康ですか?と尋ねられても、健康と答えていいのかどうか、その基準が分からない場合もあるはず。
例えば以下のような場合、現在支障がなければ健康扱いです。
- 身体が弱くて、前職で何度か休ませてもらった
- 病気が理由で退職したが、今は完治している
- 過去に大きな病気を患ったが、今は完治している
- 花粉症や鼻炎、腰痛やアトピー性皮膚炎、高血圧などの持病がある
「まあ、よっぽどのことがない限り、ふつうに働ける」という場合には健康扱いということです。
健康な場合の書き方は「良好」とアピール
健康の場合「良好」と書いておけばオッケーです。
そのほか「健康状態は良好です。前職でも3年間無欠勤でした。」というような健康アピールもできますが、そこまでする必要はありません。
健康状態欄がない履歴書
健康状態欄がない履歴書も存在します。その場合にはわざわざ健康状態を書く必要はありません。
業務に支障が出そうな持病や病歴など、嘘をついたらどうなる?
業務に支障がありそうな持病や病歴のある方は履歴書の健康状態欄にきちんと書く必要があります。
健康状態欄のない履歴書を使用する場合でも「本人希望記入欄」などに一筆添えておくといいでしょう。
持病や既往症の書き方(良好以外の場合)
先述のように持病や既往症(過去に患った経験のある病気)があったとしても、業務に支障がなければ「良好」と書きます。
もし持病や過去の患った病気がもとで業務に支障が出そうだという方は書いておきましょう。
「通常業務に支障はありません。持病の腰痛があり、重い荷物を持てません。」
病気など快復しているが、定期的に通院のために休む必要がある場合
「良好で業務に支障はありませんが、月に1度、定期健診のため通院が必要です。」
働く時、どういう配慮をしてほしいかを記入しておきます。
ただ、上のような方でも、その通院が休日などであり、業務に支障がなければ、書く必要はないでしょう。
どうしても平日の業務を休んで通院が必要といった状況であれば書いておきましょう。
うつ病など精神疾患は詳しく書いた方がいい?状況別の書き方
以下で、詳しい書き方を状況別で見ていきます。
完治しているうつ病など
もし完治しているなら「良好」と書きます。
退職理由がうつ病などの原因であっても、それは伏せておきます。できるのなら、面接で退職理由を尋ねられた時も、何か別の理由で辞めたことにしましょう。
精神疾患で定期的に通院中の場合
もし通院が休日などの業務外であれば「良好」で問題ないです。どうしても業務時間内に通院しなければならない場合には書いた方がいいです。
良好。(業務に支障のない疾患があり、月1回通院が必要です。そのため月に一度の午前休を希望します。前職では残業などで対応し、病欠や予定外の欠勤はありませんでした。)
このように病名は書かず「疾患」などという表現に変えた方がいいです。
ただし、病気とは何だ?と質問された場合、嘘の病気を答えるのはやめておきましょう。
相手が精神疾患についてどれほど理解があるか分かりません。うつ病と聞いただけで心配されるケースもあるので、問題なくバリバリ働けるとアピールする表現を選びましょう。
発達障害の場合は?
発達障害といっても種類や程度が様々です。
基本的には触れないように書いていきます。ただし、発達障害を示して企業側に理解してもらわないと働くのが困難な場合の対応は違ってきます。
そういう方はまず、発達障害をお持ちの方の就職サポートサービスを利用して相談するのがいいでしょう。
職歴欄の退職理由は「病気治療により退職」と書く?
病気がもとで退職した場合、履歴書の「学歴・職歴」欄にどのように書くのか。
基本的には「一身上の都合により退職」と書きます。
せっかく健康状態欄で「良好」と書いているのに、職歴に病気だったと示してしまえば、余計な説明を求められてしまいます。
病気退職後、長期間、療養のためにブランクがある場合
2018年1月 病気治療のため退職(8月28日現在、完治)
例えば2018年1月から1年半余りを、病気治療で無職だったとします。「一身上の都合により退職」と書けば、書類選考では謎の空白期間に見えてしまいます。
面接でも尋ねられることでしょうから、このような場合には上のような書き方をするといいでしょう。
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まとめ
今回は履歴書の健康状態欄の書き方でした。基本的には「良好」でオッケーです。
持病や既往症があっても業務に支障がなければ、良好で問題ないです。
もし採用後、業務に支障が出てしまう心配があれば、正直に伝えておきましょう。
何より、無理して働かないことが大切です。せっかく治りかけていた病気が再就職を急いだせいで、ぶり返してしまったというケースも起こり得る話です。
健康に不安がある方は転職活動を始める前にしっかり療養して万全の状態を整えてから臨みましょう。