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履歴書・職務経歴書

【派遣から正社員の履歴書】職歴・志望動機をタイプ別例文で簡単解決

派遣社員から正社員になって働きたいけど、転職活動がうまくいくか不安しかない…。

例えば長年派遣を続け、そろそろ正社員になりたいと就活を始めた方。

派遣元や派遣先が複数でごちゃつき、読みやすく書く方法が分からない。また、志望動機をどのように書けば効果的にアピールできるか分からないなど悩んでいないでしょうか。

今回は派遣社員の方のための転職用履歴書の書き方を紹介します。

職歴の書き方(7パターン)

確認

派遣の働き方にはいろんなケースがあります。いくつもの企業で働いたり、派遣元の会社を複数登録していたり、と。

どのような職歴にも対応できるように7タイプの事例を紹介します。

1,基本例文

学歴・職歴
                 職歴
平成〇〇 株式会社〇〇(派遣元)より△△株式会社(派遣先)に事務スタッフとして就業
平成〇〇 派遣期間満了のため退職

もし派遣先の数が少なくスペースに余裕があるなら、なるべく部署名や業務内容などを書いておいた方がいいでしょう。詳しい書き方は2で説明します。

派遣社員の場合は「入社」ではなく「就業」というような表現を使うんですね。
注意しないといけないのは「派遣元」と「派遣先」が分かるように書くこと。

辞める理由は通常「派遣期間満了により」となりますが、派遣期間の途中で自主的に退職した場合は「一身上の都合により」となります。

また、リストラや倒産など会社の都合では「会社都合により」と書きましょう。

2,部署名や業務内容などを書く

学歴・職歴
            職歴
平成〇〇 株式会社△△ 派遣社員として就業(派遣元:株式会社〇〇)
 所属部署:第一営業部
 職務内容:営業事務、顧客支援業務を行う
平成〇〇 派遣期間満了につき退職

職歴欄に余裕があるのであれば、このような説明を付け足すと読む側も情報を把握しやすいです。

3,「派遣先」が複数ある場合

学歴・職歴
                  職歴
平成〇〇 株式会社〇〇(派遣元)より△△株式会社(派遣先)に就業 (平成〇〇年〇月まで)
平成〇〇 株式会社□□ (派遣先)に就業 (平成〇〇年〇月まで)
平成〇〇 派遣期間満了につき退職

派遣先一社につき一行ずつ「いつからいつまで」働いたのかを記します。詳しい内容は職務経歴書の方に回します。

この書き方でも、派遣元・派遣先の区別がつくように記入しましょう。

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4,「派遣元」が複数ある場合

学歴・職歴
          職歴
平成〇〇 株式会社△△に派遣登録 (派遣先:株式会社〇〇)
平成〇〇 派遣期間満了のため退職
平成〇〇 株式会社□□に派遣登録  (派遣先:株式会社××)
平成〇〇 派遣期間満了のため退職

いくつもの派遣会社に登録し、派遣元が変わった場合もきちんと明記します。

派遣元・派遣先の両方とも複数あってまとめきれない場合はどうすれば?
その場合には履歴書に「派遣元」を中心に書くというのも一つの手です。
「派遣先」については、職務経歴書で説明します。ただし、「上記以外の派遣先については職務経歴書に記載しております。」などその形式に応じた一言を添えておきましょう。相手も誤解しにくくなりますから。

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5,短期就業が多い場合

学歴・職歴
                 職歴
平成〇〇 〇〇 株式会社〇〇(派遣元)より△△株式会社(派遣先)に事務スタッフとして就業
平成〇〇 〇〇 派遣期間満了のため退職
  上記以外の短期就業内容は職務経歴書に記載しております。

短期就業も全て、文書のどこかに記しておくのが原則です。

履歴書・職務経歴書どちらにも書かなければ空白期間ができてしまい、余計な疑問を抱かれることになります。

しかし、短期就業まで書けば履歴書が散らかり、そのうえアピールとしても使えません。そんな時は、職務経歴書の方に回せばよいです。

6,アルバイト経験あり

アルバイト歴が長く、派遣の仕事は短いから、アルバイトも書きたいという方もいるでしょう。

原則、アルバイト経験は書きませんが、応募する企業にアピールできると判断した場合、書くのもありですよ。

もしアルバイトを書く時は「入社(アルバイト)」を忘れないようにしてください。

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7,派遣先で契約社員・正社員になった経験あり

派遣社員から正社員を目指す一つの方法が、紹介予定派遣という制度です。

紹介予定派遣は、正社員や契約社員に雇用されることを前提にしてある期間を派遣社員として働き、その後、うまく採用されれば直接その企業に雇用してもらえる仕組みです。

それを使って、契約社員・正社員になって退職した方の職歴はどう書けばいいのか?

学歴・職歴
                 職歴
平成〇〇 株式会社〇〇(派遣元)より株式会社△△(派遣先)に事務スタッフとして就業
平成〇〇 株式会社△△ 正社員として登用
  〇〇支社 営業部に配属
  一般事務として、電話・来客対応、データ処理、書類管理等を行う

正社員と派遣社員とでは、業務内容に変化があるでしょうから、新しい部署名や業務内容を書いておく方がいいです。

志望動機はまず正社員になるメリットとデメリットから知る

メリットデメリット

志望動機を書く前に派遣社員と正社員の違いについておさえておきましょう。

その違いを知ることで、何を書けばいいかがはっきり見えてきます。

違いですかあ…。それって、派遣社員は正社員と違って、雇用契約を人材派遣会社と締結しているとかそういう話ですか?
まずはそこから始めましょう。対する正社員とは正規雇用で企業に雇われた労働者のこと。
雇用期間の定めを持たず、所定労働時間をフルタイムで勤務するのが一般的。基本的に定年までの長期契約です。
なんだかまどろっこしいですね。
でも改めてそれについて考えるのは重要なんですよ。じゃあ、そんなに急かすのなら、正社員になるメリットは何か答えてみてください。
そうですね…安定してるとか?
その答えは3点です。
すみません。
例えば次のようなことが正社員のメリットと言われています。
  • 昇給、ボーナス、退職金がもらえる
  • 住宅手当、産休などの給付金がもらえる
  • 有給がある
  • ローン審査の信用性が高い
  • 長期雇用
え?僕の言ったとおり、これって安定じゃないですか。
まあ、待ってください。それじゃあ聞きますが、君の思う正社員になるデメリットは?
そりゃあ、責任が重くなるとかですよ。
それも3点の答えです。
さっきから何なんですか。
正社員になるデメリットは次のようなものですよ。
  • 責任が重い
  • 業務内容が広くなる
  • 残業がある
  • 仕事内容を選べない
  • 長期的な人間関係の構築が必要
こっちも当たってるじゃないですか。
君の答えは世間的な正社員になるメリット・デメリットとしては正解ですよ。でも、ぼくは君を転職活動者として質問したんですよ。

ポイントになるのが「就職活動中だけ、正社員になるメリットとデメリットをひっくり返しておく」ということです。

履歴書や面接で、正社員は福利厚生がちゃんとしているからなどと間違っても言わないように。
その反対に、正社員になるデメリットをメリットと考えて志望動機なんかを書けばうまく仕上がりますよ!
なるほど、そういうことですか!

これから詳しく見ていきましょう。

志望動機の書き方

履歴書

先述のように履歴書を書くにあたっては「正社員になるデメリットをメリット」と考えることが大切です。

  • 責任が重い
  • 業務内容が広くなる
  • 残業などがある
  • 仕事内容を選べない
  • 長期的な人間関係の構築が必要

これをうまく利用して志望動機に混ぜ込みます。

例えば、正社員になるデメリット「責任が重い」なら「派遣社員としての業務には限界があり、将来責任あるポジションで仕事をやっていきたい」と書けます。

くれぐれも「安定しているから」とか「給料がいい」と書かないようにしましょう。特に給料に関しては、正社員よりもばりばり稼ぐアルバイターがこの世にはたくさんいますから。

志望動機の見本例

派遣社員として六年間、数社で事務業務を担当してきました。正社員に比べて業務の範囲が限られており、自ら課題を発見し、その解決に尽力したいという思いが強くなりました。貴社の業務内容である市場開拓・調査、プレゼン資料作成については2年間の経験があり、貴社で活かせると考えています。貴社においては、役職や立場に関係なく全社員が会社の成長のため、責任を持って業務に取り組んでいるとホームページで拝見しました。私もぜひその一員となり、実績を作り上げていきたいと思い応募いたしました。

見本例を解体すると次のような流れになっています。

  1. 派遣社員の仕事内容:「派遣社員として六年間~」
  2. 正社員になりたい理由:「正社員に比べて業務の~」
  3. 経験から役に立つこと:「貴社の業務内容である~」
  4. 貴社の魅力や特徴:「貴社においては~」

この例文で、正社員のデメリットをメリットとして書いてあるのは2の部分です。

「正社員に比べて業務の範囲が限られており、自ら課題を発見し、その解決に尽力したいという思いが強くなりました。」と正社員になる必要があるのだとアピールしています。

なぜ正社員なりたいのか、なぜ派遣社員のままではだめなのかを説明するのが大切なんですね。
そうです!面接でも質問されるので、しっかり考えておきましょう。

1~4までの詳しい書き方については以下の記事で紹介しています。

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派遣社員だからこその経験をチョイス

僕は派遣社員ってだけで、尻込みしてしまうんですよね…。
派遣の経験しかないからといって、自信なさげになる必要はありません。
でも、採用担当官にどう思われてるのか気になります。
大丈夫。派遣社員だからこそアピールできることもありますから!
どういうことですか?
志望動機を作成するにあたって、正社員では経験できないこと、派遣社員だからこそ経験できたことについて考えてみるのも役に立ちます。

派遣社員なら、多くの企業で働いたことをプラスにアピールできます。たくさんの現場、たくさんの働き方を経験するというのは正社員にはできません。

短期間で次から次に別の職場に移り、ましてや活躍できていたとすれば

  • 順応性が高い
  • 技術習得や問題解決能力にたけている
  • 人間関係の調整力が高い

など様々な長所につなげることができます。

また、有名企業や人気企業に派遣社員だからこそ働けた、という経験も役立ってくれるかもしれません。

ただし、どの経験がアピールにつながるかを吟味し、チョイスする必要があります。
「いろんな仕事ができる」と主張しても、応募企業がそのような人材を求めていなければアピールにはならないからです。

まずは応募企業について調べ、相手が「おっ!」と思ってくれそうなポイントは何かと予想して、それに合った経験、身につけたスキル・知識を選び取りましょう。

書類選考なし!履歴書の解決は転職エージャントを使うと便利

握手

派遣社員用の転職エージェントを使えば、一次の書類選考なしでいきなり面接を受けられるところが多いです。

転職エージェントは、自力では何かと厄介な転職活動を最初から最後まで、転職のプロがサポートしてくれます。

  • 希望条件にマッチした求人紹介
  • 書類の添削・面接対策
  • 面接の日程調整
  • 給与や労働条件の交渉を代行

もし転職エージェントを使わない場合、理想的な条件の求人を膨大な求人のなかからたった一人で探さなくてはいけません。

時間をかけて見つけたとして、はたして採用されるかどうか…。

転職エージェントを利用するだけで、あなたに本当にマッチした求人が見つかる可能性がグンと上がるばかりか、採用率も格段に高まります。

転職エージェントのサービスはすべて無料です。これを読んだらまず登録してください!そうすれば、自力での転職活動がどれほど損するところだったか実感するはずです。

まとめ

なぜ派遣社員をやっていたのか、なぜ正社員になりたいのか。派遣社員の経験から得たものは何か。そのなかで応募する企業で活かせるものは何か。

そういった質問をいったん自分に投げかけ、じっくり悩む時間を作ると、いざ書き出す時にはすらすら書くことができます。

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