転職エージェントの疑問点を片っ端から調べてみた
転職エージェントを使う前、それについての疑問や不安をすっかり解消したうえで登録しようと思いました。
「ずっと無料で利用できるの?」といった基本情報から「採用されてすぐに辞めてもトラブルにならないの?」といったケースまで、気になる点がたくさん思い浮かびました。
その調べた結果や実際に登録して分かったことなどをまとめてみようと思います。
転職エージェントの?を解決【基本編】
ここでは転職エージェントについての一般的な疑問をできるだけ挙げていきます。
無料なの?
文字通りの無料です。
登録はタダなのに採用後に料金発生などといった騙しもありません。
転職エージェントは採用企業から報酬をもらうので、利用者に対して費用を請求することはいっさいないです。
年齢制限はあるの?
ありません。
転職エージェントは20代から50代まで幅広い年齢層の利用者がいます。
それぞれの現状に合った転職エージェントを活用するのがいいでしょう。というのも、転職エージェントによって特徴が違います。
20代中心の登録者を求める企業が集まるようなエージェントでは、40代、50代の求人数は少ないと思います。もしそういった求人状況などが気になれば登録前に問い合わせてみるといいでしょう。
とりあえず登録するだけでもいい?
オッケーです。
転職活動は準備の段階から時間がかかります。なので「さあ、本格的に職探しを始めよう」という段階より早い時期から登録しておくと、スムージに取り掛かれます。
複数の転職エージェンを掛け持ちできるの?
できます。
いくつかの転職エージェントを併用して活用する利用者も多いです。一般的な就活と同じように、内定の重複などにしても適切な対応さえとれば余計な心配なく使えます。
担当キャリアアドバイザーのチェンジはできる?
できます。
転職エージェントは登録者が採用されるとその企業から報酬をもらうという仕組みになっています。チェンジは採用のためのサービス改善となりますから、快く引き受けてくれるでしょう。
地方在住者でも登録できるの?
できます。
転職エージェントのオフィスは各地方の都市部に拠点があることが多いです。
面談や面接対策などオフィスに足を運ぶのが基本ですが、オフィスから遠方の地方在住者の方は電話面談等で対応してくれます。
他の地域の求人紹介はしてくれる?
してくれます。
上京や転居などのため、身近な地域ではなく別地域で職を見つけたい方もそれに応じた求人を紹介してくれます。
在職中に登録してもオッケー?
オッケーです。
転職活動者の多くが在職中に就職活動を始めます。
仕事をしながら転職活動のスケジュール管理をするのは大変ですが、面接の日程調整なども転職エージェントが引き受けてくれます。
転職エージェントの?を解決【こんなケースは?編】
登録後を想像してみた時、こんな場合にはどうなるのかな?という疑問も出てきます。
ここではそれを想定して疑問を挙げていきたいと思います。
職歴や経歴で相手にされないことはあるの?
転職エージェントでは、求職者と企業の両方が希望条件を設定しているため、求人とマッチしなければ希望通りの紹介をされないこともあるでしょう。
しかし、前職の経歴が立派でないから登録できないということはありません。
企業によってそれぞれ求める人材が違っています。バリバリのキャリアを持った転職者を欲しがる企業もあれば、未経験者でも歓迎の企業もあります。
派遣社員やフリーターや無職でも登録できるの?
転職エージェントによりけりですが、基本的に「正社員からの転職」が前提にあります。
有名な転職エージェントでは登録を断られることもあるそうです。
派遣社員やフリーターの方などを対象とした転職エージェント企業もありますので、そちらを利用した方がいいでしょう。
保育士などの専門職でも紹介してくれるの?
医師や看護師や保育士などの資格を要する専門職では、そのジャンルだけで独立した転職エージェントが存在します。
例えば『マイナビエージェント』には一般的な転職とは別に「マイナビ看護師」「マイナビ保育士」「マイナビ会計士」といった専門サイトが用意されています。
そこに登録すると、その分野専門のキャリアアドバイザーがサービスを提供してくれます。
自己分析など相談だけしたいけど大丈夫?
相談だけでもかまいません。「とりあえず話だけ聞きに行ってみるか」というスタンスで利用する方も大勢いるようです。
ただし、転職エージェントの使用は求人を紹介してもらうのが前提ですから、あからさまに「紹介はいりません、相談だけでも大丈夫ですか?」などと言わないようにしましょう。
面談で本音で正直に話してもいい?
転職エージェントは企業側ではなく、利用者よりの立場にいる存在だと思います。キャリアアドバイザーとの面談は企業面接の前段階ではありません。
しかし本音で話すといっても、その内容にもよるでしょう。
例えば退職理由を正直に語っているつもりが、単なる会社の愚痴になっている場合、生産的な面談にはなりません。
ただ、思っていることをきちんと伝えることは大事です。相手がどれだけプロといっても、肝心なことを話さなければ、こちらの意図は伝わらないですから。
転職エージェントは複数あって替えはきくので、一度くらいは思うがままに話してみるというのもありでしょう。
うつ病だった病歴などは話した方がいい?
これは個人の考えや状態によりけりです。
第一にうつ病で心身が不安定な状態での転職活動は控えた方がいいと思います。
しかし、経済事情などどうしても転職先をすぐに見つけなければならない場合、僕ならキャリアアドバイザーには黙っておきます。
もしうつ病だったけど今は快復しているのなら、個人の判断だと思います。
再発するのが心配だとか理由で、そういう点が企業選びに関わってくるなら、正直に伝えてみるのもいいかもしれません。
転職エージェントは一時中断・退会はできるの?
一時的に中断することも、気に食わずすぐに退会することもできます。
エージェントによって方法は違うかもしれませんが、担当のキャリアアドバイザーにメールしたり、退会のページから手続きしたりすると完了です。
それらは珍しい話ではないので、気兼ねする必要はありません。
サポート期間はどれくらいなの?
転職エージェントによりますが、平均3ヶ月くらいの所が多いみたいです。
自分で企業を探してエントリーし、面接日の調整をするとなると3カ月以上かかることも予想されますが、そういったほとんどの作業を転職エージェントがしてくれます。なので、3ヶ月でも短すぎることはないと思います。
ただ、事情があって長期的な転職活動になりそうな方もいるはず。
調べてみると、リクルートエージェントやDODAは3ヶ月でしたが、マイナビエージェントやtype転職エージェントは「無期限サポート」と書いてありました。
採用後すぐに会社を辞めると損害賠償される?
されません。なんとなく嫌だったから辞める場合にせよ、病気などの退職の場合にせよ、利用者は何も気にせず辞められます。
転職エージェントの報酬は採用企業からもらいます。どちらの側もビジネスですから、早期退職者が出ることは想定内です。
そういった状況を考慮した契約を結んでいますので、転職エージェントも採用企業も、利用者に対する支払い義務などはいっさいありません。
面接辞退はできるの?
できますが、緊急的な理由でない限り、避けた方がいいです。
これは転職エージェントに限らず、面接を辞退するというのは迷惑をかける行為です。
どうしても断りたい場合には適切な対応をしましょう。
内定は辞退できるの?
できます。
一つの転職エージェントを使う場合にもいくつかの企業にエントリーします。また、複数の転職エージェントを利用することもありますし、転職エージェントと転職サイト両方を使うこともあります。
これは一般的な就活と同じで、たくさん内定をもらうことができたら、残りは断るしかありません。それは仕方がないことなので、マナー違反ではありません。
いくつかの転職エージェントに登録していて他で内定とってしまったらその旨をきちんと退会しましょう。
ただし、内定後、入社直前に辞退するのは多大な迷惑をかけることになりますからやめましょう。
まとめ
転職エージェントの疑問点を思いつく限り挙げてみました。これでも足りないという方は転職エージェントに問い合わせてみるといいでしょう。
僕個人の経験から言えることは、使って損はないということです。うさんくさいサイトに登録するわけでもありませんし、登録後課金システムだったなんてことも絶対にありません。
ふつうの転職活動と同じく、転職エージェントを使ったからといって、特別なルールづけをされることもありません。
気軽に、てきとうな感じでも使えるものなので、利用できるものは利用して転職活動を終わらせてしまいましょう!